月別アーカイブ: 2016年6月

格安SIMで人生が変わる? その2 なぜ格安SIMは安いのか?

格安SIMがなぜ安いのかということは、様々なところで語られていることですのですでにあらかたの事は知っているという方も多いと思います。日本人には昔から

「安かろう悪かろう」
「只ほど高いものはない」

というような言葉が共通認識で語られることがあり、前回紹介した月額の利用料金の比較をしたとしても、あまり安いものは信用できないと思われる方もいらっしゃることは事実です。そこでここでは改めて、格安SIMの安い理由について考えることによって、今後の格安SIMとの付き合い方を探っていくことにします。

まず、いわゆる格安SIMと呼ばれるMVNOは何をして安い料金で通信サービスを提供しているのかということから見ていきます。基本的にはMVNOはその意味の通り自前で通信回線を用意していません。通信インフラを1から作ってそのメンテナンスも行なう大手から回線の一部を借りて営業をしています。

ですから、大手通信会社がどういった金額で回線を貸してくれるかが利益に直結するわけで、サービスプランをどのように設定するかがMVNOにとっては大変な苦労になるのだろうと思います。事実、ドコモが回線レンタルの価格を下げたことで、MVNOのユーザー側も多くの格安プランを提供することができるようになっています。

ということは、回線自体は全てドコモなりau、ソフトバンクが使っているものをそのまま使わせてもらっているというのが格安SIMの回線なわけで、その点では回線の品質については大手携帯会社と契約しても同じということになります。例えばドコモの回線がケーブル火災や地震などで不通になったということがあれば、ドコモの回線を借りているMVNOを使っている方でも通信ができなくなります。わけのわからない業者だから回線が不安だということは、格安SIMの回線自体についてはそれほど考えなくてもいいわけです。

ただし、MVNOを行なう会社の規模により回線レンタルのために出せる金額に違いが出るので、そこで回線の安定度に違いが出ることがあります。同じドコモ回線であっても昼休みや夜など利用者が集中する時間につながりにくくなったり、スピードが落ちるということがあるのは、回線の規模に比べて利用者が多くなるからだと言えます。MVNOの中でも大手のところはユーザーからの不満を聞き、必要な回線を増強するなどしてできる範囲で回線の品質を維持しようと営業努力をしているところもあります。

さらに、回線をドコモなどから直接借りているのではなく、大規模に事業展開しているMVNOから孫請けのように借りているようなところもあります。逆にそういう所は、回線の品質やメンテナンスについては大手MVNOの品質そのままなので、かえって品質が読めるので安心だと考える人もいます。聞いたことのない業者であっても大手のIIJmioやso-netの回線を使っているとかいう情報が明らかになれば、安ければ今まで知らなかった業者と契約して使うということもこの世界では普通にあります。

またもともとMVNOでの契約は、データ通信だけの契約なら携帯大手とは違ってそれほど契約の縛りが強くないので、思っていたよりも回線の品質が悪いと思えばすぐに解約し、簡単に別のMVNOに変えられるというのもメリットの一つなので、安いところから選んでダメだったら別のところをという感じで使ってもいいのではないかと思います。

ここまで、格安SIMの安さの秘密は設備投資をせず、回線もレンタルしているからというところまで書きましたが、これはインフラの部分です。スマホを大手で契約する場合、もう一つコストに直結するものがあります。それが販売網としての実店舗があるかどうかです。

最近でこそ大手家電量販店に複数のMVNOが入ったり、大規模スーパーを展開するイオンスーパーで買えるイオンモバイルができたり、全国的なチェーンを持つTSUTAYAで購入できるTONEモバイルなどが店頭での対面販売を行なうところがありますが、まだ全ての格安SIMと呼ばれる所では販売網が大手ほど整っていません。今後はある程度は実店鋪での販売に舵を切るところもあるでしょうが、格安な料金を追求したいと思う場合は土地代や人件費のかかる実店鋪での販売がなくインターネット通販だけで完結した方が安くできると考える業者もいるかも知れません。

そうしたMVNOから購入した場合、操作がわからなかったりトラブルが起こった場合には直営店や代理店がいたるところにある携帯大手とはかなりサービスでは劣りますが、サービスにお金を掛けすぎると格安SIMの特徴の最たるものである安さという点でのインパクトに欠けることとなります。ユーザー側でも安いMVNOを使う場合には回線さえちゃんとしていればいいと割り切ることも必要なのかも知れません。

