月別アーカイブ: 2016年1月

TONE モバイル その1 基本プランの「電話サービス」とオプションサービスの違い

今まで紹介してきた、格安SIMとは違った方面からスマホを安く持ちたいユーザーに向けてアプローチしているのが「TONE モバイル」です。プランが1つしかなく、その料金も月額1,000円(税抜き 以降の金額表示も同様です)というのですから、格安でスマホを維持したいという方が色めき立つかも知れません。

サイトの方でもかなりシンプルなキャッチフレーズでまとめられており、ネット上でよく見掛ける広告バナーの中には以下のようなポイントでアピールしているのが目に付きました。

01.シンプルな料金プラン
02.充実のアフターケア
03.ガラケーのような使い心地

このようなセールスポイントになっています。そこでここではこのポイントに乗るような形で「TONE モバイル」について紹介していきたいと思っています。まずは料金プランの内容について迫っていきましょう。「TONE モバイル」の基本料金1,000円でできるサービスについて箇条書きにしてまとめてみましたのでまずはその内容を御覧ください。

・ドコモ回線によるデータ通信が最大500-600Kbpsで楽しめる
・050番号がもらえるデータ通信を利用したIP電話が利用できる(通話料は別料金)
・メールは各種メールが設定さえすれば利用できる
・電話やスマホの画面を使ってのサポートを無料で受けられる
・TSUTAYAと連携したTポイントおよび各種サービスがある

ここで注意しておきたいことは、基本料金で使える「電話」とは、050番号を持つインターネットのデータ通信を利用したIP電話のことだということです。私たちが携帯電話として使っている電話というのは音声専用の回線としてその昔の「自動車電話」のサービスからの歴史があるサービスで、今では固定回線の代わりとして使っている人が多いなどある程度の信頼性が確保されています。

050から始まるIP電話では、インターネット自体が不具合で止まってしまった時に使えなくなることもありますが、もし「TONE モバイル」の方で極端な速度規制が行なわれた場合、自分や相手の声が遅れて聞こえてきたり、音自体が聞き取りずらくなる傾向が、従来の携帯電話よりあるかも知れないことはしっかりと把握しておいた方がいいと思います。もちろん、090など携帯番号と同じ電話専用問線を持つことも「TONE モバイル」ではオプションを追加すれば可能です。

それが「TONE モバイル」が用意したオプションの1つである「090音声オプション」です。月額は953円と他社の追加金額より少々高いですが、このオプションを契約すれば今の携帯電話の番号をそのまま使うことができるようになります。また、基本料金では電話番号あてにメッセージを送ることができるSMSオプションも付いていないので、今までメールは相手の電話番号に直接送っていたという方は注意しましょう。

SMSをどうしても使いたい場合は月額100円で入れるオプション「SMSオプション」を追加するか、「090音声オプション」953円を追加するかということになります。もし今までの電話番号でメッセージを送りたい場合は「090音声オプション」を付けてMNPすることが必要です。これまでの番号を変え、通話は050番号でもいいが電話番号にメッセージを送りたいという人が「SMSオプション」だけに入るような場合は、電話は050から始まる番号で掛けることになり、SMSについては新たに「TONE モバイル」のSIMカードに付いている090、080、070から始まる番号で送ることになります。

その際、電話番号付きのメッセージが相手に送られてくるわけですが、メールの発信先の番号にメッセージの返信はできますが電話を掛けても繋がりませんので、その点は相手に説明しておくことが必要になるでしょう。




「U-mobile」その3 セット販売の端末にあの「BlackBerry」が

多くのMVNOでは様々な通信プランの違いによるアピールだけでなく、通信カードとのセットで安く購入することが可能な端末による差別化をアピールしている場合があります。「U-mobile」で扱っている端末の中で、大変に興味を引く端末があるのですが、それがiPhoneでもAndroidでもない「BlackBerry」という端末なのです。

日本ではそこまで知られていない感じのある「BlackBerry」ですが、折りたたみでないストレート端末に、物理的なQWERTY配列のミニキーボードが付いているのが最大の特徴です。スマホによる文字入力はどの方式が一番いいのかというのは様々な議論があるところですが、物理的なキーボードがスマホと一体化して手の中に収まり、キーボードショートカットからアプリを立ち上げることができることから、画面に触らずともすぐにアプリを起動させメモが取れるというのは他のスマホにはない特徴です。

