カテゴリー別アーカイブ: モバイルルーター

MVNOで使うモバイルルーターについて紹介します。

MVNOでモバイルルーター その5 モバイルルーターのすすめ

ここまで、モバイルルーターによってMVNOを使う方法について紹介してきましたが、スマホに入れると基本的にはスマホの通信の手段としてしか使えないのに対し、モバイルルーターは単体では使えないためいやでも端末を繋がなければならないため、つなぐハードの種類によって使い方も変わってくると言えます。
すでにWi-Fi経由でならインターネットに接続できるものを持っていれば当面は高額なハードを購入しなくても、安く手頃な価格で購入できるまで待って購入することもできますし、それまで使っていなかったものを現役復帰させることもできます。

単体のスマホで使うことが主になっている場合でも、もし何かの拍子に自宅のネットが使えなくなった場合、低速の回線であってもパソコンと繋いで最低限の連絡に使えるだけのポテンシャルはMVNOの低速回線であっても持っているので、もし白ロムなどで安く手に入るようなら、こちらの推奨機種でなくても一台持っておくともしかしたら役に立つ場合もあるかも知れません。

スマホの新しい機種はどんどん出てきて、すぐにスペックが古くなるということが起きますが、モバイルルーターの機能自体は単純なので、基本的な性能についてはそう変わることなく長く使い続けられるというのもポイントです。新品だと高いという場合は中古市場に目を向け、電池が内蔵式ではなく電池交換のできるタイプのモバイルルーターを手に入れれば、物理的な故障がない限り、いざという時のために長く使い続けることも可能です。

気を付けなければならないのがモバイルルーターにセットするSIMカードの大きさになります。自己責任でSIMアダプターを使いたくないという場合は、現在使っているスマホか、これから使おうと思っているスマホやタブレット端末と大きさを揃える必要がありますが、基本的にSIMカードは「小が大を兼ねる」という原則があって、現在一番小さい大きさのnanoSIMであれば、市販の薄いタイプのSIMカードアダプターの利用で何とか使えるようにできます。

あと、気にしていただきたいのがモバイルルーターのカバーするエリアについての問題です。紹介したMR04LNやMR03LNは国内メーカーであるNECの製品なので、ドコモでもauでも、またソフトバンクのデータSIMでも使えるようになっていますが、海外のメーカーの製品の場合は一応は使えるものの、ドコモのSIMにおいて山間部のエリアとして今でも重宝する「FOMAプラスエリア」が使えないようなものもあります。

ドコモのSIMカードを入れて使う場合には、仕様の中をじっくり見て以下のバンドをカバーしているかどうか、まずは確認しましょう。

・W-CDMA(3G) Band 6
・LTE Band19

もちろんこの事はスマホを選ぶ時にも言えるわけですが、もしお使いのスマホがこれらのバンドを受信できないような場合はなおさらその穴を埋める存在として重要になるでしょう。


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MVNOでモバイルルーター その4 おすすめのプランと具体的な利用方法

モバイルルーターにはいろいろな種類がありますが、前回紹介したMR04LNには使ったデータ量を表示することができるという機能が付いています。ただ見えるだけではなく、あらかじめリミットを登録しておくと、上限に達したらそれ以上はデータ通信を行なわないような機能もあります。

となると、まず思い浮かぶのは設定されたリミットを超えると追加料金が自動的に加算されたり、低速の200kbps固定になってしまうようなMVNOのプランのデータ監視にモバイルルーターを活用するというパターンです。

私がそのような利用を見越して2つあるスロットのうち1つに入れているのが、うまく使えば毎月の使用料金がかからない、So-netの「0SIM」です。すでに「0SIM」を持っているものの扱い方に迷っている方は、モバイルルーターに入れて使うことをおすすめします。

「0SIM」を0円/月で使うためには、毎月のデータ量が500MB未満であることが条件なのですが、ここで上限の値を500MBに設定してしまうとその時点で追加料金がかかるので、もし間違って設定値を超えてしまっても大丈夫なように上限の値を480MBあたりに設定しています。こうすることで安心してモバイルルーターを起動して高速通信を制限まで楽しむことができます。

