月別アーカイブ: 2017年7月

TONE モバイル その8 富士通製の新機種「m17」で魅力もアップ

TONE モバイルというMVNOは他の事業者と比べると少々営業形態が違い、TONE モバイル専用にチューンアップされたスマホとの同時購入が必須になります。こうした事はなるべく安く、さらに既に持っているスマホにSIMカードだけ差して使いたいという方には適しませんが、基本料金が1,000円/月と安く、さらにお子さんやお年寄りに使いやすいスマホを提供しているという点は、全く何もない状態からスマホを始めたいという方にとっては有難く、アフターサービスも充実しています。

そんな中、iPhoneでなくても、スマホに防水やワンセグ機能が欲しいという場合には、サービスに興味はあってもTONE モバイルは契約できないと思って敬遠していた方も少なくないと思うのですが、2017年8月1日新発売される新しい専用スマホ「m17」は国内メーカーの富士通のスマホで、既に出ている同社のSIMフリースマホ「Arrows M04」のようにおサイフケータイ・ワンセグ・防水でハンドソープで洗えるという過去最高のスペックを誇ります。
さらに耐衝撃性も売りにしており、落としても割れにくいガラスや背面塗装で衝撃に強い本体を実現しているとのことです。もちろんTONE モバイル自体のサービスも使えますから、今後家族で持ち続けるにしてもしばらくはこれ一つで普通に使うなら不自由を感じることはないでしょう。

なお、端末の価格は税抜価格で34,800円と、「Arrows M04」と同じくらいですが、こちらは専売のスマホなので価格のディスカウントはさらに新たなスマホの販売がTONE モバイルからなければ、定価のままで購入ということになると思います。ということは、何らかのキャンペーンがらみで狙うのでなければ、早めに購入して使い込むような形がいいのではないかと思います。

最初にも書きましたがこのTONE モバイルのサービスは独特です。標準で音声通話の番号は取れない代わりに(オプションで090から始まる番号を取得できます)050から始まるIP電話の番号がもらえ、サービスセンターへの問い合わせや他の人との通話はIP電話を使って行ないます。

また、データ通信速度は基本料金が月額1,000円の格安にも関わらず、500kbpsから600kbpsの中速での通信が可能です。同じような速度のWonderlinkのSIMを使っている私の実感からすると、ネットラジオを始めとする音楽ストリーミングのサービスを流し続けても途切れることなく聴けるレベルです。

ただ、YouTubeやAbema TVのような動画配信サービスについては、ネット検索をすると低画質では使えるという記載のあるページを見付けることができますが、TONEモバイルの発表では、スピードは確保されていても動画視聴やアプリのダウンロードをするためには標準コースのままではできず、有料にて高速クーポンを購入しないとできないという風に発表されているという記載もあり、情報が錯綜しています。元々TONEモバイルはハードに動画を見ようという方が使うようなところではないので、あまり心配しなくてもいいかも知れませんが、動画を本格的に見たいというような場合は他のMVNOを検討した方がいいように思います。

今までも安く中速のデータSIMを持つならTONE モバイルという流れはあったように思いますが、動画を見るような使い方をしないなら十分にキビキビ動く中速を確保しているため、今回の新機種の発表で改めてTONE モバイルのポテンシャルの高さを感じる人が出てくるのではないでしょうか。

してみると、ガラケーとの2台持ちで持てば使い方によってはデータ回りの事は全てこのスマホだけで済んでしまうでしょうし、一台のみでも何とかなるレベルになるでしょう。特におサイフケータイをTONE モバイルで使いたかったという人にとっては朗報です。TONE モバイルのターゲットである小さなお子さんやシニア層の方だけでなく、広く中速で色々使えるスマホとデータ通信サービスを利用したい方は検討に値する一台だと思います。




LINE モバイル その5「LINE MUSICオプション」が登場

LINEモバイルの自社サービスである「LINE MUSIC」について、ついに本家LINEモバイルとのセットできるオプションが出てきました。このプランは、LINEモバイルのプランの中での最安値である「LINEフリープラン」のデータSIMとのセットこそできませんが、各種SNSがカウントフリーで使える「コミュニケーションフリープラン」ならセットすることができます。

この「LINE MUSICオプション」は月額750円(税抜価格 以下同様)と、通常のケースで利用する場合の月額889円の無制限利用月額より安くなっています。今までは「MUSIC+プラン」というものがあり、高速クーポンの利用プランにより価格が決まっていましたが、その金額とは別に「LINE MUSIC」の正規の利用クーポンを別に購入する必要があり、カウントフリーでLINE MUSICを使えるメリットはあるものの、他社のカウントフリープランと比べると必ずしも安いとは言えない状況であったので、今回の発表で改めてLINE MUSICを使ってみたいと思う方もいるのではないでしょうか。

LINEモバイル申込と同時に「LINE MUSICオプション」を契約する場合には最初の2ヶ月間は基本料無料、その後の4ヶ月間(通算すると3ヶ月目から6ヶ月目)は月額500円と安い価格で利用した上で、7ヶ月目から正規の価格750円/月になるキャンペーンも合わせて行なわれるということです。

