月別アーカイブ: 2017年2月

イオンモバイル その2 開始一周年の新サービスと料金値下げ

日本全国に多くの店舗を持つイオンモールで実店鋪を展開し、音声通話契約でも解約料がかからないということで大手キャリアからの移行にも便利なイオンモバイルですが、サービスを開始してから1年経過したことを記念して、3月1日からついに音声通話の定額プランを行なうことになりました。

「イオンでんわ5分かけ放題」は音声通話プランのオプション契約で月額850円(税抜価格 以下の表記も同様)という5分定額プランでは普通の料金設定になっています。通話料の5分超過分は専用アプリをインストールして利用した場合、ドコモ回線をそのまま利用するのと比べて半額の30秒10円で計算されます。

さらに、音声通話プランでは最安の0.5GBプランと、20GB・30GBのデータプランも3月1日から新価格になります。その内容は以下の通りです。

・0.5GB 音声通話1,130円
・20GB 音声通話4,680円 シェア音声4,980円 データ通信3,980円 SMS付4,120円
・30GB 音声通話6,080円 シェア音声6,380円 データ通信5,380円 SMS付5,520円

5分定額の電話を使いたい場合は、データ通信SIMとSMSオプションのみのSIMでは付けられず、音声通話SIMとの組み合わせになります。上記金額に月額850円が追加されるので、最安の0.5GBの高速クーポン付き音声通話に5分定額を合わせると1,980円で通話とデータ通信が利用できるようになります。

ちなみに、イオンモバイルにはデータ通信でも音声通話でもすぐに解約しても回線における解約金は生じないようになっています。ただ、番号そのままでMNPする場合は、契約してから180日までに移転すると転出料が8,000円、それ以降が3,000円となっています。ただ、普通のMVNOで音声通話契約をしていて解約料がかからない期間は契約日から1年ですので、早い段階でいつでも移転できる回線を作っておけるというメリットもあります。

これはイオンモバイルを移転の前の踏み台に使うというすすめになってしまうかも知れませんが、逆にイオンモバイルの方でもそうして何回も踏み台にするために戻ってきてもらうことで手数料や毎月の利用料などを見込んでいるところもあるかも知れません。

実際問題、今の携帯大手キャリアは2年間の縛り期間が過ぎると「更新月」が2ヶ月あるのですが、そこを逃してしまうとまた2年間移転するために解約料の支払いが必要になります。すぐにではないものの、近いうちにMVNOの音声プランに自分の使いやすいプランが出そうだが更新月に合わない時や、大手キャリア同士での移転を考えている場合でも魅力的な端末が出ることはわかっていても更新月の方が先に来てしまうというような場合は、とりあえず更新月のうちにイオンモバイルに移っておき、そこで本命の移転先に移るタイミングを図るという使い方もいいと思います。

今回、イオンモバイルが5分定額を提供することを決定したことで、同様のサービスを使っていた人にも移りやすくなったことは確かです。今回の発表を機に、改めてイオンモバイルに注目する方も増えるのではないでしょうか。

・イオンモバイル
http://aeonmobile.jp/


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NifMo その4 IP電話でない電話回線での定額通話プラン発表

NifMoの通話プランというのは早くから「かけ放題」を提供するIP電話を提供してきたものの、電話番号の前に特定の番号を付けてから掛けるプレフィックス方式の5分掛け放題がMVNOでも定番のサービスとして認識されるうち、逆にNifMoが早くから何とかして通話定額を提供しようとした事が裏目に出たといったら言いすぎかも知れませんが、今までは同じプレフィックス方式の通話定額プランの提供はないままでした。

しかし、2017年の6月からということで、ついにNifMoでもプレフィックス方式での通話定額のサービスを行なうことになりました。しかも一般的な5分までの定額ではなく倍の10分までの通話が回数無制限で定額のサービスを始めるということになったのです。

多くのMVNOではこのサービスを行なうために独自のアプリを提供したり独自の電話サービスを打ち出す必要がありましたが、今回のNifMoは独自のプランやサービスではなく、OCN モバイル ONEがすでに出している「OCNでんわ」と同じサービスを他MVNOに開放した電話サービス「0035でんわ」というサービスを利用し、コストを抑えているような感じです。

NifMoの格安SIMはドコモ回線を使っていて、「0035でんわ」はOCN モバイル ONEと同等の品質を誇ります。ということは、OCN モバイル ONEの中には使いたいと思うプランがないという場合や、スピードに不安があるような場合にはNifMoのプランも比較対象になるということです。