ここまでの内容をまとめると、自前では回線設備を持たず、場合によってはある程度システムの整った別のMVNOから回線を借りたものを販売することでコストを抑え、さらに販売方法やアフターサービスにおける人件費や家賃をカットすることによってさらにコストを抑え、一般ユーザーにSIMカードのみという簡素化されたパッケージでも販売できる無駄を抑えた仕組みが整っていることで、大手携帯会社から比べるとびっくりするような価格で通信サービスを提供しても儲けが出るようにしているのが格安SIMの仕組みだと言えるでしょう。この安さを十分享受するためには、端末の確保を含めてある程度の事は自分でできるだけのスキルが必要であることも同時にご理解いただけると思います。

次回からは格安SIMを購入する前から購入後まで、自分で何をしなければならないかということについて解説していきます。


【FREETEL】最大3年間基本料0円キャンペーンと注意したい点

MVNOの中で利用者を奪い合う中、長期間基本料を割引くキャンペーンが特定のMVNOの中で行なわれています。その中でもスマホとSIMカードを同時購入すると1年間基本料(299円 税抜価格)を0円で利用することのできるFREETELのキャンペーンは端末購入というハードルがあるにせよ、安くて使える端末が欲しい場合には嬉しい長期間の0円利用ができていたのですが、2016年7月から開始されるキャンペーンはさらに長期間の3年間、条件を満たせば基本料が0円になるキャンペーンになっています。

さらに、すでに1年間基本料0円のキャンペーンに加入している方についても、1年間無料になる期間が終わってから改めて3年間このキャンペーンの特典が受けられる(別途有料による申込みが必要)道が用意されています。

これは契約したもののすぐに離れてしまうユーザー対策ということもあるかも知れませんが、うまく使えばお得にデータ通信を使うことができるようになります。

また、もう一つこのキャンペーンの特徴としては7月1日よりFREETEL SIMに加入すると音楽・映画・書籍をスマホで楽しめるサービス「music.jp特別プラン」が適用され、2ヶ月無料で利用でき、3ヶ月目以降は月額400円で472ポイントに加え、毎月映画5本まで視聴可というサービスが8月から提供予定になっています。

音楽も映画も見ないという方は契約してから2ヶ月目の月末にマイページより解約手続きを行なう必要がありますが、このmusic.jpのサービスを解約した場合、3年間基本料0円の特典が1年分少なくなり2年間に減ってしまいますので、music.jpを使いながら基本料0円の権利を保つか、そうしたことは放棄して基本料無料を2年間にするかの選択を迫られることになります。まずはお試し期間に使ってみて使えるサービスかどうかをじっくり判断されることをおすすめします。

なお、FREETELでは当初、このキャンペーンに加入する場合、music.jpへの加入が義務付けられる予定でしたが、一転してmusic.jpの申込なしでもキャンペーンに申込めるように変更になったようです。ただ、その場合はキャンペーン適用期間が1年減ることになります。

このキャンペーンについては実はもう一つ、事前に知っておいていただきたいことがあります。基本料の299円というのはあくまで毎月100MB以下の高速クーポンを使わない場合か、最初からマイページで高速通信を切って低速通信専用にして使う場合の月額です。こうした最安値での運用について、FREETELではキャンペーンの対象から一部外すという策を出しています。

具体的に言うと、キャンペーン開始から1年間は基本料0円で維持できるものの、2年目からは毎月の高速クーポンの使用料が100MBを超えない月には基本料の299円の請求がされてしまうということです。ですから、最安の利用料を継続したいという方というよりも、毎月高速クーポンを使っている方が3年間通信料から基本料である299円を割引いて利用できるキャンペーンであると言った方がいいかも知れません。

それでも100MBは使うにしても、毎月1GBも使わない人ならお得な期間は増えるわけなので、このキャンペーンを使った方がいい方もいると思います。3年間基本料を0円にするための条件がいろいろある複雑な点はありますが、ここまでお読みいただいてメリットを感じる方なら、現在FREETELのスマートフォンの一部がアウトレット価格で安く買えることもありますので、キャンペーンに乗るのも一つの手でしょう。

・FREETEL
https://www.freetel.jp/


格安SIM・スマホ ブログランキングへ


格安SIMで人生が変わる? その1 まずは料金を比べてみよう

ちょっと大げさな題名ではないかと思うところもありますが(^^;)、もし今まで当り前のように携帯大手の会社から進められるままに自分でも高いなと思う通信料を払っている人が、格安SIMでもほとんど遜色なく使えた上で毎月の通信料が安いということがわかれば、かなりショックを受けるのではないかと思うので、あえてこんな題名を付けてみました。

