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U-mobileの解説です。

U-mobile その7 「Super」「PREMIUM」のネット取扱い中止について

U-mobileのプランは早くからデータ通信無制限のプランを出したり、いち早くソフトバンクモバイル回線を出したりと様々な試行を重ねながら推移してきたように感じています。ただ、そうした多くのプランはユーザーにとってもわかりずらいものですし、今後の事を考えると「無制限」に使えないのに「無制限」をうたうこと自体が業界内ではあまり推奨されてはいないようにも思えます。

それでなくとも総務省が携帯大手3キャリアに意見を述べるなど、ユーザーにとってわかりずらい説明やプランの仕組みはMVNOであってもできるだけなくなって欲しいと思っています。そんな中でU-mobileは一部のプランのWebでの受け付けを2017年6月30日をもって終了するというアナウンスがされました。実店鋪ではこれから紹介するプランは販売を継続するということですが、直接ユーザーに説明しないともし後から何かクレームが来たら困るということなのだろうと思います。

まず一つ目のプランは、「U-mobile Super」というプランなのですが、このプランははっきり言うとY!mobileの基本プランと全く同じものと言った方が早いかも知れません。ソフトバンクモバイルの回線を利用し、10分以内の通話は無制限に行なえ、データ通信は2GB・6GB・12GBの3つに分けられていて、24ヶ月継続利用が前提のプランになっています。

すでにソフトバンクのMVNOとしては日本通信が独自のプランを出していますし、このプランに入りたいならY!mobileで入った方が実店舗もありますし、あえてU-mobileで入る意味を見出せないというのが状況の変化によって顕著になってきたのが今回の発表の元にあると言えるのではないでしょうか。

次に同じく6月30日でWeb受付を終了するのが「U-mobile PREMIUM」です。このプランはいわゆる高速データ通信の「無制限プラン」で、すでにぷららLTEがMVNOから撤退を発表しているように、無制限と言いながら時間や場所によっては制限があるプランになっていることから、これ以上新規ユーザーを募集するといざクレームが出たら恐いと当然会社の方は思っているでしょう。

私自身も「無制限」と言われて入ったものの時間によっては低速並みに遅い状況があったとしたら、お金を一部返して欲しいと言いたくなるかも知れないので、逆にこのU-mobileの判断というのは賢明な事なのかも知れません。現状で「U-mobile PREMIUM」に変わるプランと言うと、前回このブログで紹介させていただいた「U-mobile MAX25GB」という高速クーポンを月に25GBまで使えるプランで、「U-mobile PREMIUM」よりも月額100円安く提供されています(Lデータ専用:2,380円/月 L通話プラス:2,880円/月 全て税抜価格)。

この高速クーポンが大容量で安いプランというのはU-mobieが先陣を切ったようなところがありますので、今後U-mobileが今までのプランを整理してどう進化していくかというところも今後は注目されるところです。今後はさらに格安SIMといわれるMVNO間の競争が激しくなると思いますが、U-mobileにもそうした競争の中に入っていただいて、ユーザーにとって十分に使えるサービスを出していって欲しいものであります。




ソフトバンク回線を使った日本通信の「b-mobile S 開幕SIM」の概要

2017年3月22日から提供が開始されるとしながらもなかなかその内容が発表されなかったソフトバンク回線を利用したプラン「b-mobile S 開幕SIM」の概要がようやく発表されました。ここでは、その内容をここで紹介します。(これから紹介するプランは、U-mobileの「U-mobile S」およびヤマダ電機の「ヤマダファミリーモバイル」が提供するソフトバンク回線のパッケージと同じものであると思われます)

まず、大切な事ですが今回発売されるSIMはiPhone専用のデータ通信SIMで、Android機やその他のハードには対応しないということです。この点はソフトバンクがiPhoneとその他のハードでSIMの内容を変えているということがあるので、あくまでソフトバンクのiPhoneを使っていた方がSIMロックを外さずに格安SIMで運用できるものとして評価すべきだろうと思います。ちなみに利用可能なハードは以下の通りです。

