月別アーカイブ: 2017年5月

DTI SIM その8「DTI 見放題 SIM」でYouTubeとTwitterが使い放題

最近ではLINE モバイルやBiglobeで行なわれているものが注目されている「カウントフリー」オプション付きのプランですが、DTI SIMでは過去にポケモンGOのみのカウントフリーサービスはあったものの、今回出てきた「DTI 見放題 SIM」プランで新たに参入してきました。ここではその内容について紹介しようと思います。

このプランは他社と違ってデータ通信専用のSIMカードでのみ利用可能で、音声通話SIMでの設定はありません。すでにガラケーとスマホの2台持ちを考えておられる方には最適なプランです。

まず料金から最初に紹介しますが、SIMのみの契約と、DTI SIMが用意したモバイルルーターとのセット契約があります。すでに何らかの端末を持っている方にとってはSIMカードのみの契約がおすすめです。

・SIMカードのみ 2,480円(税抜・以下の表記も同様)
・モバイルルータセット 3,696円(FREETEL ARIA2 ルータ保証サービス込)

基本的な仕様については、高速クーポン7GBで、SIMの大きさは「標準」「micro」「nano」の3種類を用意(モバイルルーターセット同梱のSIMは「標準SIM」)、カウントフリーの対照は「YouTube」と「twitter」で、公式サイトやアプリからの利用分については高速クーポンを消費しません。ただこうしたサービス全般に言えることですが、自分が大丈夫だと思っていても何かの拍子でサービス外の通信を行なっている可能性は0ではないので、まず契約したら行なって欲しいのは、きちんとカウントフリーの状態で2つのサービスが使えているかの確認です。DTI SIMではマイページから高速クーポンの消費量の確認が可能ですので、特に月初に一気に高速クーポンを消費することのないように、自分のスマホの使い方でカウントフリーサービスがうまく使えているかしっかり確認しましょう。なお、高速クーポンを使い切ったらスビードは最大200kbpsに制限されます。

また、YouTubeについてはスマホで見ることを前提にしており、360p(640×360ドット)くらいの画質に最初から制限されるようです。当然、テザリングによる複数台の端末での動画視聴についてはさらなる画質の低下が予想されます。ですから、この契約では一つのスマホに絞って外で動画やtwitterを思い切り楽しむために使うようにするというのがセオリーのような気がします。

今後、さらにカウントフリーで使えるサービスを増やす予定にしているとのことですが、その内容によってこちらにするかBiglobeのエンタメフリーオプションにするかを考えるようになるでしょう。現状ではBiglobeの方はデータ専用SIMにオプションを付ける場合、月額980円(音声通話SIMでは月480円)と高く、オプションの付けられる6GBプランの月額1,450円と合わせると月額2,430円との比較になります。

非カウントフリーの高速オプションはDTI SIMの方が1GB多いですが、現状で利用できるエンタメ系サービスはBiglobeの方が多くなります。しかし、Biglobeの方ではtwitterの画像や動画閲覧をカウントフリーでは使えないので、どちらがいいのかは使う人がどちらのサービスを多く使うのかという所にも関わってくるでしょう。

カウントフリーで使えるサービスがあるプランというのはこれからどんどん注目が集まってくると思いますので、早めにサービスを開始することでユーザーを集められるということにもなります。今回紹介したDTI SIMの見放題SIMは、データSIMのみの場合はいつ解約しても解約金はかかりませんので、動画もtwitterも思い切り使いたいという方はぜひその内容を確認してみることをおすすめします。

DTI SIM


「OCN モバイル ONE」その10 トラフィックコントロールで変わること

大手キャリアからMVNOへ移った方が戸惑うのが、回線の品質がお昼や夜間など、多くのユーザーが通信に集中する時間帯に混雑してそれ以外の時間には出ていたスピードが出なくなり、画面表示が遅くなったり音楽が途中で止まったりすることでしょう。