こうした方法の応用になりますが、例えばFREETELの料金をコントロールするために使うというのもありでしょう。モバイルルーターに入れて使うなら最安のデータ通信専用のSIMで大丈夫なので、「使った分だけ安心プラン」もその料金で案内します。

・~100MB 299円(税抜 以下同じ)
・~1GB 499円
・~3GB 900円
・~5GB 1,520円
・~8GB 2,140円
・~10GB 2,570円

まず、こちらの方も毎月の利用したい金額に応じて上限より少し減らした値をモバイルルーターに登録し、その直前まで高速で使います。ルーターの動作が止まりこれ以上通信できなくなったら改めてFREETELのサイトにアクセスし、接続スピードを高速から低速に切り替えるのです。

上記のデータ量は高速通信の量なので、例えば99MB高速で使って、後は切り替えて低速で月の終わりまで使い続ければ、月額は299円で済みます。現在、FREETELは無料お試しで299円の基本料をサービスしていますので、うまく使えばしばらくは無料でほぼ低速ではありますがデータSIMが使えることになります。

FREETELを最安料金で使うには、最初から高速分の100MBを諦めて加入後すぐ低速に切り替えて使うという方法でもミニマム運営はできますが、モバイルルーターの機能を使うだけで100MBといえども高速で使い切れるという点でメリットは有ります。同じことはスマホのアプリで行なうことも可能ではありますが、設定はモバイルルーターほど簡単ではありませんし、アプリの不具合が起こる可能性もあります。

また高速クーポンを提供しているMVNOの中でも、利用している量をアプリもなくWeb上からも確認できないところもありますので、高速クーポンを月初から使いつつ、自分の使い方でどの程度使っているのかということを直接確認するような使い方も便利です。

さらに、シェアプランで使っているSIMをモバイルルーターに入れて高速データ量を規制するようにして、子供の無茶な高速クーポンの消費を防ぐといった使い方もできます。例えば10GBの容量を3人で分けて使っている場合は一人が3.3GB使ったところで止める設定にしておけば、使う側でも計画的な利用をせざるを得なくなります。

このように、利用する高速クーポンの管理をモバイルルーターにやってもらうことによってかなり便利になったり金銭的に得をするというケースはかなり多いのではないでしょうか。今回挙げた事例はあくまでも一部のものですので、ぜひご自身の新しい使い方も編み出してみてください。


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MVNOでモバイルルーター その3 おすすめはNEC Aterm MR04LN

過去のエントリーで紹介したようなモバイルルーターの活用について、私は特定の製品のことを想定しながら書いていました。日本のメーカーであるNECが販売している現行機のMR04LRです。

MR04ln1

この製品の前に出したMR03LNも持っていますが、中古で安く手に入るならMR03LNでも十分でしょう。ちなみに、MR03LNもMR04LNも使っている電池は交換可能で使い回しが効くので、2台持っていてもいざという時のバックアップ用として使えます。

MR04ln2

基本的にMR03LNとMR04LNの違いは、MR03LNがほぼドコモのMVNO用として使うのに対し、MR04LNではauのMVNOであるmineoのAプランやUQ mobileのSIMも使えるということと、写真のようにSIMカードスロットが2つあり、その2つを切り替えて使えることです。

つまり、2つのスロットにドコモ系とau系の格安SIMを入れておけば、場所や時間に応じて違うエリアを持つ会社のSIMを使い分けることができるということです。これは、他のモバイルルーターには真似できない事です。

本体にセットするSIMカードの大きさはmicroSIMになりますが、自己責任のもとでなら薄い形状のnanoSIMをmicroSIMとして使えるようにするアダプターを利用すれば使えるようにはなります。例えば利用しているスマホに入っているSIMカードがnanoSIMで、スマホが使えなくなった場合に入れ替えて使うには、事前にSIMアダプターを用意しておくことが必要になります。

