月別アーカイブ: 2016年2月

イオンモバイル その1 多くのプランを店頭で選べる初心者に優しいMVNO

MVNOが一般ユーザーに向けて販売された当初は、インターネットによる通販が主流で、格安SIMというものがあるという興味があってもなかなか普通に携帯大手3社と契約をしている人が手を出しにくい状況がありました。

そんな中、最大速度が100kbpsと今の規準からするとかなりの低速ながら、当時では画期的だった月額980円というデータ通信専用SIMを「b-mobile」の日本通信が出したのが、インターネットの販売ではなく、国内流通大手であるイオングループのショッピングモールにある携帯電話売り場に特別のコーナーを設置し、「イオンSIM」として売り出しました。今でもMVNOの売れ筋は月額千円前後であり、当初の低速専用最大100kbpsから高速クーポンが3GB程度にまで増えてきてはいますが、全てはこの「イオンSIM」から始まったものと言えます。しかし、その当時からあくまでイオングループはMVNO業者の代理店であり、独自のMVNOというものは持ってきませんでした。

それが、2016年2月末から満を持してスタートしたのが「イオンモバイル」のサービスです。基本的なサービスは網羅されており、とにかく安く使いたい人から動画を見まくるようなヘビーユーザーのニーズにも合う29のプランを用意しています。プランの内容については後述するとして、「イオンモバイル」を選ぶポイントを挙げると以下のようになるでしょう。

・店頭で取扱いがあるので、安心して契約できる。
・ドコモの回線利用。
・データ通信、音声付の契約ともに2年縛りはもちろん、中途解約の違約金がない。
・番号そのままで転出する場合にのみ、利用開始後180日まで8,000円、それ以降3,000円という転出手数料の違いがある。
・データ通信は低速時の使用で3日間合計のデータ量で規制有り(IIJmioと同じ?)。
・高速クーポンと低速はユーザーて切り替え可。低速時は最大200kbps。
・SIMが3枚持てるデータシェアプランも用意。
・端末同時契約と有料オプションによるスマホの補償プログラム有。

こうした特徴を踏まえた上で各プランの最低料金を紹介しましょう。料金についても他の最安MVNOと比べても悪くない設定になっています。

(データプラン)
・高速クーポン1GBまで 480円(税抜)
(音声プラン)
・高速クーポン500MBまで 1,180円(税抜)
(シェア音声プラン 音声1枚 データ2枚の計3枚)
・高速クーポン4GBまで 1,780円(税抜)

このようにかなり安い金額に設定されています。データプランの最安が500円以下というのも安いですし、一人でもシェア音声プランを契約すれば、一枚あたり600円あまりで、さらに一枚が音声通話可というのですから、一般的なMVNOが提供している音声通話プランは1,600円前後でやっていることが多く、それと比べれば少し高いですが2枚データSIMが使えるという大きなメリットがあります(ただし、SIMカード発行時にはそれぞれに事務手数料がかかります)。

一人で音声シェアプランを契約した後の使い方としては、メインのスマホに090 080 070の番号が入っているカードを入れて維持し、残りのSIMはSIMスロットのあるタブレットやモバイルルーターに入れて使い分けることでテザリングはモバイルルーターに集約し、他の端末は直接ネットに接続できて便利に使えるようになります。

これ以外にも様々なパターンによって全てのカードに音声通話オプション(追加料金が一枚ごとに700円かかります)を付けて、家族で安く維持するという方法も使えます。ここで紹介したパターンに当てはまらなくても、店頭で相談することで自分に当てはまるプランが出てくることがほとんどだと思いますので、全くMVNOの事かわからないという方は、買い物のついでにでもイオンのショッピングモールを訪れて店頭で話をしてみることをおすすめしたいですね。

その後「イオンモバイル」に満足できないくらいのスキルが出てくれば、このブログで紹介してい各社が出している様々な使い方のできる格安SIMとの比較をしながら自分にさらに合ったSIMカードを選ぶことができるでしょう。

