大手キャリアから格安SIMへの移行法 その2 端末選び

前回の内容で、大手キャリアに加入していた方が更新月と端末代金の残債について確認をし、いよいよ更新月を待って格安SIMを扱うMVNOに移行する体勢が整ったことを前提に、具体的な内容に踏み込んで行きたいと思います。

まず、何をおいても大切なのは格安SIMを使うためのスマホ・タブレットなどの端末選びになります。ここでは事前に大手キャリアの電話を含む回線を格安SIMに変更する手続きを想定していますので、大型のタブレットやモバイルルーターにデータ通信専用のSIMを入れて使うようなケースは想定していませんので、ここはあえてスマートフォンを使うと仮定して購入案内をしていきたいと思います。

まず、今まで大手キャリアのスマホを使っていてそのスマホを格安SIMでも引き続いて使いたいと思っている場合です。これについては大手キャリアによってその扱いは違ってきます。

・ソフトバンク(Y!mobileも含む)

まだMVNO自体が始まって間もないこともあり、様々な制限があります。具体的かつはっきり言うと、iPhone5以降のiPhoneを使っていないとソフトバンク回線のMVNOは使えません。ちなみに、業者もb-mobile(日本通信)、ヤマダファミリーモバイル(ヤマダ電機)、U-mobile S(U-mobile)の3社で、内容は全て同じものです。さらにこの契約はデータ通信専用契約であり、音声通話サービスも使えませんので前回紹介した番号ポータビリティも使えません。あくまでソフトバンクのiPhoneやiPadを使っていた人が、SIMロック解除なしでも安くデータ専用端末として使えるためのものだということで、元々ソフトバンクやY!mobileを使っていた方が電話番号を引き継いで格安SIMを使いたい場合には、auかドコモの回線を使っているMVNO業者に変更することを考えるべきでしょう。

・au

auの場合はiPhoneを含め、端末によってはそのまま格安SIMを使うことができます。ただMVNOが提供するSIMは4G(LTE)のSIMになりますので、通話を含むサービスを格安SIMで利用するためには古い3Gしか使えない端末には入れて利用できなくなります。具体的に使えるauの端末については、auのSIMカードを取り扱っているmineo・UQmobile・IIJmioのホームページに記載があると思いますので、自分の持っているスマホの型番を調べ、利用可能な端末の中にあるかをまずは確認しましょう。もしない場合には電話でもメールでも、具体的な型番を書いて使えるかどうか確認してもらうことをおすすめします。

・ドコモ

ドコモもauに準じるような形になりますが、何より扱っている格安SIMはそのほとんどがドコモを扱っており、auとは違って古い端末である3G(mova)端末でも動く格安SIMもあります。そんな中、LINEモバイルやWonderlinkのように、3G専用端末では使えないLTE専用機でしか使えないSIMを提供しているところもありますので、持っている端末がLTE対応のスマホであるのかそうでないかも含めて、加入したいMVNOに直接聞くのが一番いいと思います。

このように、直接MVNOに問い合わせをした場合、自分の使っているスマホに入れるSIMのサイズについても相談しておいた方がいいでしょう。スマホと中に入るSIMとの関係は時間を遡るにしたがって「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」とどんどん小さくなっていっています。一番小さい「nanoSIM」にアダプターを付けて古いスマホに入れることはできますが、その逆はSIMカードを切るしかなくなります。ただ、初心者についてはアダプターを付けて利用するのもハードルが高いと思いますので、今持っているスマホに合ったSIMカードの大きさを十分に把握した上で注文することが必要になってくるのです。

古いスマホを流用せず、格安SIMに変えるのを機に、新しいスマホにする場合は、端末との同時購入がまずはおすすめになります。同時購入の場合は保証の手続きも加入と同時にできるので、落としたりして壊した経験がある方は保証に入る前提で考えた方がいいと思います。お金の節約のため、保証に入るべきか否かという風に考えた時、もし利用するスマホ以外にSIMを差し替えて使える使っていないスマホが別にあるなら、いざという時にはその古いスマホで利用を続け、改めて新品のスマホ本体だけを購入するという風に考えるなら入らなくてもいいと思います。前のキャリアの関係で差し替えて使えなかったり、ガラケーから初めてスマホを購入するなど、スマホは購入した一台しかないような場合は保証サービスへの加入を考えるべきでしょう。

