月別アーカイブ: 2016年9月

日常的に使うパソコンで利用可能なMVNOを探す

ここまではそれほど頻繁でない状況でパソコンのインターネットに携帯電話の電波を使ったモバイル通信の種類について考えてきました。しかし、頻繁に移動しながらパソコンで仕事をしたい場合や、事務所にインターネット回線を引けないような事情があるような場合は、そこそこパソコンでも使える回線を確保したいものです。

まず最初にお断りしておきますが、有線の回線であってもヘビーユーザーにおける帯域を規制する動きもある中で、有限の共有資産とでも言うべき電波を使うわけですから、相当にお金を出さなければ安定していつでも高速の出るモバイル通信を利用するのは困難だということをまずは理解していただければと思います。

そんな中で、MVNOの回線を選ぶ場合に、その選択肢は大きく3つあると思われます。そのキーワードは「中速」「大容量高速クーポン」「無制限」です。これらについて具体的な事業者の名前を挙げながら説明していきます。なお、これから紹介するプランに関しては、パソコンで主に使うことを想定しているので、音声もSMSオプションも付かないデータ通信専用のプランです。

・中速回線を提供する事業者

ここで言う中速というのは、速度が1Mbpsに満たない500kbpsからせいぜい700kbpsくらいのスピードで提供するところです。具体的には以下のような事業者のサービスがあります。

1.OCNモバイルONE 500kbpsコース(15GB/月)1,800円(月額税抜価格 以下同じ)
2.UQモバイル データ無制限プラン(通信速度最大500kbpsでの無制限)1,980円
3.Wonderlink F-使い放題700(高速クーポン1GB付 通信速度最大700kbps)1,580円

1や2の最大500kbpsは遅すぎるのではと感じる方も少なくないと思いますが、実測値では1Mbpsに迫るケースもネット上では報告されています。また2のUQモバイルのみがau回線で、MVNOとしては少数派のため契約している人数が少ない分混雑も少ないのではと言われていますが、今後のユーザーの動向によってはこうしたメリットがどうなるのかは不透明です。無制限とは言いつつau自体のデータ通信に関する規制もかかる可能性がありますので、使い過ぎには注意しましょう。

同じように3のWonderlinkでは1日1GB以上使ってしまった場合に規制がかかると公式ベージに記載されていますので無制限に利用できるわけでもありません。ただ、スピード自体が中速に制限された中でのデータ量規制なので、一定の容量に到達するまでの時間は他の無制限プランよりもかかりにくいという側面はあるでしょう。



Wonderlink

・大容量高速クーポンのあるプラン
これについてはそれほど説明はいらないかも知れませんが、現在では携帯大手3社でも月に20GBもの大容量が使えるプランを出してきていますし、どのMVNOでも20GB以上のプランを用意しています。そんな中で2016年10月からサービスを始めるのがUモバイルのU-mobile MAX 25GBというプランです。このプランに限って他社のサービスと違って破格の安さである月額2,380円で提供されることで注目が集まっています。

この文章を書いている時点でまだサービスが始まっていないので何とも言えませんが、用意された高速クーポンを使い切るまで高速を維持できるとしたら、パソコンでも十分に使えるプランであると言えるでしょう。



・無制限プラン

最後に、MVNOが提供している高速無制限プランについて紹介しておきます。中速のところで紹介したUQモバイルの無制限プランのところでも書きましたが、だいたい2千円から3千円/月で高速無制限を実現するということは普通に考えても無理があるので、高速でデータ通信を使い過ぎたり、時間により速度が下がったり、特定のアプリを使っている時に通信制限が入るような仕様になっている場合がほとんどです。そうした規制内容によっては個人の使い方によっては使えるところもあり全く使えないところもありというような感じになるのではないかと思います。

・b-mobile 高速無制限 1,980円(税別)
・DTI SIM ネットつかい放題 2,200円(税別)
・U-mobile U-mobile プレミアム 2,480円(税別)

