ソフトバンク版 スマホ電話SIM for iPhone の特徴

前回紹介してから少し間が空きましたが、ようやくソフトバンクでiPhoneを使っていたユーザーがSMSと通話も含めてできるMVNOのプランが日本通信から出てきました。2017年8月16日から発売開始というプランについて、ここではその内容について紹介します。

利用料金は090や080、そして070から始まる電話番号が付き、さらにIP電話でプレフィックス番号を付けて通話するタイプの「b-mobile電話」を使えば5分までの通話が定額になった上での価格で(5分超過後の追加料金は10円/30秒です)、もちろんSMSの送受信も可能です(国内送信は有料)。通話オプション込みということと、今から紹介するもの以外選べないプラン契約ではありますが、本家のソフトバンクを離れても同じソフトバンク回線が使え、さらに通話を定額であるという点で興味を持たれる方も少なくないと思います。

利用できる端末はiPhoneだけというのはデータ専用SIMの時と同じで、プロファイルの設定が必要になりますがSIMロック解除は必要ないので、中古ショップやオークションなどで安価に入手したソフトバンクのiPhoneを流用することができます。使えるiPhoneの機種は以下の通りです。ちなみに用意されるSIMカードのサイズは「nanoSIM」です。

・iPhone 7 iPhone 7 Plus
・iPhone SE
・iPhone 6s iPhone 6s Plus  iPhone 6 iPhone 6 Plus
・iPhone 5c iPhone 5s iPhone 5

ただ残念なことにテザリングは利用できませんので、パソコンやタブレットと一緒にモバイルルーターとして使いたいと思われている方はご注意下さい。それと、MVNOのSIMであることから、ソフトバンクが独自に提供しているサービスもこのSIMでは利用できなくなりますので、特にソフトバンクの更新月を機にこのサービスに切り替えようとしている方はキャリアメールが使えなくなることも同時に注意しつつ、電話番号をそのまま引き継ぎできたら、SMSでメール変更の連絡をされる事をおすすめします。

さて、このプランの料金については速度無制限のデータ通信の利用量によって月額が変わるという方式になっています。高速として毎月使える容量は5GB/月までで、月の中で容量を越えた場合は最大200kbpsに制限を受けます。さらにユーザー同士の公平性を保つため、低速制限された後に連続する3日間でデータ通信量が360MBを越えてしまった場合には更なる制限がかかるということなので、radikoや音楽ストリーミングサービスを使い続けていると影響が出てくるかも知れません。料金の具体的な内容は以下の通りです(以下の価格は全て税抜き価格です)。

・1GBまで 2,450円
・2GBまで 2,800円
・3GBまで 3,150円
・4GBまで 3,500円
・5GBまで 3,850円

データ通信を使った分だけ料金が上がり、この額に通話料が上乗せされるという仕組みです。一応このデータ通信は速度制限は「なし」とされていますが、MVNOの場合はその中でも条件がありますので、その点も見落しがないようにしましょう。

公式ベージでは「ファイル交換(P2P)アプリケーション等」を利用される場合に制限をかける可能性や、大容量のダウンロード・ストリーミングでの連続通信については、時間帯によって制限がかかるということなので、radikoのようなアプリは高速通信中でも時間によって聞けなくなるかも知れませんので、使い方に工夫が必要でしょう。

個人的に思うのは、主にiPhoneを使った電話をこのSIMで行ない、毎月のデータ通信利用量はできる限り1GB未満に抑えて、データ通信を使いたい場合にはドコモやau回線のMVNOの中から好きなSIMを契約し、それをタブレットの中にでも入れて通常のデータ通信はそちらに任せるというのも一つの手だということです。

このプランには最初から5分定額の利用料が入っているということで、データ通信用に使うというよりも、通話にもそこそこ使いたいという方が選ぶ可能性が高いと思います。さらにテザリングができないということもあるので、このプランの最安値である月1GBまでの利用料に月千円前後の低速通信時に無制限で使えるSIMを合わせ、iPhoneでのネット利用はWeb閲覧やSNS程度にとどめ、2枚のSIMを契約し月3,500円前後でiPhoneと実用的なAndroidタブレットの組み合わせで使うというもありでしょう。

あと、このプランの最大の特徴は2017年8月現在での公式ページの表記によると、

「最低利用期間と解約金はございません。」

とのことです。音声通話が付いて、さらにソフトバンク回線ということを考えると、ソフトバンクでiPhoneを契約していて、更新月が来た時にこのプランで利用しつつ、新たにドコモやauへ移ろうかどうしようか迷っているような場合には最適なプランであるとも言えるでしょう。

iPhoneでb-mobile


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BIGLOBE SIM その8 エンタメフリープランで「U-NEXT」利用可能に

