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mineoの解説です。

「mineo」その6 5分かけ放題サービスが月額850円で登場

mineoの通話サービスは、すでに月間30分までは定額という「通話定額30」(840円/月 税別金額 以下も同じ)とその倍である60分の定額通話が可能な「通話定額60」(1,680円/月)がすでに存在していました。

これでも十分だという人がいる反面、やはり他社と同様の5分以内なら何度掛けても定額という通話プランを利用したい人の声が多かったのでしょうか、ついにmineoでも5分定額オプションが選べるようになりました。正式名は「5分かけ放題サービス」で、2017年3月1日よりサービスが開始されます。月額は850円です。

このサービスと以前から行なわれている通話定額プランとは何が違うのか、気にかかる方もいると思われますが、一番違うのは通話料金です。「通話定額 30/60」では通話料は一般的な30秒20円で計算され、30分なり60分の時間を過ぎても計算される通話料金はそのままです。

しかし、「5分かけ放題サービス」では多くの同業者と同じように専用アプリからの発信とすることで5分を超えた通話については30秒10円で利用できるので、これでようやく他社並みのサービスになったと感じる方もいるかも知れません。

また、プレスリリースを見ると番号通知には携帯電話の番号がそのまま通知されるということなので、どうしても相手先に番号を通知することが必要な方でも問題なく使えるサービスだと言えるでしょう。

mineoはドコモだけでなくau回線でも使えるマルチキャリアなので、すでに大手キャリアのうちドコモとauからMNPしようという場合に、それまで使っているスマホをそのまま使って、キャリアメールだけは使えないながらも安い金額で契約を維持することのできる範囲が広がるわけですから、特にauから移る場合にメリットがありそうです。まだサービス開始までに時間があり、他社の動向がどうなるかということも気になりますが、大手でも5分定額のサービスが揃ってきたということは今後もこの流れは変わらず、データだけでなく通話についてもサービス合戦が行なわれそうな今回のmineoの方針転換でした。




【mineo】データ通信料6カ月0円キャンペーン

MVNO各社の中では今後の動向を見据えた上での変革が迫られているように感じることがあります。それが最近になって出てきた通話定額オプションの存在でありますが、逆に長期間料金を割引きながら自社の通信品質を見てもらおうと始まるキャンペーンもあります。

それがドコモとau回線の2つを提供する事では他のMVNOに先んじたmineoが出してきた、090などの音声通話とセットでデータ通信を付けて新規契約をした人を優遇する「データ通信料6カ月0円キャンペーン」です。

このキャンペーンは2016年9月1日から同年10月31日までの期間限定で、データ通信SIMに音声通話を付ける「デュアルタイプ」での新規契約に限られますので、専用のデータ通信SIMのみを契約した場合には適用にはならないのでまずはご注意下さい。
「デュアルタイプ」はデータ通信に月額700円(税抜価格 以下も同じ)をプラスすることで通話もデータ通信もできるSIMのことですが、データ通信の月間1GBまでという月額800円のプランに音声通話の700円を付けると合計で1,500円となるところを、キャンペーン名の通り6ヶ月間はデータ通信料金を0円で使えるので、月額700円のみの支払いでもデータ通信を利用できるということになります。

この高速クーポン1GBというのは少ないと言えば少ないですが、まずmineoでは専用のアプリを使って高速と低速の切り替えができます。また、mineoにはauの4G LTE回線のAプランとドコモ回線のDプランを選ぶことができます。特にドコモ回線の場合は、低速で接続する場合において、接続時間が長くダウンロードするデータ量がかなり多くなったとしても、今のところは最大200kbpsという低速スビードでの接続が維持され、それ以上の規制を掛けるということは公式には述べられてはいません。

auの4G LTE回線については、回線を所有するauの方でヘビーユーザーには規制を掛ける場合があるというアナウンスがありますので低速回線を無制限で使いたいという方は、Dプランの方で基本的に低速で運用しておき、どうしても高速通信を利用したいという場合にのみ高速通信に切り替えて利用することが可能です。