この中で注目なのはIIJmioの回線を借りて無制限を実現しているU-mobileですが、どのプランでも真の使い放題ではないので、その分は差し引いて考えた方がいいということです。もちろん上記の高速クーボン25GBなど、量がいくら多くても上限があるとつい残りのデータ通信量を考えてしまうような方なら、あえて無制限の世界に飛び込むのもいいでしょう。データ通信SIMの場合は気に入らなかったらすぐに解約しても解約金の類いは請求されないケースがほとんどなので、自分の中で使えると感じるまでいろんなプランを試してみるというのもいいでしょう。

以上、アプローチの方法から3つの観点でおすすめのコースを紹介させていただきました。ただ繰り返しになりますがモバイル通信のみで有線と同様の使い勝手を実現するのは難しいため、移動した場所で使えるならWi-Fiのサービスを併用するなどの対策も合わせて取るように心掛けていただきたいと思います。


たまにパソコンを持っていく場合に便利なMVNOプラン

普通の方が外でインターネットを利用される場合、スマートフォンやせいぜいタブレット端末くらいで用は済んでしまうと思いますが、まれにノートパソコンを持ち出したいという場合があるかも知れません。

外でパソコンを使う場合にはカフェで無料のWi-Fiが使えればそちらの方を優先して使えばいいでしょうし、旅行の際などは高速道路のサービスエリアや道の駅でもWi-Fiサービスがあります。ホテルに入れば最近はほとんどのホテルでインターネットが使えるようになっていますので、実際にモバイルインターネットが活躍するのは何もない所で急にパソコンを使う必要に迫られた場合に限られるように思います。

そんな時だけとするならば、いわゆる無制限のようなプランまでは契約する必要はないでしょう。ただ、低速ではなく高速が使えるプランで、いつでもそこそこの高速クーポンが使えるプランでスマーとフォンを使っていて、ここが大事なのですがそのスマートフォンで「テザリング」ができることが重要になります。

このカテゴリーでは改めて紹介するつもりですが、インターネットを共有するハードの中にはモバイルルーターもあるものの、モバイルルーターはスマートフォンのように単体では使えませんので、いざという時に使うためにはスマートフォンでもインターネットを共有して本体でも他の端末でも使えるようなものを選んでおくといいでしょう。

といってもそれほど難しいことではなく、いわゆる「SIMフリー」として売られているスマートフォンであればケーブルでパソコンを繋ぐ「USBテザリング」や、Wi-Fi、Bluetoothによるテザリングが利用できます。最近では国内メーカーの富士通がarrows M03というSIMフリー端末を出しています。この端末ではどちらも防水・ワンセグ・おサイフケータイという大手キャリアのスマートフォンが持っている機能が搭載された上で各種テザリングもできます。

さて、そうしたスマホを使われていることを前提として最適なMVNOのプランを考えてみますと、月にせいぜい数日くらいの利用ならば、多くのMVNOが千円前後で出している月間3GB前後のプランで考えてみるのがいいでしょう。しかし、そうしたプランの中にもいざという時に使えるような仕組みになっているものから、そうではないものまで色々あります。基本的にここでは普段はスマホで低速通信を利用していて、ファイルのダウンロードやアプリの更新、そしてパソコンでの利用をする時だけ高速通信に切り替えられ、さらに使い切れない高速クーポンを繰り越しできるMVNOのプランを考えてみましょう。具体的にどういうものがおすすめかというと、

・月額千円前後のリーズナブルなプラン
・高速クーポンは3GB/月前後
・高速と低速をスマホのアプリから簡単に切り替えられる
・余った高速クーポンを翌月まで繰り越すことができる
・低速時の利用については一切制限のない低速無制限である

こうした条件を満たすプランで思い付くのは、mineoのドコモ回線を使ったDプランです。上に挙げた条件は全て満たしている上、ユーザー同士のコミュニティ「マイネ王」に登録すると、高速クーポンを使い切ってしまった場合に他のユーザーから少量ではありますが高速クーポンを分けてもらったり、逆に繰り越しをしても余った高速クーポンを他の人が使えるように寄付できたりします。他のMVNOでは毎月のクーポンを使い切ったら終わりですが、mineoではそういう所も考えられているので、今回紹介するような出先や旅先で急にパソコンを使わないとならなくなった場合には大変に使えるサービスではないでしょうか。