動画メインのMVNO SIMを考える時、一つの考え方としてBIGLOBEのエンタメフリーオプションが対応しているサービスを使うというものがあります。自宅の光インターネットで見るより画質は劣るものの、ちょっとした時間に見ることもできますし、旅行の際に暇つぶしには最高ということにもなります。

今回、新たな「エンタメフリーオプション」の対応サービスに「U-NEXT」が追加されました。すでに入っている人にとっては朗報ではないでしょうか。ここでは改めて「U-NEXT」のサービスについて紹介しながら、改めての「エンタメフリープラン」の魅力について考えてみたいと思います。

まず、大いに気になるところだろうと思いますが、利用するための料金をまず紹介します。月額1,990円(税別 以下の表記も同じ)ということで、他の有料動画コンテンツを提供するサービスと比べて倍くらいの料金設定になっています。

さらに、配信本数120,000本以上の中での追加料金なしで見られる動画の数というのは50,000本以上となっており、半数以上さらに追加料金のかかる有料コンテンツ(最新作のレンタルが主)ということになります。

これは、できるだけお金を掛けてまでエンタメ作品を見るつもりはないという人には厳しい内容になっていますが、実は基本料金の中には、およそ70,000本以上ある有料コンテンツを利用するためのポイントが1200ポイント含まれており、テレビ番組のオンデマンドを早く見たい方や、見放題といっても古い作品しかないと嘆いている方にとっては有難い仕様になっています。ちなみに、有料作品が一本あたりどのくらいのポイントで見られるかということで、参考までに他サイトから仕入れてきたジャンルによる一本あたりの使用ポイントを紹介します。

・映画全般 432~540
・ドラマ全般 324
・アニメ 216

現代はテレビのネットの関係で地方には興味あるテレビ東京系のドラマなどがリアルタイムで見られないというような不満もあったり、最新映画がレンタル開始になってもなかなかショップに行けないとか返すのが面倒くさいとかいう方も少なくないと思いますが、U-NEXTに限らずこうした動画視聴のサービスというのはその隙間をうまくついたサービスだと思います。

すでにDVDショップをかなりの頻度で利用していて、上記ジャンルのレンタル回数が月間合計で1,200ポイント前後で収まりそうなら、あくまで自分のお好みの作品が無料有料の中に網羅されているかという点も問題になりますが、ご自身の用途にピッタリハマる方もいるのではないでしょうか。

他のU-NEXTについての情報としては雑誌読み放題や電子書籍の扱いがある(一部ポイント制)ことと、アカウントは本アカウントと別に3つまで(合計4つ)取れるので、大型テレビ(Chromecast)にパソコン、スマホとタブレットというようにアカウントを分けても同時視聴が可能という点もあります。

ちなみに、他の動画サービスと同じように初めての申し込みでは31日間の無料トライアルの制度があるため、すでにBiglobeのSIMでエンタメフリープランに入っている方は、試すだけ試してみるというのも良いのではないかと思います。

今後の動画コンテンツを提供するサービスは、こうして見ていくとやはり「エンタメフリープラン」への対応があるかないかで利用者の獲得という意味でも変わってくるのではないかという気がします。今まではスピードの早い自宅のインターネットを使ってダウンロードをしたものを外出先で見るという形で提案していたものが、外出先でもダウンロード入らずですぐ見られるということになると、ダウンロードのための手間が無くなるわけですから、U-NEXTを含めたエンタメフリープランに対応したサービスと、そうでないサービスとの間で契約者の移動が起こるのかどうか、興味深く今後も状況を追っていきたいと思っています。

U-NEXT



TONE モバイル その8 富士通製の新機種「m17」で魅力もアップ

TONE モバイルというMVNOは他の事業者と比べると少々営業形態が違い、TONE モバイル専用にチューンアップされたスマホとの同時購入が必須になります。こうした事はなるべく安く、さらに既に持っているスマホにSIMカードだけ差して使いたいという方には適しませんが、基本料金が1,000円/月と安く、さらにお子さんやお年寄りに使いやすいスマホを提供しているという点は、全く何もない状態からスマホを始めたいという方にとっては有難く、アフターサービスも充実しています。