・iPhone 5以降、
・iPad Pro、iPad Air以降、
・iPad mini以降、iPad、iPad 2、iPad(第3世代)、iPad(第4世代)

次に、月間の高速クーポン量の違いによるプランは以下の通りとなっています。

・1GB/880円(税抜価格 以下同じ)
・3GB/1580円
・7GB/2980円
・30GB/4980円

データ利用における規制については3日300万パケット(360MB相当)の制限はあるようです。その場合と高速クーポンを使い切った場合に最大200kbpsに制限されるようになるそうです。

販売は税抜き3,000円のパッケージになり、利用するハードによってnanoSIMとmicroSIMがありますので、SIMの大きさを間違えて発注しないように気を付けて下さい。また、iPhone用のSIMとiPad用のSIMを入れ替えて使うことはできないようです。

なお、この内容は日本通信の発表および各種ネットニュースをニュースソースで書いていますが、そのどこを探してもSMSオプションについての表記はないため、このSIM自体にSMS機能が付いていないようですのでSMS利用を考えている方はご注意下さい。当然音声通話もできませんので、今のところは古いソフトバンクのiPhoneやiPadを有効活用するために出されたものであると現状では理解しています。ただその際、iPhoneやiPadでのテザリングはできないようですので、あくまで単体での利用に限られることになると思われます。

今後は他2社に比べると安いソフトバンク販売の白ロムの販売価格が高くなる傾向が出てくるかも知れませんので、とにかくiPhoneやiPadを安く使いたいと思っている方は、まずは通信パッケージよりもハードの方を先に購入することをおすすめしておきます。

(2017年3月22日 追記)

販売サイトで具体的にSMSオプションは提供されないとの確認が取れましたので、その点も明らかにするとともに、日本通信と同じサービスを提供するU-mobileとヤマダ電機の「ヤマダファミリーモバイル」の名前についても記載しました。以上3社の他に「スマモバ」もソフトバンク回線のMVNOを行なうという発表がありましたが、サービス開始時にいたってもウェブページの更新が見られないので、確認ができ次第ここか新たに項目を設けて解説をする予定にしています。

b-mobile


U-mobile その6 無制限より有利? U-mobile MAX 25GB

最近になって携帯大手では低速の規制が入りにくい、月間20GBから30GB高速クーポンが使えるプランを大々的に宣伝しています。そんなものがあるのかと思った方は、ソフトバンク「ギガモンスター」やauの「スーパーデジラ」そしてドコモの「ウルトラパック」という名前なら聞いたことがあるかも知れません。価格については、どの会社も横並びで20GBで6,000円、30GBで8,000円となかなか魅力的に映ります(ただし、データプランのみの契約はできず、通話定額プランの契約も必要)。しかし、こうしたプランに対抗してMVNOのU-mobileがかなり魅力的な高速クーポンが25GBも付いたプランを何と2,380円(データ通信プラン 税抜価格 以下の表記も同じ)という価格で出してきました。

月間25GBというのは一日ごとに換算すると800MBくらいになります。こうしたプランを考える時に比較対象となるのは、同じU-mobileでも提供している高速通信無制限のプランになるでしょう。ただ、この場合の「無制限」というのは厳密にいくら使っても大丈夫な無制限ではありません。

無制限に制限を付けるというのはおかしいように感じますが、一切の制限なしに一部のユーザーにのべつまくなしに使われてしまうと、他のユーザーが使いたい時にスピードが遅くなるなどの悪い影響が出ます。そのため無制限といっても、例えば三日間で3GB以上データ通信を使うとスピードの規制があったりするわけです。その場合、一日あたり自由に使える高速通信はおよそ1GB未満ということで、連日その規制ぎりぎりまで使う分においては月25GB限定より高速無制限の方が有利になりますが、そうでない場合もあります。

