月別アーカイブ: 2017年9月

FREETEL SIM その5 FREETELのMVNO事業は楽天モバイルへ

このブログでMVNO業者の終了というものを伝えるのは「ぷららLTE」以来となりますが、今回のFREETELについては、2017年11月1日付けでMVNO事業を楽天モバイルが買収し、楽天モバイルが業界第3位の規模になるそうです。

ただここで、「MVNO事業」という風に限定した書き方になっていますが、FREETELは国内のメーカーとして極めてユニークなスマホのハードメーカーとしての面も持っています。今回の買収では楽天モバイルが買うのが「MVNO事業」だけということなので、今までFREETELブランドで販売されてきたスマホなどのハードについては今までと同じように売られることになると思います。

今後は通信事業を行わなくなることで、さらにユニークなスマホが出てくるような事業形態になってくれば面白いですが、このカテゴリーではFREETEL名義でのハードを今後は紹介していくことになると思います。

さらに、今回の買収の結果によって特にFREETELの格安SIMに満足して使っていた方はどうなるかという点については、具体的な話については「楽天モバイル」のカテゴリーの方で紹介させていただくようになるかと思います。

こうした流れになっているのは、やはりMVNO事業というもので他の業者と差別化をしていくためには多くの契約者を確保する必要があるのかなという気もしますが、ここで紹介している各MVNO事業者がどのようなことになっていくかというのも、今後格安SIMを使い続けるうちには避けて通ることのできない情報になっていくのではないかと思います。

ともあれ、現在FREETELに契約されている方を除き、新たにFREETELに入ろうかなと思っていた方にとっては、ここ数日で状況が一気に変わってくる可能性もありますので、常に最新の情報を確認して駆け込みで加入されるのか待つのかをよーく判断してみて下さい。

freetel


DMM mobile その7 通話定額オプション料金据え置きで10分に拡大

DMMモバイルの特徴として、頻繁に内容変更を繰り返しながら他社にならうところはならい、独自のプランも出してみたりして、プランが多いというものがあります。

こういったMVNOというものは、たとえ他社で魅力的なプランが出たとしても近い将時にはその流れを追う可能性が高いとみて、特に1年間の解約金がある音声通話SIMとのセットで利用するにはおすすめの点があるMVNOだと思っているのですが、肝心の音声通話オプションについては他社が10分までの定額が当り前になっている現在、この文章を書いている現在ではまだプレフィックス方式の定額電話サービスは5分までの通話のみをカバーするだけでした。

それが、とうとうと言いますか「5分かけ放題」を「10分かけ放題」に拡大し、さらにオプション料金は据え置きになる新たなサービスを2017年10月1日から開始するというニュースが入ってきました。

こういう流れを大手MVNOが行なってくれると、逆に今の大手キャリアの通話定額は「無制限」か「5分以内」しかありません。さらにスマホに2年縛りを付けても音声通話のセット料金(データ料金は別)で1,700円(税別価格 以下の表記も同様)とそれほどの安さを感じませんので、さらに大手キャリアからMVNOへの流出が止まらなくなってしまうのではないかという気もします。

それだけに、既存のMVNOも早いうちに5分以内ではなく、10分以内にまで定額通話の時間を拡大したオプションを持っている方が、ユーザーに選ばれやすいということは言えるでしょう。

また、今回のDMMモバイルの発表に合わせて、単なる10分定額がメリットでなくなってきていることも確かです。こちらの記憶では最初に10分定額を導入したOCN モバイル ONEでは既に10分定額に加えて全ての通話番号のうちのトップ3の通話料をオプション料金を出すことで定額にする新たな通話オプションを出しています。今後は、ユーザーの動向を探りつついかに効果的で魅力的なプランを出してくるMVNOが出るかということも注目されます。DMMモバイルも、今後は音声通話SIMを使うユーザーに合わせた、さらなるユニークなオプションを今回の発表を機に出して行って欲しいですね。

DMMモバイル


DTI SIM その9 10分以内定額の「おとくコール10」はプレフィックス方式

MVNOにおける通話定額のスタンダードは、それまでの5分以内から10分以内へとシフトしつつあります。多くのMVNOが他社との比較で負けないように、10分以内の通話なら定額の新プランを出してきつつあり、今回紹介するDTI SIMについても例外ではなかったようです。

DTI SIMの新通話オプションは「おとくコール10」という名前で、相手の電話番号の前に「0063」を付けて掛けるプレフィックス方式の電話サービスになります。スマホ用に自動的に4ケタの番号を付けてくれる専用アプリ「おとくコール アプリ」も用意され、月額無料でこのアプリを使って電話をした場合、電話料金がNTT回線で掛ける時の半分という30秒10円で利用できるようになっています。