なお、この高速クーポンは翌月に繰り越しが可能で、1GBプランで加入している場合、前月に全く高速クーポンを使わなければ、翌月には前月分と合わせて2GBをいつでもアプリで切り替えて利用可能です。さらに、マイネ王という契約者同士の親睦をはかるサイトに登録することで、自分で使わないで余らせている高速クーポンを放出したり、逆に高速クーポンを使い切ったもののどうしても高速で接続したいという時にはユーザー同士で少量の高速クーポンを融通する機能があります。これは、他のMVNOではないmineo独自のものです。

こうした機能を使いながらまめに高速と低速を切り替えて使うことで、電話番号がもらえる音声通話契約とデータ通信の「デュアルタイプ」が最低700円で使えるのです。もっとも、mineoにはデータ通信の高速クーポンが3GB(900円)5GB(1,580円)10GB(2,520円)のものもありますので、クーポン量の多いプランを選んで、データ通信料から800円を引いた形での利用も可能です。ちなみに、mineoには高速クーポンが500MBというプランも有りますが、その場合のデータ通信料は700円なので、割引かれる通信料との関係で、1GB以上のプランを選んだ方が割引額がまるまる安くなるようになります。

プラン変更は月ごとで可能になっているので、キャンペーンで使ってみて、ほとんど高速クーポンを使わなくても大丈夫ということがわかれば、キャンペーン終了時にプランのデータ量を500MBにするという方法も使えます。

mineoでは高速クーポンを使っていても時間や場所によって通信が集中することでスピードが落ちる状況を改善するために、有料にはなりますが希望者の中から抽選で通常とは別の専用帯域を利用できる「プレミアムコース トライアル」の予約申込を開始するなど、今後に向けての動向も考えつつ、新たなキャンペーンも展開していくようで、今後も目が離せません。こうしたMVNOの向かう姿勢にも今後は注目していこうと思っています。




「mineo」その5 新たに通話プランオプション「通話定額30/60」

2016年はMVNOについても通話サービスが充実している感があります。先日のDTI SIMの5分以内定額のオプション発表に続き、mineoでも通話料金についての新オプションが出ましたのでここでお知らせします。

通話料金の定額サービスではないものの、mineoの安定したデータ通信環境を保ちながら通話もそこそこしたいというニーズに合うものとして出たのが「通話パックプラン」の「通話定額30/60」です。

この30と60というのはそれぞれ30分と60分の料金を一定のオプション料金によって使えるようにするものです。

・通話定額30 30分間通常1,200円のところオプション料金840円
・通話定額60 60分間通常2,400円のところオプション料金1,680円

なお、上記料金は30秒20円で計算していることから、超過した場合も通常料金になり、NTTないしau回線を使った通話を割引くということで、これはこれで評価できる試みではないかと思います。例えば、楽天モバイルで5分定額オプションを付けてもほとんど通話を使っていないか、使っても短時間の通話だけというような方は、一回5分という時間にこだわらずに一ヶ月30分か60分という時間を守って電話を掛けるようにすればオプション料金内で収まるわけなので、通話のやりくりができる方ならおすすめできるプランになります。

また、mineoではプレミアムコースを9月開始予定ということです。このプレミアムコースというのは、普通では利用者集中によってスピードが遅くなるところ、帯域に入ることのできる人数を限定してスピードを保つことができるサービスのようですが、料金や詳細はまだ検討中とのことです。

ぷららモバイルやワイヤレスゲートの最大3Mbpsに速度を限定した無制限プランは見掛けだおしのようにスピードは出ていませんが、具体的に人数限定という風に使えれば、常に安定したスピードが保てる可能性はあります。あとは申込開始後すぐに埋まってしまい、素人には加入不可能な形になってしまわないかとか、料金がちょっと毎月出すのに考えてしまうようになってしまうかというところがあるものの、今後に注目したいところですね。

ただ、これだけの事を発表してしまった以上、プレミアムコースの速度が急に落ちたなんて事になれば、MVNOの通信品質の評価はやはり安かろう悪かろうという風になってしまいかねないので、mineoには頑張って高品質なデータ通信を提供していただいなと期待しています。