スマートフォンで使うインターネット接続でも高速の方が快適であることには違いありませんが、低速でもそれなりに使えるという感触さえ持てばしめたものです。月間の高速クーポンをいざという時に使えるくらい貯められるなら、スマホでは日常的に低速で通信しておき、テザリングでパソコンでも使う時にはスマートフォンのアプリから高速に切り替えていつでも使える環境を作っておくのがおすすめの利用の仕方だと思います。




低速無制限のSIMでパソコンに接続した後の注意

SIMカードを使ったデータ通信は主にスマホやタブレット端末に入れて使う方がほとんどかとは思いますが、スマホでテザリングをしたり、モバイルルーターに入れてノートパソコンでもインターネットが使えるようにと考えている方がおられるかも知れません。ここでは主にパソコンでインターネットをする場合にどのMVNOのSIMを使うのがいいのかということについて考えていきます。

先日、複数持っていたMVNOの契約を見直すことにあり、割安なMVNOの中でも比較的高額な契約を軒並み解約しました。そして残ったのが高速クーポンを使えない最大200kbpsのスピードに規制されていながらも、低速無制限で使えるデータ通信SIMだったのです。

すぐに高速クーポンが使えるものを手配する予定にはしていたのですが、数日間は低速でも安定して100~200kbpsのスピードが出ていればいくらパソコンと言えどもインターネットブラウザの利用でそうストレスを感じることはないだろうと思っていたのですが、トップページに設定しているニュースサイトからの閲覧についてはキャッシュファイルが残っていればそんなに待たされずにページを開くことができたのですが、新しくページを開く場合には多少待たされます。それが低速ゆえの宿命であることは間違いありませんが、さらにネットサーフィンをしているうちに、極端にページの読み込みで待たされるようになってしまいました。

しばらくはなぜこのような事になったのかわからなかったのですが、少し考えたらその理由がわかりました。人によっては使っていない方もいるかも知れませんが、私の場合は複数のスマホ・タブレット・パソコンとの間でデータのやり取りを楽にするためにクラウドサービスを使っていて、それがパソコンのバックグラウンドで通信を行なっていた時に極端にスピードが落ちていたのでした。

スマホやタブレットでも接続中にバックグラウンドで通信を行なうことはあります。しかし、パソコンの場合は設定によってOSの不具合を防ぐためのアップデーターをバックグラウンドでダウンロードしている場合もあります。その場合にはさすがに低速の200kbps以下のスピードではちょっとストレスがたまると言わざるを得ないでしょう。

低速無制限のSIMというのはあくまでスマホのみで利用し、本当の緊急時にパソコンに繋いで使うぐらいで留めた方が無難だということを今回は身にしみて感じました。ただもし低速無制限のSIMをパソコンにつないで使う場合、バックグラウンドで通信する可能性のあるものは極力切って使った方がいいでしょう。そしてファイルのダウンロードをしながらウェブを開くような事はせず、ダウンロードが終わってから改めてネットを見るようにしないとダウンロード自体が急に止まってしまって何回もやり直しになってしまうかも知れません。

今後パソコンを外でも使おうと思われる方は、同じ低速無制限でも高速クーポンが使えるものにしておき、いざという時のためにある程度クーポンを残しておいて普段は低速のままスマホで使うような形の方がいいように思います。具体的なMVNOについてはこのカテゴリーで改めて紹介させていただければと思っています。


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MVNOの新期登録費用を安く抑える方法について

このブログも例外ではありませんが、携帯大手3社以外に安くデータ通信および電話を提供するMVNOを紹介するについて、どうしても毎月の料金や主なサービスの内容だけに留まってしまっているということがありました。

今までは普通に大手と契約すると、端末を安く購入するための2年縛りがあるため、2年以上の長期契約するのが当り前で、そこまで毎月の料金を気にしない方なら、いったん契約してしまえば数年は同じ内容で続ける方が多くいたと思います。