そんな中、iPhoneでなくても、スマホに防水やワンセグ機能が欲しいという場合には、サービスに興味はあってもTONE モバイルは契約できないと思って敬遠していた方も少なくないと思うのですが、2017年8月1日新発売される新しい専用スマホ「m17」は国内メーカーの富士通のスマホで、既に出ている同社のSIMフリースマホ「Arrows M04」のようにおサイフケータイ・ワンセグ・防水でハンドソープで洗えるという過去最高のスペックを誇ります。
さらに耐衝撃性も売りにしており、落としても割れにくいガラスや背面塗装で衝撃に強い本体を実現しているとのことです。もちろんTONE モバイル自体のサービスも使えますから、今後家族で持ち続けるにしてもしばらくはこれ一つで普通に使うなら不自由を感じることはないでしょう。

なお、端末の価格は税抜価格で34,800円と、「Arrows M04」と同じくらいですが、こちらは専売のスマホなので価格のディスカウントはさらに新たなスマホの販売がTONE モバイルからなければ、定価のままで購入ということになると思います。ということは、何らかのキャンペーンがらみで狙うのでなければ、早めに購入して使い込むような形がいいのではないかと思います。

最初にも書きましたがこのTONE モバイルのサービスは独特です。標準で音声通話の番号は取れない代わりに(オプションで090から始まる番号を取得できます)050から始まるIP電話の番号がもらえ、サービスセンターへの問い合わせや他の人との通話はIP電話を使って行ないます。

また、データ通信速度は基本料金が月額1,000円の格安にも関わらず、500kbpsから600kbpsの中速での通信が可能です。同じような速度のWonderlinkのSIMを使っている私の実感からすると、ネットラジオを始めとする音楽ストリーミングのサービスを流し続けても途切れることなく聴けるレベルです。

ただ、YouTubeやAbema TVのような動画配信サービスについては、ネット検索をすると低画質では使えるという記載のあるページを見付けることができますが、TONEモバイルの発表では、スピードは確保されていても動画視聴やアプリのダウンロードをするためには標準コースのままではできず、有料にて高速クーポンを購入しないとできないという風に発表されているという記載もあり、情報が錯綜しています。元々TONEモバイルはハードに動画を見ようという方が使うようなところではないので、あまり心配しなくてもいいかも知れませんが、動画を本格的に見たいというような場合は他のMVNOを検討した方がいいように思います。

今までも安く中速のデータSIMを持つならTONE モバイルという流れはあったように思いますが、動画を見るような使い方をしないなら十分にキビキビ動く中速を確保しているため、今回の新機種の発表で改めてTONE モバイルのポテンシャルの高さを感じる人が出てくるのではないでしょうか。

してみると、ガラケーとの2台持ちで持てば使い方によってはデータ回りの事は全てこのスマホだけで済んでしまうでしょうし、一台のみでも何とかなるレベルになるでしょう。特におサイフケータイをTONE モバイルで使いたかったという人にとっては朗報です。TONE モバイルのターゲットである小さなお子さんやシニア層の方だけでなく、広く中速で色々使えるスマホとデータ通信サービスを利用したい方は検討に値する一台だと思います。




LINE モバイル その5「LINE MUSICオプション」が登場

LINEモバイルの自社サービスである「LINE MUSIC」について、ついに本家LINEモバイルとのセットできるオプションが出てきました。このプランは、LINEモバイルのプランの中での最安値である「LINEフリープラン」のデータSIMとのセットこそできませんが、各種SNSがカウントフリーで使える「コミュニケーションフリープラン」ならセットすることができます。

この「LINE MUSICオプション」は月額750円(税抜価格 以下同様)と、通常のケースで利用する場合の月額889円の無制限利用月額より安くなっています。今までは「MUSIC+プラン」というものがあり、高速クーポンの利用プランにより価格が決まっていましたが、その金額とは別に「LINE MUSIC」の正規の利用クーポンを別に購入する必要があり、カウントフリーでLINE MUSICを使えるメリットはあるものの、他社のカウントフリープランと比べると必ずしも安いとは言えない状況であったので、今回の発表で改めてLINE MUSICを使ってみたいと思う方もいるのではないでしょうか。

LINEモバイル申込と同時に「LINE MUSICオプション」を契約する場合には最初の2ヶ月間は基本料無料、その後の4ヶ月間(通算すると3ヶ月目から6ヶ月目)は月額500円と安い価格で利用した上で、7ヶ月目から正規の価格750円/月になるキャンペーンも合わせて行なわれるということです。

ですから、今まで「LINEフリープラン」のデータSIMを契約していた方がLINE MUSICを心ゆくまで使いたいような場合には、いったん解約をして「コミュニケーションフリープラン」に入り直さないといけない代わりに、キャンペーンの割引を使ってある程度は初期手数料分を回収できるというようなイメージになります。