NifMoのプラン自体は高速クーポンが3GB・7GB・13GBとシンプルなものですが、スマホと同時契約でなくSIMの単体購入でもキャッシュバックのキャンペーンをやっている時期があったり、ショッピング利用やアプリダウンロードなどの方法でポイントを貯める「NifMoバリュープログラム」を利用して毎月の利用料金を安くする方法も用意されているなど、細かい事ですがOCNと違う点もあります。また契約者にはニフティのプロバイダメールがもらえるので、特に古くからパソコンによるインターネットを使っている人に対しては違和感なくメールを利用することもできます。また、元々ニフティのプロバイダを使っている人が加入する場合は上記3つのプランなら全て200円引きで利用できますので、古くからのインターネットユーザーでまだニフティのアカウントを持っているという場合は確実にOCNより安く利用できることになります。

高速クーポンは翌月繰り越しができますが、使い切ってしまったり1日ごとにある規定容量を越えた場合の低速制限になることもあります。ただその場合に役に立つバースト転送機能も用意されていたりとサービスは充実しています。ただし、手動での速度切り替えはまだ対応していないようなので、この点には注意しましょう。

NifMo


BIGLOBE SIM その5「エンタメフリー・オプション」に「Spotify」も対応

動画や音楽を思い切り楽しみたいというユーザーにはその動向が注目されているBIGLOBEの「エンタメフリー・オプション」ですが、新たに音楽ストリーミングサービスの「Spotify」にも対応することになりました。これで、カウントフリーで利用できるサービスは以下のようになりました。

・YouTube(動画視聴)
・AbemaTV(動画ストリーミングで放送する新しい放送メディア)
・Google Play Music(音楽ストリーミングサービス)
・Apple Music(同上)
・Spotify(同上)

動画や音楽を目一杯楽しむためには高速クーポン自体が20GB/月以上あるプランの選択や、時間単位での高速無制限を提供するプランのような選択肢はありますが、今回紹介する「エンタメフリー・オプション」については、常に利用している動画や音楽のサービスがあるかどうかというのが問題になります。まっさらの状態でこれから動画や音楽で使うサービスを決めるならこのBIGLOBEのプランに乗っかるような形で楽しめばいいので、これから新たにスマホを持つ学生にとってもおすすめになるでしょう。

今回改めてこのブログで紹介させていただくのは、今まで音楽ストリーミングサービスを楽しむ場合、Google Play MusicもApple Musicもそれ自身を楽しむためには別途料金がかかるサービスであり、無料で使えるYouTubeやAbemaTVとは違って敷居が高いと感じていた人も少なくなかったろうと思います。ただ今回新たにサービスが利用できるSpotifyも基本的には別途料金がかかるのですが、スマホにSIMを入れて利用する場合には無料で利用できる範囲のサービスが充実しており、途中で広告が入ったり、強制的にランダムに再生されるなど制約はあるものの、その点さえ納得すればBIGLOBEにかかる費用だけでも音楽を楽しめるというメリットが有るのです。

ただ、タブレットに入れてSpotifyのサービスを使う場合には月ごとの時間による制限(30日間で15時間まで)があるので、無料版を使いまくりたい場合はスマホに入れて使うことが前提になります。その点さえ気を付ければ、最安のデータ通信SIMの場合、月額2,500円前後、音声通話付きでも2,600円台で動画も音楽も楽しんだ上で、月に6GBある高速クーポンはそれ以外の用途で使えるようになります。

個人的には音楽ストリーミングサービスのようにずっと連続して利用することの多いradikoやらじる★らじる、動画視聴サービスの新しい型であるスポーツ中継に特化した動画サービスなども対象になってくれば、スマホと大き目のモバイルバッテリーをセットにして持ち運ぶようにして、旅先でのエンターテイメントは全てこのSIMの入ったスマホに一本化するようなこともできます。動画閲覧メインなら、6インチクラスのスマホを動画を見るために導入するのも手でしょう。

今後他社から動画を見まくるヘビーユーザーを意識したプランが出てくるかも知れませんが、BIGLOBEの場合は高速クーポンを増やしたりしなくてもカウントフリーで使えるサービスを増やせるかどうかが契約者を伸ばせるかどうかのカギとなっていきます。とはいっても一日中暇があったらYouTubeを見まくるような人なら、現状のプランでも何ら問題はないわけです。さらに今回Spotifyに対応したことで、動画の閲覧に疲れたら自分のお気に入りのアーティストの曲をランダムに流し続けても定額の範囲内で行なえるということは結構インパクトがあるのではないかと思います。すでにSpotifyの無料版を利用されている方は、今使っているMVNOと比べてみるのもいいかも知れません。




nuromobile その5 お子さんの教育にもいい? 新しい「時間プラン」

冬から春にかけて、キャリア大手のテレビコマーシャルは学生にターゲットを定めて割引というキーワードで新中学生・高校生の契約を取ろうとしています。しかし、これから紹介するnuromobileの新容量プラン「時間プラン」の内容を確認してから大手を検討することをぜひともおすすめしたいところです。