というのも、モバイル回線で様々な端末で使っていて困ることに、パソコンのアップデートを外でやる必要が出てきた時にどうするかということを考えた時、大きなアップデータのダウンロードの場合は下手をすると1GBを超える可能性もあります。もし途中で規制に入ってしまったらダウンロードはできないわスピードは落ちるわと全くいい所がなくなってしまいます。

それが月間トータルで25GBというものなら、外で使う時と自宅で使う時のメリハリが付けられるならば、一気に1GB2GBという大きなデータのやり取りが必要になった場合にも対応できます。高速クーポンが決まっている場合には容量を気にせずに動画を見まくるようなことに気を使わなければならないということはあるかも知れませんが、例として挙げさせていただいたように、長期間の旅行などで自宅に帰れなく、さらにWi-Fiの使えるスポットも常に利用できない中で常にパソコンの中を最新のバージョンに保っておきたいというようなニーズがある場合は加入するメリットが出てくるのではないでしょうか。

なお、IIJmioの回線を使ったデータ通信無制限のプレミアムというコースがU-mobileにはありますが、この25GB高速クーポンのコースは、IIJmioではない従来の回線をそのまま使っています。過去にU-mobileの回線を使っていて回線の品質に満足していれば問題ないですが、IIJmio回線の方がいいという場合は、プレミアムコースの方を選ぶといいでしょう。しかし、無制限でない分、価格もデータ専用SIMで2,380円とかなり安いですし(U-mobile プレミアム(無制限)プランのデータ通信専用は2,480円)、音声ブランでも2,880円(同プレミアムの通話プラスプランが2,980円)、さらに音声プランに加えてU-mobileの音楽聴き放題プラン「スマホでUSEN」と映画やドラマなどが見放題の「U-NEXT」が自由に使えるエンタメプランは3,980円と用途によるバリエーションも豊富です。既に他の音楽・動画サービスを契約していない方にはエンタメプランがお得になっています。

また、音声通話に関してのオプションとして1回3分までの通話が50回まで定額となるU-CALL MAXを音声プランに500円追加で付けられます。無制限のプレミアムプランと料金が拮抗していることもあり、どちらを選べばいいのか迷うところもあるかも知れませんが、この電話プランは現状ではU-mobile MAX 25GBにしか付けられませんので、総合的に考えて必ずしも無制限が必要ないというならこちらのプランを選ぶ道というのもありでしょう。

最初に紹介させていただいたドコモ、auやソフトバンクのデータプランに加入しようかと考えていた方は、価格が倍以上になっても高速クーポンを使い切るまでは回線の品質が維持されるであろう大手を選ぶか、場所や時間によっては借りている帯域の関係から高速クーポンを使っていてもスピードの低下が心配されるU-mobileの安さを取るかということですが、やはりその安さは大手にとっても脅威には違いありません。

今後、U-mobileのプランが提供されたら詳しい使い勝手などがユーザーによって紹介されると思いますので、そんなに安くて大手三社の同じようなプランと同じくらい安定して使えるか心配されている方はそうした状況も調べた上で決断なさるといいでしょう。




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U-mobile その5 U-mobile PREMIUMと従来の無制限プランとの違いは?

2016年7月より、U-mobileの無制限プランは「U-mobile PREMIUM」と名前を変え、従来の無制限プランは新規受付を終了しています。今までのLTE使い放題はそのまま使えますが、これから紹介するプレミアムプランとは違う従来の回線を使うプランのままになるので、興味があればいったん解約して入り直す必要が出てきます。そこまでして変えてしまった、そのプレミアムというのはどういうことなのか、既にサービスは開始されていますが、その内容について見ていくことにしましょう。まずは料金について紹介します(価格は全て税抜き)。