逆に、これだけの内容の格安SIMをイオングループが出してきたということで、他のMVNOのサービスについても変わっていく可能性すらあります。そうした動きがあり次第、改めてこのブログでも紹介していく予定でおりますので、最新の情報にどうかご注目下さい。

イオンデジタルワールド
https://shop.aeondigitalworld.com/shop/c/ca116


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@モバイルくん。 その1 使ったぶ~んだけプラン 0 SIMとの違い

データ通信用のSIMだけならうまく使えば毎月の料金がかからないという「so-net」の「0 SIM」の衝撃というのは相当に高く、他の格安SIMでは太刀打ち出来ないのではないかという見方があります。しかし、どういうケースでも常に0円で維持することができるわけではありません。「0 SIM」が公式に「so-net」で販売されるにあたり、データ通信専用のSIMだけでなく、SMSオプション付きのものが月額150円で、音声通話付きプランが月額700円(ともに税別)で発表され、それぞれ業界最安を誇っています。

今回紹介する「@モバイルくん。」は、「0 SIM」よりは若干高いですが、音声通話付きの「使ったぶ~んだけプラン」では「0 SIM」と同じ500MBの高速クーポンが使えるデータ通信が使えて月額800円~1,800円(税別 オートチャージで最大の1GB高速クーポンを追加した場合)で20秒30円の通話料がつきますが電話番号を持つことができます。

「0 SIM」と「@モバイルくん。」の音声通話付きプランは料金のかかり方も同じですが、「0 SIM」の方が100MBごと100円かかり2GBまで段階的に料金が増えていき、最大料金は最大2,300円になるケースもあります。ただ、料金が上限に達しても2GBから5GBまで高速クーポンが追加料金なしに使えます。高速クーポンを使い切った後には最高速は200kbpsに月末まで制限されます。

これに対してモバイルくんの場合は500GBを超えた場合、デフォルトのままだと一度に500MBずつチャージされます。チャージの上限は1GBで、合計で使える高速クーポンは1.5GBと少ない代わりに料金は最高額でも1,800円と安く抑えられています。

さらに、オートチャージをするかしないかというのはユーザーからの切り替えが可能です。つまり、最低金額の800円(税別)でも、500MBの高速クーポンを使い切ったら最大200kbpsに制限されるように設定を変えれば毎月800円で音声通話とデータ通信を使い続けることができるのです。そういう意味では、電話は待ち受け専用でも多少はネットも使いたいという人には「@モバイルくん。」が「0 SIM」より基本料が100円高くなったとしても魅力的であると言えるのではないでしょうか。

あと、これはあくまで個人的な見解であることをお断りしておきますが、エイビットから出ている「ホムテル3G」というSIMフリー端末があるのですが、これは普通の人が見たらどう見ても家にある固定電話にしか見えないながらも、3G通信による通話だけでなく電話機からWi-Fiによるテザリングができ、さらに驚くのはこの端末はACアダプタやリチウムイオン電池だけでなく、市販のアルカリ電池やエネループの単三型4本でも動いてしまうのです。

災害用ということだけではなく自宅に常備しておけば停電の時にもしばらくは使えますし、これ自身をモバイルルーターのようにしてWi-Fi接続が可能なパソコンなど各種端末からメールやウェブ接続をすることもできます。それが、月額千円を切る価格で使えるわけですから、こちらから発信しないものの連絡手段だけは確保しておきたい場合は、「ホムテル3G」と一緒に使ってみるというのもなかなか面白いのではないかと思います。

@モバイルくん。
http://www.mobile-kun.jp/


so-net その1 「0 SIM」とはどんな契約か?

