音声通話をMVNOで使う その5 専用アプリからの通話なら定額になるプラン

前回のエントリーでその仕組みを説明させていただいた、スマートフォンに専用の電話アプリを入れ、そのアプリから発信する場合には通常の電話回線を使わずにMVNOが用意した独自網を使って電話を掛けることで安い通話料を実現するところは多くあるのですが、これを書いている2016年3月現在で注目されているのは「FREETEL」と「楽天モバイル」の2社でしょう。

他の事業者でも通常の通話料の半額という料金は変わらないのですが、この2社ではオプション料金を払うことで、一通話ごとの時間制限がありながらも、時間内で通話を完了できれば通話料がそれ以上かからないというプランがあります。

まず、「FREETEL」の場合ですが、まずは限定販売されている「FREETELでんわ」専用のパッケージの購入が必要になります。その上で電話番号の付いたSIMの契約を行ない、定額の種類を選びます。内容は、「1分間かけ放題」のオプションが月額399円、「5分間かけ放題」は月額840円です。これに音声通話プランの基本料がかかりますが、ウェブ上で高速通信をすぐに低速に切り替えれば、月額999円で維持できます。電話のできる低速でのデータ通信として使えば、「FREETELでんわ」自体の基本料金はかからないので単純にその2つを合計した金額が最低維持費となります。ただし、固定電話に番号通知ができないので、固定電話に電話をするという方はご注意下さい。

・FREETEL
https://www.freetel.jp/

次に、同じ時間制限のある通話定額のさきがけとして大きなインパクトを与えたのが「楽天モバイル」の「楽天でんわ」を使ったプランです。こちらの方は5分間のかけ放題だけですが、オプション料金は850円になります。またデータ通信の付いた音声通話プランは、低速無制限の「ベーシックプラン」では1,250円となります。料金的には「FREETELでんわ」より高いですが、こちらは固定電話にも電話番号の通知が可能という大きなアドバンテージがあります。携帯だけでなく固定電話にもそこそこ電話するという方は、楽天モバイルの方を選んでおいた方が無難でしょう。



なお、一回の通話で1分ないし5分を超えた場合でも、専用アプリからの通話は通常料金の半額になりますので、携帯大手三社の5分定額よりもトータルの通話料を安くすることができますので、MVNOではあるものの真剣に携帯大手三社とサービス内容を比べてみるのもいいのではないでしょうか。

この文章を書いている時、このカテゴリーで最初に話題にした電話番号のない通信アプリを展開する「LINE」がMVNOに参入することを発表しました。SIMカードを販売し、サービスを開始するまでにはまだ時間があり、細かなプランについては明されなかったものの、データ通信専用のSIMながら、LINEの利用分については高速のまま制限しない方針を明らかにしたのですが、そのLINE利用無制限のSIMの価格いかんによっては、なかなか面白いものになりそうです。LINE電話にはビデオ電話の機能もありますから、もし安いプランでビデオ電話まで使えてしまうようなら、また新たな選択肢の登場に悩んでしまうかも知れません。


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