「OCN モバイル ONE」その4 音声対応SIMの特色についてのおさらい

ここまでこの「OCN モバイル ONE」について書かせていただいたことは、データ専用プランの中味についてのことでした。少し前まではそれだけで良かったのですが、このエントリーを書いている現在、データ通信だけでなく070 080 090から始まる携帯電話の番号を発行して電話もできる音声通話プランも各社やり出しています。

ただし、携帯大手三社の通話プランと比べると選べる通話プランは一つしかないので注意が必要です。ちなみにこれは、今のところ例外を除いてはどこのMVNOでも横並びの状況です。具体的には、

・無料通話なし
・通話料金は30秒20円で固定(税抜き)
・今使っている番号をそのまま使えるMNPが可能

といったところです。通話はほとんど使わず、待ち受けだけという方ならデータ通信の最安プランと合わせると月額1,600円(税抜き)で使えるリーズナブルさは魅力的です。今後もし、大手三社と同じような通話定額オプションが付いた商品が出てくれば私も切り替えしたいほどです。

また、NTTドコモから回線を借りている関係で、昔のアナログ携帯電話のエリアである「FOMAプラスエリア」が使えるので、他の2社と比べてもサービスエリアが広いという電話としての使い勝手に優れた特徴も併せ持っています。ただ、これだけだと他のドコモ系列のMVNOと同じですが、「OCN モバイル ONE」の場合はこれに付加価値が付くのがポイントです。

まず、通話料金の高さを是正し、同じ「OCN モバイル ONE」の音声対応SIMを使っている人同士のメリットになりそうなのが、発売元のエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズが以前からスマートフォン向けにサービスを展開していたIP電話「050 plus」の月額料金300円(税抜き)がサービスで追加料金なしに使えるということです。

こちらは携帯電話の回線を使うのではなく、インターネット回線を使い、専用アプリをスマートフォンにダウンロードして使うことになりますが、050から始まる電話番号がもらえ、通話料は固定電話なら3分8円(税抜き)、携帯電話でも1分16円(税抜き)と格安です。さらに、同じ050 plusユーザーとの通話や、固定電話でもOCN系列のIP電話(050で始まるもの)に掛ける場合には通話料がかかりません。回線品質はLINE電話より上ですし、「OCN モバイル ONE」の低速でも通話は可能ですが、「050 plus」を利用する場合は「OCN モバイル ONE」の仕様で、カウントフリー機能というものがあります。

これは、高速で「050plus」を使っても高速クーポンにカウントしないという機能なので、あえて低速に切り替えずに「050plus」を使い続けても高速クーポンは減りません。これで、他社の格安SIMで「050plus」を使う場合よりも安定して利用することができるようになっています。

この050 plusのアプリを使った通話というのは、インターネット回線さえあれば使えるので、例えば海外へ行ってスマートフォンをWi-Fiに接続できる場所から国内の同じく050 plusアプリを入れたスマートフォンへの通話も0円でできることになります。もちろん国内でもネットにつながってさえいれば大丈夫で、使い方によっては相当使えるサービスです。

また、もちろん相手の携帯電話に直接メッセージのやり取りができるショートメール(SMS)の送受信も可能です。ここでも「OCN モバイル ONE」独自のメリットとして月ごとのSMSの国内での送信料が5回まで0円でできます(それ以降は送信一通3円(税抜き))となります。受信は無料)。

携帯電話のサービスの中で、基本料金でできることは最低限で、留守番電話サービスが有料というディメリットは存在しますが、同時に0円で入ることのできるIP電話、050 plusには無料で留守番電話のサービスが付いています。そこで一工夫することによって追加料金を支払うことなく留守番電話を使える技があります。

というのも、090の番号にかかってくる電話を受けたくない時は、無料で設定できる着信転送を利用し、転送先を自分の持っている050から始まる番号にしておきます。それと同時に050 plusの方の留守番電話を起動させることで、090番号に掛かってきた電話を転送させることで050 plusの留守番電話の方に用件を録音してもらえますし、吹きこまれたデータは音声ファイルとして指定されたメールアドレスに送ることができるので、こちらから電話してメッセージを聞かなくてもメールの添付ファイルを開けば内容を確認できるようになるのです。

このように、日常の通話が050番号で問題ないと思えたら、そちらの方をメインに使った方がさらに通信費を抑えられます。家族で複数のSIMカードを持つような場合でも、連絡は050 plusアプリからということに徹底しておけば、家族間の通話はいつでも0円となり、その点でも節約になります。

ちなみに「OCN モバイル ONE」では、データ通信用SIMに050 plusがセットになったパッケージを、050 plusの料金を月額150円(税抜き)に割り引く形で販売しています。050番号だけでも大丈夫なら、こうした商品も購入候補に入ってくるでしょう。

ここまで紹介してきているように、音声対応プランでも付加価値メリットの多い「OCN モバイル ONE」は、MNPで乗り換えをする際には他のMVNOの中でもまず導入候補として考えてもいいだけのクオリティを持っていると言えます。こうした通話機能の他にデータ通信の種類を選ぶわけですが、最安の1,600円(税抜き)コースでもそこそこ使えるものになるのがいいですね。後はデータプランに書いたことも合わせてお読みになり、あなたに一番合ったプランを決めるようにしましょう。




スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。