「so-net」の出している格安SIMの中でも、大変にインパクトがあるのが「0 SIM」という業界最安値をうたうプランです。このプランは文字通り、うまく使うことでデータ通信を使いながら毎月の利用料金を0円にすることも不可能ではありません。

 

ここまで、できるだけ安く使えるデータ専用SIMカードの数々を紹介してきましたが、それらのSIMカードとの違いや、「0 SIM」の使い方についても合わせて紹介します。まず、「0 SIM」の料金について説明します。「0 SIM」のプランには3つのプランが有り、毎月の料金は以下の通りです。

 

・データ専用プラン 0~1,600円
・データ+SMSプラン 150~1,750円
・データ+音声プラン 700~2,300円

 

うまく運用することで、各プランの最安値で維持することも可能なので、その場合において業界最安値で利用できるということになります。基本的にはデータ通信が1月あたり500MB未満に収まれば最安値となります。その際「未満」という言葉に注意して下さい。

 

というのも、ここで問題になるのはこの「500MB未満」というのは、500MBちょうどが入るか入らないのか。実に微妙です。結論を言ってしまうと、データ通信量が500MBに達してしまうと0円での運用はできなくなるのです。499.999999……のように、データ通信量が400MB台に収まっていれば0円のままなのです。

 

ではデータ通信量が500MBを超えたらどうなるかというと、最大月間5GBまでの利用に段階的な課金が生じます。その明細は以下の通りです。

 

・500MB未満 データ通信料 無料
・500MBから2GBまで データ通信料 100MBごとに100円(2GB超で1,600円)
・2GBから5GBまで データ通信料 2GB超と変わらず
・5GB超 データ通信料 速度制限有り(別途追加チャージ可能)

 

なお、これ以外に気を付けなければならないことは、0円で維持できるデータ通信専用SIMの場合、契約をしたSIMを使わないまま3ヶ月連続でデータ通信の利用がなかった場合は自動的に解約になってしまいます。ある程度は使っていかないとせっかくの無料を生かせないわけです。
つまり、このプランは月間500MBのデータ通信量を超えないように使い続けることができればデータ通信料がいつまでも(このプランが存続する限りではありますが)無料で使えるプランということになります。もし間違って使い過ぎても、最大1,600円(税抜き、ユニバーサル利用料別)までしか掛からないのである意味安心して使えます。

 

こうした特色のあるSIMカードは、中・高校生に親が持たせるにもうってつけだと言えるかも知れません。というのも、端末代は別にかかるものの、様々な工夫によって全く家庭の懐を痛めずにそこそこスマホを利用することも可能ですし、親子の取り決めで有料分(SMSオプションや音声通話SIMの場合は基本料を除いた額)を子供さんが自分の責任で払うように決めてしまえば、今では日本国内で無料で使える公衆無線LANがコンビニやショッピングモールなどに設置されていることが多いので、動画やゲームはWi-Fiを使うなど工夫すれば、かなりハードに使っても毎月0円で運用することも可能になります。

 

「0 SIM」からステップアップしたい場合でも、データが一定量まで無料でそこそこ使えるSIMカードである事には変わりはないので、将来的にもサービスが終わらない限りは解約せずに使い続ける道もあります。「So-net」がこのサービスをずっと続けていくのかはわかりませんが、興味があってSIMカードを入れられる端末をすでに持っている場合には試してみる気持ちで使うのも面白いかも知れません。また使わなくなったスマホでどうしてもSMSオプションを付けないと電池の持ちが悪くなるなんて場合は月150円での維持を目指すとか、ほとんど待ち受け専用の電話を作りたい時にも検討に値するのではないでしょうか。

 

So-net
http://lte.so-net.ne.jp/


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ぷららモバイルLTE その1 定額無制限プランの特色

「ぷらら」はホームページ中にも記載があるようにNTTぷららとして単なるMVNOのプロバイダではなく、有線でのネット接続もサポートする大手のプロバイダです。さらに「ひかりTV」を運営するなど動画配信の事業や通販サイトの活動も行なっています。基本的にはドコモグループということで、ユーザーが安心して加入してもらえる強みを持っています。

そんな「ぷららモバイルLTE」が、格安SIMサービスの中で、出してきたのが、業界初の試みだった制限なしのネット接続をうたう「定額無制限プラン」です。月額は2,760円(税別)で、制限なく使わせてくれるのですが、当然ながらこの価格を生み出すカラクリもあります。さらに、定額無制限プランにユーザーが多く加入したため、昼間や夜間のゴールテンタイムと言われる午後11時前後の時間帯を中心にスピードの低下が見られる現象が見受けられるため絶対的な優位性はないものの、いちいち今まで使った容量や残りがどのくらいが気にする必要がないため、それなりのニーズはあるでしょう。

