カテゴリー別アーカイブ: 音声通話で選ぶ

音声通話で選ぶMVNOを紹介します。

「OCN モバイル ONE」その11 新しい通話定額の形?「トップ3かけ放題」

MVNOが大手キャリアから選んでもらうために、以前はとにかく「安く」というキーワードで宣伝していたように思いますが、時間帯によってほとんどスピードが出なくなったりすることで、一部のMVNOでは「安かろう悪かろう」という評判が立ち、それが最近出てきた大手キャリアや準キャリアの格安プランのヒットを生み出したということもあるかも知れず、MVNO各社は「次の手」をいろいろ考えて商品開発をしているのが現在の状況ではないかという気がします。

そんな中で、多くのMVNOが行なっているのが品質の差がほとんど出ないと思われる音声通話に関する様々なオプションサービスを充実させることで、基本的に5分以内定額か24時間フル定額を選ぶことになる大手キャリアとの差別化をはかっています。

そんな中、新たな通話定額として通話オプションを出してきたのが「OCN モバイル ONE」です。この系列の「OCNでんわ」においては、先日「OCNでんわキャリアフリー」という、旧イーモバイルで音声通話を使っている方以外なら、大手キャリアでもMVNOでも月額千円(税抜価格 以下の表示も同じ)で10分定額を付けられるサービスを開始したばかりですが、そうしたサービスとは差別化をはかるためか、「OCN モバイル ONE」のユーザー向けに9月2つの通話オプションを出してきました。

まず一つ目は、「トップ3かけ放題」と言いまして、月額850円を払うと当月「OCNでんわ」アプリから掛けた全ての電話の中で通話料が多かった電話番号あての通話料が3番目まで無料になるというものです。この「トップ3」については事前に申告する必要はなく、前月の締めの段階で計算して、通話料の多かった(つまり、話した時間が長かった)上位3番号に掛けた分の通話料を無料にし、四位以下の通話料だけを請求するというものです。

仕事で幅広く多くの番号に10分以上の電話をする人には向きませんが、友人や恋人、家族など長電話する相手が決まっていて、さらにそれが3人以内であるなら、このオプションを付ける意味が出てきます。

また、「トップ3かけ放題」と「10分以内定額」の両方が使えるようになり、4位以下の相手でも通話時間が10分以内だったら無料、10分を超える通話については30秒ごとに10円が加算される「かけ放題ダブル」は月額1,300円で提供されます(キャンペーン価格で11月末までは1,000円)。

MVNOの中で今まで時間無制限のかけ放題のサービスを行なっているのは楽天モバイルだけで、こちらは「楽天でんわ」アプリからの通話が時間に関わらず全て定額となる「かけ放題」が月額2,380円というものです。OCN モバイル ONEの「かけ放題ダブル」と比べると約1,000円高となりますが、どんな相手でも無制限に掛けられるというメリットはあります。ここではOCN モバイル ONEと楽天モバイルについて、利用シーンごとのベストな通話オプションを考えてみます。

・全ての電話が10分以内で済みそう…OCN モバイル ONE「10分かけ放題」

・10分以上頻繁に掛ける相手がいる…OCN モバイル ONE「トップ3かけ放題」

・「トップ3かけ放題」で通話料が450円以上…「かけ放題ダブル」

・「かけ放題ダブル」で通話料が1,080円以上…楽天モバイル「かけ放題」

ここでは毎月の通話に関する料金で比べてみましたが、他に比べる場合は大手キャリアでケータイ専用の「かけ放題」サービスをネット無しで2,200円出して利用している方についても、2台持ちでなくスマホに一本化したいと思うなら、紹介したMVNOの電話かけ放題のサービスを検討してみると恐らく金額的にはMVNOのかけ放題にした方が安くなる場合が多いと思います。様々な理由で2台に分けて使いたいとか、キャリアの契約を失くしたくないとか思っている方には余計なお世話としか言えない話ではありますが、このようなMVNOの新しい通話プランの登場というのは、完全に大手キャリアのしがらみから解き放たれる可能性を今後感じるものなので、今後も音声に関するMVNOが出してくるであろう新たなプランについては注目していきたいと思っています。

