DTI SIM その6 専用アプリもプレフィックス番号もいらない5分かけ放題の衝撃

MVNOは携帯大手三社からデータ専用回線を借り受けて安く提供することはできても、通話回線自体を安く借りるというのは難しいという話を聞いたことがありました。そのおかげで携帯大手三社が横並びで実施している24時間通話定額および5分以内の通話定額についてMVNOがそのままの形で行なうことは不可能だと思っていたのですが、5分以内の通話に限ってはDTI SIMの「でんわかけ放題」オプションが登場し、その図式は崩れました。

今までも楽天モバイルやFREETELで5分定額ないし1分定額のかけ放題が行なわれていましたが、これらのサービスは目的の番号に掛けるためには電話番号の前に特定の番号を付けて掛けなければなりませんでした。これを「プレフィックス方式」の電話サービスといい、電話について専用線を用意し、NTTdocomo回線を使うよりも安く電話できることを利用して5分間の定額も行なわれていました。

ただ、こうしたNTTdocomo回線とは別の回線を使ったサービスを使うためには、専用アプリを使って発信しなければなりません。電話番号の前に本来は手動で入力しなければならない特定の番号をアプリが自動で入力してくれるからです。普通の通話については基本的に専用アプリを使っていればいいのですが、110番や119番、フリーダイヤルの0120など、専用アプリでは発信できない番号は存在します。実際につながらない場合には本来のNTT回線を使って掛けることのできるアプリから掛ければいいのですが、こういう使い分けというのは人によってはどちらのアプリを使った方がいいのかと混乱することがあります。

また、「楽天でんわ」では問題ないのですが、FREETELや他のプレフィックス方式の電話回線を使う場合、固定電話に番号が通知されないという問題が指摘されています。一般家庭によっては迷惑電話に対応するため、番号通知のない電話については着信しないような設定がされている場合があります。仕事などで電話をする場合は、番号通信されない電話から電話しても繋がらない場合があるというのはその仕事自体に支障を生じる恐れがあります。

そういう意味では今まではMVNOで5分定額の付いたサービスを選ぶ場合には楽天モバイル一択だったわけですが、今回出てきたDTI SIMの場合はNTTdocomo回線をそのまま使って5分定額を実現しているようなので、デフォルトの電話アプリだけでなく、いざとなればガラケーにSIMを入れてから直接掛けても5分定額の実現ができたり、緊急電話と通常電話も同じように発信できるということで、特に細かいことのわからないシニアに向けてはかなりニーズがあるオプションプランだと言えます。

ちなみに、高速クーポンの量の違いによる基本料金にオプション料金を合わせることで5分定額が実現できるのですのが、その内容は以下の通りです(価格は全て税別)。

・1GBプラン 1,200円(1,980円 定額オプション付 以下同じ)
・3GBプラン 1,490円(2,270円)
・5GBプラン 1,920円(2,700円)
・ネットつかい放題 2,900円(3,680円)

ちなみに、DTI SIMでは2016年6月30日までに3GBプランの契約をすると半年間基本料金が0円に、ネットつかい放題の契約では半年間980円引きの料金で試用できるキャンペーンを行なっています。キャンペーン期間に間に合う方はとりあえず3GBプランで契約しておけばオプションの780円(税抜)とユニバーサルサービス料のみで最大半年間試用できます(なお、音声通話プランは1年の契約期間前に解約すると解除料が発生するのでご注意下さい)。

携帯大手3社では横並びで5分以内の通話定額の基本料金は1,700円ですが、これにデータ通信料を加算すると高くなる仕組みになっています。しかし、DTI SIMの場合はキャリアメールこそ引き継げませんが、Gmailを使えばスマホで撮った写真をメールで送ることもできますし、LINEも普通にできます。

また、慣れてきてLINE通話を使えるようになれば友人や家族と長電話をしたい場合にはLINE電話を使い、仕事などの電話は5分以内に収まるように使い分ければ、消費税を含めても1GBプランで月2千円そこそこで使えるというのはすごい事です。主に電話を中心にコミュニケーションを取りたい方は多少先走っても使ってみるのが正解なのではないかという感じもします。また、この発表を受けてどこかのMVNOが追随するプランを出してくるのかということにも注目したいと思います。

DTI SIM


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