「mineo」その4 スマホのセット販売で買える国産スマホ arrows M02/RM02

MVNOを使う場合、通信カードとカードを入れる端末が必要になるのですが、カードだけを購入してすでに持っているか別に購入するか今まで使っていたスマートフォンに入れて使うというのはある意味上級者の買い方で、特に何も持っていない人がMVNOを始めるにあたっては端末の同時購入が不可決です。

こうしたニーズに対応するため、「mineo」に限らず多くのMVNOでは全くの新品をセット販売という形で用意していますので、このセットを購入して格安スマホデビューするというのもおすすめです。ここでは、「mineo」が用意している国産の端末について紹介させていただきます。

少し前まではセット販売されるスマホはほとんど国外メーカーのものでした。これはこれで安かったり性能が良かったりしていい部分もあるのですが、今まで防水やおサイフケータイが当り前だった人からすると、防水もなければおサイフケータイもセットできないということが大手キャリアにしがみつく要因になっていたところもあったのではないでしょうか。

そういう点でも、これから紹介する富士通のSIMフリースマホ・arrows M02/RM02はようやくMVNOでもここまでのスマホを出せたかという機能がのっていて感慨ひとしおです。ここで、arrows M02/RM02の特徴およびよい点について箇条書きにまとめてみました。

・国産スマートフォンとしてのアフターサービスの受けやすさがある
・auとdocomo、どちらのSIMも使える(auプランの場合はau VoLTE対応SIMでの利用)
・Wi-Fiテザリングが可能(USB Bluetoothでも可)
・おサイフケータイ機能が利用可(一部使えないサービスもあり)
・防水、防塵対応
・セットの中に卓上ホルダがセットされている

国産スマートフォンと海外産のSIMフリースマートフォンを比べた時に躊躇する点が、アフターサービスの受け易さということもあるかも知れませんが、やはり防水かどうかという点があるでしょう。さらに、ここには書きませんでしたが電池持ちについてもネットでの評判が高く、普通に使うにはほぼ問題ない端末に仕上がっています。

ワンセグ・フルセグの機能こそ付いていませんが、テレビをスマホで見たい場合は全部入りのシャープSHL25が多少高いですが販売されているのでそちらを選ぶか、auの中古白ロムを探すという手もあります。ただこの端末を買っておけば、auのSIMだけでなく、今後docomoのSIMカードと入れ替えて使えるという大きなメリットがあり、そうしたメリットも購入する際のポイントとして抑えておくといいでしょう。

2016年1月20日までという限定ながら「mineo」ではarrows M02/RM02購入者へのキャンペーンでアマゾンギフトカード3,000円分をプレゼントしていますので、このキャンペーンが行なわれているうちに購入したり、後日同様のキャンペーンが行なわれたとしたら、新品で購入する場合には大手家電量販店で購入するよりもメリットは大きいと言えます。

また、もう一つ気になるのがこの機種のおサイフケータイで何が使えるかということもあるでしょう。メーカーのホームページによると、2015年12月15日現在ということで、以下のサービスが動作することになっています。

・モバイルSuica
・モバイルWAON
・楽天Edy
・QUICPay モバイル
・ローソンモバイルPonta
・mobile members
・東京ドーム TDモバイル2
・ticket board(動作検証中)

主なサービスの中では、セブンイレブンの「モバイルnanaco」が未対応です。ただこれは時間の経過とともに変わる可能性もあります。こうした情報もSIMフリーのスマホに変える際に重要な判断材料になるかと思いますが、今後新たなSIMフリーのスマホが出てきた場合でも、arrows M02/RM02の機能は最低クリアしていないと買い換えるには至らなくなるわけで、現在「mineo」を使っていたりこれから使おうと考えている人だけでなく、MVNOのSIMを差して使えるスマホのスペックについても、それなりのものが求められていることの表われではないかと思います。

