格安SIMで災害用各種サービスを使うためには

熊本を震源とする一連の大地震で被災された方には、心からお見舞いを申し上げます。携帯大手三社の電話がつながらなかったり、固定電話やインターネットが使えないような場所が出ているようですが、これを書いている時点で、携帯三社がスマホユーザーにのみ提供しているWi-Fiサービスを無料にて開放しているそうですので、明らかにdocomo,au,softbankの生きているアクセスポイントを見付けたら、MVNOの格安SIMしか契約していなくても使える可能性がありますので、好意によって用意されたWi-Fiを使って外部への連絡を試みて下さい。

このブログでは総合的に格安SIMを効果的に使う方法についてつきつめていきたいと思っていますので、こんな時で恐縮ではありますが、一部の通信会社の通話およびインターネットが使えない場合の家族や友人への連絡を取る対策として、格安SIMしか持っていない場合についてどうすればいいのかを考えてみます。

まず、災害対策として問題になるのが、大手3社と契約している人たちが使えるサービスがあるということです。まずは緊急地震速報を大きな音で知らせるサービスは、各携帯電話会社独自のサービスで、例えばドコモならドコモの白ロムにMVNOの格安SIMを入れていれば使えるのですが、日本の携帯会社と関係のないSIMフリー機で使う場合は緊急情報が受信されないのです。

その場合の対策としてあるのは、全てのスマートフォンで使える緊急情報受信アプリを入れることです。具体的には「Yahoo!防災速報」を入れることでほとんどの災害における情報はリアルタイムに入手できますので、SIMフリーのスマホで格安SIMを使っている場合は、まずはこのアプリをアプリストアで検索した上でインストールしておきましょう。

次に、災害が起きた後、家族や友人の安否を知りたかったり、自分が無事だと知らせたい場合、携帯三社の場合はそれぞれ「災害伝言板」が用意されているのですが、MVNOの場合にはそうした用意はありません。しかし、インターネットに接続し、ブラウザを使えるならば、自分が今どこに避難していて健康状態はどうなのかという安否情報を検索してもらえる災害伝言板に登録することができます。

(ケース1 電話番号をキーワードにする場合)
・web171に情報を登録する
https://www.web171.jp/web171app/topRedirect.do

携帯大手3社の方が利用できる災害用の伝言板はMVNO利用者は使えませんが、NTT東日本とNTT西日本が運営する「web171」は、各社の伝言板の情報を統合して利用可能です。大手3社のサービスから「web171」で入手した情報にアクセスできるので、同じ会社内でまとめていなくても相互に安否情報を共用できるようになっています。家族間で実家の番号をキーワードにするなど、利用する方が共通の一つの電話番号を知っている場合は、ここから伝言ボックスを作っておくといいでしょう。詳しい使い方や入力のしかたについては上記リンクから確かめてみて下さい。

(ケース2 個人名をキーワードにする場合)
・Google パーソンファインダー
https://www.google.org/personfinder/japan

友人同士での安否確認や、とっさのことで共通の電話番号を打ち合わせていないような場合は、氏名だけでも登録できるGoogle パーソンファインダーに登録しておくことをおすすめします。また、避難所で家族とはぐれたなどして連絡を希望している人がいたら、本人の代わりに登録することもできます。東日本大震災の時にははぐれた家族を探していくつもの避難所を回る人もいましたが、このGoogle パーソンファインダーで避難所にいる人のリストを集めることができれば、ネット検索により探している人がどこにいるかがわかります。

ちなみに、web171で入力した情報とGoogle パーソンファインダーで入力した情報のどちらも一つのサイトでまとめて検索することができます。それが「J-anpi」という名前でも電話番号でも検索できるサービスです。

http://anpi.jp/top

こちらからサイトにアクセスし、名前か電話番号で検索すると、入力済の情報が出てきます。被災地以外の人が現地で罹災したかも知れない人の安否を探す場合は、まずこのサイトにアクセスする習慣を付けておけば(当然災害伝言板のサービスが一般化することが大事ですが)、ネットの混雑のうち人の安否についての情報はまとめて調べられます。

こうして見ていくと、災害時に利用する各種サービスもMVNOの格安SIMだからと言ってひけを取らないどころか、大手3社のサービスをまとめて見ることができる分すぐれている点があるとも言えます。災害時には通信自体がつながりにくかったりすることはありますが、最初に紹介した無料提供されたWi-Fiスポットも併用しながら活用してみて下さい。


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