ただ、他のMVNOでも同様のサービスを行なっていますので、その比較ということで月額の安い方から紹介しておきます。以下の金額は全てデータ専用SIM(SMSオプションなし)の場合の月額です。

・b-mobile 「高速定額」1,980円(税抜)
・U-mobile 「LTE使い放題プラン」2,480円(税抜)
・ぷららモバイルLTE 「定額無制限プラン」2,760円(税抜)

3つのプランのうち、実は一番制限をうたっているのが「ぷららモバイルLTE」で、速度についてはLTEの最高速ではなく最大3Mbpsと昔のADSL並みに抑えられて一番高くなっています。こうしたスペックだけを見ると他の業者の安いものを選んでしまう方向で考えてしまいがちになります。しかし、お使いの地域や行動範囲によっては「ぷららモバイル」の方が安定した速度が出る場合も出てくるかも知れず、単に月々の金額だけの比較ということにもならないでしょう。

なお、「ぷららモバイルLTE」の場合、同社がサービスしている「ひかりTV」のスタンダード会員としてある程度の動画ソフトを無料で見ることも可能です。場所や時間によってはスマホやタブレット端末で動画を楽しむこともできるようになります。

また、データSIMの運用をスマホに直接差すのではなく、モバイルルーターを使い、Bluetoothテザリングで使う場合には、Bluetoothテザリングの仕様が最大3Mbps以下になることから、「ぷららモバイルLTE」の制限された速度であってもBluetoothテザリング経由で使う分についてはスピードの差はそれほど出ません。一回線のデータ通信SIMの契約でモバイルルーターの電源を付けっ放しにしても一日は十分電池が持つBluetoothデザリングは、パソコンやそれ自身にSIMカードを入れることができないWi-Fi専用のタブレットで主にネットをするなら、「ぷららモバイルLTE」でもスピード的には十分であることも覚えておきましょう。

(注・ぷららモバイルLTEについてはサービスをすでに終了しておりますが、過去にこうしたサービスがあったという記録の意味も込めまして、内容は変えずに残しておきます)

 


BIC SIM その1 家電量販店で買えるお手軽SIM

「BIC SIM」とはその名の通り、「BIC CAMERA(ビックカメラ)」が販売する格安SIMです。基本的には「IIJmio」と同じものなので、回線のスピードや制限事項については、このブログの中にあるカテゴリから「IIJmioのページ」を参照していただければおおまかな事はわかると思います。

 

その中で違うのは、「BIC SIM」にはサービスで公衆無線LANのサービスが付いているということと、販売チャンネルがごく身近な家電量販店であるということです。お住いの地域にビックカメラがないという方でも、家電店の「コジマ」でも取り扱っているので、携帯電話カウンターで「BIC SIM」の取扱いがあれば端末も一緒に購入してその場で即時開通という事も可能です。店頭で店員の説明を受けながら契約ができるので、全て自分でスマホの設定をしなければならないMVNOよりも初心者に易しいと言えるでしょう。

 

公衆無線LAN(Wi-Fi)は有料のWi-Fiサービス「wi2 300 ベーシックプラン」を追加料金なしで利用できます。具体的には、スマホのWi-Fi設定で出てきたアクセスポイントのうち、以下のアクセスポイントなら利用可です。

 

・Wi2, Wi2_club
・Wi2_free
・mobilepoint, mobilepoint2(全国のマクドナルドなどで利用可)
・UQ_Wi-Fi
・wifi_square

 

さらに、有料にはなりますが、以下のアクセスポイントに接続する場合は1時間100円の有料チケット「オプションエリアチケット」を購入することで利用可能になります。

 

・Wi2premium, Wi2premium_club

 