この件については、MVNOはあくまで大手キャリアから一部の帯域を借りて運用しているので、狭い帯域に多くの人が接続しようとして集まれば停滞するのは当り前であるという考えが一般的でした。つまり、お昼や夜の時間は多少遅くなるが、それがMVNOの安さのカラクリだという考え方です。しかし最近ではそんなMVNOの中でも何とかして安くて品質の良い回線を提供しようとする努力がされています。

今回OCN モバイル ONEがニュースリリースで発表した2017年5月から行なうという「トラフィックコントロール装置」の導入というのは、何とか帯域のムダをなくしてスムーズな接続を目指そうとするものです。

あくまでこれはOCN モバイル ONEのニュースリリースの中の言葉ですが、「昼休みなどの通信速度を最大3倍、コンテンツ表示に要する時間を最大80%短縮」とうたっています。これだけではよくわかりませんが、要は今まではページに接続した際に多くのユーザーが帯域を使っていた場合、やみくもに一定時間応答のない場合にパケットを何度も再送することによりさらに混雑がひどくなり、結果として一気にスピードが落ちていたものを、回線の状況に応じて上手にコントロールし、データで溢れかえって止まるような事を避け、データ送受信もスムーズに出来るようになるということです。

これは、道路で言えば人が偏った誘導で渋滞を長く伸ばしてしまっていたものを、渋滞から離れているような所から信号やスピードを規制することで車が溢れることを抑えるような感じで考えればいいのではないでしょうか。

ただし、OCN モバイル ONEが「最大」という表示にしているように、全ての激遅時間帯をスムーズにできるということではなく、とにかく効率的に動けるように誘導することを目指したもので、一気に混雑時のスピードが激的に変わるものではないかも知れません。その点は十分に理解した上で使えば、今までちょっと表示が遅いなと思っていたところでスムーズに表示してくれるような状況に合うことができれば、その効果を感じることもできるでしょう。

OCN モバイル ONEは低速時でも初速だけは高速になる「バースト転送機能」や、回線自体の増強などを行なっている上で低速での通信を規制なく提供してくれる、アプリで聴くラジオ、「radiko」や「らじる★らじる」、各音楽ストリーミングサービスの利用者には嬉しい事業者であったのですが、今回のトラフィックコントロール装置導入で、昼間の利用者が集中するような時間でも途中で止まることなくサービスが利用できるように期待したいですね。




BIGLOBE SIM その6 「エンタメフリー・オプション」でradikoが聞き放題

Biglobeの行なう「エンタメフリー」のオプションというのは、実質的にまだ他のMVNOは追随していない状況で、いわばBiglobeの一人勝ちになっている感じもします。LINEモバイルの場合、自社のLINE MUSICを定額で利用できるプランはあるものの、基本的にはSNS使い放題というイメージが強く、今回紹介するBiglobeのレベルまでエンタメ系サービスを使えるようにするのかはわかりません。

今回新たにBiglobeが発表したのは、ついにというか民放のラジオ放送をパソコンやスマホで聞けるradikoのサービスをエンタメフリー・オプションで利用可能にしたことです。radikoのサービスには無料と有料がありますが、無料の場合は利用者の現在地で聞けるエリアの放送局だけを聞けるものですが、有料のプランに入ると全国のradikoに加入している民放のラジオを日本中どこにいても聞くことができるようになります。

つまり、radikoの有料プランに入っている人だったらこれからは様々な動画や音楽配信のサービス以外にもラジオを聞き放題になるということです。それまでも低速無制限のSIMではradikoは実質無制限に聞くことのできましたが、今回のBiglobeがすごいのは、YouTubeやAbemaTVが無制限で見られるSIMを使ってラジオも聞き放題になるということです。

今まで、radikoのためにあえて低速無制限のSIMを契約していた人からすると、NHKも聞きたいという人は別ですが、radikoだけでいいならSIMを一枚にまとめることができるようになります。スマホでの利用なら広告を開くことで音楽を楽しめるSpotifyも無料で楽しめますので、データ専用のSIMにエンタメフリー・オプションを付けると月額2,500円前後といった金額になることに納得し、Biglobeのエンタメフリー・オプションで使えるサービスを主に使っているという方ならさらに利便性が増したと言えるでしょう。

