「b-mobile 日本通信」その4 通話3分定額オプションとAndroidスマホ

MVNOの音声付きデータSIMを扱っているところは、いかに通話料金を安くなるようにするかということを考えながら新たなプランを投入してきます。携帯大手3社が5分以内の通話が定額の割安な通話プランを出したことにより、楽天モバイルをはじめとして電話番号の前に特定の番号を付けることによって5分以内の通話定額を実現したプランが出てきている中、5分まで長く話はしないので安くして欲しいというニーズも当然ながら存在します。

もし友人同士だけならLINE電話をはじめとしていくらでもお互いの通話無料というアプリは存在しますが、070・080・090から始まる電話番号から掛けたり掛かってきた電話を受けたりすることは、主に友人関係とは違ったコミニュケーションを構築したり、旅行中にお店の予約を入れたり問い合わせをしたりするような場合、やはり短い時間であっても通話料金を気にしないで電話が掛けられる状況にあれば、状況は違ってきます。

今では制度そのものがなくなってしまいましたが、かつて公衆電話から掛けられるコレクトコールというものがありました。手持ちのお金が10円しかなくても公衆電話から100番に掛けるとオペレーターが出て、通話したい相手の電話番号を言うと、相手が電話料金を払ってくれる確認ができたところで相手に繋いでくれ、いざという時に家族や友人と連絡を取ることができました。現在は携帯電話の普及とともにこの制度は消えてしまいましたが、たとえ5分でも3分でも追加料金を払わずに無料通話ができれば、その旨を相手に伝えて数回に分けて掛けても、電話番号を伝えて折り返し掛けてもらってもいいですし、やはり通話料の定額があるとないとでは、いざという時の対応も違ってくる可能性があります。

現状では5分定額の追加料金は800円/月前後が相場という感じです。3分定額を既に行なっているIIJmioのオプション料金は600円で、1分定額のあるFREETELは399円という感じに決まっています。そうした内容を踏まえて、今回新たに3分以内の通話についての新プランを出して来た日本通信の「通話3分定額オプション」について見ていきましょう(表示する金額は断りがない場合を除き全て税抜価格です)。

実のところ、日本通信の3分定額は無制限ではない条件があります。それが、国内通話に限るということと、一日の利用回数の制限50回があることです。一日に3分以内の電話を50回も掛ける人がいるかというのは、例えば仕事に使ったり、連絡網で多くの人に掛ける可能性があったりする場合には向きませんが、普通に電話を使っている人であればさすがに一日50回以上掛けないという人がほとんどでしょう。しかし、今までの自分の行動を考えてみて、年に数回でもそういう状況が起こり得ると思い当たった場合は、このプランは避けた方が無難でしょう。

ちなみに3分定額の仕組みは、他のMVNOと同じように日本通信の提供する電話サービス「b-mobile電話」を使って相手先の電話番号の前に特定のプレフィックス番号を付けて発信する仕組みになっています。面白いのはこの「b-mobile電話」に申し込まなくても、専用アプリをスマホにダウンロードし起動すればすぐに通常の半額である30秒10円の料金で「b-mobile電話」が使えるようになることです。ただ、3分定額オプションを使いたい場合は別途申込みが必要です。料金は回数無制限ではないということもあり、オプション料金も月額500円と安めに設定されています。

また、通話の方法についてはiPhoneとAndroid搭載のスマートフォンで違います。iPhoneの場合はデフォルトの電話アプリで電話すると通常料金になるので専用アプリを使っての発信となりますが、Android搭載スマートフォンの場合は、専用アプリをインストールした状態であれば、OS標準の電話アプリを使ってもプレフィックス番号が付いた状態で発信できるので、今までの電話帳を使った電話環境がそのまま使えるようになります。この点も他のMVNOにはない特徴でしょう。なお、日本通信でこの「通話3分定額オプション」が付けられるプランは以下の通りです。

・おかわりSIM 音声付
・b-mobile SIM高速定額 音声付
・VAIO phone高速定額 音声付
・スマホ電話SIM フリー Data
・スマホ電話SIM for LTE

日本通信の方でモデルケースとしているのは、一番上の「おかわりSIM 音声付」にこのオプションを付ける場合です。音声付プランの場合の最低料金は1,300円ですが、これに通話定額オプションを付けると月額1,800円になります。これでデータ通信は1GBまで高速で使えますが、最大5GBまで1GBごとに250円ずつ上がっていきます。上限は5GBまでなので、最大でも月額2,800円で通話もデータも(データ通信が5GBを超えた場合は最大200kbpsに制限されます)利用できるということになります。

もちろんデータ無制限のb-mobile SIM高速定額(月額2,780円)でも選べますので、この金額に500円をプラスして一応の定額利用を付けておくのも有りでしょう。この種のプランの場合、通話品質うんぬんよりもその業者の持つデータ回線の品質によって状況が変わってくることも予想されます。ただ、途中でも書きましたが、Androidスマホの場合は利用者がそれと意識しなくても常に標準の電話アプリで3分定額でかつ超過した場合でも30秒10円という安い価格で通話することができるので、お子さんやシニア向けに安い通話定額付きデータ通信付きのSIMを探しているような場合には、Androidスマホ限定ではありますが、意外と合うような気がします。


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。