しかし、MVNOの場合はデータ通信での契約の場合は即解約になってしまっても解約金を請求されないところがほとんどで、現状よりいい条件のMVNOが出てきたらとっとと今までの契約を解約して新しいものに乗り換えることも普通です。そうして何回も契約と解約を繰り返すケースもあるので、新しいMVNOに変更するたびに登録手数料がかかるというのはいくら安く毎月使えるといっても金銭的に痛かったり、トータルの費用で比べるとそれほどのお得感がないということも起こりかねません。

基本的に、携帯大手もMVNOも現状では3,000円+税という金額になっていますので、年に3回乗り換えたら1万円に達し、期間的な縛りがある場合の契約解除料と変わらなくなります。さらに、MVNOの場合は回線を借りている関係から、SIMカード自体のコストを元回線会社から増額して請求された場合、ユーザーに転嫁するところももしかしたら出てくるかも知れません。契約を解約した時にSIMカードの返却を求められるのはこうした事情もあるので、今まではSIMカードを返さなくても料金の請求がなかったようなケースでも、今後は厳密に料金を請求される可能性は出てきます。毎月の安さというものは重要ではあるものの、こうした事務手数料をいかに減らすかという事も、多くのMVNOを渡り歩くような方には必要になってくる知識ではないでしょうか。

しかし、物理的には大手を含めMVNOでもほぼ同額の請求がされるわけで、それを安くというのは銀行の窓口で手数料を値切るようなもので(^^;)、通常の手続きの中で初期登録手数料をまけてもらうことは不可能と言っていいでしょう。しかし、MVNOが契約を募集するにあたってその手続きを簡単にするために売り出しているパッケージを安く入手することで、手数料を安くすることはできます。

具体的にはネット通販の中でも大手であるAmazonにはそのカテゴリーの中で「SIMカード」という売り場があります。ここには多くのMVNOが出している初期登録手数料込みのパッケージが売られています。この文章を書いている現在で確認できているパッケージの中では、以下のMVNOのものが売られています。なお、海外用とプリペイドタイプのものは除いてあります。

・mineo
・DMM mobile
・OCNモバイルone
・IIJmio
・FREETEL
・biglobe
・UQ mobile
・U-mobile
・Nifmo
・b-mobile
・@モバイルくん。

こうしたパッケージにはすでにSIMカードが入っているものと入っていないものがあります。入っていないものは、MVNOのホームページにアクセスして利用するSIMカードとプランを申し込めば通常の申込みと同じようにSIMカードが送られてきて開通となりますが、その場合の初期登録手数料はパッケージを入手した際の料金以外には徴収されないようになっています。

そして、最初からSIMカードが入っているパッケージについては注意が必要です。というのも、SIMカードにも標準・micro・nanoの三種類ありますし、それにSMSオプションを付けるのか、音声通話を付けるのかで購入するパッケージが変わってきてしまうからです。カードの形状と付いているプランによってはかなり価格がディスカウントされているものもありますが、そのパッケージが自分が使っている端末に入れて使えないのでは意味がありません。多くのMVNOでは間違えて購入したことを訴えても、SIMカードの変更については普通に手数料を請求されますので、くれぐれもネットで選ぶ場合はSIMカードの大きさと付いているオプションについて確認することをお忘れなきよう。

さらに、こうしたパッケージの売り方として、モバイルルーターやスマホ・タブレット端末を購入する際に、特定のMVNOの端末に合った大きさのSIMカードがセットになって販売されているケースがあります。この場合、全くどこと契約するか決めていない場合には初期登録手数料もかからずに品物が届いたらすぐに手続きすれば使えるのでメリットも大きいですが、すでに別の端末で使っているSIMカードを入れ替えて使う場合には使わないパッケージが余ってしまうことにもなります。

