前回に紹介したように、MVNOのSIMカードを使ってLINEに登録した場合、年齢認証ができないので、自分のIDを直接登録してもらって友だちを追加するということができず、年賀状のやり取りだけになっているような友人とのLINE登録ができないという問題が生じています。しかし、お互いにスマホを使ってやり取りしていても簡単に友だちとして追加する方法があるので今回はその方法の中でもわかりやすそうな方法のうちの一つを紹介します。
ここで紹介する方法は、多くある追加方法の中の「QRコード」の仕組みを利用します。まず、アプリを開いたら、
その他
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友だち追加
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QRコード
と進むとQRコードの読み取り画面になりますが、その画面の中に
「自分のQRコードを表示」
というボタンがあるのでそのボタンを押してQRコードを表示します。直接会った人にこの画面を見せて内蔵カメラでQRコードを読み取ってもらうためのものですが、この画面を「保存」するのです。保存するためには「スクリーンショット撮影機能」というものを使います。
これは、iPhoneとAndroidとでは微妙に違いますが、基本的にどのスマホでもできます。
・Androidスマホ 電源ボタンを押しながら音量を下げるボタンを同時押しする
・iPhone 電源ボタンを押しながらホームボタンを押す
どちらのスマホでも撮影ができたらシャッター音がしてその時の画面が撮影されたことがわかります。そしてそのまま保存されるので、アルバムのアプリを開いてどこに保存されているのか確かめた上で、更にアルバムアプリかファイラーアプリを使って「LINE」に関連付けたフォルダーを作り、自分の情報が入ったQRコードを撮影した画面を保存しておきいつでも呼び出せるようにしておきましょう。
そして、誰かとLINEによるコミュニケーションをしたいと思った時にその画像を添付ファイルにしてメールでその人のところに送ります。送ったメールを確認してもらったら、受け取った人はどこでもいいのですが、スマホの画像を確認する時に使うフォルダにスクリーンショットの画像を移してもらいます。その上でアプリを起動し、相手には以下のような登録の手順を踏んでもらうように頼みましょう。
その他
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友だち追加
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QRコード
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ライブラリ
こうすると、相手のスマホ内にある写真にアクセスすることがアプリを選ぶことによってできるようになります。一般的には「アルバム」(Androidの場合)「写真」(iPhoneの場合)のようなアプリでいいですが人によっては専用のファイラーを使っている人もいるかも知れませんので、そちらからメールに添付した画像が選択できるならそれでもかまいません。
そうしてQRコードの入った画像を選択すると、QRコードをカメラで読み取った時と同じように友だちの追加ができるのです。少々めんどくさく感じることもあるかも知れませんが、一度やって慣れてしまえば後は問題なくできるようになりますので、こちらから送る場合はもちろんですが、相手がMVNOの格安SIMを使っているとわかった場合は、ぜひ試してみてください。
最後になりますが、今後、本家のLINEが格安SIMを使ってMVNOに参入することが決まっていますので、ここまで紹介したようなめんどくさいことをしなくてもLINEのヘルプに従って操作を行なえばもっと簡単に色々なことができるようになるかも知れません。まだ正式発表の前なので何とも言えませんが、LINEさえ使えればいいという気持ちがあるなら、LINEの格安SIMが出るまで待つというのも一つの方法です。
ただ、ここまでの内容をこなすことができるなら最安月額298円(税抜)のロケットモバイルのSIMでもすぐにLINEを使うことができると思いますので、今まで興味はあったものの登録はしていなかった方は参考にしていただければ嬉しいです。
(追記 データ専用SIM500円でも年齢認証が使えID検索ができるLINE MOBILEがすでに使えるようになっています。3G専用端末では使えないので注意が必要ですが、LINE中心に使うなら悪くない選択でしょう。)