「U-mobile」で販売される端末は「BlackBerry Classic」と「BlackBerry Passport」という大きさの違う端末ですが、中のOSは独自のものでありながら、一部のAndroidアプリをインストールして使えるようになっています。具体的には「LINE」や「インスタグラム」はインストールして使えるなど、全くの独自端末としての面だけがあるわけではないということも言えるでしょう。

クールなガジェットだからという理由だけで選ぶと後悔する場面も出てくるかも知れませんが、直接MVNOから新品の「BlackBerry」が買えてしまうというのは、今までハード的に気になっていても、海外から直輸入したSIMフリー端末が問題なくMVNOで使えるかどうか心配で買えなかったという方にはかなり面白いラインナップなのではないでしょうか。

さらに詳しい「BlackBerry」に関する情報については、日本上陸当初から使っているユーザーの方々が有益な情報をネット上に挙げているページが沢山ありますので、参考にしてみて下さい。もちろん「U-mobile」のページ内にも端末についての紹介がありますので、そちらの方からも確認ができます。
なお、2016年1月末現在で、「U-mobile」のページでは090などの携帯電話番号がもらえる通話プラス契約でないと端末とのセット契約ができなくなっているようなので、その点にはご注意下さい。




楽天モバイル その4 MVNOでも通話定額ができる秘密とは?

大手3社の携帯電話会社で実現されていながら、MVNO各社でそれまで実現できていなかったことの一つに、「通話定額」のサービスがありました。通話定額については、基本プランにセットで付けられてしまうということにより、トータルの通信料が上がってしまうという批判の声も大きいですが、一昔前までは時間だけでなく距離によっても驚くべき料金が課金されていたことを考えると、携帯電話の通話料も安くなったものだと思います。

そんな中、全国一律料金というのはいち早く携帯電話同士では実現されていたものの、通話料の定額化というのは以前からの常識では不可能であったでしょう。これを、あえて携帯大手3社が横並びで行なったのは、以前と比べると音声通話でのやり取りが少なくなり、さらにデータ通信はパケット定額の料金でそれ以上の収益は期待できなくなったことに理由があるのかも知れません。今までは無料通話が付くプランがメインだったのが、新たに通話定額というインパクトを付けることにより、今までより高い基本料でも納得してもらえる事はあるでしょう。

ただ、スマートフォンに付く定額料は2,700円とそれまで1,000~2,000円くらいの通話料で済んでいた人からすると、それほど電話もしないのに高いと感じてしまうことがあったのかも知れません。これを書いている2016年1月現在の通話定額のメインは、24時間全ての通話定額ではなく、一回の通話が5分以内なら24時間通話が定額なプランを月額1,700円で提供するものの方が支持を受けているような気もします。

ただし、こうした通話定額のプランは携帯大手3社のどの会社も回線を借りているMVNOに使わせることはしていません。そのままの値段で使わせてしまったら本格的に契約が移ってしまう危惧もあるのかも知れません。そんな中、携帯大手3社と同じく1回の通話5分以内なら24時間いつでも定額というプランを提供することを楽天モバイルが発表したのです。

使い放題のサービスというのは、やはりヘビーユーザーがどのくらい入ってくるかわからないわけですし、あまり安くしすぎると赤字になる危険性があり、また月額1,700円以上オプション契約にかかってしまったとしたら携帯大手3社より高くなるということであえてオプションを付けようとは思わないでしょう。楽天モバイルの出してきた金額は、月額850円というものでした。
これがどのような金額かというと、090,080,070から始まる電話番号を持つのに700円かかりますので、オプションとの合計は1,550円となり、携帯大手3社の同様のプランよりも150円安くなります。さらに、5分を超えた分の通話料も30秒10円と一般的な通話料よりも半額という安さです。これは、楽天モバイルの通話定額が、いわゆるNTT網を使わないIP電話である「楽天でんわ」のサービスを利用することで実現できているという事情によります。

「楽天でんわ」とは、他社でも同様のサービスがありますが、電話番号の前に特定の「プレフィックス番号」を付けることで、音声専用のNTT網を通さず、独自に整備されたインターネット網を通って通話できるサービスです。利用するインターネット網は専用線なので090から始まる電話番号の相手先への通知もでき、通話品質もいわゆる050から始まる一般のインターネット網を使った電話サービスと比べると高くなっています。

