ウェブ情報活用講座 その1 マスコミとネットの違いを考える

インターネットを使わなくても、テレビや新聞、週刊誌などで様々な情報が取れる今、なぜインターネット発信の情報を見るのかと不思議がる方もいるかも知れません。多くのネットによる情報というのは、大手マスコミが提供しているものが多く、そうしたものはテレビのワイドショーで後追いすれば十分だと言われればその通りなのです。

ただ、マスコミから流されるニュースは必ず書いた本人のチェックだけではなく他の人が本当にこのまま出して大丈夫かというチェックを受けてから出されているので、妙にまとまっていたり本当の真実なのかどうかが巧妙にぼかされてしまったりすることもないとは言えないでしょう。

今まではマスコミの取材による情報に頼っていた方でも、ウェブブラウザや専用のアプリで見るだけなら低速の一番安いプランであっても、動画のニュースは難しいですが、インターネットに存在する膨大な量の文字によるニュースソースを見ることができるようになります。そして、そうしたネットを通じたニュースサイトやSNSなどで多くの情報を入手する手段を持っているだけでも、いざという時にはスマホを持っていない人よりもかなりの情報を手に入れることができ、それがその後の人生を左右することになるかも知れません。

一つの例を挙げると、2016年7月に起こったトルコの一部の軍隊によるクーデター未遂事件後の状況の変化というのは、極めて現代的というか、ネットがなければクーデターの流れはすぐに沈静化できなかったのではないかと言われています。

というのも、クーデターを計画した一団はセオリー通り国営のテレビ局を掌握し、アナウンサーに声明文を読ませてあたかも軍が国の全権を掌握しているように演出することにいったんは成功しました。日本に流れてきたニュースにおいても、現政権が変わるのかということで一気に緊張感が走りました。もし大統領からの声明が出てくる前にクーデターが次の段階に進んでしまっていたら、軍の思惑のまま事は進んでいってしまったかも知れません。

しかし、政権側の大統領は、スマホ用のアプリを使い、まだクーデター勢力が及んでいなかった民放テレビ局に連絡を取るだけでなく、テレビ電話の機能を使ってスマホの画面をカメラに映し続けることで、自らの健在をアピールし、広く民衆にクーデター勢力との対決を焚きつけました。その結果、多くの民衆が町へくり出しクーデター勢力と対決し、かなり多くの犠牲者は出たものの早急にクーデター勢力を抑えこむことに成功しました。

このケースではネットからの発信を公共の電波にのせてそのまま発信したことであっという間に大統領の言葉が国民に広まりましたが、もし全ての放送局が制圧されていたとしても、ネットからの大統領の主張が様々なスマホ用のツールを使って拡散されていくことで、テレビとは違う真実を多くの人が知ることができたでしょう。

このような事は現在の日本で起こることはないとは思いますが、大きな災害が起きてテレビやラジオが使えないような状況になったり、電車の事故の現場に居合わせてしまい、どこで何が起きているのかわからず不安がつのるような事は普通に起こることが考えられます。

その際にスマホを持ってないと、持っている人からどんな情報が流れているのか聞くしかなく、最悪の場合悪意あるデマに踊らされることになってしまうかも知れません。デマに惑わされないためにも、どこでどのような情報が出ているかがつぶさにわかるスマホからの情報収集が欠かせなくなってきていると思います。

ネットからの情報には文字だけのものだけでなく動画を使ったものもありますが、動画は自宅および外でも公衆無線LANのスポットを利用すると割り切れば、月額500円以下でも使える格安SIMとスマホとの組み合わせでも十分情報収集は可能です。速度が700kbps前後の「中速」で接続できるプランや、高速無制限をうたうプランもありますが、多くの人のアクセスが集中すればするほど動画は見づらくなりますので、その点は承知の上で使うか、ごく一般的な月額千円前後で3GB前後の高速クーポンが付くMVNOでいざという時に高速通信に切り替えて動画をいつでも見られるようにしておくというのでもいいでしょう。

ここではこれから主に、いかにしてネット上の情報に向き合うかというテーマで書いていこうと思っています。ネット上でも大手マスコミの出す情報ならある程度の信ぴょう性が確保されているので、新聞代わりにネットニュースを見るなら、まずは自分の読んでいる新聞社が出しているニュースサイトの内容をチェックすることから始められるのがいいでしょうが、そこからいかにしてマスコミが報じない情報を手に入れるか、また手に入れた情報をどう自分で処理するかについて解説を加えていこうと思っています。


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