まずは、格安SIMという言葉を聞いていても実際どのくらいまで安くなるのかということで、具体的にその料金を比べてみることにします。今回比べる格安SIMはNTTdocomoから回線を借りているということで、ドコモのスマホプランについて代表的な料金で比較してみます。なお、料金は消費税を含まない税抜の価格でご案内しています。

(ドコモプラン)
・通話 カケホーダイライト(5分以内なら定額)1,700円
・ネット SPモード(キャリアメール利用のために必要) 300円
・パケット データMパック(高速クーポン5GB)まで 5,000円
・その他 契約は2年縛りの自動更新 別途端末代を分割で購入が必要
合計金額 7,000円/月

実はパケット通信パックには2GB高速クーポンが使える「データSパック」があるのですが、この場合は「カケホーダイライト」がセットできず、通話定額を月額2,700円の24時間タイプのカケホーダイにする必要があります。その場合の料金は6,500円となりますが、今回は格安SIMとの比較のため、だいたい7千円くらいと考えて比べてみます。

なぜこのプランと比べるかというと、現在のMVNOのプランの中にはドコモの回線を使って24時間通話定額が使えるプランが存在しないからです。ただ、ドコモの「カケホーダイライト」と同じ通話プランを提供しているところがありますので、これからそのプランを出しているMVNO「DTI SIM」の料金明細を紹介します。

(DTI SIM)
・通話 電話かけ放題オプション(5分以内なら定額)780円
・ネット キャリアメール利用不可 0円
・パケット 音声通話プラン高速クーポン5GB付 1,920円
・その他 契約は1年縛りだがその後の解約は自由 SIMのみで端末は自分で用意
合計金額 2,700円

ちなみに、DTI SIMの音声通話プランは5GB以外にも無制限、3GB、1GBの中から自由に選べます。ここでは、比較のために5GBプランの合計を紹介するとキャリアメールは当然ドコモに入っていなければ使えないということはありますが、ドコモのような厳しい契約縛りはないのに半分以下の料金になってしまいました。

さらにシビアに計算すると、ドコモ本家とDTI SIMとの月額利用料の差は7,000-2,700=4,300円にもなってしまいます。ドコモの契約は2年縛りなので、この差額を24ヶ月払い続けていくと、その差は2年後には103,200円になってしまいます。

ドコモの名前の付いたメールアドレスがどうしても必要だったり、MVNOの提供するデータ通信はどうしても信用ならないというのでなければ、どちらを選ぶかと言われれば安い方で十分だと思われる人も多いのではないでしょうか。ただ、安いものには何か落とし穴もあるのではないかと思いつつ高い方を選ぶという方もいるかも知れません。

これからしばらく、格安SIMが安い理由について詳しく紹介しながら、安い方になびいても大丈夫なだけのスキルを持ってもらえるようにいろいろ書かせていただこうかと思っています。毎月の家計から通信費が減るということだけでなく、それ以上の変化が格安SIMを使いこなしていく過程で手に入る人もいるのではないかと思うのです。


格安SIM・スマホ ブログランキングへ


「IIJmio」その5 ライトスタートプラン バンドルクーポン増量など

2016年7月1日より、今までは月ごとの高速クーポンが5GBだった「ライトスタートプラン」において、クーポンを1GB増やし6GBになるプラン内容の変更が行なわれることをIIJmioが発表しています。

さらに、同年7月7日より、月3GBまでのミニマムスタートプランとライトスタートプランでも複数SIMが使えるようになり、2枚目のSIM追加が可能になります。料金は追加SIMが月400円で、SIM追加の手数料は2,000円となります。この変更を受けて7月31日までキャンペーンとして2,000円かかるSIM追加が1,000円でできるようになっているので、すでにIIJmioに入っている方がSIMを増やしたい場合に利用しやすくなっています。

少し前には一契約で3枚のSIMが持てるとは言っても、欲しいのは2枚だけとかいうケースもあり、今回の少額プランで最大2枚までSIMカードが持てるようになるというのは、ちょうどいいSIMカードの増やし方ではないかと思えます。特に今回増量になるライトスタートプランにSIM1枚を増やせば、2枚で6GBとなりバランス良く使えばかなり使いでがあるのではないでしょうか。