スマートフォンで「楽天でんわ」を使う場合、電話番号の前に特定の番号を付ける事については専用のアプリを通して自動的にやってくれるので、とにかく電話を掛ける時に楽天モバイルの提供するアプリから電話を掛けることだけを守ればいいのです。逆に言うとスマホに最初から入っている電話を掛けるためのアプリを使った分についてはこのオプションの適用を受けられなくなりますので、その点だけは注意が必要です。

今回の楽天モバイルが出してきた通話定額プランは、「通話SIMプラン」のどれにも付けられます。とにかく安くという場合、低速のみのベーシックプランならこのオプションを付けても月額2,100円、3.1GBプランでも月額2,450円と、政府の答申によって携帯大手3社が出してきた高速クーポンを1GBしか使えないプランの半額以下で済みます。

今後他社が楽天モバイルのサービスに準じたサービスを出してくるかはわかりませんが、電話番号の移動を伴う契約についてはすぐに解約すると解約金の支払いが発生しますので、まずは先に加入してみて新たに魅力的なプランで対抗してくるところがあるのかをじっくり見ることができます。さらに携帯大手3社が2年間の契約継続を求める仕組みを続け、さらに解約料金がかからない期間もわずかであるのに対し、楽天モバイルを含むMVNO各社はどこも12ヶ月の契約継続が済めばいつでもMNPで乗り換えできます。ですから、このプランに追随するところが出てきたとしても、1回5分以内で終える通話がほとんどで、多くの通話をする方なら早く入れば入った方が有利であると言えるかも知れません。




「U-mobile」その2 「USEN MUSIC SIM」は音声通話がサービス?

「U-mobile」のLTE使い放題プランについて、必ずしも固定回線の代替とはならないということはご理解いただけたのではないかと思いますが、だとしたら何に使えばいいのかという事について、「U-mobile」ではその回答のようなプランを出しています。

「U-mobile」を提供しているU-NEXTは、元はUSENという会社名で音楽配信を生業にしてきたこともあり、ストリーミングによるオールジャンルの音楽配信サービス「スマホでUSEN」を提供しています。このジャンルは様々なサービスがしのぎを削っていますが、月額1,000円前後でサービスを提供するところが多い中、「スマホでUSEN」は月額490円(税別)でかなり細かいジャンルに多くのチャンネルがあり、自分の好きなジャンルを延々と聞きまくるのには興味深いサービスだと思います。

USEN系のサービスというのは音楽以外にも面白いプログラムが有ります。USENのために作られたトークバラエティ番組や、単に羊の数を数えるだけの眠気を誘うプログラムや小説の朗読、語学学習のためのプログラムと、海外からやってきた音楽配信プログラムとは一味も二味も違う奥の深さがあります。ただし特定のアーティストのアルバムをまとめて聞きたいような場合には、アーティスト専門のチャンネルが有るかどうか確認する必要はあります。特定の曲を聞くというより、同じジャンルの曲を聞きながら雰囲気を楽しみたいという場合にはぴったりとはまること請け合いです。

「U-mobile」では090など普通の番号を使える「通話プラスプラン」に「LTE使い放題」を付けた上、「スマホでUSEN」を付けてもお値段据え置きの月額2,980円(税別)で利用できる「USEN MUSIC SIM」を用意しています。

公式ページでは「スマホでUSEN」の利用料をサービスするという形で紹介されていますが、「U-mobile」ではデータ専用プランを通話プラスプランに変更する場合の月額はプラス500円で済んでしまうので、音楽がなければ生きていけないという人にとっては090番号の利用料の方をサービスしてもらえているような感じのプランです。

音楽の保管はできませんが、ストリーミングでいつでも、NTTdocomoの電波が通じる所ならどこでも好きなチャンネルが聞き放題なので、相当お得に毎日の生活を音楽漬けにできるプランだと言えるでしょう。もちろんMNPで今まで使っていた電話会社から番号同じで乗り換えることもできるので、スマホにかかる料金を下げながら音楽をたっぷり楽しめるプランとしてとらえてもいいでしょう。

もちろん、データプランは音楽だけでなく時間帯によっては動画の視聴にも十分堪える速度で無制限に使えるわけですので、使い方によっては新たなモバイルインターネットの展開も考えられます。ただしこのプランでは「通話プラスプラン」がセットされている関係上、契約してすぐに解約する場合には解約金が発生しますので、その点は了承の上で検討してみて下さい。

そして、もう一つ注意したい事は、「スマホでUSEN」のアプリが、お使いのスマートフォンによっては正しく起動しないという口コミが見受けられることです。幸い「スマホでUSEN」アプリからサービスを使う場合には無料のお試し期間がありますので、申し込みの前に自分の環境で問題なくアプリが動くか確認してからご利用になることをおすすめします。




「U-mobile」その1 「LTE使い放題プラン」は固定回線の代わりになるか?