BIGLOBE SIM/スマホ

楽天モバイル


「mineo」その6 10分かけ放題サービスが月額850円据え置きで登場

mineoの通話サービスは、これまで5分までの定額とすでに月間30分までは定額という「通話定額30」(840円/月 税別金額 以下も同じ)とその倍である60分の定額通話が可能な「通話定額60」(1,680円/月)がすでに存在していました。

これでも十分だという人がいる反面、やはり他社と同様の10分以内なら何度掛けても定額という通話プランを利用したい人の声が多かったのでしょうか、ついにmineoでも10分定額オプションが選べるようになりました。正式名は「10分かけ放題サービス」で、2017年10月1日よりサービスが開始されました。月額は今までの5分定額と同じ金額の850円です。

このサービスと以前から行なわれている通話定額プランとは何が違うのか、気にかかる方もいると思われますが、一番違うのは通話料金です。「通話定額 30/60」では通話料は一般的な30秒20円で計算され、30分なり60分の時間を過ぎても計算される通話料金はそのままです。

しかし、「10分かけ放題サービス」では多くの同業者と同じように専用アプリからの発信とすることで10分を超えた通話については30秒10円で利用できるので、これでようやく他社並みかそれ以上のサービスになったと感じる方もいるかも知れません。

また、プレスリリースを見ると番号通知には携帯電話の番号がそのまま通知されるということなので、どうしても相手先に番号を通知することが必要な方でも問題なく使えるサービスだと言えるでしょう。

mineoはドコモだけでなくau回線でも使えるマルチキャリアなので、すでに大手キャリアのうちドコモとauからMNPしようという場合に、それまで使っているスマホをそのまま使って、キャリアメールだけは使えないながらも安い金額で契約を維持することのできる範囲が広がるわけですから、メリットがありそうです。大手でも大手キャリアの5分定額のサービスから更に長く通話できる10分定額のプランが揃ってきたということは今後もこの流れは変わらず、データだけでなく通話についてもサービス合戦が行なわれそうな今回のmineoの方針転換でした。




「b-mobile 日本通信」その4 通話3分定額オプションとAndroidスマホ

MVNOの音声付きデータSIMを扱っているところは、いかに通話料金を安くなるようにするかということを考えながら新たなプランを投入してきます。携帯大手3社が5分以内の通話が定額の割安な通話プランを出したことにより、楽天モバイルをはじめとして電話番号の前に特定の番号を付けることによって5分以内の通話定額を実現したプランが出てきている中、5分まで長く話はしないので安くして欲しいというニーズも当然ながら存在します。

もし友人同士だけならLINE電話をはじめとしていくらでもお互いの通話無料というアプリは存在しますが、070・080・090から始まる電話番号から掛けたり掛かってきた電話を受けたりすることは、主に友人関係とは違ったコミニュケーションを構築したり、旅行中にお店の予約を入れたり問い合わせをしたりするような場合、やはり短い時間であっても通話料金を気にしないで電話が掛けられる状況にあれば、状況は違ってきます。

今では制度そのものがなくなってしまいましたが、かつて公衆電話から掛けられるコレクトコールというものがありました。手持ちのお金が10円しかなくても公衆電話から100番に掛けるとオペレーターが出て、通話したい相手の電話番号を言うと、相手が電話料金を払ってくれる確認ができたところで相手に繋いでくれ、いざという時に家族や友人と連絡を取ることができました。現在は携帯電話の普及とともにこの制度は消えてしまいましたが、たとえ5分でも3分でも追加料金を払わずに無料通話ができれば、その旨を相手に伝えて数回に分けて掛けても、電話番号を伝えて折り返し掛けてもらってもいいですし、やはり通話料の定額があるとないとでは、いざという時の対応も違ってくる可能性があります。

現状では5分定額の追加料金は800円/月前後が相場という感じです。3分定額を既に行なっているIIJmioのオプション料金は600円で、1分定額のあるFREETELは399円という感じに決まっています。そうした内容を踏まえて、今回新たに3分以内の通話についての新プランを出して来た日本通信の「通話3分定額オプション」について見ていきましょう(表示する金額は断りがない場合を除き全て税抜価格です)。