ただし、オプション付加可能なプランに入っている既契約者がLINE MUSICオプションにマイページから加入する場合、2017年7月18日~8月31日までのキャンペーン期間内に手続きをすることができれば、2ヶ月無料+4ヶ月500円という新規加入時と同じキャンペーン料金が適用になります。

いわゆる音楽聴き放題サービスというのは多くのサービスは月額1,000円弱くらいになっています。Spotifyには無料プランがありますが、その代わりラジオのようにCMを聞きながら、ランダムにしか聴けないという不自由さがあります。

また、U-NEXTの「スマホでUSEN」の音楽サービスは月額490円と安いものの、常に流れている放送を聞くというそれこそ昔ながらの有線放送を流すといったサービスなので、好きな時に好きな音楽を好きな曲から聴くというニーズを満たすものということでは、今回紹介した「LINE MUSIC」のサービスは4000万曲が聴き放題になるため、安く音楽を聴きながらLINEを含むSNSを心ゆくまで楽しめて高速クーポン3GBまでの「コミュニケーションフリープラン」(データ専用で月額1,100円)なら1,860円/月で利用できるわけで、かなり使えることの多いプランに変わってくるような気もします。LINE MUSICには無料トライアル期間もありますので、自分のよく聴く音楽が網羅させているようなら、本格的に引っこしをすることも考えてもいいのではないでしょうか。

LINEモバイル


富士通arrows M04 落下に強くハンドソープで洗える初心者向スマホ

これを書いている現在の国産SIMフリースマホの現行機である富士通arrows M03の後継ということで新たにM04が発表されました。今後は数少ない国産のSIMフリー機として多くのMVNOでも販売されると思いますので、ここでその概要について紹介します。

基本的な性能についてはM03と変わりません。防水・防塵でおサイフケータイ、ワンセグが付く一般的なスマホなのですが、報道向けの発表によると、1.5mの高さから落としても画面が割れにくいという、本体回りの頑丈さがアップしているとのことです。

さらに、使い込んでいるうちにスマホが汚れるだけでなくスマホを媒介して様々な菌が繁殖し、食中毒や感染症の原因とならないように本体をハンドソープで洗うことが可能な仕様になっているとのことです。常に水回りに置いて使う方にとってはいつでもきれいにしておけるので、スマホ洗いに対応するハンドソープとセットで利用するのもいいでしょう。

個人的にこのM04で特徴的なことは、過去のarrows M01で提供していた主に高齢者向けのホーム画面が同じように提供されることになったということです。よくあるホーム画面だと何が何やらわからずに、大手キャリアの出しているらくらくフォンのような高齢者向けの端末が欲しいという方にはこの「かんたんセット」というホーム画面のバリエーションは役に立つと思います。

今までずっとM01のホーム画面に慣れていて、改めて普通のホームでは使いこなせないだろうという親族を持っている方は、ぜひM04の「かんたんセット」の画面を見ていただきたいと思います。直感的でわかりやすく、電話やメールを主に使うだけという方に使わせるにはかなり使いやすくなっていると思います。

使用するSIMはnanoSIMで、利用できるBandについては、

・LTE:Band 1、3、8、19、26
・3G:Band 1、5、6、8、19

とarrows M03に準じます。できれば700MHz帯もカバーして欲しかったところですが、先日紹介させていただいたように、まだ国内ではテレビに影響が出ることを見越して本格的なサービスを開始するにも時間的にかかることを思えば、まだ十分長く使えるとも言えます。先進的なスマホを使いたかったり、今後のNHKの動向を考えるとワンセグ付きにして受信料徴収の根拠となるものをあえて買いたくないような場合には海外生品の高性能なSIMフリーのスマホの方がいいかも知れませんが、そうでなく初心者や高齢者にも使いやすいスマホというなら購入候補としてarrows M04は評価が高くなるのではないでしょうか。

逆に新機種が出たことで、旧機種のM03の相場が下がるようなら、それはそれで安くて性能もほぼ変わらないということもありますので、売り値についても十分に調べた上で購入するかしないかの判断をされるといいでしょう。

ちなみに、売り出し時のM04は4万円弱くらいの価格になるのではないかと言われています。契約とのセットやキャンペーンのような情報も積極的に活用しながら、M04の価格が下がるまで待って親や祖父祖母にプレゼントというのもいいかも知れません。と同時に、国内の他社がこのM04に対してどんなスマホをぶつけてくるかという興味もあります。

高性能を望むのかそこそこの性能でも使いやすいものであればいいのかというのは、それぞれのメーカーの考え方で変わってくると思いますが、富士通に関しては後者のような製品になっていることを十分ご理解の上、他の機種と比べてみるといいと思います。