U-mobileについて語る場合、どうしても看板プランである「LTE使い放題プラン」のU-mobile SUPERを紹介しないわけにはいきません。というか、「U-mobile」に興味を持って入りたいと思う方の多くが使い放題プランを選ばれるのではと思います。ここで紹介した中で、使い放題のプランというと、「b-mobile」の使い放題が「U-mobile」より安い価格でサービスを提供していたり、他には「ぷららモバイル」やワイヤレスゲートでも上限が3Mbpsになりますが使い放題プランがあります。そこで、各社の使い放題の月額料金の関係をまずはまとめてみます。(データ通信専用SIM、SMSなしの場合 全て税抜き)

・「U-mobile」U-mobile SUPER 2,480円
・「b-mobile」高速定額 1,980円
・「ぷららモバイルLTE」 2,780円

こうした使い放題のプランというのは、本当に「使い放題」なのかというのが今回のテーマです。字面だけで言えば「使い放題」はいくら使ってもいいのだからそうなっているわけなのですが、その売り文句を真に受けて、自宅のインターネットを解約してこれらのプランにしても大丈夫なのでしょうか。

ここで改めて有線のインターネットと無線のインターネットとの違いについて考えてみることにします。有線のインターネットは線が切れたら終わりですが、契約者の移り変わりは固定だけに安定していることから、多少回線が込み合っても通常時なら余裕を持った回線が確保されており、周辺の家全てが一斉にアクセスするような災害時でもなければ、そこまでつながらなくなることはない安定感があります。

無線の場合は線がないので電波を受信できる場所からならどこからでもアクセスできるという大きな特徴がありますが、移動しながら複数の基地局を使う無線インターネットは、基地局に集まってくる多くのユーザーからのアクセスが基地局の能力を超えてしまうと、回線のパンクが起こる可能性があります。同じ場所でも時間帯により多くのユーザーが基地局周辺に集まってくれば、アクセスの集中がMVNOが想定している数と比べて想定外の数になることもあるかも知れません。重ねてその中に少なからずいると思われる、ヘビーユーザーが一度に大容量のファイルのやり取りをすることにでもなれば、さらに速度やつながりやすさについての影響を受けやすいのも無線インターネットの特徴です。

多くのMVNOがNTTdocomoの回線を借りて事業を行なっているため、大きな災害でなくてもお昼や夜のゴールデンタイムから深夜にかけて通常出ていたスピードが出なくなったりすることは最初からある程度覚悟しなければいけないというのが無線インターネットを使う場合にまず考えておかなければいけない事です。スマートフォンやタプレットだけでインターネットを使っている場合にはそれでも何とか大丈夫ですが、Windowsパソコンを使っている場合、システムのアップデートをするだけでも場合によってはGB単位のファイルをダウンロードしなければならなくなり、その際使い放題でも安定してスピードが出ない場合があり、結果無線インターネットには荷が重いと感じることも出てくるかも知れません。

それでも、たとえ月間10GBの高速クーポンがあったとしても、そこそこ動画を見てシステムのアップデートをするだけで結構容量を使ってしまいます。そこで月間の高速通信におけるデータ容量が無制限のプランでないとだめだと考える人がいるためこのようなプランが実際に出てきたのでしょう。さらに「無制限」の中味を探っていくと、実は紹介した「U-mobile」のプランを含めて「使い放題」のプランにもそれぞれのMVNOで制限があると言われています。

高速無制限をうたう中では一番安い「b-mobile」のプランでは以前に日本通信のページで書かせていただいたように、ファイル交換アプリの使用での制限や、ダウンロードやストリーミングについての制限がかかる可能性がオフィシャルで案内されています。また、「ぷららモバイルLTE」では契約する前提に、最初から最高速が最大3Mbpsという制限があります。スピードが下がる場合はこの3Mbpsから下がっていくので、更に遅くなる可能性も見え隠れするわけです。

最初に紹介させていただいた3つのプランの中では「U-mobile」のプランについてのみ、公式ページ上で具体的な規制の情報は見付けることはできませんでした。そういう意味ではメリットがあるようにも思えますが、同じ公式ページの注意書きには「他のお客様の利用に影響が出た場合」に規制がかかる場合があるとあります。さすがに一度に多くの容量のダウンロードや動画を連続して見続けた場合にスピードによる規制がかかる可能性はないとは言えないというのが正直なところでしょう。