また、ドコモやauの対象端末からMVNOに移るような場合は新しいスマホをセット購入した場合でも旧スマホは売らずに保管しておき、いざという時に代替機として使うようにするのも一つの方法です。その際、機種を選ぶ場合は前使っていたSIMカードと大きさが同じものでないと入れ替えて使うことはできませんので、特にmicroSIM対応のスマホを過去に使っていた場合には新しいスマホ購入には注意して下さい。どうしても新たに購入候補に入っているスマホがnanoSIM対応機しかない場合、最後の非常手段としてスマホアダプタを付けて旧機種を使うという方法もありますが、それで通信できなかったりSIMカードが抜けなくなったとしても自己責任となってしまいますのでその辺の事を十分ご理解の上でお試し下さい。

過去端末の流用でもなく、SIMとセットでの購入でもない場合、自分で端末を用意することになるのですが、これについては新品か中古かでも変わってきますが、ドコモやauの格安SIMを使おうと思っている場合、新品より中古の方がリーズナブルに手に入る可能性があるので、できるだけ安くスマホを買いたいとか、代替機として急に必要になったという場合には安く買える中古品を物色するのがおすすめな場合もあります。なお、中古品における価格について、最新のnanoSIM対応でないので安くなっている場合もあります。基本的には新品でも中古でもnanoSIMを採用しているスマホを購入するのが差し替えて使うことを考えるとおすすめです。実際に店頭で購入できる場合は、自分の使っているSIMかーどの大きさをお店の人に教えた上で対象のスマホを出してもらった中から選ぶべきでしょうし、通販の場合は検索の条件としてSIMカードの大きさを入力してから品定めをすることがまずは大事です。

新品についてもSIMカードの大きさで選ぶなら、最新スマホが多く採用しているので差し替えて使いやすいnanoSIM対応のものを購入すべきでしょう。こうしてみると、初心者にとってはSIMカードとスマホとの別々買いというのはかなりハードルが高いと思われるかも知れませんが、スマホ本体はいわゆる家電と同じく一括購入なので、端末の割賦契約が発生しません。当然MVNOの提供する端末でも一括で購入できる価格があると思うのですが、その価格よりかなり安く買える状況も存在します。さらに、端末補償についてもショップによっては他の家電と同じように複数年保証のサービスが有料で付くことも多いので、そうした保証付きでもMVNOの価格より安ければ、あえて単発買いも視野に入れるべきかも知れません。そうでもないなら初心者の方にとっては、端末の同時購入の方が楽ですぐに始められ、なおかつSIMカードがスマホに入らないというトラブルとも無縁だろうと思うのでおすすめと言えるかも知れません。

そしてもう一つ、スマホの型番を決める際に大切になるのは、海外メーカーにするか国産メーカーにするかという選択です。あくまで一般的な話ですが、海外メーカーのものは世界標準の機能は充実しているものの、日本固有のサービスや機能が付いていなかったりすることも多いので、ここで気にする点は「防水は必要か?」「おサイフケータイ機能は必要か?」「ワンセグは必要か?」の3点が主になるでしょう。こうした機能が必要なら、現在SIMフリーでauでもドコモでも使えるスマホを富士通が、ドコモのみでもいいならシャープ製のSIMフリースマホには防水もおサイフケータイ機能も付いているものがあるので、そちらのモデルを選ぶのが無難です。あと、iPhoneについては最新のiPhone7以降のモデルでないと防水もApple Payも使えないので、現在安くセットでMVNOでも売られているiPhoneSEを選んだ場合は上記3点は全てカバーしないものになりますので、その点も十分考慮の上、選ばれるべきでしょう。

しかしiPhoneにはiPhoneの良さがありますし、海外メーカーの出したアンドロイドスマホでも、iPhone7のようにカメラレンズを2つ搭載して相当に写りのいい内蔵カメラを持つ中国のメーカーHuaweiのようなものもありますので、逆におサイフケータイ機能は使わないし、防水機能もそう必要ないと感じるなら高いものから激安なものまで海外メーカーのスマホは実に色々な機能を持つものがありますので、その中で好みのものを見付け出すのもいいかも知れません。

さらに、いわゆる「タブレット」の範疇に入る製品の中には通話も可能な7インチタブレットもありますので、片手で持てるならば多少の大きさは気にしないというなら、そうした端末をメインにしたり、いざという時の代替機候補として持っておくというのも手です。具体的な機種名を挙げると情報が古くなった時に使いものになりませんので(^^;)、気になるMVNOでおすすめのスマホが、別にセールで安くなっているものがあったらまだ格安SIMに変わる前でも購入しておき、その端末に合うSIMを後で購入するという技も使えます。ともかく、格安SIMの世界では自由に携末を利用でき、さらに後で問題になりそうな保証でも、SIM申込時に端末を購入することで同時購入と同様の保証が利用できるところもありますので、まずは気になる業者のホームページを見て、どの端末がどのくらいの価格になっていて、さらに何が人気になっているのかを事前に十分にリサーチして更新月には一気に動けるように準備しておくのがいいと思います。


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