逆に言うと、ワンセグがいらなければ電池が消耗するまで使い続けられる息の長い端末となる可能性も秘めていますので、全く何の用意もなくMVNOデビューしたいという方は、このarrows M02/RM02というSIMフリースマホに注目しておいて損はないでしょう。




「mineo」その3 各種プランからどう選ぶか

ここで紹介する「mineo」の料金プランについてはauの回線を利用するAプランを中心に書いていきますが、docomo回線を使うDプランについても基本的には同じプランとなるので簡単に紹介します。プランとしての「mineo」の特徴は1GBよりさらに少ない月500MBのプランがあることでしょう。データ通信のみ(DプランのみSMSなし)の料金はAプランBプラン共通です(以下全て税抜き)。なお、一月分の高速クーポンを使い切れなかった場合には、翌月まで容量を繰り越すことができます。

・500MB 月額700円
・1GB 月額800円
・3GB 月額900円
・5GB 月額1,580円
・10GB月額2,520円

これに、090など通話に使える携帯番号を付けた場合auのAプランではそれぞれ610円のプラスとなり、docomoのDプランでは700円のプラスとなります。また、データ通信プランにSMSオプションだけ付けたい場合(auのAプランではSMSオプションに申し込めば基本料だけでSMSも使えるため、有料のSMSオプションがあるのはdocomoのDプランのみ)月額が120円プラスになります。

AプランをドコモのMVNOと比較してみると、SMSがそのままで使えるというのがやはり有難いですし価格もそこそこ安いと言えるでしょう。月額がそれほど違わないなら月額900円の3GBプランでいいような感じもしますが、あえて更に安いプランを選ぶのもありでしょう。

というのも、高速と低速はスマートフォン専用アプリの「mineoスイッチ」で切り替えができ、低速でも人と通信が集中する場所や時間でなければカーナビでの使用はもちろんのこと、ネットラジオや音楽のストリーミング配信くらいなら問題なく聞くことができるということで、あえて一番安い500MBのプランにし、普段は高速通信を全く使わず、いざという時には翌月分とともに繰り越した最大1GBの高速クーポンを使うようにするというパターンも有ります。

個人的にはこれ一枚でということなら3GBのプランから始めてみるのがいいでしょうし、あくまで別のデータ通信SIMをメインで使う中で、ドコモSIMが使えない時の予備としての使い方も考えている場合なら500MBのプランでも十分だと思えます。

さらに、最近になって10GBのプランが満を持して登場しましたが、動画を外でも目一杯楽しみたいと思われる方には魅力あるプランです。「mineo」としても、それなりに高速通信を多めに使いたいというニーズに合ったプランを出してきたなという印象です。

そもそも、今まで契約していた通信会社がauである場合、今まで使っていたスマートフォンが「mineo」ホームページに記載のある動作確認済の端末であれば、auのMVNOがない時のようにわざわざSIMフリーやdocomoの白ロムを買ってMVNOを使わなくても端末をそのまま使うことができます。以前は「mineo」のSIMがiPhoneで全く使えなくなったことがあったので、中古市場でもau版のiPhoneは安くなっている場合があるかも知れません。

ただしこのエントリーを書いている時点ではau版のiPhoneについても条件によってはそのまま「mineo」のSIMが使える場合もありますので、何が何でも中古のiPhoneを探している場合、使える条件を「mineo」のホームページで確認しながら、docomo版よりも中古白ロム代が安めのau版をゲットして使うことも可能になります。

入っているiOSのバージョンによっては使えなくなる可能性もあるのですが、SMSオプション料金がいらないので月々の支払いも比較的安く、端末代もdocomoに比べて安いというメリットを生かしてiPhoneにSIMを入れて活用するのが、案外「mineo」を使う人の中にも少なくないかも知れません。ただその場合は、繰り返しになりますがくれぐれも「mineo」のホームページを確認し、使えるiPhoneの機種とOSのバージョンについて最新の情報を入手してからハードの入手に着手されるようにしてください。