ただ、回線については他のプランとは違い「IIJ」の回線を使っているということで安心感があり、少なくとも高速データ通信量自体が規制されるわけではないので、他のデータ通信プランではできないようなインターネットの使い方ができるプランであることは間違いないでしょう。特に「U-mobile」のLU-mobile SUPERは他社の月間10GBプラン並みの価格で高速通信を容量を気にせず使える分、メリットが出てくるケースも出てきます。月の高速クーポン利用量が10GBや15GBでも足りないという方は、紹介した使い放題プランを検討してみるのも一つの方法ですが、どうしても固定回線の代換として考えている方は、状況によっては速度規制がかかるのを承知の上で加入されることをお勧めします。

ある意味考え方一つで、決まった高速クーポンの量を気にしないで使い始められ、いちいち計算する必要もないというのが使い放題プランのメリットです。多少遅いと思ったとしても、時間や場所を動かしてとことん使ってみれば、無制限プランが自分に合うプランなのかがわかってくるのではないでしょうか。




楽天モバイル その3 これで乗り換えも安心? 豊富な端末と様々なサポート

楽天モバイルだけではなく、各MVNOではスマートフォンを持っていない人のために様々な端末を用意しているところが普通になっています。例外を除き新品での発売になるので、何が故障があった時には1年間のメーカーの補償を使えるのが中古の白ロムに格安SIMを入れて使うことに対してのメリットですが、中には携帯大手3社のようにスマホの使い方について詳しく教えて欲しいとか、スマホ自体の長期保証制度を希望する人もいるのではないでしょうか。

楽天モバイルのホームページを見ると強調されているものに、スマホやモバイルルーターだけでなくタプレット端末まで揃ったセット販売用のラインナップが充実している点があります。国産メーカーの端末もあり、「mineo」の時に紹介した富士通のarrows RM02もラインナップされています。購入時に端末によってはポイントによるバックのあるサービスは楽天ポイントとなるので、楽天市場でのお買い物にそのまま使えます。ネットショッピングを普通にしている方には現金に準じた使い易さです。

更に公式ページで強調されている事に、端末とセットで通信カードを購入した方に対する携帯大手3社と同様のアフターサービスを提供していることがあります。まずあるのが端末の購入時からのメーカーによる1年保証とは別にあるオプションプラン「端末補償」です。内容は、使っている端末の修理ではなく、同等品との交換というのがポイントです。

この補償は月額料金500円で新品購入した端末にのみ付けることができ、2年間継続できます。保証の内容は、故障・水没・落下と幅広い内容です。交換にかかる料金は機種によって違いますが、4,000円から7,000円の自己負担が出るものの、多くの場合使っている同じ端末を使い続けることができるようになっています。今のスマートフォンでは、GmailのIDを使って再ログインできれば、今まで入れていたアプリの情報も共有でき、クラウドでファイルを管理することによって、今までのスマホ内環境を再構築するのはそれほど難しくはありません。なお、詳しい機種別の自己負担額については楽天モバイルのホームページに記載されている内容で確認してみてください。

また、ハードの不具合ではなく、スマホ初心者の方がスマホやアプリの使い方、Wi-Fiの接続方法など専門的すぎて良くわからないという人に向けての通話無料での電話サポートを提供するのが「スマホサポート」です。こちらも月額は500円で、「端末補償」と違っていつからでも入ることができます。新規に端末を購入した場合には「端末補償」と「スマホサポート」はセットで入ると月額が安い800円で加入することができるので、全くの初心者の方には嬉しい設定になっています。

携帯大手3社の契約を多くの方が高いと思いながら続けている理由の一つとして、スマホの扱いに困った時には近くの代理店カウンターに駆け込み、直接わからない事を質問できる有難さがあることは事実です。今回紹介した「楽天モバイル」のサービスは全て電話での取扱いとなるため、自ら電話を掛け、ある程度つながらない事を覚悟しながら電話が繋がるのを待たなければなりません。いわば、そこが料金の差になって表われるということでもあります。