人によってはいちいち使う時にスイッチを入れて少し待ってというやり方に不満を持つ方もいるかも知れませんが、NECのモバイルルーターにはこの煩わしさをある程度解消させるアプリがあります。「Aterm Mobile Tool」というアプリがそれで、モバイルルーターが一定時間通信をしないと休止(電源切ではありません)状態にしておくことで、アプリを利用して電波の届く範囲でなら電源を入れることのできる機能があります。

このアプリを使えば、モバイルルーター自体をカバンから出さなくても、常に自分の身の回りにさえ置いていれば起動からその動作内容についてスマホやタブレット端末の側からコントロールできるようになります。
もちろん、ドコモでもデータ通信契約用に出しているモバイルルーターの白ロムなどは安く手に入り安心なものでおすすめしない理由はありませんが、個人的なおすすめとしてはMR04LNをクレードルとセットで購入し、いざという時に有線LAN用のケーブルと合わせて使えるようにしておくことです。

デスクトップパソコンにこのクレードルに載せたMR04LNを接続すれば何の設定もなく使うことができるようになりますし、クレードルのモードを変えると、例えばホテルの有線LAN端子にクレードルをつないた場合、モバイルルーターをホテルの有線ネットワークを無線化に変えるアクセスポイント化できます。こちらも、普段使っているモバイルルーターに接続するだけですので、設定の変更をしなくても違うネットワークを意識しないで使えるようになります。

主にモバイルルーターを使ったネット接続についての可能性を考えた時、いろいろな用途に使い分けられる製品というのは貴重です。興味のある方はぜひ使ってみていただければその良さがわかるのではないかと思います。

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MVNOでモバイルルーター その2 モバイルルーターにするメリット

モバイルルーターによるネット接続というのは、スマホやタブレット端末に入れて使う場合の違いとして、常にネットにアクセスすることはないという点が違います。スマホではメールの着信や様々なお知らせ、ダイレクトメッセージの通知などかなり頻繁にデータのやり取りがあるため、高速クーポンだけでなく電池容量が知らないうちに減ってしまったりすることも出てきます。

その点、モバイルルーターの場合は使う時だけデータのやり取りをするだけなので、自分でデータ通信を利用する時間や容量をコントロールできるので、ネットの利用についてメリハリが保てます。常にメッセージが気になる方はスマホに入れて使う方がいいですが、自分のタイミングでネットを使ったり、メールやダイレクトメッセージを見たいというような場合はモバイルルーターの方がいいかも知れません。

そして、モバイルルーターは単にインターネットを中継するだけのものなので、様々なハードでモバイルによるネット接続が可能になります。具体的に挙げると、

・Wi-Fi専用のタブレット、音楽プレーヤー(iPod touch)など
・Wi-Fi搭載のゲーム機
・ノートパソコン全般
・Wi-Fiなどによるネット接続が可能なガラホ

もちろん、普通のスマホでも利用可能です。Wi-Fiを使ったインターネット接続というのはかなり前から一般的になっていることもあり、現在電話のモデムが付いていないノートパソコンなら、それがかなり古いものであっても設定が簡単にできるのでネットに繋ぐことができます。

これが、専用のコードだったり変換プラグを使うことでしかインターネットに繋げないものであったなら、いくら高性能なものであったとしてもいざという時に役に立たないところですが、モバイルルーターでWi-Fiによる接続でならかなりのものがインターネットに繋がるようになるでしょう。

さらに、制限はありますが多くの端末を同時に接続することができますので、災害時などでパソコンはあっても接続する回線がないような場合でも、電波さえ来ていれば光ファイバーのように高速ではないものの、今そこにある機材でインターネットを使った外界との接触を試すことができます。

また、多くのモバイルルーターではWi-FiとBluetoothだけでなくUSBケーブルをパソコンに接続することでモバイルルーターをモデムのように使える「USBテザリング」という機能を持っています。その場合の電源はパソコン側から取るので、モバイルルーター本体の電池の中味を保ったまま通信を続けることができます。電気が止まっている時でなければ、モバイルルーター用に電源を用意せず、USBケーブルを一本用意しておくだけで安定した通信を提供できるようにできるかも知れません。