・データ通信のみ 月額2,480円
・データ+SMSオプション 月額2,630円
・通話プラス(SMS付) 月額2,980円

料金については従来との差はありませんが、借りている回線がドコモの中でも「U-mobile PREMIUM」だけが「IIJ」(プレスリリースの表記と同じですが、恐らくIIJmioだと思われます)になったというのが大きな違いなのだということです。高速クーポン別のプランとは借りている回線の種類が違うことになり、お互いの回線に関する影響が少なくなるということで、今まで無制限プランのユーザーに引きずられるような感じでスピードが遅いのではないか? と感じていた決まった高速クーポンを毎月使えるプランに入っていた人にとってはきっちり回線を分けたことで安心感が出たという風に思えます。

あくまで常識の範囲で利用しているならば、本当にプレミアムな感じを受けながら使えるようなプランとして今後認知されていくようになるのかも知れません。プレミアムと銘打っているわけですからやはり他のプラントは一味違うのではとつい期待してしまうので、回線品質の向上をU-mobileには目指して欲しいと思う所以です。

しかしこのプログで度々指摘させていただいているように、自宅で有線の代わりに使うようなものではないということもまた確かです。ファイル交換ソフトを使ったり、動画や頻繁に画面の書き換えをするゲームを延々と繰り返すなど、他のユーザーに影響を与えるようなヘビーユーザーのみが恩恵を受けるような事は恐らくなく、個別に規制が入るだろうと思います。

無線で有線ネットの代わりとして使う場合は少々高額になることには目をつぶり、Wimax2にするのがセオリーだという現状は変わりませんし、恐らく今後も限りなくないでしょう。その点に気を付けて、自分の中でどのくらいまでなら使っても規制されないかというコツをつかんで使われる分にはなかなか面白そうな試みではないかと思われます。

こうした新しいサービスが始まるとまず契約してその遅さにショックを受けた経験のある方は、まずは状況が落ち着くまでネット上の口コミを見ながら様子を見る方がいいでしょう。




U-mobile その4 U-mobile SUPER 3プランの裏に何が?

U-mobileは、2016年6月上旬から新たなサービスを開始すると発表しました。通話の方にもインパクトのある『U-mobile SUPER』というプランで、データ容量が1GB・3GB・7GBの三つのプランに分かれています。

・S(1GBまで)2,980円
・M(3GBまで)3,980円
・L(7GBまで)5,980円

これで、通話については一回10分以内の通話なら月300回まではこの価格で利用できるということなので、5分以内の通話が全て定額というプランと比べても見劣りはしません。むしろ人によってはこちらの方が便利だと思う方もいるでしょう。

なお、このプランをMかLで契約すると2万円以上するスマートフォン「ZTE Blade V6」の端末料金と同額を値引きするキャンペーンを先着5000人に達するまで行なうことも合わせて発表されています。

ただ、ここまで明細を読んで、どこかの業者の何かのプランに似ていると感じる方もいるかと思います。Y!mobileの「スマホプラン」酷似しています。内容は先に紹介した『U-mobile SUPER』と全く同じです。

ネット上ではこのサービスはどこの回線を使っているのかという元回線探しが盛んに行なわれているようですがソフトバンク回線を借りたY!mobile回線である可能性は高いと思います。今後、もしソフトバンクの「ホワイトプラン」で無料通話の対象になるかというところが一つポイントとして押さえておくといいでしょう。

サービスと料金は全く同じながらも、両者のプランには違う所も存在します。多くの端末を揃え、ガラケータイプのガラホでも契約できるのがY!mobileとするならば、U-mobileは端末とのセット販売もありますが、SIMのみでの購入が可能だろうということで、まだこんなサービスがあるとは知らない人が多い間にソフトバンクの白ロム(特にiPhone)を安く買いたたいて使うこともできるかも知れません。

また既にソフトバンク対応の端末を持っている場合にはあえて端末を購入しなくてもいい可能性が高いので、Y!mobileに比べれば縛りのゆるい形で使える通話定額とデータ通信のセットプランを持てるだろうというメリットもあります。