ここまで書くと他社と同水準にDTI SIMもなったかという感じがしますが、以前のDTI SIMが行なっていた電話かけ放題には大きな特徴がありました。「DTI SIM 電話かけ放題」は5分以内の通話をオプションの定額料金のみで利用できたのですが、その通話時間は5分でした。これだけだと他社と同じですが、この「DTI SIM 電話かけ放題」での通話定額はプレフィックス方式ではなく、専用アプリやプレフィックス番号を相手の番号の前に付けなくても5分以内定額で掛けられたので、それなりにニーズはあったと思います。

ただ残念ですが、この「DTI SIM 電話かけ放題」の新規申込については停止されているとのことです。通話時間は5分以内でも十分なので、ガラケーやガラホにDTM SIMのSIMカードを入れて主に通話用として使いたいと思っていた人にとっては、新たに契約できなくなっているというのは残念です。すでに「DTI SIM 電話かけ放題」を契約して使っている人が、新たに「おとくコール10」や「おとくコール アプリ」を使ったプレフィックス方式の電話サービスを従来のサービスと併用するのは可能なようですが、しばらく併用して、専用アプリからの発信に問題がないようなら、DTI SIMとしては「おとくコール10」の方に移ってほしいというのが本音ではないでしょうか。

今回のDTI SIMの発表で、MVNO全体において通話定額を実現するためには、番号の前に特定の番号を入力してから電話番号を入力する、プレフィックス方式の電話サービスが必須になったということが言えるでしょう。もしガラケー・ガラホなどで専用アプリのインストールが難しく、ハードの設定でいちいちプレフィックス番号を呼び出してから電話するのが手間が掛かって良くないと思う場合は、大手キャリアに移る必要が出てきます。ただ、スマホでアプリからの発信ならば、一度設定をして電話を掛ける前に必ず専用アプリから掛けることが徹底できれば、安くいろんなオプションのプランを選ぶことができます。

実際問題として、DTI SIMではさすがに5分以内の通話定額だけで良ければそのままプレフィックス方式ではないやり方でも提供が可能だと思っていたのかも知れませんが、10分定額を行なうMVNOが増え、楽天モバイルで無制限のオプションが出たり、OCN モバイル ONEで通話料金のトップ3番号への課金を0円にする新たなオプションが出たということで、今後同じようなサービスを提供する場合にはプレフィックス方式を採用しないと無理だと思ったのかも知れません。

すでにプレフィックス方式でない5分定額を楽しんでいる皆さんは、安易に「おとくコール10」に移行する手もありますが、あえて今までのプレフィックス方式でない定額プランを使い続けるという手も有りだと個人的には思います。

今回のDTI SIMの通話オプションのプレフィックス方式化というのは、これからの大手キャリアとMVNOとの間でどんな競争が行なわれてくるのかということも含め、選ぶ方としてはわかりやすくなったということが言えるでしょう。昔のガラケーにSIMを入れて通話専用にするなら大手キャリアの通話定額プランの方が簡単に扱えていいでしょうし、ずっとスマホを使う中で定額が使えればいいと思うなら、結局のところどのアプリから発信するかで変わるだけですので、安くて自分にあったプランのあるMVNOの方が使いやすいと思う方もいるでしょう。

今後はこのページでそうした新プランの共演をMVNO別に紹介することができるようになればうれしいです。

DTI SIM

(追記)

現在DTI SIMの「DTI SIMでんわかけ放題」「でんわ定額」(プレフィックス電話でない5分以内定額オプション)を契約している場合、とりあえずはそのまま使えるのですが、今回新しい情報として入ってきたものがあるのでここで紹介します。

上記のサービスはずっと続くのではなく、2018年8月末でサービスを終了し、以降は通話定額オプションが自動的に解約になるということです。おそらく、DTI SIMの方で負担する通話料が結構な金額になっていたのかもしれません。

契約中のユーザーにとってはまさに寝耳に水という話ではありますが、急にサービス内容が変更されるというのはよくあることなので、納得が行かないなら解約する他ありませんが、もし新しい「おとくコール10」にオプションの変更を希望するなら、それなりにお得なキャンペーンが既契約者対象で行われるようです。

2017年10月25日までに「おとくコール10」に乗り換え申し込みをして乗り換えをすると、オプション料金がDTI SIMを解約するまでずっと税抜500円で利用できるようになるということです。

既存のユーザーはぎりぎりまで今のプレフィックスでない通話オプションを続けるか、早めに他社並の10分以内定額を格安でできるように変更するか考えどころでしょう。