シニアが使いやすいスマホとそのサービス その6 シニアだからこそ通話定額を

シニア向けのスマホというのは、何もスマホだけシニア用にするということだけでは実際に使っている方の不満を解消できない事も起こるでしょう。果たしてスマホ初心者のシニアの方々におすすめの契約パターンは何かと考える中で、まずはデータ通信をどうすればいいのかということがまずは考えられます。

一般に、ビギナーが使う道具を選ぶ時、安いものから選んだ方がいいのか、何も考えなくても使えてしまうくらいのクオリティの高いものを最初から与えた方がいいのかということは議論が分かれるところでしょう。人間の欲望というのは限りがないものですから、最初から高速で無制限に使える環境を得てしまうと、それが普通と思ってしまいます。格安SIMが格安SIMである意味というのは、高速通話を限定的に使い、低速になることも理解して使うところが前提なところがあります。もし自宅のWi-FIによる高速通話が当り前だと思ったら、なかなか低速環境には戻れないということもあるかも知れません。

そういう意味では最初から全く高速通信の無いプランをシニアにすすめると、少しばかりウェブページが開くのを待つこと自体が苦痛になってしまい、それ以降使ってくれなくなることも考えられます。ネットを使う頻度は少なくても、高速クーポンが1GBから3GBと、データ通信の料金が月額1,000円でお釣りが来るような感じにまとめておき、どうしてもそれ以上の高速制限なしのものが欲しいという場合に中速でも高速でも月2,000円前後で無制限のものを使うのもいいでしょう。逆にほとんどデータ通信を使う機会もなく、電話の方を主に使うケースが多くなる場合であれば、低速固定のデータ通信でもメールやLINEだけは普通にできますので、安いものでもいいでしょう。

シニアがスマホを使う上でも通話定額の方がデータ通信より重要だという場合もあります。というのも、スマホの小さな画面では字が読めないため、自分で細かい事をいちいち調べるよりも詳しい人に直接電話を掛けて聞いた方がいいと思っている方もいます。これは確かに、ネットでやったこともない作業をするよりも人に電話で聞いた方が確実にわかるわけですし、電話の優位性というのは年令に関係なくあります。ということで、ここでは通話のできないプランは除外して、2つの5分間の通話定額のあるプランについて見ていくことにします。

まず一つ目は楽天モバイルの通話プランに5分かけ放題オプションを付けた音声プランです。最安の「ベーシックプラン」は高速クーポンが付かない低速固定のデータ通信ですが、ネットやメール、LINE程度なら十分ですし、自宅にWi-Fiがあればアプリの更新などで滞る心配もありません。「ベーシックプラン」を付けた音声通話プランに5分掛け放題を付けるとユニバーサルサービス料を除いた税抜価格で2,100円で維持できます。

なお、楽天モバイルの電話プランは電話番号の前に特定の番号を付けてダイヤルし、NTTdocomoの回線とは別の半額で通話が行なえる回線を使う形式のため、5分を超過しても本家NTTdocomoと比べても格安に通話できます。ついつい電話が長くなる場合には有難い内容です。ただし、楽天モバイルのアプリからの発信となり、フリーダイヤルや110番119番などの緊急番号の発信はできず、別アプリからの発信になりますのでご注意を。

さらに、楽天モバイルの場合は数多くの携末とセット販売がされていますので、自分の好みに合う端末を一括でも分割でも自由に購入して、さらにオプション料金を払えばもし利用途中に落下や水没をして壊してしまっても保証プランでの対応が可能になります。データも通話も携末もセットで契約できて使えるという点では楽天モバイルは実にシニア向けのMVNOと言えるかも知れません。



もう一つは、SIMカード単体での契約になりますが、同じく5分かけ放題を実現させたDTI SIMのプランです。こちらも5分間かけ放題は同じなのですが、こちらはNTTdocomoと同じ回線を使った使い放題なので、5分超過分の料金は30秒20円と通常の料金になりますが、そのままでフリーダイヤルも緊急番号も通話できるので、電話を掛ける事に関してはいちいち気を遣うこともありません。

また、セットされるデータ通信の中にはデータ通信無制限のプランもあるので、データも通話も定額(通話のみ5分以内)という選択も可能です。フルセットでも月額3,680円(税別 ユニバーサルサービス料別 以下同じ)とかなり安いですし、最安の高速1GBプランの場合は月額1,980円で使うことができます。

実際はこれに自前で用意したスマホと、設定する手間を掛けなければなりませんが、もし自分の親にスマホを持たせたいと思って使い古しのスマホや、中古市場で安く買えるシニア向けのスマホ、新品でも格安でそこそこの機能のあるスマホと組み合わせることによって使い方の幅は広くなるでしょう。

またDTI SIMのプランの方はNTTdocomoの回線をそのまま使うということになるので、もしスマホを使ってみてやはりガラケーの方がいいなどという事を言い出された場合も(^^;)、ガラケーにそのままSIMカードを入れても通話定額は使えますので、最安プランで十分NTTのガラケープランと戦えます。もし今後、ガラケータイプでMVNOのSIMが使えるガラホがNTTdocomoでも出てきたら、そのまま差して使えばメール(Gmail)もネットもLINEもできるようになるでしょう。

DTI SIM

もしスマートフォンのような形状自体を使いこなせないと思っている方には、ガラケーのような形をしたAndroid端末であるFREETELの「MUSASHI」というものが本体のみでも新品で購入できるようになっているので、あえてネット関連は無視してガラケーとしてMUSASHIを使いながら、Androidスマホの使い方を教えて行くのもありかも知れません。


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