他社のキャンペーンを比べた場合、それほどインパクトがないと感じられる方もおられるかも知れませんが、その点はIIJmioという会社にとっても耳の痛い話ではないかと思います。以前からこのブログでも書いていた通り、MVNOの回線品質というものはなかなか具体的に数値化することができず、以前から使っていてその回線の安定性を感じている人以外はなかなか回線の良さという点をわかりずらいということはあるでしょう。

他のMVNOの中には低速に切り替えるとデータを大量に使ったとしてもそれ自体による制限は受けないのに対し、IIJmioでは3日間で366MBを超えると、最大200kbpsよりさらに規制されます。ただ、こうして全体のデータ通信量を規制することによって、同じ回線なら無制限に低速通信を許可しているMVNOよりも安定した回線運用が保たれるという側面もあります。

他社のデータ通信は思うようにスピードが出ないと不満を持っている方にとっては、頼りになるMVNOである事は間違いありません。高品質のデータSIMを使いたいと思っている方は検討してみてはいかがでしょうか。


格安SIM・スマホ ブログランキングへ


UQ mobile その4 Y!mobileを意識した? ぴったりプランの「イチキュッパ割」

MVNOの中で、唯一と言っていい24ヶ月自動更新が前提のプラン「ぴったりプラン」を提供しているUQmobileですが、この「ぴったりプラン」は他のMVNOというよりも第四の携帯電話会社と言われるY!mobileを意識しているような感じがするのは私だけではないでしょう。

今回新たな割引サービスをアナウンスしてきましたが、この内容を見ると更にY!mobileの「ワンキュッパ割」を意識しているような感じがします。多くの方が予想する通り、月々2,980円を1,000円引きして13ヶ月間は1,980円で利用可能というのが「イチキュッパ割」というわけです。
また、Y!mobileと同じように1GBから2GBに高速クーポンも2倍になる「データ増量キャンペーン」があり、さらに7月1日から通話料についても契約時から25ヶ月間は無料通話時間が倍になり月最大60分(2,400円分 通常は月30分1,200円分)利用できるようになっています。

Y!mobileと比べると通話を主に使う人にとっては、一回10分以内月300回まで定額でできるY!mobileの方が使えるサービスのように感じるかも知れませんが、今回のキャンペーンで無料通話時間が増えるということを考えると、そこそこ電話しても定額内で収まるくらいの方なら、UQ mobileを選ぶメリットも出てきます。アプリで高速と低速の切り替えができ、低速でも最大300kbpsで使えるということで、Y!mobileより増量された2GBを大切に使え、低速での使い勝手もアップするというのは、主にデータ通信にスマホを使おうと思っている方にとっては有難い点でしょう。

また、このぴったりプランで選べるスマホの中に、auで近頃出た話題の端末「DIGNO L」が2016年7月28日からラインナップに入り、MVNOとしても使えるようになるというのも興味深い点です。単なる防水ではなく、汚れたら家庭用のハンドソープで丸洗いできるというのがこの端末の大きなボイントで、常にスマホを清潔に保ちたい方はハンドソープの用意とともに選べは便利に使えるでしょう。

なお、ぴったりプランに入る場合は長期の契約になるため、毎月1,980円ではなくなりますが、端末の故障、盗難および紛失を補償する「端末補償サービス」が用意されていますので、いざという時に備えたい場合にはその分の負担を追加してみるのもいいかも知れません。


格安SIM・スマホ ブログランキングへ


「OCN モバイル ONE」その6 2016年7月1日より正式にWi-Fiサービスを開始へ

MVNOのサービス展開の流れとして、2016年には主に音声通話サービスの定額化という事を複数のMVNOが行なってきてきて、それが目立っていましたが、スマホでは通話せずデータ通信のみと割り切っている方もいて、そうした方にとっては大きなポイントになりそうな発表を「OCN モバイル ONE」が行なっています。

データ通信の無制限というサービスは多くのMVNOで行なわれていますが、どのMVNOでも完全な無制限ではなくあまりデータを使い過ぎると規制がかかったり、時間によって遅くなることもあり、ある程度は制限がかかる「無制限」であることを理解した上で使う必要があるように思います。そんな中でモバイル環境を変えてくれるということで注目されるのが「公衆無線LAN網」の利用です。外でもWi-Fiによる高速通信ができ、その場所が増えていけば、LTE網の集中も和らぐようになるかも知れません。

携帯大手3社ではそれぞれが自社のWi-Fiをスマホユーザーが追加料金なしに使えるサービスが今でもありますが、MVNOにおいても古くはBIC SIMが「Wi2 300」というWi-Fiサービスを基本料のみで利用できるサービスを打ち出し、Biglobeやワイヤレスゲートでもユーザーが公衆無線LANサービスが使えるようになっています。