実のところ、日本通信の3分定額は無制限ではない条件があります。それが、国内通話に限るということと、一日の利用回数の制限50回があることです。一日に3分以内の電話を50回も掛ける人がいるかというのは、例えば仕事に使ったり、連絡網で多くの人に掛ける可能性があったりする場合には向きませんが、普通に電話を使っている人であればさすがに一日50回以上掛けないという人がほとんどでしょう。しかし、今までの自分の行動を考えてみて、年に数回でもそういう状況が起こり得ると思い当たった場合は、このプランは避けた方が無難でしょう。

ちなみに3分定額の仕組みは、他のMVNOと同じように日本通信の提供する電話サービス「b-mobile電話」を使って相手先の電話番号の前に特定のプレフィックス番号を付けて発信する仕組みになっています。面白いのはこの「b-mobile電話」に申し込まなくても、専用アプリをスマホにダウンロードし起動すればすぐに通常の半額である30秒10円の料金で「b-mobile電話」が使えるようになることです。ただ、3分定額オプションを使いたい場合は別途申込みが必要です。料金は回数無制限ではないということもあり、オプション料金も月額500円と安めに設定されています。

また、通話の方法についてはiPhoneとAndroid搭載のスマートフォンで違います。iPhoneの場合はデフォルトの電話アプリで電話すると通常料金になるので専用アプリを使っての発信となりますが、Android搭載スマートフォンの場合は、専用アプリをインストールした状態であれば、OS標準の電話アプリを使ってもプレフィックス番号が付いた状態で発信できるので、今までの電話帳を使った電話環境がそのまま使えるようになります。この点も他のMVNOにはない特徴でしょう。なお、日本通信でこの「通話3分定額オプション」が付けられるプランは以下の通りです。

・おかわりSIM 音声付
・b-mobile SIM高速定額 音声付
・VAIO phone高速定額 音声付
・スマホ電話SIM フリー Data
・スマホ電話SIM for LTE

日本通信の方でモデルケースとしているのは、一番上の「おかわりSIM 音声付」にこのオプションを付ける場合です。音声付プランの場合の最低料金は1,300円ですが、これに通話定額オプションを付けると月額1,800円になります。これでデータ通信は1GBまで高速で使えますが、最大5GBまで1GBごとに250円ずつ上がっていきます。上限は5GBまでなので、最大でも月額2,800円で通話もデータも(データ通信が5GBを超えた場合は最大200kbpsに制限されます)利用できるということになります。

もちろんデータ無制限のb-mobile SIM高速定額(月額2,780円)でも選べますので、この金額に500円をプラスして一応の定額利用を付けておくのも有りでしょう。この種のプランの場合、通話品質うんぬんよりもその業者の持つデータ回線の品質によって状況が変わってくることも予想されます。ただ、途中でも書きましたが、Androidスマホの場合は利用者がそれと意識しなくても常に標準の電話アプリで3分定額でかつ超過した場合でも30秒10円という安い価格で通話することができるので、お子さんやシニア向けに安い通話定額付きデータ通信付きのSIMを探しているような場合には、Androidスマホ限定ではありますが、意外と合うような気がします。


Viberアプリ国内通話料0円トライアルで固定・携帯への通話も無料に

2016年8月8日より、楽天のサービスとしてもおなじみな通話専用アプリのViberを利用した新しいトライアルサービスが開始されました。

今までは固定電話について無料通話ができるというメリットを感じて使う方も少なくなかったのではと思いますが、今回のサービスではデータ通信のSIMがあれば、10分間以内ならば国内の固定電話および携帯電話にも無料で通話できるようになります。さらに、通話自体は10分が経つと自動的に切断されるので、料金がかかる心配もありません。

このトライアルサービスは終了日が未定で、とにかくアプリをダウンロードして使っていれば、自動的にもし終了する場合いつになるかというのは事前に連絡が入るようになるので安心して使うことができます。

基本的には一日に何回でも使うことができますが、常に良好な状態で使えるかはわからないので緊急用としての利用は控えた方がいいということと、無料でどこでも使えるからといって業務用として無茶な使い方をしているのがわかると、利用をブロックするなど、何らかのペナルティがある可能性を匂わせています。基本的に友人との連絡などでも大事な用でなければ使えますが、データ通信を使うということで、通話を長くすることで高速クーポンを消費するということはあるのですが、低速に切り替えて使ったり、公衆無線LANが使える環境で発信するようにすれば高速クーポンを消費することなく通話を楽しむことができるでしょう。