特にradikoを聞くために貴重な6GBの高速オプションを消費してしまうと考えていた人にとっては願ったりかなったりではないでしょうか。ただ、できればNHKのらじる★らじるの利用もエンタメフリーオプションで使えればいいと思っている人は多いでしょうし、今のところオプションが使えるサービスについて、ビデオ利用を考えている方はDAZNやHulu、netflixやdTV、Amazonプライム用のサービスなども気になるでしょう。

しかし、ここまでも段々と使えるサービスを増やしてきているだけに、Biglobeの企業努力には拍手を送りたいですし今後への期待もいやがおうにも高まります。今後も新しい情報が入りましたら、ここで紹介をさせていただきますので、エンタメ関連の利用が多い方はBiglobeには注目しておくことをおすすめします。




【LINE MOBILE】デビュー応援! 2ヶ月連続3GB増量キャンペーン

新たにMVNOデビューを考えている方にとって、今まで利用しているサービスをきちんと把握することで安くお得にMVNOと付き合うことができます。特に大手キャリアからMVNOへの移行を狙っている方の場合、どのアプリを多く使っているのか、コミュニケーション重視なのかコンテンツ重視なのかによって選ぶ所も違ってくるでしょう。

ただ、多くの人にとってはLINEによるコミュニケーションは外せないところだと思いますので、LINEの本家であるLINEモバイルが出してきた今回のキャンペーンに注目するのも面白いかと思います。

LINEモバイルでは「LINEモバイルデビュー応援 2ヶ月連続3GBデータ増量キャンペーン」を2017年5月1日から同年8月31日まで行なっています。この期間内に「コミュニケーションフリープラン」もしくは「MUSIC+プラン」でLINEモバイルに加入した人に、加入プラン(月/3GBから)の高速データ通信量にさらに3GBの高速データ通信量を2ヶ月間サービスしてくれるというものです。

実際、加入前には自分は高速クーポンによる通信をどのくらい使うのかわからない人は多いと思います。それでなくても、「コミュニケーションフリープラン」では、アプリなどでLINE・twitter・facebook・Instagramを使って大きな写真を送ったり、ビデオ通話サービスを使ってやり取りをしても、これらサービスを使っている限りは元々の高速クーポンは減りません(MUSIC+プランではLINE MUSICについても高速クーポンが減りません)。
ということは、ウェブサイトを見たりメールしたり、動画を見たり音楽を聞いたり(MUSIC+プラン加入時のLINE MUSICについては対象外)した場合、月にどのくらいのデータ通信を使うかというところにかかってきます。

もし、二ヶ月間使ってみて、元々の3GBに届かなければプランをそのままにして使えばいいでしょうし、逆にこのプレゼントを貰っても高速クーポンが足りない場合にはさらに高速クーポンの多いプランを検討するのもいいでしょう。そういう意味では二ヶ月間はお試し期間ということになりますので、動画はできるだけ自宅のWi-Fiで見るような生活習慣を試してみるという感じで、このキャンペーンを使うのもありかも知れません。

なお、端末を同時に購入したいと思っている場合は、数量限定ながら日本のメーカーが作ったSIMフリースマホで、防水・ワンセグ・おサイフケータイが使えるというSIMフリーとしては画期的な特徴を持つ富士通のArrows M03が5,000円引きで購入できるキャンペーンも同時開催されていますので、こちらは早い物勝ちになりますが、もし端末を用意していなければ最良の選択になるでしょう。

LINEモバイルはLINEの年齢認証がMVNOの中で唯一できたり、LINE PAYカードから料金を払うことでクレジットカードを使わずに実際的な銀行引き落としや直接コンビニでLINE PAYカードに事前にチャージすることでのコンビニ払いもできるという、他のMVNOとは一線を画すユニークなMVNOです。もしスマホを使ってSNSを利用することがほとんどであれば、今回のキャンペーンを利用してLINEモバイルの使い勝手を試してみるのもいいかも知れません。