こうした流れの元、「OCN モバイル ONE」でもトライアルサービスとしてSecured Wi-Fiサービスという全国約48,000ヶ所で使えるスポットを利用できるようになっていましたが、NTTdocomoユーザーが使えるアクセスポイントに準ずるような場所でも使えていたため、このトライアルサービスが正式サービスになるのか、正式にサービスになっても有料になるのか無料のままなのかという事はこの発表があるまでわかりませんでした。

今回の発表によると、プリペイドサービス以外の毎月料金を支払うプランならどのプランでもこのSecured WI-Fiサービスが無料で使えるようになり、さらに7月15日からは「Do spot」のエリアでも使えるようになるとのことで、スポットの数はその結果今までの倍近く増えて、日本全国で82,000ヶ所利用可能になるとのことです。

さらに、前回紹介したように、低速に切り替えた場合も最初だけ高速になるバースト転送機能が付加される予定ですので、千円前後のプランで契約をしながら今回のWi-Fiサービスを積極的に利用するようにすれば、データ通信的には安くて使えるサービスとして他社と比べると一歩抜きんでる魅力が出てきます。

プランの中では他社のように「無制限プラン」や「通話定額プラン」を出していないことで、ヘビーユーザーにはそれほど注目されないかも知れませんが、データ通信を中心にコンビニやコーヒーショップ、大きなショッピングモールを利用することが多い方ならば、むしろ今回紹介したWi-Fiサービスを十分に活用することができます。

今までは高速クーポンが多いプランに入っていた方でも、状況によっては一日110MBコースや月3GBコースでも十分高速のインターネットが楽しめるようになるかも知れません。「OCN モバイル ONE」では1日コースと月ごとコースがあるのでどちらに加入するか迷う方もいるかも知れませんが、常に高速通信をしたい方は1日コース、普段は低速でいざという時には高速通信を多く使うという方は月コースという風に考えるといいでしょう。どちらの場合でもWi-Fiスポットに入れば、常に高速を楽しめるようになります。これから「OCN モバイル ONE」加入しようと思う方は、Wi-Fiサービスもすぐに使えるようにして、このサービスを十分に活用していって欲しいと思いますね。




スマホを1,980円/月で使える!「ワンキュッパ割」の詳しい内容

テレビコマーシャルの話を書くと、書いた時にはいいのですがすぐ放送されなくなると忘れ去られて、数年後に読んだ人は何を書いたのかすらわからなくなるということはしばしば起こります。今回紹介するY!mobileのスマホを月々1,980円(税抜価格で、以降の金額も同じです)で持てる「ワンキュッパ割」のテレビコマーシャルがかなりテレビで流れている頃にこの文章を書いているのですが、通話とデータ通信がセットで1,980円というのは、現時点ではMVNOの楽天モバイルの5分定額にベーシックプランを付けた同様のプランの月々2,100円よりも安く、DTI SIMの同じく5分間の通話定額の付いたセットプランと同額になっています。

楽天モバイルとDTI SIMはどちらもドコモのMVNOで、Y!mobileはソフトバンクの回線を使っていますし、通話定額の内容にも違いがあるので全く同じように比較することはできませんが、テレビコマーシャルの力というのはすさまじく、月々1,980円でスマホが持て、さらに通話も定額、データ通信もできるということで興味を持つ方も周辺には多いでしょう。

もしかしたら、MVNOよりもY!mobileの方が実店鋪もあるし、安いからいいのではと思う方も多くいると思いますので、実際この1,980円のプランは本当のところどうなのかということを今回は解説してみたいと思います。なお、この1,980円というのはあくまでプランの金額なので、スマホの代金については実質0円という端末が手に入ればいいですが、そうでない場合は別途端末の料金を別に用意する必要があります。まずはその点にご注意下さい。

まず、最初にお知らせしなければならない事は、この1,980円というのはずっと1,980円ではなくて期間限定になっているということです。さらにソフトバンクや同じY!mobileからの乗り換えでは1,980円という料金の適用自体ができません。新規かドコモ・auからの乗り換えの方への割引プランだという認識でいいでしょう。ソフトバンクからY!mobileに乗リ変えたいと思っても、月々1,980円から始めることができませんので、自分が契約する場合に月々1,980円で始められるかしっかりと確認しましょう。