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MVNOでも通話定額 その11 イオンモバイルの「050IP電話アプリ」

ネットを見るためにスマホに変える方は多いものの、やはり通話の部分については時間を掛けて思う存分したいというニーズはあります。特に親子や親戚間でそれまで大手携帯会社の家族間無料のメリットを利用してきた方がMVNOに変えることで無料通話がなくなってしまうことが不便に感じている方も少なくないのではないでしょうか。
大型ショッピングセンターに実店舗を構え、格安料金で攻勢をかけているイオンモバイルから24時間通話定額のプランが出てきました。ただ、イオンモバイルの通話定額は050から始まるIP電話ですので、その点を十分理解した上で検討するのがいいでしょう。

料金は月額1,500円(税抜価格 以下も同じ)で、どのプランにも付けることができます。具体的に言うと、データ通信SIMでも090番号が付く音声通話プランにも付けられ、それぞれの最安は以下の通りです。

・音声500MBプラン 2,680円
・データ1GBプラン 1,980円

差額は600円となりますが、高速クーポンの量も違いますのでその点にもご注意下さい。一般電話・携帯電話・一部のIP電話との通話は、050番号の付く「050IP電話アプリ」からの発信のみ定額になります。090番号からの発信は30秒20円の従量制になりますので、音声プランとのセットで入る場合には間違えて発信しないように注意しましょう。そういう意味ではデータプランに通話定額を付けた方がわかりやすくて安い値段で使えるのでおすすめの点もあるのですが、050番号では使えない発信先もあります。

それは、117の時報以外の3ケタ電話(110番や119もダメです)が使えなくなるので、緊急発信をするためには他の人の携帯電話を借りるか、公衆電話を探さなければならなくなります。そこまで心配される場合は、いざという時のために音声電話付きプランにIP電話定額を付けるのがいいでしょう。

こうしたIP電話について語る時に問題となるのが通話品質ですが、音質などについては店頭のデモ機で試すことができるようなら、直接店頭で利用に耐えうるものか十分確認した上で決められるのがいいでしょう。また、IP電話はデータ通信を使うので、通信速度を高速のままにしておくと電話を使えば使うほど高速クーポンを消費します。目安としては1分間250KB、一時間で15MBということですが、通話自体20kbps程度のスピードでも可能なので、高速クーポンで使うよりもアプリで低速に切り替えて電話を使うようにすれば、必要な時だけ高速クーポンを使うようにできます。
改めてこのプランのポイントは090に比べて通話品質がデータ通信品質の影響を受けやすい050のIP電話の品質で満足できるかということになると思います。満足できれば連続5時間以上の通話は規制されるものの、思う存分どこにでも電話を使いながらデータ通信もできる環境を作ることができます。

これで、先行してIP電話の24時間定額を行なっているNifmoと、050PlusとのセットでSIMカードを販売しているOCN モバイル ONEが対抗してくるのかということでしょうか。今後も通話定額でユーザーを引きつけるMVNOが出てきたらここで紹介していきます。

イオンモバイル
https://shop.aeondigitalworld.com/


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MVNOでも通話定額 その10 まとめと今後への展望

ここまで、MVNOのデータプランでない通話定額のサービスを行なっているものについて一通り見てきました。そんな中、「2016年3月における格安SIMサービスの利用意向調査」における「音声通話プラン利用者における格安SIMサービス」、「スマートフォン利用者における格安SIMサービス」において、シェア1位を獲得したのが「楽天モバイル」だという情報が入ってきました。

他のMVNOと比べてもCMキャラクターにサッカー日本代表の本田圭佑選手を採用し、MVNOでも通話定額とデータ定額ができることを広く告知したことで、今までは我慢して高い通信通話料を払っていた人を引き付けたであろうということは容易に想像できます。

やはり、通話定額というのは5分以内の通話に限るとは言ってもかなりのインパクトがあったということでしょう。今後MVNOが業績を伸ばしていくためには、データ通信サービス一辺倒ではだめで、通話も携帯大手会社なみにできるようになることをユーザーが求めているということも言えるのかも知れません。

