カテゴリー別アーカイブ: @nifty Nifmo

Nifmoの解説です。

NifMo その4 IP電話でない電話回線での定額通話プラン発表

NifMoの通話プランというのは早くから「かけ放題」を提供するIP電話を提供してきたものの、電話番号の前に特定の番号を付けてから掛けるプレフィックス方式の5分掛け放題がMVNOでも定番のサービスとして認識されるうち、逆にNifMoが早くから何とかして通話定額を提供しようとした事が裏目に出たといったら言いすぎかも知れませんが、今までは同じプレフィックス方式の通話定額プランの提供はないままでした。

しかし、2017年の6月からということで、ついにNifMoでもプレフィックス方式での通話定額のサービスを行なうことになりました。しかも一般的な5分までの定額ではなく倍の10分までの通話が回数無制限で定額のサービスを始めるということになったのです。

多くのMVNOではこのサービスを行なうために独自のアプリを提供したり独自の電話サービスを打ち出す必要がありましたが、今回のNifMoは独自のプランやサービスではなく、OCN モバイル ONEがすでに出している「OCNでんわ」と同じサービスを他MVNOに開放した電話サービス「0035でんわ」というサービスを利用し、コストを抑えているような感じです。

NifMoの格安SIMはドコモ回線を使っていて、「0035でんわ」はOCN モバイル ONEと同等の品質を誇ります。ということは、OCN モバイル ONEの中には使いたいと思うプランがないという場合や、スピードに不安があるような場合にはNifMoのプランも比較対象になるということです。

NifMoのプラン自体は高速クーポンが3GB・7GB・13GBとシンプルなものですが、スマホと同時契約でなくSIMの単体購入でもキャッシュバックのキャンペーンをやっている時期があったり、ショッピング利用やアプリダウンロードなどの方法でポイントを貯める「NifMoバリュープログラム」を利用して毎月の利用料金を安くする方法も用意されているなど、細かい事ですがOCNと違う点もあります。また契約者にはニフティのプロバイダメールがもらえるので、特に古くからパソコンによるインターネットを使っている人に対しては違和感なくメールを利用することもできます。また、元々ニフティのプロバイダを使っている人が加入する場合は上記3つのプランなら全て200円引きで利用できますので、古くからのインターネットユーザーでまだニフティのアカウントを持っているという場合は確実にOCNより安く利用できることになります。

高速クーポンは翌月繰り越しができますが、使い切ってしまったり1日ごとにある規定容量を越えた場合の低速制限になることもあります。ただその場合に役に立つバースト転送機能も用意されていたりとサービスは充実しています。ただし、手動での速度切り替えはまだ対応していないようなので、この点には注意しましょう。

NifMo


Nifmo その3 高速クーポン増量と帯域制限緩和

2017年に入ってすぐ、Niftyの個人向けのインターネット接続事業を家電量販店のノジマが買収するという大きなニュースが入ってきました。

今後の事を考えると、近くにノジマの店舗があるところに住んでいる方は、Nifmoが今後どのような形のプランを出すのかどうなのかという所も見ていくと店頭ですぐに加入して使えるようになり、さらに利用にあたっての不便な点や疑問点が出ましたら店頭で対応してくれる可能性も出てきますので、人対人の契約やアフターサービスを望んでいる方にとって将来魅力のあるMVNOとなってくるかも知れません。

そんなNifmoですが、早くも2017年2月1日から新たなプランについての発表がありました。基本的にはデータ通信プラン・SMSオプション付きデータプラン(+150円)、音声通話付プラン(+700円)の3つに分かれますが、基本になるのはデータ専用の3つのプランです。

今までは月間の高速クーポンが3GB・5GB・10GBの3つでしたが、3GBのプランは従来と変わらないものの、5GBのプランが7GBに変更され、10GBのプランも13GBに増量されます。坂体的な料金は以前のプランと変わりませんが、新プランの表示とともに紹介します。