さらに、この1,980円のプランは、Y!mobileの「スマホプランS」2,980円の契約が基本になっています。現在は特定の条件をクリアして契約すると1年間だけは1,000円引きの恩恵が得られるというわけです。「スマホプランS」の内容については過去にも紹介しましたが、基本的には2年契約のプランで、以下のような内容になっています。

・通話は10分以内なら月300回まで追加料金なし(超過分は30秒20円)
・データ通信は1GBの高速クーポン付
・高速クーポンを使い切ると最大128kbpsの低速に制限

ちなみに、「ワンキュッパ割」で契約すると特典として2年間は高速クーポンを2GBまで利用することができます。

そんなわけで、2年契約のうち半分だけ1,980円で使えるものの、それ以降は2,980円かかるという事をまずは十分理解しましょう。それでも通話定額の内容が合えば十分安いと思いますし、2年使ってみてもっと安いプランが出ていたら転出するという選択肢も取れるでしょう。

MVNOと比べて少し気になるのは、低速通信が最大200kbpsではなく、128kbpsとなっていることもあります。radikoの利用は低速制限時でも大丈夫だとは思いますが、音楽ストリーミングの場合はもしかしたら200~250kbpsくらい出るMVNOと比べると少し心配になるところがあります。ただ、この128kbpsというのはドコモでもauでも同じスピードなので既に携帯大手3社をスピード制限を経験している方にはほとんど違和感はないと思います。

最後に、ソフトバンクグループであるY!mobileでもサービスのあるオプションについて説明しておきます。店頭での説明をよく聞いていないと知らないまま使ってしまい、結果的に月々1,980円にならないケースが出てくるかも知れませんので、実際に契約に行く前にはこれから説明するオプションについて十分ご確認の上で利用するようにしましょう。

そのオプションというのは「快適モード」というものです。高速クーポンを使い切ってしまった場合、最大128kbpsの低速に制限されてしまうのは先に説明した通りですが、それではストレスがたまるという人に向けたオプションで、1回500MBの高速クーポンを自動的に追加してくれるというものです。

1回分の料金は500円ですが、1,980円のプランでこのオプションを利用した場合、その時点で月々1,980円ではなくなってしまいます。月ごとに発動する回数はご自身で決められるということですが、もし「無制限」を選んでしまっていると、それこそ使った分だけ青天井にデータ通信料金が請求されることになってしまいます。

この「快適モード」については上限回数の設定ができ、1回から10回までと無制限という風に選べますが、1回使っても+500円で、10回使うと5,000円となるので1,980円に加えて請求額は6,980円で7GBと、携帯大手のスマホプランと変わらなくなってしまう事も起こります。ですから、店頭でこの「快適モード」の説明があった時は、ここまで説明した事をよく考えて加入するかどうか決めるようにしましょう。

この他にスマホの料金がかかりますので、実際の料金はもう少しかかりますが、スマホ代がかかるのはMVNOの契約でも同じで、さらにY!mobileの場合は新品を店頭で購入でき、さらに一定の条件の元で端末代が安くなるケースがあります。具体的には時期によって料金が変わってくることもありますので、ネットや店頭での情報収集をしながら安く維持できるキャンペーンを狙ってみるのもいいでしょう。Y!mobileではiPhone5Sもプラン対応端末になっていますので、月々の負担が少なくiPhoneを使いたい方は、上記の内容に注意しながら調べてみてはいかがでしょうか。


格安SIM・スマホ ブログランキングへ


exciteモバイル その2 具体的なプラン紹介

この文章を書いている現在、まだ予約申込の段階で、正式なサービススタートは2016年7月1日からになるようですが、exciteモバイルの場合月の途中に加入や解約した場合日割り計算がされないので、加入される場合はできるだけ月の初めに入り、解約する場合は月末にすることで、まるまる期間をムダにしないで済みます。

さて、それでは「SIM1枚プラン」「SIM3枚プラン」に分けて2つの契約プラン別に解説していきます。まずは、毎月の高速クーポン利用量に応じて請求額が変わる「最適料金プラン」です。なお、以下の料金はデータ通信SIMを契約する場合のもので、SMSオプションを付けると140円がプラスとなり、音声通話SIMの場合は700円が追加されます。

・最適料金プラン
(SIM1枚コース)
低速通信のみ 500 円(税抜)
~500MB 630 円(税抜
~1GB 660 円(税抜)
~2GB 770 円(税抜)
~3GB 880 円(税抜)
~4GB 1,150 円(税抜)
~5GB 1,450 円(税抜)
~6GB 1,600 円(税抜)
~7GB 1,900 円(税抜)
~8GB 2.120 円(税抜)
~9GB 2,200 円(税抜)
~10GB 2,380 円(税抜)

