カテゴリー別アーカイブ: SkyLinkMobile

SkyLinkMobileの解説です。

ELECOM SkyLinkMobile その3 公平制御とは?

前々回のエントリーで、「SkyLinkMobile」の3つのコースについて紹介しました。改めてその内容を振り返っておきましょう。

・フリーデータコース 最大300kbpsの速度制限
・デイリーコース 1日70MBまで高速
・マンスリーコース 1ヶ月4GBまで高速

これ以上の説明がないと、「フリーデータコース」は低速300kbpsなら無制限とうたっているものの、本当に全てが無制限なの? とか、「デイリーコース」や「マンスリーコースで」高速クーポンを使い切った時にどうなるの? とか、その他にスピードに関する制限なないの? というような疑問を持つ方もいるでしよう。

「SkyLinkMobile」では、ホームページに詳しく説明してあるのですが、まずは高速クーポンのある「デイリーコース」と「マンスリーコース」で高速クーポンを使い切った後はどうなるのかという点です。

・「デイリーコース」 1日70MBを使い切ると、翌日までスピードが最大100kbpsに
・「マンスリーコース」 同様に使い切ると、月末までスピードが最大200kbpsに

他のMVNOで制限される低速というのは一般的に最大200kbpsと言われていますので、これだけ見ると他の業者と比べて最大100kbpsという制限はちょっと遅すぎではないかと思われる方もいるかも知れません。しかし、話はそこまで単純なものではありません。

というのも、「SkyLinkMobile」ではもう一つの利用者に対する制限が行なわれる場合があります。それが、ホームページ上にある「公平制御」というものです。これは、低速であってもネットワークにつなぎ放題をやられてしまうと、他のユーザーに迷惑がかかるからということで、3日間で366MB以上データ通信をしたユーザーを対象に入るかも知れない制御になっています。

「公平制御」は他のMVNOでもありますが、コースによっては行なわれないものもあります。ちなみに制限される速度は最大100kbpsとなっています。

・公平制御あり 「フリーデータコース」「マンスリーコース」
・公平制御なし 「デイリーコース」

というわけで、低速無制限をうたった「フリーデータコース」ではありますが、3日間で366MB以上データ通信をした場合は速度は半分以下の100kbpsになります。また、「マンスリーコース」の高速クーポン使い切り後の制限が200kbpsなので、公平制御では速度がさらに半分になるということになります。

ただ、ここまで読まれてきて気が付いた方もいるかも知れませんが、ここで紹介した3つのコース全てにおいて「SkyLinkMobile」ではどんな制限があっても最大100kbpsのスピードが出る可能性があるとも言えます。他社MVNOの中にも二段階の低速制限を行なっているところがあるのですが、最大200kbpsで3日366MBを超えた場合、スピードを10kbps程度にまで制限する可能性もとあると、制裁色の強いスピードに抑えこむところもあります。

「SkyLinkMobile」のように、せめて100kbpsのスピードが出ていれば動画や音声の再生は難しいにしても、メールやSNS、ちょっとしたウェブ閲覧くらいなら何とか遅いもののできると考えることもできます。何よりも10kbpsと100kbpsでは10倍の速度の差があるわけですから、最大に制限されても何とか基本的なことはどのプランでもできる安心感というのが「SkyLinkMobile」の特徴の一つとして覚えておいて損はないでしょう。

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ELECOM SkyLinkMobile その2 ELECOMストアでのスマホセット販売

「SkyLinkMobile」の加入のためのウェブサイトは、SIMカード単体の加入だけでなくスマートフォンとのセット販売も行なわれています。2016年2月現在売られているのは1つのスマホのみですが、SMSオプション付きのSIMとのセットで「Freetel」の旧機種および低スペックのSIMフリースマホ、「freetel priori(FT132A)」が3,000円で売られています。

このスマホは3G専用でLTEが使えないため、ハイスピードは使えず、さらに「Freetel」の古いモデルということで、本家でもすでに取扱いがないという型落ちのもので、仕様上は山間部でも使えつながりやすいと言われる800MHzのFOMAプラスエリア(ドコモ)や900MHzのプラチナバンド(ソフトバンク)にも対応していないという問題はありますが、期間限定で1年間有効のセキュリティアプリとモバイルバッテリーが付いても価格3,000円というキャンペーンが行なわれています。SIMとの同時購入だからこその価格だとはいえ、この安さでスマホまで付いたセットというのは期間限定とはいえなかなか見付からないのではないでしょうか。

「SkyLinkMobile」を運営するELECOMの販売サイトでは、この文章を書いている時点でこれ以外のスマートフォンとの販売はありません。しかし、周辺機器メーカーとして今回紹介したキャンペーンのように格安スマホと自社の周辺機器とのセット販売が今後も続いていけば、全く何も持っていない中でスマホを使い始めたいようなニーズもあるでしょう。そうした人に向けて新品のスマホを安く用意していけば、すぐに格安スマホの運用が始められるというメリットも出てきます。

MVNOについて書いていく中で他社と比較する場合、どうしてもSIMカードで提供する通信プランだけの比較になりがちですが、全く0からスマホと同時購入したいような場合は、こうした格安でのハードや周辺機器とのセット販売にも注目しておくべきでしょう。そういう意味では、「SkyLinkMobile」今後のラインナップに期待したいところです。

 


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ELECOM SkyLinkMobile その1 狙いはどのコース?

今回から紹介する「SkyLinkMobile」は、元々はいわゆるプロバイダー系の事業者ではなく、多くの方がパソコンの周辺機器メーカーとして認知されているELECOMが販売する格安SIMのサービスになります。

と言っても、内容はごく普通のMVNO業者で、3つのデータ通信の内容が違うコースがあります。そのコースとは、

・フリーデータコース 最大300kbpsの速度制限 月額780円(税抜き)
・デイリーコース 1日70MBまで高速 月額980円(税抜き)
・マンスリーコース 1ヶ月4GBまで高速 月額1,510円(税抜き)

となっていて、これ以外のコースはありません。つまり、高速クーポンがいらない代わりに安くも持てますし、一日単位で高速クーポンが復活する方がいいか、一月まるまる高速で使える方がいいのかという風に3つのパターンで自分の利用モデルを考えればいいということになります。なお、上の金額はデータ通信SIMの価格で、SMSオプションを付けると120円増し、独自の050から始まるIP電話「skylinkphone」の利用もしたい場合は、SMSオプションとの同時契約が必要で合わせて300円増しになります。

こうしてみると、他のMVNO事業者のプランと比べたところ、きわめて平均的な形で3つのプランを用意しているという印象が強く、選ぷ場合は3つの内容が全く違う内容のため使う人のニーズによって選び間違えがないとも言えます。他のMVNOでは高速クーポンの量が細かく分けられていて、利用しているうちに実態と離れてしまってプラン変更に悩むことも多々あるのとは対照的です。

ごく一般的なように言えば、できる限り毎月の支払いを抑えたい場合には「フリーデータコース」、メールやSNSだけでなく動画もそこそこ楽しみたい場合には「デイリーコース」、デイリーコースの1日70MBの高速クーポンの使用が日によって使わない日があり、月単位に効率的に使いたいというなら「マンスリーコース」になるでしょうか。

ここまで基本的なコースについて説明をさせていただきましたが、MVNOの評価というのは単純に料金プランだけにあるものではないことも確かです。次回は、パソコンの周辺機器メーカーであるELECOMが手掛けることによる「SkyLinkMobile」の特徴について紹介します。

 


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