・3GBプラン 月額900円(税抜価格 以下同様)
・7GBプラン 月額1,600円
・13GBプラン 月額2,800円

以上のように、翌月に繰り越し可能な高速クーポンの量が増えて価格は据え置きとなっています。さらに、一日ごとの帯域制限をNifmoでは行なっていますが、今回の増量にともない、一日の限度量についても増えています。(3GBプランは一日650MBで変更はありません)

・7GBプラン 一日1,100MB使用で200kbps制限が 一日1,500MBまでに変更
・13GBプラン 一日2,200MB使用で200kbps制限が 一日2,800MBまでに変更

この点においても、ついつい動画を見ることでデータ量が増えてしまっても、制限を受ける条件が緩和されたということになり、名前が変わった新プランは便利に使えるようになるのではないでしょうか。

Nifmoは古くからのプロバイダとしても知名度が高く、そのメールアドレスには年配の人を中心に大きな知名度があります。さらにわかりやすい料金大系と、今後のノジマが買収した後の個人ユーザーへのアフターサービスの充実が計られれば、3大キャリアから安いMVNOに乗り換えようと思っている人を取り込んで、今までよりもさらに多くの加入者が加わることで新たな展開も期待できるでしょう。ビギナーだけではなく、今まで多くのMVNOを渡り歩いているようなヘビーユーザーも注目するMVNOに今後はなっていくのではないでしょうか。

NifMo


Nifmo その2 低速制限時のバースト転送機能が利用可能に

多くのMVNOで低速通信時の200kbpsというスピードは、一般的には遅くて使いものにならないと言われますが、用途を限定すればそこまで使えないという印象は私にはありません。大きな画像を見たり動画を見たりするには心もとない速度ではありますが、ネットラジオを聞いたり、カーナビに使ったり、テキスト中心のブラウジングだけに使っていればそこそこ使えるということをもっと多くの方に知ってもらいたいとすら思っています。

MVNO各社では低速制限中でもそれなりに快適にネットを使えるように、「バースト転送」という仕組みを提供するところが増えてきました。これはどういう仕組みかというと、ネットに繋がった最初の数秒間くらい、一定量のデータを受信するまで高速通信でつながるものの、一気にスピードが200kbpsに落ちる、最初だけ速い低速通信の転送の仕方です。

こうしたバースト転送のシステムを使うと、最初の数秒で一気にホームページの重い部分をダウンロードできれば、ずっと低速のままの場合とは違って表示に待たされることが少なくなるというものです。昔からIIJmioと系列のMVNOではおなじみの機能でしたが、最近ではライバルのOCN モバイル ONEも採用するなど、多くのMVNOが採用しています。

今回紹介するNifmoでも、ようやく2016年11月24日からこのバースト転送の仕組みが使えるようになりました。具体的には150kb受信するまでは高速で、それ以降は急速にスピードが落ちます。しかし、この150kb前後の軽いベージだったり、ブラウザで画像を圧縮することによってページあたりの容量を少なくすることのできるブラウザを使ってアクセスするなどすれば、このバースト転送の仕組みを使って低速でもそこそこの速さでネット利用できるようになる可能性はあります。

すでにNifmoに加入されている方は嬉しい仕様変更ですが、これからMVNOに加入したり移ろうかと考えられている場合は、バースト転送がないところよりもあるところの方がいざという時に頼りになると思いますので、このNifmoも候補の中に入れておくのもいいのではないでしょうか。

NifMo


NifMo その1 大手プロバイダ NiftyのMVNOサービスはIP電話定額サービスがキモ

日本のパソコン通信を黎明期から支えてきた大手プロバイダとしてその一翼を担ってきたのが、以前紹介した「PC-VAN」から変わった「BIGLOBE」、「日経MIX」や「アサヒネット」など多くの事業者がありましたが、会員数はともかく会員同士の交流において独特の存在感を持っていたのが「Nifty」でした。

「Nifty」に多くの会員が集まったのは、そこに集う会員は同じ趣味を持つ人が集まった「フォーラム」という多くの電子掲示板のある仮想空間を持ち、時にはネット上に留まらず、仲間うちで集まって楽しむ「オフラインミーティング」も活発に行なわれていました。