「mineo」その2 ドコモとは違うauのSIMおよび端末・サービスの特色

前回のエントリーで、「mineo」のau回線のMVNOでは3Gの電波を拾えず、LTE通信しか使えないということを書かせていただきましたが、ドコモのMVNOと比べたディメリットはそれくらいで、実はドコモのSIMや端末と比べて優れていることも数多くあります。新たにMVNOの購入を考える際にも大事な事だと思いますので、今回はその話を主にしていきたいと思います。

NTTdocomoのMVNOによるSIMカード自体の一番大きな特徴は、SMS機能を使うためには追加料金がかかる別パッケージを用意しなければならないということです。さらに、SMSオプションを付けると毎月の料金が150円くらいとはいえ上がってしまうので、とにかく安く格安SIMカードを使いたいと思っている人にとっては悩むところです。

これに対して「mineo」のau回線を使うAプランでは、データ通信専用SIMであってもSMSオプションを無料で申し込むことができます。カードの交換もいらずにSMS機能を利用することができます。ドコモの端末やSIMフリーの端末にドコモMVNOのデータ通信用SIMカードを入れて運用する場合、もしその端末がセルスタンバイ問題を抱えていたら電池の急な減りを我慢して使うか、SMSオプションの付いたSIMに交換する必要が生じます(通常はカードの交換は手数料を取られます)。

一般的にauの端末はSMSオプションを付けなくてもセルスタンバイ問題は発生しないと言われていますが、気になる場合には無料にてSMSオプションを申し込めば、どの端末でもセルスタンバイ問題に関する心配をしないで使えるというのはauのMVNOを使う上での大きなメリットでしょう。

また、SMS機能自体のメリットとしては、LINEのようなアプリでの認証に使えることや、メールアドレスを持たないガラケー所有者に対して、送信料一通が3円(税抜き)かかるものの直接メールを送ることができる点などがあります。

なお、「mineo」では自社でセット販売している端末の他に、auで販売している端末が使えるかどうか検証の結果をホームページにアップしています。au版iPhoneについては、OSのバージョンによって使えたり使えなかったりすることもありますので、そのリストをプリントアウトするなどして、中古ショップ巡りをする際にはその内容を確認の上行かれることをおすすめします。

また、au端末の特徴として、本体でのネット利用だけでなく、テザリング機能がほぼどの端末でも使えるということも大きなメリットです。ドコモのスマホの場合、本来はできるテザリング機能をドコモと直接契約したSIMカードでないと許可しない仕様になっている端末が少なからず存在します。そうした端末ではMVNOのSIMを使っていたらデフォルトの状態ではテザリングができないケースが有ります。

しかし、auの場合は、「mineo」のSIMでもテザリング機能がそのまま使える端末がほとんどです。これは、スマートフォン本体だけでなく、通信を共有してパソコンやタブレット端末、ゲーム機などでもインターネットを楽しみたい場合には嬉しい機能です。端末購入前に念のため、端末ごとのテザリング機能が使えるかの確認は必要になるかと思いますが、これも「mineo」のホームベージから確認できます。

あとこれは、「mineo」のサービス上の特色なのですが、「mineo」のサービスを行なっているケイ・オプティコムが提供しているIP電話「LaLa Call」が基本料金無料でデータ通信プランの一番安いコースでも使えるようになっています(月額100円のサービスです)。「OCN モバイル ONE」の音声対応SIMに無料で提供される「050 plus」と比べると利用者の数も少ないですが、格安で050番号の付いたスマートフォンを使えるようになるという点ではメリットがあるでしょう。

同じアプリ間ではLINEのような写真やスタンプも使った無料でのコミュニケーションも可能です。もちろん同じサービスや提携する固定IP電話間の通話は無料で行なうことができ、海外からの利用も可能なので、このメリットを生かして一枚持ってみるというのもあながち間違った選択ではないように思えます。

最後に、もう一つ指摘しておきたいことがあります。普段の生活の中ではあまり考えることはないかも知れませんが、特定の携帯電話会社において回線のトラブルが起き、データ通信ができなくなるような場合も考えることができます。そのような場合、LTEだけとはいえauの回線を利用することのできる「mineo」のサービスを持っておけば、別にドコモのメイン回線を持っている人であっても、ドコモの回線が使えなくなった場合のバックアップとして使える可能性があります。