実際のところ、マクドナルドを中心に利用する場合はオプションの有料分は使わなくて大丈夫ですが、多くの場合、オプションのエリアになっている「Wi2premium, Wi2premium_club」しかアクセスポイントがない場合が多いので、本当におまけという感じのWi-Fiサービスという感じは否めません。それでも、本来は月額利用料がかかるwi2 300のサービスを使えるということ自体「IIJmio」よりサービスの種類が増える分有難いものです。

 

「BIC SIM」で使えるSIMフリーの端末についても、カウンターで取り扱いのあるビックカメラやコジマの店舗なら簡単に購入できるので、まず詳しい話を聞きに行くだけでもいいでしょう。

 

なお、ビックカメラでは「IIJmio」と同じサービスの「BIC SIM」だけではなく、「OCN モバイル ONE」と同じ回線で同じプランが選べる「BIC モバイル ONE」というMVNOも取り扱っています。内容は「OCN モバイル ONE」と同じだと考えて間違いないでしょう。

 

なお、「BIC モバイル ONE」の特典はWi-Fiではなく、OCNグループが行なっている動画閲覧サービス「ひかりTV」エントリーコースの利用料が無料となっています。無料のプランでもそこそこ見られる映画などもありますので、あえて「BIC モバイル ONE」を選ぶなら、主に自宅のWi-Fiを使って動画を見られる環境があればおすすめの特典かも知れません。

 

・BIC SIM
https://www.iijmio.jp/bicsim/


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NifMo その1 大手プロバイダ NiftyのMVNOサービスはIP電話定額サービスがキモ

日本のパソコン通信を黎明期から支えてきた大手プロバイダとしてその一翼を担ってきたのが、以前紹介した「PC-VAN」から変わった「BIGLOBE」、「日経MIX」や「アサヒネット」など多くの事業者がありましたが、会員数はともかく会員同士の交流において独特の存在感を持っていたのが「Nifty」でした。

「Nifty」に多くの会員が集まったのは、そこに集う会員は同じ趣味を持つ人が集まった「フォーラム」という多くの電子掲示板のある仮想空間を持ち、時にはネット上に留まらず、仲間うちで集まって楽しむ「オフラインミーティング」も活発に行なわれていました。

今ではブログやSNSのみで知り合いになり、そこで出会った人との間で多くの問題が起こるようになったことでこのような機会というのはそれほど活発ではありませんが、当時はそうした危険性もわかっていなかった時代であったということと、各「フォーラム」には「Nifty」がお金を出して電子掲示板を管理し、オフラインミーティングについても仕切る「シスオペ」なる責任者がいて、いざという時の責任は誰が取るのかという事について、しっかりとしたものがありました。

さらに、今のインターネットと違って発言する際には匿名やニックネームで発言はできていたものの、「Nifty」に入会する際には本名など個人情報の登録が必要で、その発言は会員以外には見られない閉じられたサービスだったので、ストーカーまがいのことをしたり、暴言を繰り返すような活動をした会員は、シスオペ権限によって退室や退会させることができるため、多くの交流が「Nifty」を通じて行なわれてきたのでした。

それが、インターネットの普及によって会員内で閉じられたコミュニティよりさらに広く誰とでも交流できる現在のような形へとシフトしていく中で、「Nifty」自体も変わっていきました。ただ、様々な方法によるインターネットプロバイダというスタンスは変わらないので、格安SIMを扱う「NifMo」に入る場合、プロバイダの「Nifty」に入ることになります。この辺は「BIGLOBE」と同じで、既にプロバイダとしての「Nifty」に入っていれば通常の料金から200円(以降の料金表示は全て税別の価格になります)引きの価格で利用できます。

他社にはないプランとしては、データ通信プラン高速クーポン3GBタイプ(月900円)に音声通話対応のプラン(700円)を付け、さらに「NifMoでんわ」に加入することでIP電話から(専用アプリ利用)の固定・携帯電話への通話料をどれだけ掛けても定額にしてしまうという特徴があります。「国内でんわかけ放題プラン」は1,300円(合計2,900円)で、特定の海外へも定額となる「国内+海外かけ放題プラン」だと2,700円(合計4,300円)をプラスするとかけ放題が実現しますが、一通話最大90分までという制限もあります。これは、つなぎ放題の通話方法を悪用し、盗聴器のように長時間繋ぎっぱなしにしてスマホを使う輩を排除するためのもので、90分話し続けると強制切断されますが、再ひつなげばその分も料金はかかりません。相手と長電話する場合は、その点について最初にことわっておくべきでしょう。