今ではブログやSNSのみで知り合いになり、そこで出会った人との間で多くの問題が起こるようになったことでこのような機会というのはそれほど活発ではありませんが、当時はそうした危険性もわかっていなかった時代であったということと、各「フォーラム」には「Nifty」がお金を出して電子掲示板を管理し、オフラインミーティングについても仕切る「シスオペ」なる責任者がいて、いざという時の責任は誰が取るのかという事について、しっかりとしたものがありました。

さらに、今のインターネットと違って発言する際には匿名やニックネームで発言はできていたものの、「Nifty」に入会する際には本名など個人情報の登録が必要で、その発言は会員以外には見られない閉じられたサービスだったので、ストーカーまがいのことをしたり、暴言を繰り返すような活動をした会員は、シスオペ権限によって退室や退会させることができるため、多くの交流が「Nifty」を通じて行なわれてきたのでした。

それが、インターネットの普及によって会員内で閉じられたコミュニティよりさらに広く誰とでも交流できる現在のような形へとシフトしていく中で、「Nifty」自体も変わっていきました。ただ、様々な方法によるインターネットプロバイダというスタンスは変わらないので、格安SIMを扱う「NifMo」に入る場合、プロバイダの「Nifty」に入ることになります。この辺は「BIGLOBE」と同じで、既にプロバイダとしての「Nifty」に入っていれば通常の料金から200円(以降の料金表示は全て税別の価格になります)引きの価格で利用できます。

他社にはないプランとしては、データ通信プラン高速クーポン3GBタイプ(月900円)に音声通話対応のプラン(700円)を付け、さらに「NifMoでんわ」に加入することでIP電話から(専用アプリ利用)の固定・携帯電話への通話料をどれだけ掛けても定額にしてしまうという特徴があります。「国内でんわかけ放題プラン」は1,300円(合計2,900円)で、特定の海外へも定額となる「国内+海外かけ放題プラン」だと2,700円(合計4,300円)をプラスするとかけ放題が実現しますが、一通話最大90分までという制限もあります。これは、つなぎ放題の通話方法を悪用し、盗聴器のように長時間繋ぎっぱなしにしてスマホを使う輩を排除するためのもので、90分話し続けると強制切断されますが、再ひつなげばその分も料金はかかりません。相手と長電話する場合は、その点について最初にことわっておくべきでしょう。

ただ、この「NifMoでんわ」というのは、IP電話の仕組みを利用した電話なので、通話品質が固定電話や携帯電話と比べて悪いだけでなく、多くの場合電話通知ができず「非通知」「通知不可能」という表示が相手電話に表示されるので、この事を知らないと相手に電話を取ってもらえない可能性が高いです。その問題を解決するために「Nifty」が出してきた解決策が、自分の電話番号と「NifMoでんわ」を使って電話を掛けた事をSMSを使ってアプリが自動送信する仕組みです。これで、不明な電話の発信元を相手に知らせることができますので、先方に出てもらいやすくなります。ただし、SMSは送信1通ごとに別料金がかかりますので、通話の回数が多くなる場合にはその分ダイレクトメッセージ送信料(国内は一通3円)がかかりますのでご注意を。

繰り返しになりますが、発信する際の音質などはデータ通信用のインターネット回線を使ったIP電話の品質で、さらに通話をモバイル環境で行なうと3分で1.5MBの高速クーポンを消費しますので、3GBの高速クーポンをほとんど電話で使い切ってしまう恐れもあります。そういう意味では、Wi-Fiが使える所に多くいるような場合でないと通話無制限のメリットを生かし切れないような感じでもあります。

そういう意味では、契約者が使えるWi-Fiサービス「NifMo コネクト」というソフトバンクが行なっているBBモバイルポイント (SSID: mobilepoint / mobilepoint1 / mobilepoint2 が使えます)があるので、自分の行動範囲にこのアクセスポイントがあるようならそちらからも利用すると高速クーポンを消費せずに通話できるようになります。その際には必ず専用アプリからの接続が必要になるようですので、通話用アプリとセットで用意することをお忘れなく。

NifMo