また、お昼や夜間に利用者集中による速度低下が起きた場合に、違った会社で利用者も少ない「mineo」が使えるようであれば、これからお伝えしようと思っているプラン選択をうまくやりながら、ドコモ系MVNOの弱点をうまくカバーするものとして生かすことは可能です。そんな観点からもauのMVNOである「mineo」をとらえてみるのはいかがでしょうか。




「mineo」その1 auのMVNO「mineo(マイネオ)」が成立した背景について

現在、MVNO業者として出てきているところは沢山ありますが、そのほとんどがNTTdocomoの回線を借りて提供しているところがほとんどで、今回紹介する「mineo」や「UQ mobile」のように、auの回線を借りてMVNOを行なっている業者は数えるほどしかこれを書いている2016年1月現在にはありません。

その原因としてはそれまで回線自体を借すような事をauがやってこなかったからということと、もう一つそれまでなかなかMVNOとして業務を行なうことが難しかった理由がありました。それが、3G端末について行なわれていたドコモやソフトバンクとは違う独自のauのSIMカード入れ替えについての方針が影響していたように思います。

昔も今もそう状況は変わっていないのですが、過去に携帯電話ショップに未使用の端末を狙った窃盗団が入り、ごっそりと高額なガラケー、スマホが大量に盗難された事件が頻発したことがあります。盗まれた端末はそのままオークションや買い取り店などに流れ、大きな利益を生む存在となっていました。単にSIMカードの入れ替えをしてしまえばすぐ使えてしまう事が売りやすく買いやすい事になったのですが、auだけはSIMを入れ替えるだけでは使えない仕様であることを通していました。

基本的に以前使っていた端末であっても、販売店へ出向き手数料を払って手続きをしないと、今使っている端末以外では正しく動作しない仕様にしていたのがauでした。こうしたことは盗まれた端末を特定するのに役立ちますが、中古販売の活性化を促すという意味ではマイナスでした。ドコモやソフトバンクと同じ値段で売っていたとしても、MVNOの出しているSIMをそのまま入れて使えるか、改めてお金を出して販売店へ行って持ち込んだ端末で使えるようにしてもらう手間がかかるかということを考えれば、あえてauのMVNOを持とうという人はいないでしょう。その風向きが変わったのは、時代の流れとともに3Gから4Gと言われるLTE対応のスマートフォンが出てきたことによります。

新たなLTE対応の端末で使えるSIMカードについて、もう一台のLTE対応の端末があればそのまま入れ替えて使うことができるようになったことで対応端末さえ用意すればMVNOの販売するパッケージに入っているSIMカードをそのまま差せばすぐに使えるようになりました。こうした事情がまだ多くの人に伝わっていなかった時には現在よりもかなり安い価格でauの最新型のスマートフォンが購入できたこともあり、auのMVNOである「mineo」は大いに注目を浴びることになったのです。

そうは言っても、まだMVNOの世界でauのMVNOがあるという事を知らない人も少なくなく、中古ショップでも専門でやっていないショップなどではドコモのスマートフォンと比べてauのはるかに新しいスマートフォンの値付けが同じだったり、安く出ていることもあるかも知れません。また、利用者の絶対数が少ないということは、利用者集中によるスピード低下が起こりにくくなる傾向も考えられます。「mineo」ではドコモ回線を借りたドコモプランもありますが、ここでは主にauプランについて紹介していきます。

これから細かい内容を紹介する前に、一つ注意しておきたいことがあります。ここまで説明してきたように、auのMVNOが成立するようになったのは4GであるLTE対応の端末が流通してきたことによるのですが、3Gに関する仕様は変わっていないためMVNOでauの回線を使う場合はドコモのように3Gしか使えないエリアでは通信ができず、LTE通信のみの利用になってしまいます。これは、元々のauの仕様上の事ですので山の中で使えないこともあることを十分理解した上で利用するようにしましょう。