BIGLOBE その1 老舗プロバイダとしての特徴と賢い入会の方法

現在は経営母体が変わってしまっていますが、「BIGLOBE」はその前身であるパソコン通信のPC-VANから続く老舗のプロバイダーで、日本電気(NEC)がそのサービス開始当初から大きく関わっていました。NECとは言わずと知れた日本におけるパーソナルコンピューターのメーカーとして多くのファンを持ち、昔から大きな影響を持っていましたが、パソコンというものが出た当初は、ワープロ専用機の代わりになるとかゲームを入れて遊ぶ程度のものという認識を持った人が多かったのではと思います。

NECは企業としての経営理念として「C&C」(Computer & Communication)を提唱し、コンピューターを通信でつなぐことの重要性を早くから打ち出していました。その中で生まれたサービスがPC-VANであり、その流れをくむ「BIGLOBE」が今も元気に多くのサービスを展開しているというのは素晴らしいことです。今でこそパソコンがネツトにつながっているのは当り前ですが、現在のようにスマホが常にインターネットに接続されているようになったのにはパソコン通信時代から続く、先人の苦労があったのだということは忘れたくないものです。

このように昔からのプロバイダとして様々なインターネット接続について事業を行なってきた「BIGLOBE」ですが、それだからこそ格安SIMだけしか扱っていないMVNOとは違う部分もあります。というのも、インターネットの接続方法ひとつひとつについて加入するプランが違うわけですから、それらを全て同じ「BIGLOBE」の会員として管理するためにいったん誰でも「BIGLOBE会員」になる必要があるのです。

格安SIMを使うために「BIGLOBE」に加入申込みをすると、例えばデータ通信の高速クーポンが3GBまで使える「ベーシックプラン」の月額は税別900円ですが、この中には「BIGLOBE」というプロバイダの「ベーシックコース」月額基本料200円が含まれています。この「ベーシックコース」に加入すると「BIGLOBE」の名前が入ったメールアドレスが持て、メールボックスの容量5GBまで使うことができたり、メール転送の設定も無料で行なえます。

それだけではなく、「BIGLOBE」が使っている各種サービスが利用できたり、ダイヤルアップ接続という通常の電話回線とパソコンに繋いだモデムを使ってインターネットにアクセスすることができるようになったりします。モバイル通信は格安SIMでする人がほとんどですが、今も細々残るグレーや緑の公衆電話を使ってモデムと繋いだパソコンをインターネットにつなぐこと(ベーシックコースでは1時間まで無料)も不可能ではありません。

まあ、電話線を使ってのインターネットなんて、あっても現在は使う人はいないでしょうが、新しいMVNOの場合は全てをセットにした金額になっているのに対し、昔からのプロバイダの料金体系を変えることができないため、「BIGLOBE」で格安SIMを使うためにプロバイダの「BIGLOBE」と契約するということが必要という前提があるということです。もしかしたらすでに自宅の光インターネットやADSLの契約先プロバイダがBIGLOBEである方もいるかもしれませんが、もしすでに「BIGLOBE」のインターネット接続サービスに入っている人はどうなるのでしょうか。その場合、格安SIMに加入する前にすでにプロバイダとしての「BIGLOBE」に入っているわけですから、新たに自宅インターネットと同一名義でデータ通信専用の「ベーシックプラン」に入る場合、その料金は900円ではなく900円から加入時の基本料とでも言うべき200円を引いた700円だけで済むことになるわけです。ですからすでに何らかの形でインターネットプロバイダーの「BIGLOBE」に入っている場合は毎月の使用料金が安くなるわけです。

月に200円というのはわずかな金額ではありますが、昔からのプロバイダで格安SIMのサービスを行なっているプロバイダの場合は、うまく自宅インターネットとモバイル通信のプロバイダを合わせることができれば、セット割りのようなメリットも受けられるということも覚えておいた方がいいでしょう。




スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。