注意しなければならないこととして、もしY!モバイル(ソフトバンクモバイル)の回線を使ったサービスだという事が確定となれば、今U-mobileのプランを使っている人がこのプランへ乗り換える場合はSIMの交換が必要になるということです。さらに、データ通信無制限の契約をしている方は最大が7GBということなので、微妙にスペックダウンになってしまいますので、その点も考慮が必要です。

実際にサービスが始まってみないとわからないこともありますが、Y!mobileへ移行しようと思っている人にとって、もうひとつの選択肢が出てくるというのは有難いことです。通話エリアがソフトバンクで問題なければ5分以内定額よりも使い方としては色々な可能性が持てますし、サービスの開始を楽しみに待ちたいところです。




「U-mobile」その3 セット販売の端末にあの「BlackBerry」が

多くのMVNOでは様々な通信プランの違いによるアピールだけでなく、通信カードとのセットで安く購入することが可能な端末による差別化をアピールしている場合があります。「U-mobile」で扱っている端末の中で、大変に興味を引く端末があるのですが、それがiPhoneでもAndroidでもない「BlackBerry」という端末なのです。

日本ではそこまで知られていない感じのある「BlackBerry」ですが、折りたたみでないストレート端末に、物理的なQWERTY配列のミニキーボードが付いているのが最大の特徴です。スマホによる文字入力はどの方式が一番いいのかというのは様々な議論があるところですが、物理的なキーボードがスマホと一体化して手の中に収まり、キーボードショートカットからアプリを立ち上げることができることから、画面に触らずともすぐにアプリを起動させメモが取れるというのは他のスマホにはない特徴です。

「U-mobile」で販売される端末は「BlackBerry Classic」と「BlackBerry Passport」という大きさの違う端末ですが、中のOSは独自のものでありながら、一部のAndroidアプリをインストールして使えるようになっています。具体的には「LINE」や「インスタグラム」はインストールして使えるなど、全くの独自端末としての面だけがあるわけではないということも言えるでしょう。

クールなガジェットだからという理由だけで選ぶと後悔する場面も出てくるかも知れませんが、直接MVNOから新品の「BlackBerry」が買えてしまうというのは、今までハード的に気になっていても、海外から直輸入したSIMフリー端末が問題なくMVNOで使えるかどうか心配で買えなかったという方にはかなり面白いラインナップなのではないでしょうか。

さらに詳しい「BlackBerry」に関する情報については、日本上陸当初から使っているユーザーの方々が有益な情報をネット上に挙げているページが沢山ありますので、参考にしてみて下さい。もちろん「U-mobile」のページ内にも端末についての紹介がありますので、そちらの方からも確認ができます。
なお、2016年1月末現在で、「U-mobile」のページでは090などの携帯電話番号がもらえる通話プラス契約でないと端末とのセット契約ができなくなっているようなので、その点にはご注意下さい。




「U-mobile」その2 「USEN MUSIC SIM」は音声通話がサービス?

「U-mobile」のLTE使い放題プランについて、必ずしも固定回線の代替とはならないということはご理解いただけたのではないかと思いますが、だとしたら何に使えばいいのかという事について、「U-mobile」ではその回答のようなプランを出しています。

「U-mobile」を提供しているU-NEXTは、元はUSENという会社名で音楽配信を生業にしてきたこともあり、ストリーミングによるオールジャンルの音楽配信サービス「スマホでUSEN」を提供しています。このジャンルは様々なサービスがしのぎを削っていますが、月額1,000円前後でサービスを提供するところが多い中、「スマホでUSEN」は月額490円(税別)でかなり細かいジャンルに多くのチャンネルがあり、自分の好きなジャンルを延々と聞きまくるのには興味深いサービスだと思います。