ちなみに、無線通信をしながらモバイルルーターの電池を節約するためには、消費電力が最も少ないBluetoothテザリングを使うのがおすすめです。速度が最高で3Mbps以下と規制されますが、長時間充電できる環境にないような場合はBluetoothテザリングが使える機種を手に入れた方が便利ですし、スマホやタブレット端末を選ぶ場合にも、Bluetoothテザリングの子機になれる端末かどうか確認した上で購入しておけば、普段でもそれほど高速がいらない場合には電池の心配をしないで使えるようになります。


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MVNOでモバイルルーター その1 モバイルルーターにはどんな機能がある?

 

インターネットを気軽に持ち出すということでは、今ではスマートフォンを持って使うことと考える方が多いかと思います。しかし、状況によってはスマホの中にSIMカードを入れて使うよりも、モバイルルーターの中にSIMを入れて使った方が便利に使える場合があります。ここではモバイルルーターを使ったネット通信について、掘り下げてみたいと思います。

そもそも、モバイルルーターとは何かというと、スマートフォンのようにSIMカードを中に入れて使う事は同じですが、単体でメールを見たりWebに繋いだりすることはできません。自宅にある無線ルーターと同じく、インターネット回線と端末との橋渡しをするためのハードウェアです。ただ、外に持ち出して使うために本体内蔵の電池で長時間動き、LTEや3Gの電波を受信してからWi-FiやBluetoothで(一部の対応する機種に限ります)ネットに他の機器を接続させるテザリングでのインターネット接続ができるようになります。

テザリングができるということは、スマホやタブレット端末だけでなく、パソコンでも外でインターネットに繋いで使うことができます。さらに、ゲーム機の中にはWi-Fiでインターネットに接続してウェブブラウザを使ったりゲームができるものもあります。スマホは持っていなくても、Wi-Fi対応でネットに繋げるゲーム機を持っていたり、手持ちのパソコンを持ち出して外でもインターネットに接続して使いたいという事であれば、まずはモバイルルーターに格安SIMという形でMVNOを使ってみるというのもいいでしょう。格安SIMで使う場合においては、携帯大手3社のSIMをスマホで使う場合のように、テザリングをするのに別料金を請求されることはなく基本料金のみでテザリングできます。

もし最初に買ったハードがモバイルルーターだった場合、その後スマホを買って一時期使わなくなることがあったとしても、状況によっては後から使うようになるケースは当然出てきます。一つの契約で複数の枚数のSIMカードを持てる契約もありますし、格安のSIMプランなら月間の維持手数料が0円の「0SIM」や299円から低速通話に切り替えて使えるFREETELのようなサービスを提供しているところのものを使えば、お財布にもそれほどひびかずに複数のネット接続用ハードを持てることになります。

なお、モバイルルーターの中に入れるSIMについては、データ通信専用でSMSオプションが付かない一番安いもので問題なく動作し、電池の持ちなどに影響は出ません。基本的にはMVNOで売られているモバイルルーターを選べば間違いありませんが、国内だけで使うのではなく海外でも使いたい場合や、docomoのSIMだけでなくauのSIMでも使えるものもありますので、長く使おうと思う場合はその内容を十分吟味して購入するのがいいでしょう。

SIMカードを入れて使うスマホやタブレット端末には、モバイルルーターの代わりとしても使えるテザリング機能が使えるものもあります。ただ、そうしたテザリング機能は多くのスマートフォンの機能の中の一つに過ぎませんので、本体でネットをしつつ他の端末でもテザリングを行なって使うとなると、余分に電力を消費しますので、一日トータルで電池が持つのかということも心配になります。

その点でもモバイルルーター専用品ならこまめに接続を切り替えることで長時間の利用も可能になりますので、今までスマホにしか格安SIMを入れて使う事しか考えていなかった方も、新たなモバイルルーターを使用するケースについては、これから改めて説明していく予定にしています。


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