「IIJmio」その7 2016年10月1日よりau 4G LTE回線を使えるプラン提供開始

今まではMVNOと言えばドコモの回線を使っているところがほとんどで、auやソフトバンクが使えるMVNOというのはあくまで例外的に行なっているものという認識があった方もいるかも知れません。

しかしMVNO大手のIIJmioが2016年10月1日からサービスを始めるのが、「IIJmioモバイルサービス タイプA」で、auの4G LTE回線が使えるSIMカードを今までのドコモ回線を使ったものと併売することになりました。

内容的には、既にauのMVNOを提供してきたUQモバイルやmineoと同じですが、低速時の制限についてはIIJmioが提供しているドコモ回線の制限である3日間で366MB以上使った場合にさらにスピード制限はそのままau回線でも適用されますのでご注意下さい。

さらにauの4G LTE回線を使う場合の料金の特徴として、ドコモ回線の場合にSMSを利用したい場合には月額を増やしてSMSオプション付きのプランに入らなければなりませんが、auの場合は単なるデータ通信のみのカードでもオプション料金がかからずにSMSが使える仕様になっていますので、安くSMSを使いたい場合には有利な面があります。

ただ、音声通話の場合にはVoLTE対応のスマホでないと音声通話ができません(データ通信プランなら従来の4Gスマホは使えます)。最近ではauの電波でも使えるSIMフリーのスマホもありますが、auのスマホやガラホをMVNOで使う場合にはauでSIMロック解除の手続きが必要になりますので、その点も理解の上加入を検討するべきでしょう。

また、4G LTE対応とうたっているように、3Gでの通信はできませんので、現状でのエリアの関係で使えない所が出てくる可能性があります。もっとも、auの方針としては将来的には全ての通信を4Gで行なうことを目指しているという話も伝え聞こえており、普通に使う分にはそれほど問題は起きていないので、どうしても3Gも使いたいと思うのでなければ十分に使えるのではないでしょうか。

先行するUQモバイルやmineoに対するアドバンテージについては、先に発表した3分ないし5分以内の通話を定額にするオプション契約がこのプランでも使えるので、プレフィックス電話にはなりますが、auの回線やスマホを使ってMVNOから通話定額ができる唯一のMVNOということになります。そしてもう一つのポイントが、IIJmioのホームページに書かれている以下の内容についてです。

同一プラン内で複数のSIMを利用する場合に、タイプD/タイプAを混在させたり、両タイプ間で高速データ通信量をシェアすることも可能になります。

例えば、一番安いミニマムスタートプランの場合、高速クーポンが3GBまでのデータ専用プランが900円(税抜 以下同じ)、音声プランが1,600円になりますが、追加でもう一枚SIMカードを一枚月額400円で増やせます。データプラン2枚の場合1,300円でドコモとauのキャリアが違ったSIMを持て、さらに高速クーポンもキャリアが違ってもその3GBの中でシェアして使うことができるようになります。

たまたま家族で持っていたスマホがドコモとauの違うキャリアだった場合でもそれらの端末を生かす形でスムーズに使えるようになりますし、一人で使う場合でも一つのキャリアでなく複数のキャリアのSIMカードを持つことによってエリアの穴を減らしたいと思っている方には、より安い価格で両方のSIMカードを持つことができるので、メリットは有ります。

最近では複数のキャリアに対応し、さらに2枚のSIMカードを切り替えて使えるモバイルルーターMR04LNもありますので、IIJmioで契約したキャリアの違うSIMカードを切り替えながら使うというのも面白いかも知れません。

もっと言うと、ドコモ回線をガラケーの中に入れて通話専用にし3分ないし5分以内の通話を定額にし(その場合、プレフィックス番号を登録して発信する都度確認する必要は出てきますが)、auの回線はデータ専用プランにしてスマホやモバイルルーターに入れて使っても料金は2枚別々のSIMカードを契約するよりかからず、高速クーポンはスマホだけで使えるようになり、2台で用途を分けることができます。まさかのMVNOのみによるガラケーとスマホの2台持ちというパターンも作ることができるのです。

このように、同プランの複数枚SIMの中でキャリアを変えられる事により、さらなるMVNO活用の可能性が広がることが考えられます。今のところソフトバンクのMVNOについてはこのような形で自由に使えるようにはなっていないのが残念ですが、今後は3つのキャリアを全て網羅するMVNOが現れて、プランをまとめることでユーザーを囲い込むことも起こってくるのかも知れません。今後のIIJmioの動向には要注目ではないでしょうか。


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