MVNO各社の通信制限のルールを知る 

日本では携帯電話の事業を行なう大きな事業者はおおまかに言って3つ(Y!mobileを入れると4つですが)あり、MVNOは大手事業者から回線を借りているという立場です。当然ながら限られた回線の中で多くの加入者が使う通信をコントロールしなければならないわけですが、ほとんどがドコモ回線、そして2つの業者がauを使っているのは御存知の通りです。

 

そんな中、各MVNOでは様々なプランによる区別の他に、インターネットのスピードについて規制するパターンに違いがあるケースがあります。特徴的なプランは魅力的なので店頭やネット上でも大きな文字で書かれますが、規制についての情報というのは注記の下に小さな文字で書いてあることが多いので、見逃しやすくなります。ここでは改めて、どんな時に規制されてスピードが落とされるのかまとめてみます。

1.月単位で高速クーポンがある契約の場合

こうした内容の契約は、多くのMVNOでは安さを前面に出すパターンが多く、だいたい3GBで千円くらいの価格で提供されているので、一番加入している人が多いプランではないかと思われます。こうしたプランの内容では、高速クーポンを使い切った場合に低速に制限されることがほとんどです。その場合の速度は最大200kbpsというのが一般的です。携帯大手三社が同様なケースでかける規制速度が最大128kbpsであることと比べても、MVNOの方が低速では優遇されているとも言えます。

 

さらに、MVNOによっては効率的に高速クーポンを使うために、Webからだったり専用アプリがあったりするのですが、ユーザーが手動で高速と低速を切り替えられるところもあります。また、専用アプリでなくMVNOのウェブサイトから切り替えができるところもあるので、頻繁に高速と低速を切り換えて効率的に使いたい方は専用アプリのあるMVNOを選ぶのがおすすめです。

 

ただ、頻繁に高速と低速を切り替えているつもりでも、低速での使い勝手に慣れるに従って、せっかくの高速クーポンを余らせてしまうケースもあるので、あえて切り替えアプリのないMVNOで契約をして高速クーポンを使い切るようにする使い方もありでしょう。その時に不安になる点は、一体規制された200kbpsというスピードはどのくらいのものなのかという事です。その確認方法の一つとしてあるのが、Androidスマホ限定ですが「速度制限ブラウザ ノロマー」という無料で使用できるアプリがありますので、それで試してみて低速でも案外使えると思えば、200kbps規制も怖くなくなります。

2.3日間の通信量が規定を超えると規制がかかるパターン

1の規制というのは、高速クーポンを使えるMVNOではほぼ例外なくかかってくるものですが、これから説明する2の規制は、全てのMVNOで適用されるものではありません。この規制があるから悪くて、ないから良いMVNOだとも言い切れないところがあるのがこの3日間のデータ量による規制です。

 

こんな規制を行なう目的は、短い期間に大量のデータ通信をするヘビーユーザーの存在によって他のユーザーが影響を受けることが少しでもなくなるようにということもあるので、MVNO別の規制情報をしっかり把握して、普段使いの中で十分に利用できるかということを考えて契約すれば、後でこの規制があることがわかって愕然とすることもなくなるでしょう。

 

ただここで注意したいのは、一口に3日間のデータ量の制限と言っても、規制する条件に違いがあります。一番厳しいと感じるのは、高速クーポンを使っている時でも、低速を使っている時でも一緒の条件で規制をするケースです。こうした規制は割と良く使う人にとってはすぐに規制されることで敬遠しがちになりますが、その分ヘビーユーザーの流入を抑える効果があります。

 

次に、一番多いのが、高速クーポンを使っている時には規制を行なわず、低速で接続している場合のみに3日間の通信量で制限を行なうケースです。どのMVNOでも最大200kbpsで接続する中ですので、そこまで通信量が多くなることはないと思いますが、3日で366MBという規制が行なわれた場合、一日における通信量の目安は122MBとなるので、IP電話で長電話を繰り返したり、インターネットラジオを流し続けるようなことをすると規制にかかる可能性が出てきます。低速での利用でさらに規制が行なわれれば、その際の速度はさらに下がるので明らかに通常のスマホ使用に影響が出てくることが予想されます。特に低速になってもスマホを使いまくりたい方の場合は、この3日間の規制があるMVNOは避けた方が無難かも知れません。

 

ただ、ここまで厳しい規制を掛ける裏には、それだけ一人のユーザーでも低速で繋ぎっぱなしにするようなユーザーがいるということに他なりません。IP電話もネットラジオも、さらに低速でのアプリダウンロードやウィンドウズのアップデートなどを時間を掛けて行なうヘビーユーザーでもなければ規制される可能性は少ないでしょう。一部のMVNOでは3日間の規制を掛ける代わりに、安定した高速通信を提供しているところもあります。大量のデータを扱わなければ十分に実用的に使えるMVNOもありますので、自分の使い方によってはあえて3日間制限のある所を選んだ方がいいという事もあります。どのMVNOを選ぶかを迷った時は、このような規制に関する情報も事前によく調べる事も忘れないで下さい。


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