「U-mobile」その1 「LTE使い放題プラン」は固定回線の代わりになるか?

U-mobileについて語る場合、どうしても看板プランである「LTE使い放題プラン」のU-mobile SUPERを紹介しないわけにはいきません。というか、「U-mobile」に興味を持って入りたいと思う方の多くが使い放題プランを選ばれるのではと思います。ここで紹介した中で、使い放題のプランというと、「b-mobile」の使い放題が「U-mobile」より安い価格でサービスを提供していたり、他には「ぷららモバイル」やワイヤレスゲートでも上限が3Mbpsになりますが使い放題プランがあります。そこで、各社の使い放題の月額料金の関係をまずはまとめてみます。(データ通信専用SIM、SMSなしの場合 全て税抜き)

・「U-mobile」U-mobile SUPER 2,480円
・「b-mobile」高速定額 1,980円
・「ぷららモバイルLTE」 2,780円

こうした使い放題のプランというのは、本当に「使い放題」なのかというのが今回のテーマです。字面だけで言えば「使い放題」はいくら使ってもいいのだからそうなっているわけなのですが、その売り文句を真に受けて、自宅のインターネットを解約してこれらのプランにしても大丈夫なのでしょうか。

ここで改めて有線のインターネットと無線のインターネットとの違いについて考えてみることにします。有線のインターネットは線が切れたら終わりですが、契約者の移り変わりは固定だけに安定していることから、多少回線が込み合っても通常時なら余裕を持った回線が確保されており、周辺の家全てが一斉にアクセスするような災害時でもなければ、そこまでつながらなくなることはない安定感があります。

無線の場合は線がないので電波を受信できる場所からならどこからでもアクセスできるという大きな特徴がありますが、移動しながら複数の基地局を使う無線インターネットは、基地局に集まってくる多くのユーザーからのアクセスが基地局の能力を超えてしまうと、回線のパンクが起こる可能性があります。同じ場所でも時間帯により多くのユーザーが基地局周辺に集まってくれば、アクセスの集中がMVNOが想定している数と比べて想定外の数になることもあるかも知れません。重ねてその中に少なからずいると思われる、ヘビーユーザーが一度に大容量のファイルのやり取りをすることにでもなれば、さらに速度やつながりやすさについての影響を受けやすいのも無線インターネットの特徴です。

多くのMVNOがNTTdocomoの回線を借りて事業を行なっているため、大きな災害でなくてもお昼や夜のゴールデンタイムから深夜にかけて通常出ていたスピードが出なくなったりすることは最初からある程度覚悟しなければいけないというのが無線インターネットを使う場合にまず考えておかなければいけない事です。スマートフォンやタプレットだけでインターネットを使っている場合にはそれでも何とか大丈夫ですが、Windowsパソコンを使っている場合、システムのアップデートをするだけでも場合によってはGB単位のファイルをダウンロードしなければならなくなり、その際使い放題でも安定してスピードが出ない場合があり、結果無線インターネットには荷が重いと感じることも出てくるかも知れません。

それでも、たとえ月間10GBの高速クーポンがあったとしても、そこそこ動画を見てシステムのアップデートをするだけで結構容量を使ってしまいます。そこで月間の高速通信におけるデータ容量が無制限のプランでないとだめだと考える人がいるためこのようなプランが実際に出てきたのでしょう。さらに「無制限」の中味を探っていくと、実は紹介した「U-mobile」のプランを含めて「使い放題」のプランにもそれぞれのMVNOで制限があると言われています。

高速無制限をうたう中では一番安い「b-mobile」のプランでは以前に日本通信のページで書かせていただいたように、ファイル交換アプリの使用での制限や、ダウンロードやストリーミングについての制限がかかる可能性がオフィシャルで案内されています。また、「ぷららモバイルLTE」では契約する前提に、最初から最高速が最大3Mbpsという制限があります。スピードが下がる場合はこの3Mbpsから下がっていくので、更に遅くなる可能性も見え隠れするわけです。

最初に紹介させていただいた3つのプランの中では「U-mobile」のプランについてのみ、公式ページ上で具体的な規制の情報は見付けることはできませんでした。そういう意味ではメリットがあるようにも思えますが、同じ公式ページの注意書きには「他のお客様の利用に影響が出た場合」に規制がかかる場合があるとあります。さすがに一度に多くの容量のダウンロードや動画を連続して見続けた場合にスピードによる規制がかかる可能性はないとは言えないというのが正直なところでしょう。

ただ、回線については他のプランとは違い「IIJ」の回線を使っているということで安心感があり、少なくとも高速データ通信量自体が規制されるわけではないので、他のデータ通信プランではできないようなインターネットの使い方ができるプランであることは間違いないでしょう。特に「U-mobile」のLU-mobile SUPERは他社の月間10GBプラン並みの価格で高速通信を容量を気にせず使える分、メリットが出てくるケースも出てきます。月の高速クーポン利用量が10GBや15GBでも足りないという方は、紹介した使い放題プランを検討してみるのも一つの方法ですが、どうしても固定回線の代換として考えている方は、状況によっては速度規制がかかるのを承知の上で加入されることをお勧めします。

ある意味考え方一つで、決まった高速クーポンの量を気にしないで使い始められ、いちいち計算する必要もないというのが使い放題プランのメリットです。多少遅いと思ったとしても、時間や場所を動かしてとことん使ってみれば、無制限プランが自分に合うプランなのかがわかってくるのではないでしょうか。




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