USEN系のサービスというのは音楽以外にも面白いプログラムが有ります。USENのために作られたトークバラエティ番組や、単に羊の数を数えるだけの眠気を誘うプログラムや小説の朗読、語学学習のためのプログラムと、海外からやってきた音楽配信プログラムとは一味も二味も違う奥の深さがあります。ただし特定のアーティストのアルバムをまとめて聞きたいような場合には、アーティスト専門のチャンネルが有るかどうか確認する必要はあります。特定の曲を聞くというより、同じジャンルの曲を聞きながら雰囲気を楽しみたいという場合にはぴったりとはまること請け合いです。

「U-mobile」では090など普通の番号を使える「通話プラスプラン」に「LTE使い放題」を付けた上、「スマホでUSEN」を付けてもお値段据え置きの月額2,980円(税別)で利用できる「USEN MUSIC SIM」を用意しています。

公式ページでは「スマホでUSEN」の利用料をサービスするという形で紹介されていますが、「U-mobile」ではデータ専用プランを通話プラスプランに変更する場合の月額はプラス500円で済んでしまうので、音楽がなければ生きていけないという人にとっては090番号の利用料の方をサービスしてもらえているような感じのプランです。

音楽の保管はできませんが、ストリーミングでいつでも、NTTdocomoの電波が通じる所ならどこでも好きなチャンネルが聞き放題なので、相当お得に毎日の生活を音楽漬けにできるプランだと言えるでしょう。もちろんMNPで今まで使っていた電話会社から番号同じで乗り換えることもできるので、スマホにかかる料金を下げながら音楽をたっぷり楽しめるプランとしてとらえてもいいでしょう。

もちろん、データプランは音楽だけでなく時間帯によっては動画の視聴にも十分堪える速度で無制限に使えるわけですので、使い方によっては新たなモバイルインターネットの展開も考えられます。ただしこのプランでは「通話プラスプラン」がセットされている関係上、契約してすぐに解約する場合には解約金が発生しますので、その点は了承の上で検討してみて下さい。

そして、もう一つ注意したい事は、「スマホでUSEN」のアプリが、お使いのスマートフォンによっては正しく起動しないという口コミが見受けられることです。幸い「スマホでUSEN」アプリからサービスを使う場合には無料のお試し期間がありますので、申し込みの前に自分の環境で問題なくアプリが動くか確認してからご利用になることをおすすめします。




「U-mobile」その1 「LTE使い放題プラン」は固定回線の代わりになるか?

U-mobileについて語る場合、どうしても看板プランである「LTE使い放題プラン」のU-mobile SUPERを紹介しないわけにはいきません。というか、「U-mobile」に興味を持って入りたいと思う方の多くが使い放題プランを選ばれるのではと思います。ここで紹介した中で、使い放題のプランというと、「b-mobile」の使い放題が「U-mobile」より安い価格でサービスを提供していたり、他には「ぷららモバイル」やワイヤレスゲートでも上限が3Mbpsになりますが使い放題プランがあります。そこで、各社の使い放題の月額料金の関係をまずはまとめてみます。(データ通信専用SIM、SMSなしの場合 全て税抜き)

・「U-mobile」U-mobile SUPER 2,480円
・「b-mobile」高速定額 1,980円
・「ぷららモバイルLTE」 2,780円

こうした使い放題のプランというのは、本当に「使い放題」なのかというのが今回のテーマです。字面だけで言えば「使い放題」はいくら使ってもいいのだからそうなっているわけなのですが、その売り文句を真に受けて、自宅のインターネットを解約してこれらのプランにしても大丈夫なのでしょうか。

ここで改めて有線のインターネットと無線のインターネットとの違いについて考えてみることにします。有線のインターネットは線が切れたら終わりですが、契約者の移り変わりは固定だけに安定していることから、多少回線が込み合っても通常時なら余裕を持った回線が確保されており、周辺の家全てが一斉にアクセスするような災害時でもなければ、そこまでつながらなくなることはない安定感があります。