LINEモバイル


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ぷららモバイルLTE その2 終了のお知らせと代替業者

2017年5月に入り、一時期は他のMVNOに先がけて高速通信の「無制限」プランを開始したことでも知られる「ぷららモバイルLTE」が、同年5月2日で新規申込を終了するとともに、11月30日付けでサービスを終了することを発表しました。MVNO業者が数多く営業する中、競争に敗れるような形で撤退するところは出てきて当然だと思っていましたが、NTTグループとして知られているぷららが撤退するとはと思われた方も少なくないのではないでしょうか。

ユーザーへの対応策としては、同じグループのMVNOであるOCN モバイル ONEにお得な条件で乗りかえられるキャンペーンを開催予定ということですが、現在もぷららに加入している方の中では売りである「定額無制限プラン」に加入されていた方も多いのではないかと思います。そこで、今後はどうすればいいのかという点について考えてみることにします。

ぷららの方で乗り替えを推奨するOCN モバイル ONEには定額無制限プランはありません。今回のぷららの撤退を機に新たな無制限プランが出てくるというのなら注目に値しますが、そうした新プランの発表がない場合は、既存のプランから選ぶということになるでしょう。具体的に挙げるとすると以下のようなプランになるのではないでしょうか。

・U-mobile LTE使い放題 データ専用月額2,480円(税別・以下の表示も同じ)
・ワイヤレスゲートFonプレミアムプラン データ専用月額1,556円(最大3Mbps)
・Wonderlink F-使い放題700プラン データ専用月額1,580円(1GB使用後最大700kbps)

ただし、昨今におけるMVNOに対しての速度についての広告表示について、実態にそぐわない事が問題になっているので、今まで通信無制限プランのあった日本通信が無制限プランを止めて20GB以上の高速クーポンを増やしたように、高速クーポンを増やしたプランや、特定のサービスを高速のまま利用できるようにする「カウントフリー」プランの方に人は移りつつあります。

今回のぷららの決断も、通信無制限を謳い文句にユーザーを集めたとしても、利用者集中により思ったほどスピードが出なくなり、その噂がネットで広まってしまうと、多少回線の増強をしたくらいでは追い付かないほどのネガティブな意見がネットで回ってしまうという悪循環にはまっていた部分もあったように思えます。そうした理由だけで撤退ということになるなら大変残念ですが、現在も利用者集中によるスピードの低下に対しては確かな対策というものはないので、利用者側がどこで我慢して使い続けるかということに、他社も含めた「通信無制限プラン」の今後がかかってくるのだろうと思います。

とりあえず、今ぷららの無制限を使っている方は、自分の利用しているデータ通信は何をする時に使うのかということをまずは考えることで、どのMVNOのどのプランに乗り替えたらいいのかということがはっきりしてくると思われます。

YouTubeやAbemaTVという風に具体的に見るサイトが決まっているのなら、Biglobeの高速クーポンが6GBのプランに「エンタメフリーオプション」を付ける方が同じ無制限プランを契約するよりも便利になる可能性があります。カウントフリー系のオプションの中に自分が使っているサービスが入っていない場合や、ルーターをパソコンにつないでWindows UpdateのようなものまでLTEでやりたいという場合は、無制限プランというよりも20GB以上の自分の毎月のデータ通信利用に合った高速クーポンの付いたプランを選ぶ方がいい場合もあります。

こうして、ぷららLTE定額無制限プランについて考察していくと、改めて純粋な意味での無制限使い放題という有線によるインターネットと同じ環境をLTEで作り出すのは大変難しいということがわかってきます。そんな中、最初にこうしたサービスを行なったぷららLTEの英断というのは、不幸にも失敗したとは言え、LTEを私たちがどう使うかという点について深く考えさせてくれた点については感謝しなければならないのかも知れません。

今後も、SIMカードを使ったLTE通信については必ずしも制限なしの高速で常に使えるわけではないということを十分に理解しながら、新たなプランを期待しつつ、多くの人が使いやすいプランを紹介していこうと思っています。


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