ここまで紹介したMVNOの中では「もしもシークス」と「Nifmo」でかけ放題プランがあり、5分以内定額では「楽天モバイル」「FREETEL」「DTI SIM」がサービスを展開しています。こうした流れを受けて、今までデータ通信専用の中でシェアを伸ばしてきた老舗である「IIJmio」や「OCNモバイルONE」は、この状況をどう考えているのか、そして5分以内の定額でなく24時間通しての定額をドコモ回線のままでもプレフィックスサービスがらみでもやるところは今後出てくるのかが今後MVNOがさらに一般化するかどうかという点では大事になってくるのではないでしょうか。

今後のMVNOがどこを目指し、どこへ向かうのか展望は色々ありますが、データ通信が無制限プランを出し、帯域による制限はたとえ有線であっても避けられない中では、やはり通話サービスをおろそかにしてはユーザーの支持は得られないのではないかと思われます。MVNOの側からしても音声通話付きのSIMを契約してもらえば最低でも1年間はそのままユーザーに使ってもらえ、極端にデータ通信で不満がなければ解約する理由はありませんので長期のユーザー確保にもつながります。

先日、ドコモの社長がライトユーザーの利用料金について更に下げる可能性についての発言がありました。今後ドコモの通話定額の付いたライトプランとMVNOの音声通話付プランとの料金の差が縮まってくるようなら、ユーザーは改めて携帯大手に戻る可能性もあります。今後もこのサイトではあらゆる可能性を考えながら通話定額プランの動向についても追って行こうと思っています。


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MVNOでも通話定額 その9 もしもシークス「かけたい放題プラン」

今まで個別に今回紹介するカテゴリーの中で「もしもシークス」について紹介していませんでしたが、今回このシリーズを書いていくにあたり、プレフィックス方式で専用アプリからの電話ながら5分を超える通話でも定額になる「かけたい放題フル」というオプションがあるので、その内容について簡単に紹介します。

まず、もしもシークスの基本プランはドコモ回線を使っていて、高速クーポンが500MB付いて980円となります。高速クーポンを使い切った場合には最大200kbpsに制限されます。ただ、通話を主にするならこの基本プランでも十分でしょう。

オプションの「かけたい放題フル」は月額1,800円となっているので基本プランとの合計は2,780円となります。ドコモのカケホーダイプランは通話部分だけでも2,700円するので、ずいぶん安いように思えます。ただし、この「かけたい放題フル」には条件が付いていますので、この条件をクリアできない場合には少し考えた方がいいでしょう。ホームページには以下の記載があります。

・連続して1日50回以上通話をされた場合。
・連続して60分以上同一の相手先に連続してかけた場合。
・その他、他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間で大幅に利用された場合、一時的に利用を制限する場合があります。

この内容を読むと、一般的な無制限というよりも全ての電話が60分以内の電話であれば定額という風にとらえればいいかと思います。1日50回以内というのは普通に使っている分にはありえない回数ですが、一度に多くの人に電話することはビジネスで使う場合だけでなく同窓会の連絡とか、ある人はあるかも知れませんが、そういう場合は素直に携帯大手会社の定額プランを使うか、5分以内なら無制限とか、10分以内月300回といったようなプランを使うことも考えておいた方がいいでしょう。

プレフィックス方式の電話であるということと、上記の時間および回数の制限に納得した上で使うならば現状では他社にはない通話プランであるので、MVNOでの通話定額プランを選ぶ中での候補として入ってくるものになります。

・もしもシークス
http://www.mosimosi.co.jp/


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MVNOでも通話定額 その8 時間+回数による定額サービス U-mobile SUPER

前回少し紹介したY!mobileの「スマホプランS・M・L」ですが、通話もデータもそこそこ使いたいという方は、MVNOに準じる形でその内容を見ていくといいかも知れません。実は、前回紹介したソフトバンク回線から10分までの通話が月300回まで定額で使え、さらにデータ通信の高速クーポン別に料金の違うプランをそっくりそのままMVNOのU-mobileが出してきました。従来のプランとは違う「U-mobile SUPER」というプランネームになっています。