無線の場合は線がないので電波を受信できる場所からならどこからでもアクセスできるという大きな特徴がありますが、移動しながら複数の基地局を使う無線インターネットは、基地局に集まってくる多くのユーザーからのアクセスが基地局の能力を超えてしまうと、回線のパンクが起こる可能性があります。同じ場所でも時間帯により多くのユーザーが基地局周辺に集まってくれば、アクセスの集中がMVNOが想定している数と比べて想定外の数になることもあるかも知れません。重ねてその中に少なからずいると思われる、ヘビーユーザーが一度に大容量のファイルのやり取りをすることにでもなれば、さらに速度やつながりやすさについての影響を受けやすいのも無線インターネットの特徴です。

多くのMVNOがNTTdocomoの回線を借りて事業を行なっているため、大きな災害でなくてもお昼や夜のゴールデンタイムから深夜にかけて通常出ていたスピードが出なくなったりすることは最初からある程度覚悟しなければいけないというのが無線インターネットを使う場合にまず考えておかなければいけない事です。スマートフォンやタプレットだけでインターネットを使っている場合にはそれでも何とか大丈夫ですが、Windowsパソコンを使っている場合、システムのアップデートをするだけでも場合によってはGB単位のファイルをダウンロードしなければならなくなり、その際使い放題でも安定してスピードが出ない場合があり、結果無線インターネットには荷が重いと感じることも出てくるかも知れません。

それでも、たとえ月間10GBの高速クーポンがあったとしても、そこそこ動画を見てシステムのアップデートをするだけで結構容量を使ってしまいます。そこで月間の高速通信におけるデータ容量が無制限のプランでないとだめだと考える人がいるためこのようなプランが実際に出てきたのでしょう。さらに「無制限」の中味を探っていくと、実は紹介した「U-mobile」のプランを含めて「使い放題」のプランにもそれぞれのMVNOで制限があると言われています。

高速無制限をうたう中では一番安い「b-mobile」のプランでは以前に日本通信のページで書かせていただいたように、ファイル交換アプリの使用での制限や、ダウンロードやストリーミングについての制限がかかる可能性がオフィシャルで案内されています。また、「ぷららモバイルLTE」では契約する前提に、最初から最高速が最大3Mbpsという制限があります。スピードが下がる場合はこの3Mbpsから下がっていくので、更に遅くなる可能性も見え隠れするわけです。

最初に紹介させていただいた3つのプランの中では「U-mobile」のプランについてのみ、公式ページ上で具体的な規制の情報は見付けることはできませんでした。そういう意味ではメリットがあるようにも思えますが、同じ公式ページの注意書きには「他のお客様の利用に影響が出た場合」に規制がかかる場合があるとあります。さすがに一度に多くの容量のダウンロードや動画を連続して見続けた場合にスピードによる規制がかかる可能性はないとは言えないというのが正直なところでしょう。

ただ、回線については他のプランとは違い「IIJ」の回線を使っているということで安心感があり、少なくとも高速データ通信量自体が規制されるわけではないので、他のデータ通信プランではできないようなインターネットの使い方ができるプランであることは間違いないでしょう。特に「U-mobile」のLU-mobile SUPERは他社の月間10GBプラン並みの価格で高速通信を容量を気にせず使える分、メリットが出てくるケースも出てきます。月の高速クーポン利用量が10GBや15GBでも足りないという方は、紹介した使い放題プランを検討してみるのも一つの方法ですが、どうしても固定回線の代換として考えている方は、状況によっては速度規制がかかるのを承知の上で加入されることをお勧めします。

ある意味考え方一つで、決まった高速クーポンの量を気にしないで使い始められ、いちいち計算する必要もないというのが使い放題プランのメリットです。多少遅いと思ったとしても、時間や場所を動かしてとことん使ってみれば、無制限プランが自分に合うプランなのかがわかってくるのではないでしょうか。