・メーカーパンフレット(PDFファイル)へのリンク

http://www.fmworld.net/product/phone/m04/pdf/1/m04-catalog.pdf


イオンモバイル その3 通話定額が5分から10分へ 夏のキャンペーンも

前回紹介した「イオンでんわ5分かけ放題」について、他社がかけ放題の時間制限を5分から10分に伸ばすに従って、ついにイオンモバイルも7月1日から対応することになりました。一回の通話による制限時間は従来の5分から10分以内になり、オプション契約の料金は月額850円(税抜価格 以下の表記も同じ)と据え置かれます。

こうした多くのMVNOの動向により、大手キャリアとMVNOとの差が徐々に出つつあります。MVNOの通話定額プランというのは、借りた回線を使うものの音声通話用の回線は使わず、MVNOが独自で用意するか大手MVNOが仕組みを作った電話回線を使っての発信となるので専用アプリを常に起動させておき、発信はスマホに元から入っている電話機能からではなく専用のアプリを介して行なうことになるのは今まで通りです。アプリではその際に自動的に目的の電話番号の前に特定の番号を付ける仕組みになっているので、ガラケーにSIMを入れてもこのサービスを使うことはできます。

ただし、その場合はイオンでんわ利用のための特定番号である「0037-691」を付けてからダイヤルすればオプション契約したSIMであれば定額での利用ができます。もしイオンモバイルでも販売しているガラホSH-N01で利用するのであれば、[電話機能]-[通話設定]-[プレフィックス設定]と進んだところで「0037-691」を登録し、[プレフィックス設定]の設定の一覧画面にある「発信時にプレフィックスを利用する」というところにチェックを入れれば一発発信ができるようになります。

従来のガラケーや大手キャリアの出しているガラホの場合は発信する前にオプションでプレフィックス番号を使うかを選んでから発信するという風に少し手間がかかりますので、ガラホでこの10分定額を使いたいと思う場合は、契約と同時にSH-01Nを手に入れて、細かい設定を店頭でやってもらってから使うのもいいかも知れません。

また、新オプション開始の7月1日からは別のキャンペーンも開催されるようです。2017年9月4日までに新規契約をした場合、通常3,000円かかるSIM代金が1枚1円になります。さらに、上記「10分かけ放題」と従来からある「050かけ放題」(データプラン契約だけで利用可能なIP電話の通話無制限サービスのオプションで月額1,500円)を契約した場合、3か月間オプション料金が半額になる優遇措置が受けられます。

・イオンモバイル
http://aeonmobile.jp/


U-mobile その7 「Super」「PREMIUM」のネット取扱い中止について

U-mobileのプランは早くからデータ通信無制限のプランを出したり、いち早くソフトバンクモバイル回線を出したりと様々な試行を重ねながら推移してきたように感じています。ただ、そうした多くのプランはユーザーにとってもわかりずらいものですし、今後の事を考えると「無制限」に使えないのに「無制限」をうたうこと自体が業界内ではあまり推奨されてはいないようにも思えます。

それでなくとも総務省が携帯大手3キャリアに意見を述べるなど、ユーザーにとってわかりずらい説明やプランの仕組みはMVNOであってもできるだけなくなって欲しいと思っています。そんな中でU-mobileは一部のプランのWebでの受け付けを2017年6月30日をもって終了するというアナウンスがされました。実店鋪ではこれから紹介するプランは販売を継続するということですが、直接ユーザーに説明しないともし後から何かクレームが来たら困るということなのだろうと思います。

まず一つ目のプランは、「U-mobile Super」というプランなのですが、このプランははっきり言うとY!mobileの基本プランと全く同じものと言った方が早いかも知れません。ソフトバンクモバイルの回線を利用し、10分以内の通話は無制限に行なえ、データ通信は2GB・6GB・12GBの3つに分けられていて、24ヶ月継続利用が前提のプランになっています。

すでにソフトバンクのMVNOとしては日本通信が独自のプランを出していますし、このプランに入りたいならY!mobileで入った方が実店舗もありますし、あえてU-mobileで入る意味を見出せないというのが状況の変化によって顕著になってきたのが今回の発表の元にあると言えるのではないでしょうか。

次に同じく6月30日でWeb受付を終了するのが「U-mobile PREMIUM」です。このプランはいわゆる高速データ通信の「無制限プラン」で、すでにぷららLTEがMVNOから撤退を発表しているように、無制限と言いながら時間や場所によっては制限があるプランになっていることから、これ以上新規ユーザーを募集するといざクレームが出たら恐いと当然会社の方は思っているでしょう。