ただ、この「NifMoでんわ」というのは、IP電話の仕組みを利用した電話なので、通話品質が固定電話や携帯電話と比べて悪いだけでなく、多くの場合電話通知ができず「非通知」「通知不可能」という表示が相手電話に表示されるので、この事を知らないと相手に電話を取ってもらえない可能性が高いです。その問題を解決するために「Nifty」が出してきた解決策が、自分の電話番号と「NifMoでんわ」を使って電話を掛けた事をSMSを使ってアプリが自動送信する仕組みです。これで、不明な電話の発信元を相手に知らせることができますので、先方に出てもらいやすくなります。ただし、SMSは送信1通ごとに別料金がかかりますので、通話の回数が多くなる場合にはその分ダイレクトメッセージ送信料(国内は一通3円)がかかりますのでご注意を。

繰り返しになりますが、発信する際の音質などはデータ通信用のインターネット回線を使ったIP電話の品質で、さらに通話をモバイル環境で行なうと3分で1.5MBの高速クーポンを消費しますので、3GBの高速クーポンをほとんど電話で使い切ってしまう恐れもあります。そういう意味では、Wi-Fiが使える所に多くいるような場合でないと通話無制限のメリットを生かし切れないような感じでもあります。

そういう意味では、契約者が使えるWi-Fiサービス「NifMo コネクト」というソフトバンクが行なっているBBモバイルポイント (SSID: mobilepoint / mobilepoint1 / mobilepoint2 が使えます)があるので、自分の行動範囲にこのアクセスポイントがあるようならそちらからも利用すると高速クーポンを消費せずに通話できるようになります。その際には必ず専用アプリからの接続が必要になるようですので、通話用アプリとセットで用意することをお忘れなく。

NifMo


ワイヤレスゲート SIMサービス その1 Wi-Fiサービスが使える低額SIMの一つの答

大手家電量販店であるヨドバシカメラで取扱いのあるMVNOサービス「ワイヤレスゲート」のSIMサービスですが、多くのプランがあるものの、注目されるのがデータ通信専用SIMだけなら月額445円(税別)で使える格安の中の格安SIMのプランです。

このプランには高速クーポンがありません。その代わり最大250kbpsと、他のMVNOと比べて若干早いスピードを確保したまま、公式にはデータ通信量による制限はない無制限利用可のプランとなっています。動画の再生は無理としても、ラジオや音声のストリーミング配信についてはこのプランで十分使えるので、スマホをポケットラジオや音楽プレーヤーのように使うことも不可能ではありません。

さらに「ワイヤレスゲート」のサービスとしての特色は、利用している端末でアプリを導入したものに限定されるものの、特定の公衆無線LANアクセスポイントに接続して月額の範囲内でWi-Fiを利用することが可能になっています。2016年2月現在の利用可能スポットは、以下のようになっています。

・BBモバイルポイント(マクドナルド、スターバックスの一部店舗で利用不可)
・Wi2-300(『Wi2』『Wi2_club』のアクセスポイントのみ)
・eoモバイル(『eo』『eo_WPA2/AES』のアクセスポイントで利用可)

これが、最安で月額500円以下のLTEサービスのおまけで付いているわけですから、よく以上のアクセスポイントを使われる方にとってはメリットになるでしょう。特に高速クーポンを使えない分を公衆無線LANからのアクセスで賄える場合は、さらに低速無制限でも安い「FREETEL」よりも利用価値は上がるケースも出てくるでしょう。

また、最初に紹介したように、「ワイヤレスゲート」のパッケージはヨドバシカメラで売られているもののため、直接お店で契約することもできますので、初めてMVNOにしたいと思われた方でも直接疑問点を質問することができ、加入するまでの安心感はあるでしょう。同じような料金設定でやっていた「DTI SIM」が高速クーポン無しの500円プランから撤退し、新たな魅力を持ったプランを始めたため、約500円で公衆無線LANとともにやりくりできるという点で、他のMVNOのプランと比べても存在感のあるものになっていると言えるでしょう。興味のある方はヨドバシカメラの店頭かホームページにアクセスしてみてください。

ワイヤレスゲート SIMサービス
http://www.wirelessgate.co.jp/service/sim.html


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FREETEL SIM その1 最安値で使うには?