(SIM3枚コース)
~100MB 1,050 円(税抜)
~500MB 1,100 円(税抜)
~1GB 1,180 円(税抜)
~2GB 1,340 円(税抜)
~3GB 1,550 円(税抜)
~4GB 1,780 円(税抜)
~5GB 1,890 円(税抜)
~6GB 1,950 円(税抜)
~7GB 2,100 円(税抜)
~8GB 2,190 円(税抜)
~9GB 2,380 円(税抜)
~10GB 2,540 円(税抜)
~11GB 2,830 円(税抜)
~12GB 3,100 円(税抜)
~13GB 3,450 円(税抜)
~14GB 3,790 円(税抜)
~15GB 3,980 円(税抜)

この通り、「最適料金プラン」で加入した場合は、全く高速クーポンを使わなければ最低金額の500円(SIM1枚)、1,050円(SIM3枚)が適用されますが、使い方をセーブしないで高速クーポンを使った場合、10GBと15GB(SIM3枚の場合)までは高速で使え、その後は最大200kbpsに制限されるようになります。

なお、高速クーポンをあえて使わず、最低金額のままで低速運用をするためには、まずexciteのホームページにアクセスし、マイページから速度切り替えを申請することで低速のみでの運用が可能になります。他のMVNOのように専用のアプリはありませんのでご注意下さい。

この「最適料金プラン」はプランの変更なしに高速クーポンを使った分だけ課金されるというプランなので、普段は高速クーポンを使わないものの、いざという時にはデータSIMだけで高速通信を行なうかも知れないという場合には魅力あるプランになっていると言えるでしょう。なお、低速であっても3日間連続のデータ通信量が366MBを超えた場合に、さらなる規制がかかるようになるので、低速回線を使い尽くすような利用には適さないと思います。

次に「定額プラン」について説明しましょう。いちいち高速と低速を切り替えるのが面倒で、毎月の高速クーポン利用量が決まっている方はこちらのプランを検討すべきでしょう。

・定額プラン
(SIM1枚プラン)
1GB 670 円(税抜)
2GB 770 円(税抜)
3GB 900 円(税抜)
9GB 2,250 円(税抜)
20GB 4,750 円(税抜)

(SIM3枚プラン)
1GB 1,260 円(税抜)
2GB 1,450 円(税抜)
3GB 1,680 円(税抜)
9GB 2,460 円(税抜)
20GB 5,180 円(税抜)

このように、最大20GBまでの高速クーポンがあるだけでなく、もし当月に高速クーポンを使い残した場合の翌月繰り越しも用意されています。「最適料金プラン」の方が最安値で運用できますが、低速通信でも最初だけバースト転送機能があるとは言っても重いアプリや写真を早くダウンロードしたいような場合がしばしばあるなら、「定額プラン」の1GBプランで入っておくというのもありなような気がします。

最近ではSIM1枚で300円を切るMVNOも出てきたことで、SIM3枚で最低1,050円という値段にインパクトがそれほどない事も確かですが、最初から3枚コースに入れば、exciteモバイルの場合は契約事務手数料が多くのMVNOでは1枚分の3,000円しかかからないというのが以前からあるexciteモバイルの大きな特徴だと言えるでしょう。

例えば298円/月のロケットモバイルのSIMを3枚契約する場合、月々の支払い額こそ1,050円>894円と156円の差が出ますが、3枚のSIMでも1枚で契約する場合と同じexciteモバイルに対し、他のMVNOでは一枚につき3,000円がかかりますので、契約事務手数料の差額となる6,000円を回収するまで使うとすると、3年以上かかる計算になります。
ですから、とりあえず余っているスマホやタブレット端末にSIMカードを入れて運用したいという場合、もし3台同時に古いスマホにもSIMを入れておきたいと思ったらexciteモバイルを選んだ方が安上りになる場合も出てくるわけです。そんな事も考慮しながらご自分に合ったMVNOのプランを選ぶ際の参考にしてみて下さい。


exciteモバイル その1 以前とは何が変わった?