私自身も「無制限」と言われて入ったものの時間によっては低速並みに遅い状況があったとしたら、お金を一部返して欲しいと言いたくなるかも知れないので、逆にこのU-mobileの判断というのは賢明な事なのかも知れません。現状で「U-mobile PREMIUM」に変わるプランと言うと、前回このブログで紹介させていただいた「U-mobile MAX25GB」という高速クーポンを月に25GBまで使えるプランで、「U-mobile PREMIUM」よりも月額100円安く提供されています(Lデータ専用:2,380円/月 L通話プラス:2,880円/月 全て税抜価格)。

この高速クーポンが大容量で安いプランというのはU-mobieが先陣を切ったようなところがありますので、今後U-mobileが今までのプランを整理してどう進化していくかというところも今後は注目されるところです。今後はさらに格安SIMといわれるMVNO間の競争が激しくなると思いますが、U-mobileにもそうした競争の中に入っていただいて、ユーザーにとって十分に使えるサービスを出していって欲しいものであります。




LINE モバイル その4 通話料半額のプレフィックス電話&10分通話定額OP

MVNOによる格安SIMを使う場合、データ通信専用にするか、通話もデータ通信も両方使いたいと思うかで選ぶ会社が違ってくることがあります。私の場合は通話とデータ通信を分けて使っているのですが、その方式だと必ず2台持ち以上になってしまうので全ての事を一台のスマホにまとめることに憧れるところもあります。

基本的にMVNOの方で通話に関するサービスと言えば、目的の番号の前に特定番号を付けるアプリをスマホに入れることによって通常は30秒20円かかる通話料を半額の30秒10円にし、さらに有料オプションで一回の通話時間が5分ないし10分、さらには時間無制限という通話定額のサービスを提供している所が多くあります。これに安いデータ通信プランを組み合わせることによって通話もデータ通信も一つのスマホで満足にこなすことができるようになります。

特に大手3社の携帯電話会社から移行して安く使いたいということになると、通話もデータ通信も両方使えるタイプのものが揃っているMVNOの方をおすすめしやすくなります。ただ今まで、肝心の通話プランが他社と比べると貧弱のためおすすめに躊躇していたのが「LINEモバイル」です。

LINEモバイルは他のMVNOと違って大手3社と同じように18才以上ならLINEの年齢認証ができるようになっているので、特にIDを使って友だち登録をしようと思っても他のMVNOのように面倒くさい手間を必要としません。ほとんど家族としかLINEの友だち登録をしない人はいいでしょうが、学生などで常に多くの人と友だちになってつながろうと思う場合、やはり年齢認証ができてIDによる検索をして友だち登録ができるというのはLINEのヘビーユーザーにとっては有難い仕様です。

今回はそれに加えて、いよいよLINEモバイルが通話アプリの提供と10分定額の有料オプションを始めることになりました。2017年6月20日から使えるようになっていますので、今まで通話用SIMを使っている方はアプリの「いつでも電話」をインストールすれば、このアプリからの発信については通話料が半額で利用できるようになりました。

さらに、同じく「いつでも電話」からの発信において、オプションの月額880円(税抜価格)の「10分電話かけ放題オプション」を契約すると、一般電話・携帯電話への通話が10分以内ならオプション料金以外のお金はかからないようになります。なお、2017年6月および7月にオプションに入られた方にはオプション料金を適用しないというキャンペーンも同時発表されていますので、試してみるのもいいでしょう。

5分定額でなく10分定額にしたということで、他社と比較しても十分競争力がありますし、通話プランの「LINEフリープラン」なら通話定額オプションを付けても2,080円(税別)で10分定額通話にLINE使い放題と1GBの高速オプションを使うことができるようになります。

人気の「コミュニケーションフリープラン」に通話定額オプションを付けても、2,570円(税抜価格)で3GBまでの高速クーポンを付けてLINE、twitter、facebook、Instagramは別枠で使い放題なので、友人関係だけならSNSのみで何とかなっても仕事などでどうしても普通の電話でも定額を付けたいと思われる人にとって加入しやすくなったと言えるでしょう。

もちろん通話定額を付けなくても、カードに割りふられている電話番号は「いつでも電話」のアプリから電話した時でも相手に通知されますので、今までそこそこの通話料金を払っていた方でも単純に通話料が半額になるメリットを受けることができるでしょう。毎月払っている通話料だけに注目し、その金額が880円を毎月越えている場合はすぐにオプションに加入した方が毎月の通話料を安くできますので、自分にあてはまると思ったらすぐに加入するのがいいだろうと思います。

