「OCN モバイル ONE」その10 トラフィックコントロールで変わること

大手キャリアからMVNOへ移った方が戸惑うのが、回線の品質がお昼や夜間など、多くのユーザーが通信に集中する時間帯に混雑してそれ以外の時間には出ていたスピードが出なくなり、画面表示が遅くなったり音楽が途中で止まったりすることでしょう。

この件については、MVNOはあくまで大手キャリアから一部の帯域を借りて運用しているので、狭い帯域に多くの人が接続しようとして集まれば停滞するのは当り前であるという考えが一般的でした。つまり、お昼や夜の時間は多少遅くなるが、それがMVNOの安さのカラクリだという考え方です。しかし最近ではそんなMVNOの中でも何とかして安くて品質の良い回線を提供しようとする努力がされています。

今回OCN モバイル ONEがニュースリリースで発表した2017年5月から行なうという「トラフィックコントロール装置」の導入というのは、何とか帯域のムダをなくしてスムーズな接続を目指そうとするものです。

あくまでこれはOCN モバイル ONEのニュースリリースの中の言葉ですが、「昼休みなどの通信速度を最大3倍、コンテンツ表示に要する時間を最大80%短縮」とうたっています。これだけではよくわかりませんが、要は今まではページに接続した際に多くのユーザーが帯域を使っていた場合、やみくもに一定時間応答のない場合にパケットを何度も再送することによりさらに混雑がひどくなり、結果として一気にスピードが落ちていたものを、回線の状況に応じて上手にコントロールし、データで溢れかえって止まるような事を避け、データ送受信もスムーズに出来るようになるということです。

これは、道路で言えば人が偏った誘導で渋滞を長く伸ばしてしまっていたものを、渋滞から離れているような所から信号やスピードを規制することで車が溢れることを抑えるような感じで考えればいいのではないでしょうか。

ただし、OCN モバイル ONEが「最大」という表示にしているように、全ての激遅時間帯をスムーズにできるということではなく、とにかく効率的に動けるように誘導することを目指したもので、一気に混雑時のスピードが激的に変わるものではないかも知れません。その点は十分に理解した上で使えば、今までちょっと表示が遅いなと思っていたところでスムーズに表示してくれるような状況に合うことができれば、その効果を感じることもできるでしょう。

OCN モバイル ONEは低速時でも初速だけは高速になる「バースト転送機能」や、回線自体の増強などを行なっている上で低速での通信を規制なく提供してくれる、アプリで聴くラジオ、「radiko」や「らじる★らじる」、各音楽ストリーミングサービスの利用者には嬉しい事業者であったのですが、今回のトラフィックコントロール装置導入で、昼間の利用者が集中するような時間でも途中で止まることなくサービスが利用できるように期待したいですね。




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