このパッケージはいつでも使いたい時に使えるわけではありませんが、パッケージにはいつまで登録が可能かという期限が示されていますので、もしその期限のうちに使おうと考えた場合は、実質的に無料で乗り換えができてしまうわけです。もし個人的に気になっているMVNOのSIMがおまけに付いているハードの販売があった場合には、とりあえず購入してパッケージだけはいつでも乗り換えられるように取っておくというのも賢くMVNOの乗り換えを行なう方法の一つです。

最後に、こうしたパッケージを使わなくても初期登録手数料を安くする方法について紹介しておきます。このブログでも「キャンペーン情報」というカテゴリで紹介していますが、新しいサービスが出てきた時などに合わせ、「初期登録手数料無料」というキャンペーンを行なったり、3ヶ月から6ヶ月、すごいところでは条件付ながら1年や2年という長期間に毎月の利用料を割引くキャンペーンを行なっているMVNOがあります。そういう所からならたとえ初期登録手数料を支払ったとしてもその分を毎月の料金を割引かれることで回収できるわけで、MVNOの乗り換えを画策している場合は、こうしたキャンペーンの情報を入手することも大事です。

現在は行なっていないキャンペーンでも、過去のキャンペーンの内容をそのまま再開するMVNOもありますので、どのMVNOでどんなキャンペーンがあるのかということはまめに調べておいた方が幸せになれるでしょう。こちらのブログでもそうした画期的なキャンペーンがあればできるだけ早く紹介するつもりで運営しております。また過去のキャンペーン情報も紹介しておりますので、よろしければ他のページの方もご覧いただければと思います。


U-mobile その6 無制限より有利? U-mobile MAX 25GB

最近になって携帯大手では低速の規制が入りにくい、月間20GBから30GB高速クーポンが使えるプランを大々的に宣伝しています。そんなものがあるのかと思った方は、ソフトバンク「ギガモンスター」やauの「スーパーデジラ」そしてドコモの「ウルトラパック」という名前なら聞いたことがあるかも知れません。価格については、どの会社も横並びで20GBで6,000円、30GBで8,000円となかなか魅力的に映ります(ただし、データプランのみの契約はできず、通話定額プランの契約も必要)。しかし、こうしたプランに対抗してMVNOのU-mobileがかなり魅力的な高速クーポンが25GBも付いたプランを何と2,380円(データ通信プラン 税抜価格 以下の表記も同じ)という価格で出してきました。

月間25GBというのは一日ごとに換算すると800MBくらいになります。こうしたプランを考える時に比較対象となるのは、同じU-mobileでも提供している高速通信無制限のプランになるでしょう。ただ、この場合の「無制限」というのは厳密にいくら使っても大丈夫な無制限ではありません。

無制限に制限を付けるというのはおかしいように感じますが、一切の制限なしに一部のユーザーにのべつまくなしに使われてしまうと、他のユーザーが使いたい時にスピードが遅くなるなどの悪い影響が出ます。そのため無制限といっても、例えば三日間で3GB以上データ通信を使うとスピードの規制があったりするわけです。その場合、一日あたり自由に使える高速通信はおよそ1GB未満ということで、連日その規制ぎりぎりまで使う分においては月25GB限定より高速無制限の方が有利になりますが、そうでない場合もあります。

というのも、モバイル回線で様々な端末で使っていて困ることに、パソコンのアップデートを外でやる必要が出てきた時にどうするかということを考えた時、大きなアップデータのダウンロードの場合は下手をすると1GBを超える可能性もあります。もし途中で規制に入ってしまったらダウンロードはできないわスピードは落ちるわと全くいい所がなくなってしまいます。

それが月間トータルで25GBというものなら、外で使う時と自宅で使う時のメリハリが付けられるならば、一気に1GB2GBという大きなデータのやり取りが必要になった場合にも対応できます。高速クーポンが決まっている場合には容量を気にせずに動画を見まくるようなことに気を使わなければならないということはあるかも知れませんが、例として挙げさせていただいたように、長期間の旅行などで自宅に帰れなく、さらにWi-Fiの使えるスポットも常に利用できない中で常にパソコンの中を最新のバージョンに保っておきたいというようなニーズがある場合は加入するメリットが出てくるのではないでしょうか。