ですから、今まで「LINEフリープラン」のデータSIMを契約していた方がLINE MUSICを心ゆくまで使いたいような場合には、いったん解約をして「コミュニケーションフリープラン」に入り直さないといけない代わりに、キャンペーンの割引を使ってある程度は初期手数料分を回収できるというようなイメージになります。

ただし、オプション付加可能なプランに入っている既契約者がLINE MUSICオプションにマイページから加入する場合、2017年7月18日~8月31日までのキャンペーン期間内に手続きをすることができれば、2ヶ月無料+4ヶ月500円という新規加入時と同じキャンペーン料金が適用になります。

いわゆる音楽聴き放題サービスというのは多くのサービスは月額1,000円弱くらいになっています。Spotifyには無料プランがありますが、その代わりラジオのようにCMを聞きながら、ランダムにしか聴けないという不自由さがあります。

また、U-NEXTの「スマホでUSEN」の音楽サービスは月額490円と安いものの、常に流れている放送を聞くというそれこそ昔ながらの有線放送を流すといったサービスなので、好きな時に好きな音楽を好きな曲から聴くというニーズを満たすものということでは、今回紹介した「LINE MUSIC」のサービスは4000万曲が聴き放題になるため、安く音楽を聴きながらLINEを含むSNSを心ゆくまで楽しめて高速クーポン3GBまでの「コミュニケーションフリープラン」(データ専用で月額1,100円)なら1,860円/月で利用できるわけで、かなり使えることの多いプランに変わってくるような気もします。LINE MUSICには無料トライアル期間もありますので、自分のよく聴く音楽が網羅させているようなら、本格的に引っこしをすることも考えてもいいのではないでしょうか。

LINEモバイル


富士通arrows M04 落下に強くハンドソープで洗える初心者向スマホ

これを書いている現在の国産SIMフリースマホの現行機である富士通arrows M03の後継ということで新たにM04が発表されました。今後は数少ない国産のSIMフリー機として多くのMVNOでも販売されると思いますので、ここでその概要について紹介します。

基本的な性能についてはM03と変わりません。防水・防塵でおサイフケータイ、ワンセグが付く一般的なスマホなのですが、報道向けの発表によると、1.5mの高さから落としても画面が割れにくいという、本体回りの頑丈さがアップしているとのことです。

さらに、使い込んでいるうちにスマホが汚れるだけでなくスマホを媒介して様々な菌が繁殖し、食中毒や感染症の原因とならないように本体をハンドソープで洗うことが可能な仕様になっているとのことです。常に水回りに置いて使う方にとってはいつでもきれいにしておけるので、スマホ洗いに対応するハンドソープとセットで利用するのもいいでしょう。

個人的にこのM04で特徴的なことは、過去のarrows M01で提供していた主に高齢者向けのホーム画面が同じように提供されることになったということです。よくあるホーム画面だと何が何やらわからずに、大手キャリアの出しているらくらくフォンのような高齢者向けの端末が欲しいという方にはこの「かんたんセット」というホーム画面のバリエーションは役に立つと思います。

今までずっとM01のホーム画面に慣れていて、改めて普通のホームでは使いこなせないだろうという親族を持っている方は、ぜひM04の「かんたんセット」の画面を見ていただきたいと思います。直感的でわかりやすく、電話やメールを主に使うだけという方に使わせるにはかなり使いやすくなっていると思います。

使用するSIMはnanoSIMで、利用できるBandについては、

・LTE:Band 1、3、8、19、26
・3G:Band 1、5、6、8、19

とarrows M03に準じます。できれば700MHz帯もカバーして欲しかったところですが、先日紹介させていただいたように、まだ国内ではテレビに影響が出ることを見越して本格的なサービスを開始するにも時間的にかかることを思えば、まだ十分長く使えるとも言えます。先進的なスマホを使いたかったり、今後のNHKの動向を考えるとワンセグ付きにして受信料徴収の根拠となるものをあえて買いたくないような場合には海外生品の高性能なSIMフリーのスマホの方がいいかも知れませんが、そうでなく初心者や高齢者にも使いやすいスマホというなら購入候補としてarrows M04は評価が高くなるのではないでしょうか。

逆に新機種が出たことで、旧機種のM03の相場が下がるようなら、それはそれで安くて性能もほぼ変わらないということもありますので、売り値についても十分に調べた上で購入するかしないかの判断をされるといいでしょう。

ちなみに、売り出し時のM04は4万円弱くらいの価格になるのではないかと言われています。契約とのセットやキャンペーンのような情報も積極的に活用しながら、M04の価格が下がるまで待って親や祖父祖母にプレゼントというのもいいかも知れません。と同時に、国内の他社がこのM04に対してどんなスマホをぶつけてくるかという興味もあります。

高性能を望むのかそこそこの性能でも使いやすいものであればいいのかというのは、それぞれのメーカーの考え方で変わってくると思いますが、富士通に関しては後者のような製品になっていることを十分ご理解の上、他の機種と比べてみるといいと思います。

・メーカーパンフレット(PDFファイル)へのリンク

http://www.fmworld.net/product/phone/m04/pdf/1/m04-catalog.pdf