「IIJmio」その1 老舗のプロバイダーが提供するサービスの特徴とは

「IIJmio」というプロバイダーは古くからインターネット事業を行なっていたIIJが母体で、そのプロバイダーの個人向けサービスが「IIJmio」ということになっています。

MVNO事業に乗り出す前には、電話回線自体は提供しないものの、安い料金で個人が使えるモバイルアクセスポイントの提供を行ない、PHSを使ったダイヤルアップ方式のインターネット接続をする場合、格安でIIJmioのアクセスポイントを使うことができました。そういう意味では個人向けであってもしっかりしたプロバイダであったことは間違いありません。

その後、それまでのモバイルインターネットの主流であったPHSの息の根を止めるように、「b-mobile」が画期的な携帯電話用のSIMカードのみを売り出すという現在の格安SIMの販売を開始したわけですが、「b-mobile」と同じくらいの料金で、回線品質の高いプランを出すことで注目されたのが「IIJmio」だったのです。

月額1,000円前後の価格でも、通信品質において「IIJmio」はそこそこの値を叩き出していました。その後、様々なMVNO業者が出てきましたが、何よりも先んじて魅力的なプランを出し続けたのも「IIJmio」と言えるでしょう。

格安SIMの代名詞となった一契約千円程度のプランは「IIJmio」では「ミニマムスタートプラン」と呼びますが、最初こそ高速通信クーポンは1GB以下しかありませんでしたが、価格を据え置く代わりに高速通信の使える容量を徐々に増やしていき、現在3GBまで増やしたことで、他社の出す月額1,000円前後のプランの高速クーポンがことごとく3GBになったのも「IIJmio」が最初にやったからです。

さらにデータ容量の翌月までの繰り越しを実施し、高速と低速の切り替えをスマートフォン上でのアプリでできるようになったのも、大手では「IIJmio」が早めに行ない、他社がそうした流れに追随した形になっています。これにより、MVNOにおける新しいプランや画期的なサービスについてそうアンテナを張っていなくても、「IIJmio」に入っておけば自然と同額プランの中では他社に負けないプランを契約し続けることができるのかもしれません。

あとこれは、個人の感想によるところが大きい速度についての比較についても、「IIJmio」の満足度は全体的に高く、都市部での利用やお昼・夜間の利用については他の会社よりも速度低下が少ないのではないかという口コミをネット検索すれば多く見付けることができるでしょう。

もちろん、速度を計る時期によっては「IIJmio」より早く安定する回線はあるでしょうが、しばらくは高速を誇っていても、急にスピードが落ちて使い物にならなくなるようでは困ります。ここで確実に「IIJmio」の回線品質が素晴しいということは言えないものの、過去の実績を元にした信頼感が高いということになるでしょうか。

ただ、こうした速度についてあえて何点か指摘しておけることがあるとするならば、このようなことになるでしょう。「IIJmio」はドコモに直接借りている回線が多くあることで、自社のサービスだけでなく他の事業者に通信サービスを又貸ししている事業者であるということです。

実はここでも後で紹介するつもりですが、自前で回線を持たず、安定した回線を運営している業者から借りて格安SIMの事業を展開している業者も少なくなく、いわゆる「IIJmio」から回線を借りている系列の会社は結構あります。「IIJmio」はそうした複数の業者に回線を貸しながら回線の品質を維持しているのです。

さらに、「IIJmio」の通信制限の方法は、高速クーポンを使い切った場合や専用アプリで高速通信を使っていない時、低速時の利用について行なわれます。この場合、最大200kbpsという速度になりますが、この通信でずっとインターネットラジオを聞いていたり、大き目のファイルを時間をかけてダウンロードするなどして3日間の合計が300万パケット(約366MB)を超えてしまった場合、低速時のスピードがさらに規制される場合があります。

これはごく一般的な規制ではありますが、ユーザーからするとこの規制に引っかかり、200kbpsからさらに規制されるのは切ないものです。ただ逆に言うと、こうした規制があるからこそ、ヘビーユーザーを集めずに高速通信でも速度が下がらない傾向にあるとも言えるわけです。

MVNOにはどうしても時間と場所によってはカタログ上のスピードが十分に出ない場合がどこの業者を選んでも出てくる可能性は拭えません。そんな中、とりあえず無難な格安SIMが欲しいという場合には、「IIJmio」は良い選択になるでしょう。系列で「IIJmio」と同じ回線を使っているところでもそう変化はないと思われますが、やはり本家と借り手とでは将来的な事を考えると、借り手の方で契約を更新せず別の業者と新たに契約を結ぶこともあるかも知れませんし、何かあった時の安心感が違います。ここまで紹介してきたことに十分納得できるなら、最初の格安SIMとしてもお勧めすることができます。



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