こうしたことはまさに情報やノウハウというのはお金に替わるということを実感できる事例であると言えるでしょう。他のMVNOの中にはサポートにお金を掛けない代わりに更に安い料金を出しているところもありますから、逆にそうしたサポートを受けつつ、だんだんと自分でちゃんとスマートフォンやアプリを使えるようにするだけでも、こうしたオプション料金はいらなくなり、料金を安くして使うことは可能です。スマートフォンのことが全くわからず、このサポートがあるために楽天モバイルに移りたいと思われている方は、サポートを十二分に使うことで端末やアプリ関連の知識をサポートスタッフから全て教わるような気持ちで利用されてみてはいかがでしょうか。




楽天モバイル その2 独自の3日間制限を理解しておこう

前回紹介した楽天モバイルの4つのプランの中で、高速クーポンが付くプランにおいての3日間制限について公式ページで説明されています。これは、今まで見てきたMVNOのものとは若干違うので、その内容を十分理解した上での契約手続きが必要になると思われます。まず、各プランごとの制限についてまとめてみました。

・3.1GBプラン 3日あたり540MBを超えた場合
・5GBプラン 3日あたり1GBを超えた場合
・10GBプラン 3日あたり1.7GBを超えた場合

この制限を超えてしまった場合、それぞれ最大200kbpsの低速に制限されます。さらに、その際の通信量(低速での通信量)も、高速クーポンを消費することになるということです。

こうした制限はかなり厳しいように感じる人も多いと思いますが、逆にこうしたアナウンスを広く出すことによって、いわゆるデータ通信のヘビーユーザーを呼び込まないという効果もあります。楽天モバイルのアクセスポイントは2015年10月から変更されていまして、今後自社のアクセスポイントを運用していくことになる楽天モバイルの真価が問われることになると言えるでしょう。低速において、最初だけ高速になるバースト転送機能もあり、低速に制限されてもスマートフォンでの利用については快適とはいかないまでも、他社と比べれば比較的いい結果を出す可能性は高いです。

一般的な話ですが、大都市の通信が混雑する時間帯のMVNO利用というのは一気にスピードが落ちてしまう事があり、そうしたつながりにくさやスピードの低下を防ぐ方法をどうすればいいか多くのMVNOが模索しているところもあるでしょう。今後契約者を呼び込む流れの中でこうした制限をすることによって、ある程度のスピード保持ができるとしたら、ここで挙げた制限内でスマホ運用ができる人であれば、徐々に満足度は上がっていくはずです。と同時に、ユーザーはこうした制限がかかっていることを正しく認識することによって、何故規制がかかって遅くなったのかしっかり把握できると、不満な点が最少限に抑えられ、自分の使い方を規制の内容に合わせて変えていくような傾向にもなっていくでしょう。

MVNOと速度の問題は常につきまとうもので、どこのMVNOについて見ていく中でも考えなければならないことです。もしこれを書いている時点で高速で安定しているMVNOがあったとしても、その情報を聞きつけたユーザーが退去して押し寄せれば、その状況がずっと続くということはまず考えられません。各MVNOは様々な取り組みをして回線の安定性を確保しようとしているわけですが、そのアプローチはまた様々です。一体どのMVNOが自分の使い方に合うかというのは自分だけにしかわからないのですが、ここで紹介している楽天モバイルに限らず、各MVNOの特徴を比べていく中でどれを選べばいいのかという事を個人個人で考えてもらうしかありません。改めまして多少なりともこのブログが回線選びの参考になれば幸いです。

あと、MVNOを選ぶにあたり、回線に関するサービス以外に価値を見い出す方も少なくないと思います。次回は、楽天モバイルの付加サービスについて紹介させていただきます。




楽天モバイル その1 格安SIMでポイントもたまる仕組み

格安SIMとしての楽天モバイルの用意しているプランについて、最初に紹介してしまいましょう。データSIMの金額が基本で、SMSオプションを付けると月額120円(これ以降の金額も全て税抜き)、音声通話が付いたプランでは月額700円がプラスになります。以下はデータプランの内容ですが、使いたいサービスによって上記金額をプラスしてみれば毎月の基本料がわかります。

・ベーシックプラン 月額525円(低速(最大200kbps)のみ)
・3.1GBプラン 月額900円(高速クーポン利用後は低速)
・5Gプラン 月額1,450円(上に同じ)
・10GBプラン 月額2,260円(上に同じ)

あえて高速クーポンの付かない「ベーシックプラン」を選べば、他社と比べても安い金額でスマホが使えるということもありますが、内容については他社と横並びで可もなく不可もなくという優等生的なラインナップと言えるかも知れません。ただ最初に知っておきたいのが、低速時にはバースト転送機能が働き、ページの読み込みについて最初の部分は高速で繋がるということで、一番安いベーシックプランが意外に侮れないものになっているということです。

