楽天モバイル その6 ついにMVNOで初登場の「楽天でんわかけ放題」

相手の番号をダイヤルする前に、特定の番号を付けることでNTTdocomoやau、Softbankなど既存の回線を使わず独自の回線を利用できるというのが「プレフィックス電話」を使ったサービスです。そのプレフィックス電話の「楽天でんわ」を使うことで、国内通話5分間の通話定額サービスを初めて開始したのが楽天モバイルでしたが、その後10分定額を出したMVNO界の大手、OCN モバイル ONEやIIJmioの状況を横目で見ながら10分定額の衝撃を超える無制限定額のプランをついに楽天モバイルが出してきました。

ここで改めてMVNOでの通話定額の料金大系について説明しておきますと、各種通話定額は基本料金ではなくオプション料金2,380円の組み合わせにて提供されます。ですから通話定額を実現するためには音声+データ通信がセットになった基本料にオプションを付けるという形になるため、MVNOの場合は通話だけというかけ放題プランの提供はありません。具体的に楽天モバイルで「楽天でんわかけ放題」を付けたプランはどうなるのか、その料金とともにまずは紹介しましょう(以下の料金は全て税抜価格です)。

・ベーシックプラン(低速固定) 3,630円
・3.1GBプラン 3,980円
・5GBプラン 4,530円
・10GBプラン 5,340円
・20GBプラン 7,130円
・30GBプラン 8,530円

大手キャリアの場合、ガラケー専用のかけ放題は各キャリアとも基本料金で2,200円で提供されていて、明らかに楽天モバイルの料金より安いですが、この料金というのはあくまでガラケーか4Gガラホで利用することが必要になっており、もし面白半分に同じ会社のスマホやシムフリーの端末に入れて通信をすると「デバイス外通信」と判断され、その月の料金は2,700円と、ガラケー専用と比べると500円高い料金が請求されることになります。

これは、安く契約し、ガラケーを使わないでスマホの2枚同時利用ができる端末で使われることに対策をしたということですが、今回の楽天モバイルの料金設定は、その2,700円というスマホ用かけ放題の基本料金に930円をプラスすることで、速さこそ最大200kbpsと抑えられますがデータ通信も同時に可能になると考えるとなかなか面白いものがあります。

ただ、楽天モバイルでは3.1GBプランでも税抜4千円以下と安く維持できるので、このプランとシニア向けスマホでのセット売りをやればかなり売れそうな気がします。ユーザーの中にはあえて20GB以上の高速クーポンの量が多いプランに加入し、端末自体の通信よりもテザリングを主にする方もいるかも知れないので、楽天でんわのアプリがプリインストールされて普通にダイヤルしただけで楽天でんわを使うことが可能なSIMフリーのガラホが出たら、それはそれで面白そうでもあります。

ただ、プレフィックス電話だと従来のガラホではプレフィックス番号の設定をして発信する必要があるのでスマホのようにスムーズに電話を掛けられないケースもあり、その点を考えれば通話だけの人が大手キャリアのかけ放題を使うことはまだ廃れないと思います。しかし、今まで通話無制限の問題があるのでMVNOに移行できなかった人達も、真剣に格安SIMをSIMフリーのスマホで使うことも考えられるようになりました。この発表を受けて他の大手MVNOが静観するのか動いてくるのかという事も含めて注目して見ていきたいと思います。


(2018年2月4日追記)

このエントリーを書いたのは昨年の4月ですが、楽天モバイルでは「楽天でんわかけ放題」を2018年2月末日で終了することが発表されました。既契約者がどうしても止めたくないと思っても強制的に終了となり、放っておくと以降は30秒10円の従量制になってしまいますので、注意が必要です。

この場合、取るべき方法は5分定額に変更するか、2018年12月までは解約などの手数料がかからない(「楽天でんわかけ放題」オプション加入の場合)ので、早めに通話無制限のサービスを行なっている大手3キャリアに移ることです。ただ、新しく第四の通信会社として楽天が新会社をスタートすることになれば、そこで通話無制限を行なう可能性もありますので、今後その動向がはっきりするまで通話定額を5分以内で我慢できるのであれば、とにかく新しい情報が入るまで待つのもありかなと思います。


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