Y!mobileのような1年間のみ1,980円になることはありませんが、SプランだけでなくM・Lプランの月額も同じで、その他全くY!mobileのスマホ基本プランと同じと言ってもいいと思います。2年間の継続契約が基本で、高速クーポンを使い切った場合の低速も、200kbpsではなく最大128kbpsに制限されます。

このプランのポイントは良くも悪くもソフトバンクモバイルの回線を借りて提供されているということです。MVNOではU-mobileが初めて出してきました。そのため、ソフトバンクやY!mobileの携末を持っていて、乗り換え先を探しているような場合、もしかしたらSIMロック解除が必要になるかもしれませんが、「U-mobile SUPER」のSIMでY!mobileやソフトバンクモバイルの携末をそのまま使い回せる可能性がある分メリットは出てくると思います。

ただ、さすがにY!mobileの1,980円というキャンペーンは強いというか、U-mobileに回線を貸していざサービスが開始されるという時になってこんなプランを出すなんてずるい(^^;)とU-mobileの中の人の立場に立ってしまうとそう思えてしまうので、今後はU-mobileも何らかのキャンペーンで求心力を高めないとなかなかこのプランについて難しい部分はあるでしょう。今後の事はわかりませんが、U-mobileが持っている「スマホでUSEN」のようなサービスもからめて、あえてユーザーが選ぶメリットを打ち出して欲しいと思います。




MVNOでも通話定額 その7 5分定額を実現したDTI SIM Y!mobileとの違い

前回はドコモ回線をそのまま使った上で月間30分ないし60分間までの通話料を定額で利用することのできるプランを紹介しましたが、今回紹介するNTTdocomo回線をそのまま使いながら一回5分までの通話料を月額780円で実現させてしまうMVNOが現われるとは個人的には思いませんでした。

そのサービスを実現したのはDTI SIMです。これを書いている現在ではDTI SIMが通話5分定額と同時に発表したデータ使い放題の方が注目されているかも知れませんが、個人的には通話品質がドコモと同じで格安のデータ通信サービスを付けられるということになるとかなり魅力的に映ります。「@docomo.co.jp」の入るメールアドレスを捨て去る覚悟があれば、その他のサービス内容はほぼ同じにしても安く使え、通話5分以内定額をしながらデータ通信無制限での契約も可能になります。ドコモではどれだけお金を出しても高速データクーポンの量は決まってしまっているので、とにかく残りの高速データ量を気にしないで使いたいような場合は、十分に乗り換えを考えられる内容になっていると思います。

ちなみに、高速クーポンが1GBという一番安いプランでは、5分以内定額を付けても月額1,980円(税抜価格 以降も同じ)となります。Y!mobileのスマホプランSとの金額と比べると、最近出てきたスマホプランSの「ワンキュッパ割」の月額1,980円と同じになります。Y!mobileのプランは新規かソフトバンク以外からのMNPに限定されるものの、最初の2年間は高速クーボンが2GBと1GB増量されていて、端末込みの価格なのはポイントが高いですが、Y!mobileでは1,980円で使えるのは最初の1年間のみで、さらに2年契約が基本になっているので、以降はずっと2,980円になります。2年使ってそのまま継続するようになると、契約が長くなればなるほど料金の差は詰まっていきますので、どちらが安上りなのかは実に微妙なところです。

ソフトバンクモバイルのエリアで問題ないなら、通話部分での違いである10分以内300回以内というY!mobileの通話定額の仕組みとDTI SIMの5分間定額という仕組みを見て、どちらが自分の発信パターンに合っているかを十分考えてみるのもいいでしょう。

どちらがいいかというのは人によって違いますが、「ドコモ回線が使いたい」「短い時間で通話が終了する」「状況に応じて短期間でサービスを乗り換えたい」という考え方に近いならDTI SIMの方がいいでしょうが、Y!mobileのように店頭での契約はできないので若干敷居が高いかなという感じもします。

それでも、MVNOの中で5分以内なら完全無制限に通話できるというのは大きなメリットなので、逆にY!mobileのプランを使おうかと思っている方はDTI SIMのプランを十分検討してみるのもいいのではないでしょうか。