さらに、ここで一つのポイントとしてあるのが、楽天モバイルの親会社はその名の通り日本の最大手のショッピングサイトを運営する楽天グループであり、各種サービスを使うと発生する楽天スーパーポイントを共有することができるというのが大きな魅力でもあるのです。

今の日本のポイントサイトには色々ありますが、Yahoo!の推進するTカード、ローソンのPontaとともに誰もが知っているポイントプログラムが楽天スーパーポイントで、インターネットでの買い物をする場合、楽天市場でそのまま使えるというのが大きなアドバンテージになっています。更に最近では大手百貨店やコンビニチェーンでも採用されたりして、様々なシチュエーションで使うことができるようになっています。

この、楽天スーパーポイントを楽天モバイルの利用料金100円で1ポイントゲットできたり、通話SIM契約で楽天市場のポイントが2倍になるなど、利用料金が増えてもポイントで返ってくるというのは実質的な通信料の値引きとなり、決してあなどれない他社と比べてのメリットであると言えるでしょう。また、端末購入時にポイントで還元されるケースも有ります。生活の買い物を楽天スーパーポイントでまとめている方ならまず第一に格安SIMを導入する上での候補にしなければならないMVNOだと思います。

MVNOを決めるのにそんな考えでいいのかという方もいるかも知れませんが、提供する通信内容や端末とのセット販売におけるアフターサービスの展開など、楽天モバイルにはなかなか面白いところがありますので、それは改めて紹介していきたいと思います。




「IIJmio」その4 音声通話付プラン「みおふぉん」のファミリーシェアプラン

「IIJmio」のプランの中には音声付きだけでなくデータ通信サービスも有りますが、高速クーポンが10GB付いているものを「ファミリーシェアプラン」というのですが、これは一つの契約において手数料を掛けずに最大3枚のSIMカードを発行してもらい、同時に使うことも可能になります。データ通信プランでこの「ファミリーシェアプラン」を利用する場合、例えば家族3人で別々の端末に入れて10GBのクーポンをシェアして使ったり、一名でも複数の端末に入れて使い分けることもできる便利なプランです。SIMカードの大きさは全て同じものでなくても良く、データ通信用SIMの場合SMSの付け外しも可能ですが、契約と同時に3枚までなら発行手数料は無料になりますが、後になって追加で発行するSIMカードごとには発行手数料2,000円がかかりますのでその点は注意して下さい。

この「ファミリーシェアプラン」を「みおふぉん」の契約として音声付きで使う場合、それぞれに音声発信のできるスマートフォンでの利用が基本になるでしょう。その場合の基本料金は、例えば3枚のSIMを契約と同時に発行する場合、3GBまでのミニマムスタートプランを3回線契約するよりも若干お得になります。

・ミニマムスタートプラン3つ 1,600円×3=4,800円(税抜き)
・ファミリーシェアプラン 3,260円+700+700=4,660円(税抜き)

高速クーポンの容量にも違いがあって安いだけでなく、家族でシェアすることによるもう一つのポイントが上の例の場合で言うと3回線ともMNPが可能ということでしょう。実質的には主回線以外の追加回線は月額が700円で維持できるということで、あなたがもし家庭のお父さんお母さんだとしたら月10GBまでのデータ通信を負担するようにしても、今までの携帯電話会社で使っていたスマートフォンの基本料金より安く上がります。さらに、家族同士の通話についてもこのプランで同一名儀の契約だと安くなる仕組みがあります。

ファミリーシェアプランで使われている回線同士の通話について(つまりは、1つのIIJmio IDでまとめているということです)20%の割引きとなり、アプリ「みおふぉんダイヤル」で半額になっている場合でも最大60%の割引になります。家族同士ならLINEのメッセージやLINE電話でも普段はいいわけですが、通話割引になるのは音声通話の料金なので、通話の品質が高く、さらに安いというポイントがあります。

さらに、2016年から、新たに追加できるSIMの総数が3枚までから最大10枚までということに変更になりました。ただし、新規契約の場合でも四枚目以降の場合は一枚追加するごとに2,000円の手数料がかかることに加え、毎月の利用料は3枚目までなら今まで通りなものの、4枚目以降については一枚ごとに400円が追加されます。また、音声通話機能付きのSIMカードについては最大10枚にあっても一名の契約では5回線分に制限されます。つまり、音声通話回線5回線以下で、残りのSIMカードをデータ通信専用SIM(SMSオプション付きは更に140円/枚)で増やすということになります。枚数が多ければ多いほど一枚あたりの利用料は下がりますので、自分のケースに合わせて検討してみる価値はありそうです。

