格安SIMと格安スマホでラジオを楽しむ その2 主な国内ラジオの聴き方・おすすめ

最初にお断りしておきますが、ここで紹介するインターネットラジオ用アプリは、ごくごく一般的なラジオ放送聴取用ということで、濃い情報をお求めの方にとっては多少物足りない所があるかも知れません。基本的には各地域のコミュニティFM局を除き、FM・AMおよび、短波放送が聴ける2つのアプリについて紹介します。

まず、民放ラジオを聞くために生まれたのが「Radiko」です。全国の民放の中にはこの「Radiko」に参加していない放送局もあるものの(参加していない放送局はインターネットで聞くことはできません)、ほぼ全国の民放を網羅しています。パソコンからも聞けますが、スマホ用に専用のアプリを用意しているので、利用するにはアプリをインストールして起動するだけでその場所で聞ける放送局を選んで再生するだけという簡単なやり方で流れているラジオ放送と同じものがコマーシャルを含んで聞けます。

基本的に聞けるのは、自分のいる場所がサービスエリアになっている放送局のみなので、東京にいる方が大阪の放送局の放送を聞くことはできません。ただ、そうしたエリアを外したラジオ放送を聞きたいというニーズに応えるために、月額有料の「Radiko.jpプレミアムサービス」があります。月額350円てプレミアム登録をすることで、ほぼ全国の民放ラジオをネット経由で聞くことができるようになります。

学校や就職の関係で地方から都会へ出てきたものの、地元の民放ラジオを聞きたいという人にとっては十分に使えるサービスです。特にスマホでradikoを使う時にはずっと移動をしていても同じ放送局を聞き続けられるというメリットもあります。無料で聞けるradikoは、GPSによる位置判定やSIMカードによってきっちりとその場所でしか聞けないようになってしまっているので、例えば長距離トラックで全国縦断する機会が多い場合には意外と使えるサービスです。

また、意外とおすすめだと思うのが、radiko無料会員でも全国どこでも同じ放送を楽しめる、普段はほとんどの人が聞いたことがないと思われる短波の民放「ラジオNIKKEI」です。

「ラジオNIKKEI」とは昔の「日本短波放送」「ラジオたんぱ」から名称が変わったもので、日本国内を聴取エリアに持ち、競馬中継や株式市況の放送をしている局という印象が強い方もおられるのではないでしょうか。その後、海外の短波放送を聞けるラジオを日本のメーカーが出した時代にはいわゆるアイドル的な女性アナウンサーがパーソナリティを務めた番組が人気を博しましたが、短波放送のブームが終焉する中で短波放送を聞けるラジオが少なくなったこともあり、リスナーが減ったのは仕方のないことだったでしょう。

今でも短波放送を聞けるラジオの数は少ないのですが、地元局の放送装置が被害を受けたケースも考えると、今後発売される防災ラジオにはぜひラジオNIKKEIが聞けるようにしていただきたいところなのですが、ポータブルラジオに付いているロッドアンテナだけでは必ずしもクリアに聞けないという問題も合わせ持っています。だからこそ、ラジオNIKKEIはradikoを含めたインターネットによるラジオ放送のストリーミング再生に活路を見い出しているように思います。

ラジオNIKKEIの番組を見ていくと、昔通りの競馬中継や株式市況の番組もあるものの、注目すべきは音楽番組の多さです。アイドルや声優の番組というようなものだけでなく、夜にはジャズをしっとりと聴かせる番組もあります。さらに特筆すべきは沖縄の琉球放送で月曜から金曜まで放送されている「民謡で今日拝なびら」という、全て沖縄方言での音楽バラエティをその日の夕方に放送するなど、他の放送局では聞けず、さらに音楽配信サービスでもなかなか聞けない番組があったりします。興味のある方はradikoの番組表からその日の番組を調べてみることをおすすめします。

ここまで紹介してきたradikoは民放ラジオ用のアプリですが、NHKラジオを聞くのには別にNHKが用意したアプリ「らじる★らじる」という別アプリがあります。こちらのアプリは全国どこでも同じ内容が聞けますが、その中でも「仙台」「東京」「名古屋」「大阪」の放送局を切り替えて聞くことができるのは前回紹介した通りですが、「radiko」のような地域判定をしてその都度聞ける放送局が変わるということはありませんので、NHKで十分というなら例えば電車旅でずっとスポーツ中継を聞き続けたいというような場合は、ラジオで聞こうとするよりもずっとスマートで安定して聞けます。

また、番組自体の特徴として、「第一」「第二」「FM」と3波もあり、なかなか民放では放送されず、ソフト化もされていないプログラムが組まれることもあります。特に多くの人がほとんど聞く機会がないと思われる第二放送での語学番組は充実していますし、気象庁発表の「気象通報」は自分で天気図を書く時に役立ちます。「朗読」は、テキストも要らず古今東西の名作を耳で楽しむことができます。新聞のラジオ欄にも注目して、お好みのラジオ番組を探すと新たな発見が出てくるかも知れません。

ここまで紹介したアプリによるラジオ放送を十分に楽しむためには、やはりデータ量による通信規制を気にするようなSIMを使っていると、なかなか気になってしまって心の底から楽しめなくなってしまいます。今まで、それほどデータ通信を使わずに、どのMVNOでも同じだと思っていた方も、ラジオをスマホで聞くようになることでその意識が変わるのではないかと思います。今回紹介した内容に興味が出ましたら、改めてご自身の契約しているMVNOの内容を見直してみるのもいいのではないでしょうか。


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