プロバイダのexciteが行なっていたMVNOサービスが突如新規申込を終了したので、あわててその内容をカテゴリに書いておこうと思ったら、装いも新たに「exciteモバイル」として新たにサービスを始めるということになることを知り、あわててこのエントリーを書き足しているところです。

新しいサービスになって果たして何が変わったのかというのが気になるところですが、従来からのSIM3枚コースにおける契約事務手数料が安い(他社では最初から枚数分の事務手数料をそれぞれ取るところもあるのですが、ここでは1枚でも3枚でも同額です)のは変わらず、料金は安くなっています。また、個別の手数料はかかりますが、SIMカードは最大5枚まで増やすことができるようになっています。

そして、何と言っても大きく変わったのは、それまでデータ通信とSMSオプションの設定はあったものの音声通話SIMはなかったのですが、データ通信の料金に700円足すことで音声通話SIMを契約することができるようになったという点でしょう。

さらに、データプランの内容が相当充実したことが挙げられます。今までは高速クーポンの最大が4GBまでで、ヘビーユーザーへのインパクトにかけていたのですが、今回新たに使った分だけの料金を支払う「最適料金プラン」と、高速クーポンの上限が決まっているため毎月の支払額も一定となる「定額プラン」の2つの中から選べるようになっています。

あえて低速で通信することにより「最適料金プラン」の最低料金で運用したい場合にはWi-Fiなどでexciteのサイトの中のマイページから低速に切り替えることで以前より安く契約を維持することもできるようになっています。

また、音声通話プランが加わったことにより、今まではデータ通信SIMでもあった最低利用期間がなくなり、データ専用SIM、SMS機能付きSIMにおいては解約事務手数料の発生がなくなったのも利用者側からすると有難いところでしょう。

回線元はIIJmioで変わらないようで、3日366MBでの規制があり、バースト機能も付いていることは過去のプラントは変わらないようです。具体的な料金プランの内容については次回見ていきますが、3枚プランの初期費用のかからなさではMVNO随一なので、家族間でシェアしながら使いたい場合や、自分だけでも複数の端末の中に入れて使いたいような場合には改めて導入候補に入れてもいいようなMVNOとして仕上がっているように感じます。


MVNOでも通話定額 その10 まとめと今後への展望

ここまで、MVNOのデータプランでない通話定額のサービスを行なっているものについて一通り見てきました。そんな中、「2016年3月における格安SIMサービスの利用意向調査」における「音声通話プラン利用者における格安SIMサービス」、「スマートフォン利用者における格安SIMサービス」において、シェア1位を獲得したのが「楽天モバイル」だという情報が入ってきました。

他のMVNOと比べてもCMキャラクターにサッカー日本代表の本田圭佑選手を採用し、MVNOでも通話定額とデータ定額ができることを広く告知したことで、今までは我慢して高い通信通話料を払っていた人を引き付けたであろうということは容易に想像できます。

やはり、通話定額というのは5分以内の通話に限るとは言ってもかなりのインパクトがあったということでしょう。今後MVNOが業績を伸ばしていくためには、データ通信サービス一辺倒ではだめで、通話も携帯大手会社なみにできるようになることをユーザーが求めているということも言えるのかも知れません。

ここまで紹介したMVNOの中では「もしもシークス」と「Nifmo」でかけ放題プランがあり、5分以内定額では「楽天モバイル」「FREETEL」「DTI SIM」がサービスを展開しています。こうした流れを受けて、今までデータ通信専用の中でシェアを伸ばしてきた老舗である「IIJmio」や「OCNモバイルONE」は、この状況をどう考えているのか、そして5分以内の定額でなく24時間通しての定額をドコモ回線のままでもプレフィックスサービスがらみでもやるところは今後出てくるのかが今後MVNOがさらに一般化するかどうかという点では大事になってくるのではないでしょうか。

今後のMVNOがどこを目指し、どこへ向かうのか展望は色々ありますが、データ通信が無制限プランを出し、帯域による制限はたとえ有線であっても避けられない中では、やはり通話サービスをおろそかにしてはユーザーの支持は得られないのではないかと思われます。MVNOの側からしても音声通話付きのSIMを契約してもらえば最低でも1年間はそのままユーザーに使ってもらえ、極端にデータ通信で不満がなければ解約する理由はありませんので長期のユーザー確保にもつながります。

先日、ドコモの社長がライトユーザーの利用料金について更に下げる可能性についての発言がありました。今後ドコモの通話定額の付いたライトプランとMVNOの音声通話付プランとの料金の差が縮まってくるようなら、ユーザーは改めて携帯大手に戻る可能性もあります。今後もこのサイトではあらゆる可能性を考えながら通話定額プランの動向についても追って行こうと思っています。


格安SIM・スマホ ブログランキングへ