このプランはどういうプランかというと、毎日5時間まで下り最大375Mbps、上り最大50Mbpsという高速通信を無制限に適用することができるプランという風になっています。様々な疑問があるとは思いますが、ユーザー側でスピードを調節することはできず、高速通信が必要な動画閲覧が延べで5時間に達すると最大200kbpsという低速でしかその日のうちには利用できなくなります。
メールやLINEでも制限時間は減るのか? というのが気になるところですが、nuromobileのホームページには以下のような説明があります。

(引用ここから)

・弊社のシステムで一定時間内に高速通信に切り替えるべき通信量を検知次第、5分高速時間をユーザへ自動付与します。

・5分高速時間の終了時、動画閲覧中などにより、引き続き高速通信を維持すべき通信量を検知した場合にのみ、さらに5分高速時間をユーザへ自動付与し、不必要な高速通信時間の消費を抑制します。

(引用ここまで)

この説明によると動画は高速通信提供の通信と見られるようですが、テキストを使ってのメールやSNSへの投稿などは高速を必要としない通信として低速のまま接続されるとも読めます。ただネットを見ていて多くの画像をダウンロードすれば高速で通信して一日に使える時間が減っていくことになるでしょう。ですから、頭を使って5分以内にダウンロードするようにし、5分を超えた場合でも10分以内に終わるように気を付ければ、かなり効率的に高速通信を使えるようになるかも知れません。

逆に言うと、ネットサーフィンをしながらだらだらスマホを見るような生活ではなく、必要なものをまとめてダウンロードしてくれるアプリを利用するとか、音楽や動画もストリーミングで見たり聴いたりしないでダウンロードして保存してから楽しむようにするとか、様々な工夫でかなりのことができる格安SIMプランになるのではないかと思えます。

料金はSMSオプションのないデータ専用SIMで2,500円/月(税抜価格 以下の価格も同様です)、SMSオプションを付けると2,650円/月、音声通話SIMなら3,200円となります。また同時に専用アプリを使った電話サービスおよび、5分までの通話を定額で使える通話オプションを800円/月で提供することも発表されています。最大でも4,000円/月という価格は、格安SIMの価格としても少し高いと思えるかも知れませんが、大手キャリアの通信費と比べるとそれでも十分に安いですし、中高生のお子さんに使わせる場合に実に効果的なプランではないかと私には思えます。

よく、親が子にスマホを使わせる場合、動画を見るのは○時間までというような約束をさせることもありますが、常に様子を見ていない限りその通りにしてくれる場合はないと考えた方がいいでしょう。しかしこのプランならnuromobileの方で一日に高速通信が5時間を超えたら低速に固定してくれますので、どうあがいても動画を見ることはできませんし、ちょっと重いページを見ようとしてもストレスを感じるようになります。ただ、このスピードなら音楽はストリーミングで聴けますし、LINE電話もビデオ電話でない音声通話だけなら大丈夫なので、友人とのコミュニケーションから外されることもありませんし、低速になった場合の対応も自分で何とかするように考えさせることもできます。

個人的にもこの条件というのは気を付けて使えば高速通信を十分に楽しめるだけのポテンシャルを持っていますので、どのように使えば自分の見たいものがこのプランで利用できるようになるのかということを使いながらサービスを目一杯使うための学習することができるプランであるとも言えます。ついつい夜更かしして日付けが変わったのに気付かず朝になる前に高速利用時間を結構使ってしまい、その日の残りがわずかになって呆然とするような失敗も起こすかも知れませんが、それがこのプランの「決まり」ですので、文句を言ってもしょうがないわけで、十分に自分のやった愚かな行ないを悔い改めるきっかけも生まれるかも知れません。

今後、スマホを何に使うと高速通信になるのかという事には多くのユーザーによる検証が必要にはなりますが、春からお子さんにスマホを持たせなければならないと思われる方は、安易な割引プランに流されることなく、このnuromobileのプランを是非検討してみることをおすすめします。もちろん、自分のペースで最安の2,500円で使い尽くすために大人が使うのも有りです。使い残した高速利用時間は繰り越されないので、ヘビーユーザーにもおすすめかも知れません。


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