「FREETEL」は通信サービスを提供するMVNOであるとともに、SIMフリースマートフォンを販売するメーカーでもあります。日本独自の製品を導入することにより、そのインパクトも大きく最近になって注目が集まっている事業者であると言えるでしょう。

 

その「FREETEL SIM」について、これは用意された端末との同時購入の他、SIMカードだけの購入も可能です。プランの内容は実に簡単です。「使っただけ安心プラン」として、毎月の高速通信を使った量に対して毎月の料金が決まります。まず、以下の3つのSIMのうち、どれにするかを選びます(価格は全て税抜き)。

 

・データ専用
\299(100MB) \499(1GB) \900(3GB) \1,520(5GB) \2,140(8GB) \2,470(10GB)
・SMSオプション付
\439(100MB) \639(1GB) \1,040(3GB) \1,660(5GB) \2,280(8GB) \2,610(10GB)
・音声通話付
\999(100MB) \1,199(1GB) \1,600(3GB) \2,220(5GB) \2,840(8GB) \3,170(10GB)

 

また、iPhone(ドコモ回線)専用のSIMが用意されていて、料金は他のスマホで使う場合と同じですが、このSIMからだとApple storeからアプリをダウンロードする際に、パケットを課金しないというメリットがあります。

 

SMSオプションと音声通話付きがあるものの、基本的には一つのプランであくまで自分の使い方によって毎月の料金が決まるというもので「b-mobile」の「おかわりSIM」と同じ方式です。ただ、料金のところを見ればおわかりの通り、高速通信を100MB以内に抑えることができれば、月299円という最安価格で契約を維持することができるという点が大きな特徴です。

 

何もしない状態では高速での通信が行なわれ、料金もかさんで行きますが、「節約モード」をユーザーが設定することにより、10GB使い切った場合と同じ最大200kbpsに制限を掛けることで高速クーポンを使用しないようにもできます。これにより、税抜299円/月で維持することができるのです。さらに、3日間の利用量での制限はありませんので、純粋に低速無制限のSIMカードを最安の値段で持つことができます。普通に200kbpsくらいまで低速で安定して出るなら、ラジオや音楽を聴くぐらいまでの利用なら「FREETEL」のプランが安くて便利です。

 

なお、節約モードに設定するには「FREETEL」のマイページにアクセスし、Web上から設定する必要があります。一度設定してしまえばその内容は翌月にも繰り越されますので、一度節約モードに設定してしまえば最安値のまま使い続けられます。余った端末を有効活用したいような場合にも持っていてもいいでしょう。最低限のメールとウェブを見るだけと割り切ればあえて高速クーポンを使用しないで維持するのも十分有りでしょう。

 

FREETEL
https://www.freetel.jp/


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DTI SIM その3 高速クーポン繰り越しは無くても、アラートメールは便利

「DTI SIM」は安さという点で言えばそれなりにインパクトがありますが、注意すべきこともあります。前回のエントリーで紹介した各プランごとの制限もありますが、特に他の業者から移ってくる場合に考えなければいけないのは、高速クーポンの翌月繰り越し制度がないことです。つまり、毎月使える高速クーポンはその月のうちに使い切らなければならず、残った分はそのまま没収という形になります。

それでも、普通に使っていれば1GBや3GBならほぼ毎月使い切れる量ですし、それ以上の多くの高速クーポンを契約する方はそれだけ使うことが多い人だと思うので、迷ったら使い切れるだけの量のプランを選ぶ方向で行くのがいいでしょう。

