データ通信専用SIMの「SMSオプション」とは?

ドコモ回線を利用しているMVNOを使おうと思っている場合、どの業者を選ぶか決まった後で必要な選択は、SIMカードの大きさを確認することがあるというのは以前このカテゴリーで紹介した通りです。これから使おうと思っている端末に入るSIMが「標準SIM」なのか、「microSIM」「nanoSIM」を使っているのかを確認しなければなりません。お店でSIMカードと同時に購入する時にはその端末に合ったSIMカードを間違いなく勧めてくれますが、すでに持っている端末用に合ったSIMカードを購入する場合や、端末とSIMカードを別々に買うような場合はまず使われるSIMの大きさを確認しましょう。

 

これだけで済めば楽なのですが、MVNOで売られているSIMカードには大まかに言って3種類のものがあります。すでにスマホやガラケーを使っている人がMVNOに移って電話番号を引き継ぐ場合は、音声通話付プランのSIMを使うことになります。これはガラケーやスマホに入っているSIMと同じなのでそう難しく考える必要はないのですが、問題になるのが「データ通信専用」のSIMです。

 

このデータ通信用のSIMには2つの種類がありますので、用途によって使い分ける必要が出てきます。まず、モバイルルータに入れて使うことが想定されている場合、何もオプションのない通信専用SIMを選んで大丈夫です。通信専用でオプションの付かないSIMカードについては、各社のプランの中で一番安い事が多いので、このSIMで利用することが可能ならあらゆるSIMカードの中で最安の運用が可能になります。

 

もう一つ、通信専用SIMの中には「SMSオプション付き」というものがあります。全てのSIMには電話番号が振り分けられていて、通話ができないデータ通信専用のものでも090・080・070から始まる番号が割り当てられています。もちろん実際にデータ通信用のSIMに割り当てられている番号に電話を掛けてもつながらないのですが、電話番号を使った通信方法はもう一つあるのをご存知でしょうか。

 

それは、メールアドレスのあるネット経由で届く電子メールではなく、通話をする際の回線にそのまま乗せて直接文字によるやり取りをすることができる「ショートメッセージサービス」というものです。この頭文字を取ったものが「SMS」という言葉で、本来は「ショートメッセージサービスオプション」ということになります。インターネット回線を通さずに直接送ることができるため、送信者がメールが届いたかどうかの確認ができたりする反面、受信は無料ですが送信するには一通ごとに料金がかかります(国内の場合は一通3円)。

 

このSMSはどんなケースで使うのかというのは、単純にインターネットを使わないでメールのやり取りを直接したいという場合だけでなく、スマホアプリで端末の確認を行なうためにこのSMSを使ってメールを送信し、認証を行なうこともあります。さらに、スマートフォンの中にはSMSが使えないと電池が急激に減る「セルスタンバイ問題」が起こる端末と起こらない端末があることが知られています。
今お持ちのスマートフォンやタブレット端末に、新たにMVNOで契約したSIMカードを入れて使おうと思っている場合、まずその端末で「セルスタンバイ問題」が起きるか起きないかどうかを確認することがまずは大切です。具体的にどうすればわかるかというと、インターネットで、

 

「○○○(スマホ・タブレットの機種名) セルスタンバイ」

 

というような複合キーワードで検索すると、公式な情報だったり、あくまでネット上の口コミに過ぎない場合であってもセルスタンバイ問題に対する影響が出る端末であるのかそうではないかということがわかるようになります。また、利用されるMVNOのホームベージに記載があるかも知れません。それでもわからなければ、契約前に直接MVNOのユーザーサポートで質問してみるというのも手です。そうして、今使っている(これから使おうと思っている)端末にセルスタンバイ問題が出ないことがわかったら普通のデータ通信専用端末を購入して大丈夫ですが、調べたものの分からなかった場合や、今後どんなスマートフォンを使うかわからない場合は「SMSオプション付き」のデータ通信専用のSIMカードを選んでおいた方が無難です。

 

なぜなら、MVNO各社がSIMの大きさだけでなく「SMSオプション」や「音声通話付プラン」の付いたプランに変更する場合はいったんSIMカードを返却した上で、新たに発行手数料がかかる新たなSIM申し込みの手続きをしなければならないからです。SIM交換には一枚だいたい2,000円から3,000円くらいの負担になります。データ通信専用から音声通話プランに変更するなら仕方ないところがあるものの、用途は変わらず単なるハードの切り替えだけでSIMカードの交換をするのでは、安く契約する意味も薄れてしまう可能性もあるので、ヘビーに様々な端末にSIMカードを入れ替えて使う場合は「音声通話付プラン」か「SMSオプション付きデータ通信ブラン」を選び、更に言うなら自己責任にはなりますが、SIMカードの大きさはSIM変換アダプターを使って変えることも可能なので、一番小さい「nanoSIM」を選んでおいた方がいいでしょう。
ただし、SIM変換アダプタを使ったはいいものの、中途半端な知識で使用したために、肝心のスマホやタプレット端末を壊してしまったというケースもあります。最後のSIMカードの大きさ云々に関する事については、あくまで自己責任の範囲内で使うことになる点は十分にご注意下さい。

 

最後になりますが、ここまで解説してきたドコモ回線でないau回線でのMVNOを選ばれる場合は「SMSオプション」に関するここまでの話は聞き流していただいて大丈夫です。というのも、auのMVNOなら無料でどのデータSIMにも「SMSオプション」を付けることができるからです。そしてスマホを使う際の「セルスタンバイ問題」はないと言われています。ただ自動的にSMSが付けられない場合があったら困るので、契約をされる際には一応確認をした上で利用されるのがいいかと思います。


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