DTI SIM


MVNOでも通話定額 その6 元回線利用の定額料金で時間制限ありプラン

前回までは、相手先の電話番号の前に特定の番号を付けることで元回線とは別の回線を使って電話する「プレフィックス方式」の電話サービスを行なっているMVNOについて紹介してきました。ここからは、さらに携帯電話会社のサービスに近い、借り受けた元回線をそのまま使った定額サービスを実施しているものを紹介しようと思います。

まず、プレフィックス方式を使わず携帯電話会社の回線をそのまま使うことでどのようなメリットがあるのかということについて考えてみます。まず、プレフィックス方式の場合は専用回線ならではのサービスの提供はあると思いますが、もし何らかのトラブルで止まってしまった場合に復旧がどうなるのかという不安はついて回ります。

NTTdocomo au Softbankならテレビのニュースでも復旧情報や障害情報が示されると思いますが、マイナーな通信会社の場合どうしてもそうした情報の入手が難しくなってしまいます。災害時の対応についても不安になる方もいるかも知れませんので、回線を借りているとはいえ本家と同じ通話サービスを定額で使えるならと考える人がいても不思議ではありません。通話についてできるだけ不安要素を取り除いて使いたいという方には大きな契約の動機になるでしょう。

さらに、特別な操作を行なわなくても定額通話ができるということは、スマホで特別なアプリがいらないわけで、さらに言うとスマホに付いている電話アプリではなく、汎用の便利なアプリを使って電話を使いたいという人にとってもメリットがあります。また、もしスマホが使えなくなり、ガラケーにSIMを入れて使いたいと思った場合でも、SIMを入れ換えることが可能なら、ガラケーから直接番号を入力するだけで定額電話の対象になるので、いざという時には細かいことを考えずに使えるというのも有難いと思う方もいるでしょう。

逆にディメリットとしては、定額分を超えた場合にプレフィックス方式の約2倍の通話料がかかる事が挙げられるかも知れませんが、今回紹介するプランに追加して単体で「楽天でんわ」などのプレフィックス方式の電話サービスを別に契約することで、どうしても発信したい場合は別サービス専用の通話アプリを起動して使うという形も取れます。ただし、「楽天でんわ」など定額サービスを行なっているところでも、単体での加入では5分定額のプランは使えません。

さて、そうした内容をご理解いただいた上で具体的な内容について紹介していきますが、まずはauの回線を使っているUQ mobileの「ぴったりプラン」です。このプランでは月額2,980円(auからのMNPの場合は契約時から25ヶ月目まで1,000円高)という金額で、auの回線を月間30分間定額で利用できます。さらに通話時間が欲しい場合はオプションで月1,000円を追加すると月間60分間まで(さらに高速クーポンが3GBに)定額になります。ただしこのプランはデータ通信の高速クーポンが1GBに限定され、さらにスマホ本体を割賦で購入するという、ある意味携帯大手3社と同じような携末の購入方法になるため、契約の縛り期間も出てきます。そして、MVNOのプランとしてはある意味画期的かと思いますが、契約期間が24ヶ月で更新月に解約の申し出がない場合には自動更新になるようになっています。他社へMNPで移ろうと考えられている方はその時期にご注意下さい。

全くの初心者でどのスマホを買っていいかわからないような方が、スマホ本体の補償サービス込みで加入するには良いプランだと思いますが、他の音声通話プランと同じようにエリアの問題などで契約したものの、自分の行動範囲で使えないとわかった場合、解約時の解約金がかかりますから、事前に自分の行動範囲て十分に使えるかをしっかり確認した上で加入するようにしましょう。

au回線ではエリア外に出ることもあるので不安という方は、auだけでなくドコモ回線も扱っているmineoにも携末の購入をしなくても音声通話プランに入っていればオプションで加入できる「通話定額30/60」プランがあります。

「通話定額30」は、月額840円で30分(1,200円分)利用でき「通話定額60」は、月額1,680円で60分(2,400円分)使えるようになります。今までの音声通話が月どのくらいあるかにもよりますが、ここまで色々と紹介してきたプランと組み合わせることによって意外と「通話定額60」でも収まる場合は有り得ます。mineoは高速クーポンの受け渡しがユーザー同士でできたりと、他のMVNOとは違ったサービスを行なっていることもあり、mineoを続けながら通話定額もと思っている場合はこうしたプランを有効活用する方向を考えた方がいいのかも知れません。