なお、IIJmioの回線を使ったデータ通信無制限のプレミアムというコースがU-mobileにはありますが、この25GB高速クーポンのコースは、IIJmioではない従来の回線をそのまま使っています。過去にU-mobileの回線を使っていて回線の品質に満足していれば問題ないですが、IIJmio回線の方がいいという場合は、プレミアムコースの方を選ぶといいでしょう。しかし、無制限でない分、価格もデータ専用SIMで2,380円とかなり安いですし(U-mobile プレミアム(無制限)プランのデータ通信専用は2,480円)、音声ブランでも2,880円(同プレミアムの通話プラスプランが2,980円)、さらに音声プランに加えてU-mobileの音楽聴き放題プラン「スマホでUSEN」と映画やドラマなどが見放題の「U-NEXT」が自由に使えるエンタメプランは3,980円と用途によるバリエーションも豊富です。既に他の音楽・動画サービスを契約していない方にはエンタメプランがお得になっています。

また、音声通話に関してのオプションとして1回3分までの通話が50回まで定額となるU-CALL MAXを音声プランに500円追加で付けられます。無制限のプレミアムプランと料金が拮抗していることもあり、どちらを選べばいいのか迷うところもあるかも知れませんが、この電話プランは現状ではU-mobile MAX 25GBにしか付けられませんので、総合的に考えて必ずしも無制限が必要ないというならこちらのプランを選ぶ道というのもありでしょう。

最初に紹介させていただいたドコモ、auやソフトバンクのデータプランに加入しようかと考えていた方は、価格が倍以上になっても高速クーポンを使い切るまでは回線の品質が維持されるであろう大手を選ぶか、場所や時間によっては借りている帯域の関係から高速クーポンを使っていてもスピードの低下が心配されるU-mobileの安さを取るかということですが、やはりその安さは大手にとっても脅威には違いありません。

今後、U-mobileのプランが提供されたら詳しい使い勝手などがユーザーによって紹介されると思いますので、そんなに安くて大手三社の同じようなプランと同じくらい安定して使えるか心配されている方はそうした状況も調べた上で決断なさるといいでしょう。




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LINE MOBILE その1 先行申込が始まった格安プランの中味

2016年夏に発表かとことでかなり潜在的なユーザーをやきもきさせてきた感のあるLINE MOBILEですが、その概要が明らかになりました。今回紹介するプラン以外にもLINEが展開するLINE MUSICも利用可能なプランも考えられているらしいですが、現状ではLINEの機能をいつでも高速で使える「LINEフリープラン」と、LINEに加えてTwitterとFacebookについても高速通信のまま使え、その他のネット接続を高速にする高速クーポンが3GBから10GBまで付いた「コミュニケーションフリープラン」の2つのプランになっています。具体的な料金は以下のようになっています(以下の価格は全て税抜価格となります)。

・LINEフリープラン(高速クーポン1GB)
データ通信のみ500円 SMS付620円 音声通話付1,200円(通話30秒20円)

・コミュニケーションフリープラン(基本データプランにSMSオプション込)
3GB データSMS付 1,110円 音声通話付 1,690円
5GB データSMS付 1,640円 音声通話付 2,220円
7GB データSMS付 2,300円 音声通話付 2,880円
10GB データSMS付 2,640円 音声通話付 3,220円

なお、SMSオプションのない最安の月額500円のコースであってもSMS登録なしでLINEのアカウントが作れ、他のMVNOではできなかった年齢認証も利用できます。したがって利用者が18才以上であればIDによる検索で自分を見付けてもらうことができ、簡単に友だちが増やせるという本家ならではのめりっとがあります。

さらに、LINEの機能全般が高速クーポンの消費とは関係なく常に高速で利用できるので、トーク機能で大きな画像や動画を送ってもスムーズに画面に表示することもできますし、ユーザー同士の音声電話やビデオ電話も高速回線を使ってできることから、電話番号を使わないでLINEに登録した人としか電話しないというならば、月500円のコースでも十分実用になるでしょう。