また、他社のMVNOで5分・10分定額の通話利用が当り前だったためLINEモバイルへの移行をためらっておられた方は、待ちに待ったサービス開始だろうと思います。データ通信プランの安さや、何と言ってもクレジットカードがなくても、先にコンビニでLINE Payカードを購入して初期手数料をチャージすればカード無しでも契約できてしまうという大きなメリットがLINEモバイルにはあるので、そうしたメリットを享受したいと思われる方は本格的にLINEモバイルへの移行を考えてみられてはいかがでしょうか。

LINEモバイル


動画・音楽利用は「エンタメフリー」か「大容量高速クーポン」か

ぷららの無制限LTEのプランが終了するという中で、スマホやタブレットで動画や音楽を心ゆくまで楽しむためには30GB以上の高速クーポンの多いプランを契約するというのが、普通に考えればセオリーかと思います。ただ、今現在かなり注目されているのが、特定のサービスを利用する場合に高速クーポンが減らない(高速クーポンを使い切っていても高速で使える)オプションの付いたBIGLOBE LTEの「エンタメフリーオプション」です。ここでは改めてこうした2つのプランを比べてみて、どちらを選んだらいいのかというのを考えてみたいと思います。

まず、スマホやタブレットで動画を見るということは、どのくらい見るとデータをどのくらい使うのかということを調べてみました。まず、ネット放送局として多くの人に見られていると思われるAbemaTVです。画質は5段階で選べ、データ消費も画質によって変わってきます。自宅の回線で見るなら最高画質でも大丈夫ですが、外で見るならできるだけ低画質で行ないたいものです。Abemaテレビのサイトやアプリの設定画面で記載のあった、データ容量と視聴時間との関係は以下のようになっています。

・最低画質 1GBあたり約5時間
・低画質 1GBあたり約4時間
・中画質 1GBあたり約3時間
・高画質 1GBあたり約1.5時間
・最高画質 1GBあたり約1時間

こうしてみると、一日あたり5時間毎日見るようなケースでも最低画質にしておけば月30GBの契約でも可能だということです。ただしそこまで使わず、1日3時間くらい動画を見る程度だったら中画質くらいに上げても月30GBくらいのクーポンで十分なのかも知れません。

次に、YouTubeについて検証したいと思うのですが、その際、BIGLOBE LTEのエンタメフリーオプションでYouTubeを見る場合の画質については360p(普通画質・スマホの画面できれいに見えるくらい)くらいと言われていることに注目します。YouTubeの画質設定はAbemaTVより多く6段階ありますが、実際にスマホやタブレットで見る場合にはせいぜいが高画質までだと思いますのでその数値も紹介しておきます。

・最低画質(144p) 1GB 12.6時間
・低画質(240p) 1GBで8.4時間
・普通画質(360p) 1GBで4.3時間
・高画質(480p) 1GBで2.8時間

この2つのサービスの数値を比較すると、前述のエンタメフリーオプションを付けてストレスなく見られるAbemaTVの画質は、低画質から中画質くらいのクオリティであることが想像されます。ただ、この仕様は途中で止まらずにそこそこの画質で見られるという点において、大容量高速クーポンが付いた格安SIMでも同じくらいの画質で楽しむことを前提にするのがおすすめでしょう。

また、AbemaTVやYouTubeの他にBIGLOBE LTEのエンタメフリーオプションに加入すれば自由に見たり聞いたりできるサービスについては2017年6月現在では以下のサービスが対象になっています。

Google Play Music・Apple Music・Spotify・AWA・radiko.jp
今のところ動画サービスについてはAbemaTVとYouTubeのみで、後は音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオという、もし低速でも200kbpsが安定して出るSIMカードなら、何のオプションを付けなくても普通に聴けてしまうレベルのサービスだけです。

低速でも安定して200kbps付近が出るMVNOとしては一つにはデータ専用なら千円を切る価格のOCN モバイル ONEの1日110MBプランがあります。このプランなら、YouTubeも最低画質の144pならば、何とか連続して動画を見られるくらいのクオリティがありますので、エンタメフリーオプションよりも安く利用できるというの点では意外と盲点になるかも知れません。

ここまでの内容を簡単にまとめると以下のようになるでしょう。

・30GB以上の高容量プラン

動画を見る時間によって容量を決める。音楽やラジオについては、高速と低速を切り替えられるスイッチの付いたMVNOを選び、音楽は極力低速の状態で利用すれば動画を見られる時間は増える。エンタメフリープランの使えないニコニコ動画やDAZNなども利用する場合に選ぶのが良い。