まだスマートフォンに慣れないお子さんに使わせる場合、高速クーボンのON OFFは親御さんの方で管理することもできますし、詳しい利用状況は主回線のIIJmi IDですべて管理できます。いざという時にはどこにでも電話できる音声通話が付いたファミリーシェアプランを賢く使って家計における通信費節約に役立ててみるのはいかがでしょうか。



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「IIJmio」その3 音声通話付プラン「みおふぉん」で使える「みおふぉんダイヤル」

「IIJmio」では音声付きSIMの愛称を「みおふぉん」として、様々なサービス展開を行なっています。ここでは、他社と同じ無料通話分なし通話料30秒20円(税抜き)という音声通話にデフォルトで付いている「みおふぉんダイヤル」について説明したいと思います。その前に「みおふぉん」の一通りの料金についてまとめておきましょう。

・ミニマムスタートプラン(3GB) 月額基本料1,600円
・ライトスタートプラン(5GB) 月額基本料2,220円
・ファミリーシェアプラン(10GB) 月額基本料3,260円~

これらのプランから発信する際の通話料30秒20円を半額にできるというスマートフォン用アプリが「みおふぉんダイヤル」です。これはインターネット回線を利用した最初に050の付くIP電話とは違い、自分の番号を相手に通知できる電話回線を使ったサービスです。何が普通の電話と違うかというと、NTTdocomoとは違う電話会社をアプリの方で指定して掛けることができるから安くなるということになります。もう少しわかりやすく具体的に書きますと、実はアプリ内の設定で目的の番号の前に「0037-691」という番号を自動的に付けて掛けるようになっているのです。こういう仕組みのものをプレフィックス型通話サービスといいます。

こうしたサービスで先行しているのが「楽天でんわ」や「G-Call」といったサービスで、古くはNTTが民営化された時にもありました。電話のところにステッカーが貼ってあり、ダイヤルボタンを押す前にこの番号を押せば料金が安くなるとうたって営業を掛けていた電話会社がありましたが、そうした人の作業に頼った方法というのはつい忘れると高い方の料金で掛けてしまうことになり、なかなか普及しませんでした。

多機能電話の中には「プレフィックス機能」と言って、手動で入れなくてもセットしておけば電話帳からの発信でも自動的に電話番号の前に特定の番号を付けて発信できる機能がありますが、これも設定は手動になるのがネックで、またあえて通常回線を使って掛けたいと思っても全て別会社からの発信になってしまうという問題があります。

それが、電話からスマートフォンに変わり、種々なアプリを入れる事が当り前になったことで、「IIJmio」の専用アプリという事で「みおふぉんダイヤル」をインストールし、デフォルトの電話画面と入れ替えて使っていさえすれば、通話料は必ず半額になるようにできるというわけです。NTTdocomoの回線でないと使えないサービスを使いたい場合は、デフォルトの電話を掛ける操作をすればいいわけで、どのアプリを使って電話を掛けるかだけで使う通信会社を選べる分、わかりやすくなったように思います。

同様のサービスを展開する会社と「みおふぉんダイヤル」を比べると、他のサービスの場合は当り前ですが電話番号を登録し、料金の決済について新たにクレジットカードを登録しなければいけないというような事がありますが、「みおふぉん」の場合は最初からセットになっているので、使う時はアプリをインストールして使うだけで、そのままデータ通信料と一緒に請求が来るだけなので手軽に始められます。

ただ、このサービスは「IIJmio」の「みおふぉん」加入者のみへのサービスなので、他社へ移ってしまったら使い続けることができません。それでも、いったんアプリを入れてしまえば深く考えなくても安い通話料で掛けられつつも普通の電話と同じ使い勝手を保つことができ、特別な申し込みがいらないという点において、こうしたサービスのない他社と比べれば「IIJmio」の「みおふぉん」を選ぶ理由にはなるでしょう。現在、無料通話のついた大手3社のスマホプランに入っているような場合でも、毎月の通話料を比較していてみて、無料通話分を使い切っていなければこちらの方が安くなる場合もありますので毎月の通話料データを取り寄せて比較してみることも大切かも知れません。



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