気になるのが、500円と安い「LINEフリープラン」がどの程度快適に使えるかということでしょう。全てのプランについて、LINEやその他のコミュニケーションアプリ以外でインターネットを高速で使った場合、それぞれのプランに設定されている高速クーポン容量を超えた場合、月末までは低速に一部制限されます。その際のスピードは最大200kbpsとなっていますが、これは他のMVNOと同じで、携帯大手3社の規制値128kbpsよりは若干早く利用できます。追加料金を支払うことで高速クーポンを増やすことができますが、LINEを中心に使っていればそうしたことは必要ない気もします。また逆に高速クーポンが余ったら翌月までその容量を繰り越すことができます。

全体的な評価としては、LINEを中心にスマホを使う場合には格安の月500円のプランでも十分LINEを使いこなすことができるようになるのでおすすめと言えるでしょう。今後、LINE MUSICなども含めたサービスに魅力を感じる方はもう少し待つのがいいでしょう。新たな情報が入りましたら改めてこちらで報告させていただく予定です。

LINEモバイル


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「OCN モバイル ONE」その8 バースト機能提供は2016年9月6日から

2016年6月16日からサービス開始というアナウンスがあり、既契約者だけでなくこれから新たなMVNOを選ぶ方の中にも大いに期待されていたOCN モバイル ONEの基本サービスがあります。

それが「バースト機能」というもので、以前にもここで紹介させていただいているサービスになります。高速クーポンを使っている場合は関係ないのですが、高速クーポンを使い切った場合や、アプリによってあえて高速クーポン利用をしない設定にしてある場合は、OCN モバイル ONEでは最大200kbpsの低速によるネット利用に規制されることになります。

低速のままでも十分使えるという評価がある一方で、高速通信のスピードに慣れてしまうと、低速がかなりのストレスに感じられるのは何もスマホの利用に限った話ではないと思います。そんな低速通信の不満を解消するための機能が「バースト機能」というものです。

例えば、スマホでネットニュースを見るためにブラウザを立ち上げる場合、今までの低速通信では写真や広告が多く入ったページを見る場合など、ページを表示するのに若干時間がかかることになります。そこで、通信が開始された時に最初のデータ150KB分だけ高速通信で接続することのできるのがOCN モバイル ONEのバースト機能になります。

たかが150KBではありますが、軽めのサイトなら先にブラウザが開いてその内容を十分読むことが可能です。更にSNSを利用する場合でも、文字やちょっとしたイラストの入るメッセージを利用するくらいなら、最初の150KBだけでも十分その内容を読み込むことが可能になるのです。近いうちに始まるだろうと言われているLINEモバイルの「LINEが無制限で利用可能」という謳い文句にどのくらいのメリットが出てくるのかはわかりませんが、場合によってはバースト機能のあるOCN モバイル ONEの方が、普段は低速にしておいてSNSを使い、動画を見るなどの場合に限り高速クーポンをONにして使うことで様々なサービスの間で使い分けられる分有利な面もあるかも知れません。

そんな魅力あるバースト機能ですが、実は今までサービス開始が遅れていました。技術的な問題なのかどうかはわかりませんが、アナウンスだけがありそのままになってしまっていたことで、不安に思う方もいたのかも知れません。

OCN モバイル ONEの発表では2016年9月6日からバースト機能の提供を開始するというアナウンスがようやくあったことで、その前日の9月5日にその概要の発表を行なうLINEモバイルの動向を見てのスタートという側面もあるのかと疑いたくもなります(^^;)。ただ、すでにOCN モバイル ONEのサービスを利用されている方には、基本サービスのため低速通信時の最初だけ早くなるようになりますので、楽しみに待ちたいところです。

これから新規にどこかのMVNOに加入したいと思われている方は、まずはこのバースト機能がどのくらい効くのかということを、インターネットの口コミなどでチェックしてみることをおすすめします。個人的には大手のMVNOだけあって、音声通話の5分定額を含め、多くの機能を利用できるような形でプランが作られていることは間違いありませんので、もし比較するMVNOの中にOCN モバイル ONEがなかった場合は改めてOCN モバイル ONEの内容についても調べてから比較するようにすれば、いいMVNOの選び方ができるのではないかという気がします。