こうした高速クーポン付きの契約の場合、一気に一月分を使い切ってしまう心配というよりも、利用日の前後3日間におけるデータ通信量で規制される場合について、なかなか把握しずらいのが問題です。「DTI SIM」の場合は、1GBプランで3日366MB、3GB・5GB・10GBの各プランで3日1GBとなります。特に月間の高速クーポンが多いプランを使っている人にとっては、ちょっと多く使ったくらいでも規制されてしまうかも知れないレベルのものです。ただしその際、「DTI SIM」では他社にはない画期的な使い過ぎ防止サービスを用意しています。

というのも、3日間の制限を受けそうな、規定の3日間におけるデータ使用量が規制される量の7割に達した時に、入会時に登録したメールアドレスの方に規制間近という風にメールで知らせてくれるのです。このメールを規制前に見ることができれば、データ通信の利用をセーブするなどの対策ができます。ひとたび低速からさらに低速に規制されてしまうと、かなりのストレスを感じながらネット接続することを覚悟しなければなりませんので、こうしたシステムは有難いものです。

このようなサービスはどこのMVNOでもやれそうなものですが、大手でやっているのは「DTI SIM」くらいです。そもそも、連続する3日間のデータ通信量で規制される事があることを知らずにMVNOサービスに加入されている人もいるかも知れませんので、そうした人にも3日間での規制が行なわれているということを知らしめ、自然と大量のデータ通信をセーブさせるという効果もあるでしょう。ユーザー側だけでなく事業者側にもメリットがあると思われるこうした試みは、もっと多くのMVNOでも真似をして欲しいものですが。

リニューアルした「DTI SIM」は新規加入者をキャンペーンを通して多数獲得し、単に業界最安値を追求するMVNOから、全てのプランでも最安値を目指す新たな格安MVNO業者としての再スタートを切りました。今後は安さと同時に公称のスピードが実際にも出るかどうか、ここまで説明してきた様々な規制とからめてスピードの保持はできるのかということがカギになってくると思われます。これからの「DTI SIM」の展開に期待しましょう

(2016.4.29追記)

「DTI SIM」から発表があり、本日から今までできなかった使い切れなかったデータ量の翌月繰り越しが可能になりました。2016年5月からはMy DTIから確認が可能になりますので、より魅力が増したプランとなっています。

DTI SIM


TONE モバイル その6 「歩いた努力」が「ポイント」に変わる仕組み

皆さんは「発電床」という仕組みの話を聞かれたことはありますでしょうか。床の上を大勢の人が歩く振動によって発電し、足元を照らすLED電球を付けるくらいの発電量を作ることができるというものです。大した電気を発電することはできなくても、例えば地下や室内で停電が起きた際にわずかな光でもあれば、災害時にも役に立つものとして期待されています。

この「ただ歩く」という行為に何とかして付加価値を付けようとしたのが「発電床」が出てきた背景であるなら、今回紹介する「TONE モバイル」の出してきたものも、日々の「歩数」をポイントに変える画期的なプランです。「TONE モバイル」では家族で使えるスマホのサービスとして様々なアプリを提供していますが、その中の健康管理アプリ『ライフログ』をアップデートし、スマホを活動量計の付いた歩数計として使えるだけでなく、毎日の歩行が基準を満たすと1日につき今では広く使われている「Tポイント」が1ポイント付くようになったのです。

ポイント数は1ポイントが1円の換算なので大したことはなく、更にポイント付加の規準も、1日8,000歩を歩き、さらにその歩数の中でアプリが判断する中程度の運動を20分(連続ではなく1日の合計でOK)というノルマをクリアするという、全く動かない人にはきついものですが、逆にこのノルマを毎日クリアして例えば年間に300ポイントほど溜めることができれば、かなりの運動を年間でこなすことになり、健康寿命をのばす成果が期待できます。

「TONE モバイル」が用意しているスマートフォンのうち、「TONE m15」はカメラとフラッシュを使って心拍数を計ることのできる機能が付いています。『ライフログ』を十分に活用したいと思う場合には「TONE m15」と一緒に健康に気を遣ったウォーキングを続けてみてはいかがでしょうか。