・BIGLOBE LTE エンタメフリープラン

とにかくYouTubeとAbemaTVをよく見る人にはおすすめのプラン。radikoや各種音楽ストリーミングサービスも、対応しているサービスを使っているなら利用もあり。ただし対応外のサービスを使うと高速クーポンが減るので、その使い方によって3GBプランにするのか6GBや12GBのプランにするのかを選ぶ必要があり。なお、高速と低速を切り替えることはできません。

・OCN モバイル ONE 1日110MBプラン

低速中心に使う場合、動画でもYouTubeの最低画質(144p)なら何とか止まらずに見られるので、音楽・ラジオなどのストリーミングサービスおよびYouTubeだけを見るならこのプランの利用もあり。なお、このプランには無料のWi-Fi利用が可能なので、コンビニなどで利用可能なスポットがあれば、自由にどんな動画も利用可能。

あと、その隙間を埋めるようなプランとしてUQモバイルの最大500kbps「データ無制限プラン」(3日で6GBを超えると制限される場合あり)や、WonderLinkの最大700kbpsのプラン(1日1GBで制限される場合あり)も考える余地はありそうです。しかし、このどちらのプランもいわゆる高速通信はできないので、購入した後で悔やまないためにも、十分に考えた上で選ばれるのがいいでしょう。このブログでは各社のプランについてカテゴリー別に紹介しておりますので、もう少し細かいプランについての内容をお知りになりたい場合にはカテゴリ別の内容からどうかご確認下さい。


LINEモバイル利用料をコンビニ払いにする

クレジットカードを使わないで格安SIMを使う方法の1つとして、Line mobileの利用料をLine Payカードで支払うことで、銀行口座からLine Payカードに自動チャージを行なうことで変則的ながら支払う方法を先日お知らせしました。

今回はあえて銀行から自動チャージの設定にしておきながら、Line Payの残高をスマホで確認しながら、自ら毎月あるいは隔月に銀行から自動チャージされる前に自分でコンビニに出向きチャージすることで銀行からも利用料金を落とさないようにするという試みです。

まず、LINE mobileの料金の仕組みとして、初回の利用料金は無料で、初月にかかる費用は初期契約事務手数料の3,000円および、SIM発行手数料が400円かかります。もちろん消費税分もかかりますので余裕を持って申込み前にローソンなどのコンビニで5,000円くらいをチャージしてLine Payカードを購入した後にLINEモバイルに申し込めば銀行口座へチャージされることはとりあえずありません。

その後、毎月の利用料のかかる4日より前の段階で、スマホからLine Payの残高を確認し、利用料が引き落とされた後で常にLine Pay内に千円以上残るようにして毎月のLINEモバイル利用料の百円単位を切り上げて千円単位でチャージを繰り返すようにすれば、クレジットも銀行口座も使わないでLINEモバイルの利用料をコンビニ支払いできるというわけです。

個人的におすすめなのは、プランを一番安い「LINEフリープラン」にしておくことです。そうすれば、毎月の支払いは500円から600円台(SMSオプション追加の場合)で済みますので、Line Payの口座が二千円以上あれば、とりあえず翌月はチャージをしなくても大丈夫です。残高が1,500円台から1,600円台の時には、以下数十円の残高によっては千円分のチャージが必要な場合があります。チャージをコンビニで行なう場合は(セブンイレブンではできないので注意)、専用端末からチケットを打ち出して支払うコンビニよりも、レジにお金を出せばその場ですぐチャージしてくれるローソンがおすすめですが、旅先などでどうしてもローソンが見付からないような場合に備えて、専用端末を使ったチャージの方法も覚えておきましょう。公式ブログに記載がありますので、その内容をリンクしておきます。

http://official-blog.line.me/ja/archives/58557321.html

毎月振替で様々な料金を払っている方には面倒くさい方法に思えるかも知れませんが、今の時代でも現金をお店に出して決済できるというのはいざという時には心強いものです。もし大きな災害が起き、銀行口座の現金を当座の生活資金に使っているうちに残高が足りなくなったような場合、通信費以外にも様々な費用が引き落としになっていると、どの費用が落ちてどれが落ちないかは運もありますが、それによりLINEが出来なくなってしまうと困るケースもあるでしょう。しかし、この方式なら銀行口座からのチャージができない場合でも直接コンビニから入金してLINEモバイルだけのためにお金を使うことができます。

そういう意味では災害が長期化した場合のために、あえてLINEモバイルの支払いをLine Payにしておくのもいいですし、クレジットカードが作れない学生が自分のおこずかいのみで利用するために使ったり、年配の方でクレジットカードをあえて持ちたくないと思っている人にとってもこうした支払い方があるということはもっと多くの人に知っておいてもらいたいと思います。

LINEモバイル


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