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【mineo】データ通信料6カ月0円キャンペーン

MVNO各社の中では今後の動向を見据えた上での変革が迫られているように感じることがあります。それが最近になって出てきた通話定額オプションの存在でありますが、逆に長期間料金を割引きながら自社の通信品質を見てもらおうと始まるキャンペーンもあります。

それがドコモとau回線の2つを提供する事では他のMVNOに先んじたmineoが出してきた、090などの音声通話とセットでデータ通信を付けて新規契約をした人を優遇する「データ通信料6カ月0円キャンペーン」です。

このキャンペーンは2016年9月1日から同年10月31日までの期間限定で、データ通信SIMに音声通話を付ける「デュアルタイプ」での新規契約に限られますので、専用のデータ通信SIMのみを契約した場合には適用にはならないのでまずはご注意下さい。
「デュアルタイプ」はデータ通信に月額700円(税抜価格 以下も同じ)をプラスすることで通話もデータ通信もできるSIMのことですが、データ通信の月間1GBまでという月額800円のプランに音声通話の700円を付けると合計で1,500円となるところを、キャンペーン名の通り6ヶ月間はデータ通信料金を0円で使えるので、月額700円のみの支払いでもデータ通信を利用できるということになります。

この高速クーポン1GBというのは少ないと言えば少ないですが、まずmineoでは専用のアプリを使って高速と低速の切り替えができます。また、mineoにはauの4G LTE回線のAプランとドコモ回線のDプランを選ぶことができます。特にドコモ回線の場合は、低速で接続する場合において、接続時間が長くダウンロードするデータ量がかなり多くなったとしても、今のところは最大200kbpsという低速スビードでの接続が維持され、それ以上の規制を掛けるということは公式には述べられてはいません。

auの4G LTE回線については、回線を所有するauの方でヘビーユーザーには規制を掛ける場合があるというアナウンスがありますので低速回線を無制限で使いたいという方は、Dプランの方で基本的に低速で運用しておき、どうしても高速通信を利用したいという場合にのみ高速通信に切り替えて利用することが可能です。

なお、この高速クーポンは翌月に繰り越しが可能で、1GBプランで加入している場合、前月に全く高速クーポンを使わなければ、翌月には前月分と合わせて2GBをいつでもアプリで切り替えて利用可能です。さらに、マイネ王という契約者同士の親睦をはかるサイトに登録することで、自分で使わないで余らせている高速クーポンを放出したり、逆に高速クーポンを使い切ったもののどうしても高速で接続したいという時にはユーザー同士で少量の高速クーポンを融通する機能があります。これは、他のMVNOではないmineo独自のものです。

こうした機能を使いながらまめに高速と低速を切り替えて使うことで、電話番号がもらえる音声通話契約とデータ通信の「デュアルタイプ」が最低700円で使えるのです。もっとも、mineoにはデータ通信の高速クーポンが3GB(900円)5GB(1,580円)10GB(2,520円)のものもありますので、クーポン量の多いプランを選んで、データ通信料から800円を引いた形での利用も可能です。ちなみに、mineoには高速クーポンが500MBというプランも有りますが、その場合のデータ通信料は700円なので、割引かれる通信料との関係で、1GB以上のプランを選んだ方が割引額がまるまる安くなるようになります。

プラン変更は月ごとで可能になっているので、キャンペーンで使ってみて、ほとんど高速クーポンを使わなくても大丈夫ということがわかれば、キャンペーン終了時にプランのデータ量を500MBにするという方法も使えます。

mineoでは高速クーポンを使っていても時間や場所によって通信が集中することでスピードが落ちる状況を改善するために、有料にはなりますが希望者の中から抽選で通常とは別の専用帯域を利用できる「プレミアムコース トライアル」の予約申込を開始するなど、今後に向けての動向も考えつつ、新たなキャンペーンも展開していくようで、今後も目が離せません。こうしたMVNOの向かう姿勢にも今後は注目していこうと思っています。